概要
このドキュメントでは、Cisco E メール セキュリティ アプライアンス(ESA)が、Internet Protocol Version 6(IPv6)アドレスの互換性をサポートする仕組みについて説明します。
IP インターフェイス
IPv4 と IPv6 の個々のアドレスまたは両方のアドレスを、デバイスの物理データ ポートにバインドされている ESA IP インターフェイスに割り当てることができます。
注:同じサブネットのIPv4アドレスとIPv6アドレスは、別々の物理イーサネットインターフェイスでは設定できません。IPv6 アドレスでは先行ゼロを使用する必要があります。(例 2001:0db8:85a3:8a2e:0370:7334)
リスナー
リスナーは IPv4 アドレスと IPv6 アドレスの両方をサポートしています。単一のリスナーでどちらかのプロトコル バージョンまたは両方を使用できます。リスナーは、接続ホストとしてメール配信に同じプロトコル バージョンを使用します。たとえば、リスナーがIPv4とIPV6の両方に設定され、IPv6を使用するホストに接続している場合、リスナーはIPv6を使用します。ただし、リスナーがIPv6アドレスのみを使用するように設定されている場合は、IPv4アドレスのみをを接続できません。
IPv6 アドレス エントリをサポートしている他の機能
- ゲートウェイ(デフォルト ルータ)および静的ルート、GUI:[Network] > [Routing]
- SMTP ルート、GUI:[Network] > [SMTP Routes]
- SMTP Call Ahead、GUI:[Network] > [SMTP Call Ahead]
- 着信リレー、GUI:[Network] > [Incoming Relays]
- トレース、GUI:[System Administration] > [Trace]
- 送信者グループ内のホスト アクセス テーブル(HAT)の送信者一覧、GUI:[Mail Policies] > [HAT Overview]
- 受信者アクセス テーブル(RAT)の受信者、GUI:[Mail Policies] > [Recipient Access Table]
- コンテンツ フィルタ(条件:リモート IP |アクション:代替送信ホストにメッセージを送信)
- 送信先コントロール、GUI:[Mail Policies] > [Destination Controls]
サポートされている IPv6 アドレス形式
AsyncOS では、IPv6 アドレスの入力時に次の形式がサポートされます。
- 2620:101:2004:4202::0-2620:101:2004:4202::ff(IPv6 アドレスの範囲)
- 2620:101:2004:4202::(IPv6 サブネット)
- 2620:101:2004:4202::23(特定の IPv6 アドレス)
- 2620:101:2004:4202::/64(IPv6 CIDR アドレスのブロック)
関連情報