はじめに
このドキュメントでは、Cisco Eメールセキュリティアプライアンス(ESA)にドメイン固有の免責事項を追加する方法について説明します。
ドメイン固有の免責事項の追加
通常、エンドユーザはアウトバウンドリスナーに免責事項を追加します。これは、ESA GUIの[Network] > [Listeners] > [Listener Name] > [Disclaimer Above] または[Disclaimer Below] で実行できます。すでに免責事項が書かれている場合は、必要に応じてこれをリスナーに追加できます。
ドメイン固有の免責事項を追加する必要がある場合があります。ドメイン固有の免責事項の追加は、2段階のプロセスです。
免責事項の作成
免責事項は、ESA GUIのMail Policies > Text Resources > Add Text Resourcesで作成されます。
この例では、免責事項テンプレートタイプを使用して、example_com、example_net、およびexample_orgの3つの異なる免責事項を作成します。
コンテンツフィルタを使用して特定のドメインに免責事項をリンクする
免責事項は、コンテンツフィルタを通じて特定のドメインにリンクできます。ESA GUIで、Mail Policies > Outgoing Content Filtersの順に選択し、Add Filterをクリックします。条件の追加で、エンベロープ送信者オプションを使用して、ドメインを指定します。最後に、「アクションの追加」で、「免責事項テキストの追加」オプションを使用して、ヘッダーまたはフッターとして免責事項を使用するかどうかを指定し、事前に作成した免責事項を選択します。
免責事項を作成したときに開始した例を引き続き使用します。ドメインとしてexample.comを使用し、関連する免責事項について説明します。
メッセージフィルタを使用した特定のドメインへの免責事項のリンク
免責事項は、メッセージフィルタを使用して特定のドメインに追加することもできます。メッセージフィルタは、フィルタを使用してESA CLIから追加されます。
myesa.local> filters
Choose the operation you want to perform:
- NEW - Create a new filter.
- IMPORT - Import a filter script from a file.
[]> new
Enter filter script. Enter '.' on its own line to end.
example_com_Disclaimer:if (mail-from == "@example.com")
{
add-footer("example_com");
}
.
1 filters added.
同様のスクリプトを使用する場合:mail-from行とadd-footer行を変更し、filtersのnewサブコマンドを使用してメッセージフィルタを追加し、example.netとexample.orgに関連するフィルタを追加します。listサブコマンドを使用すると、新しく作成したフィルタを表示できます。
[]> list
Num Active Valid Name
1 Y Y example_com_Disclaimer
2 Y Y example_net_Disclaimer
3 Y Y example_org_Disclaimer
メインESA CLIプロンプトに戻り、変更をコミットします。
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