はじめに
このドキュメントでは、Cisco EメールのURLフィルタスキャン障害のシナリオとソリューションについて説明します。 Cisco Eメールセキュリティアプライアンス(ESA)、CiscoクラウドEメールセキュリティ(CES)でURLフィルタが有効になっていて、スキャンが失敗します。
問題
URLフィルタのスキャンが失敗するシナリオは次のとおりです。
注:URLフィルタスキャン失敗アクションは、AsyncOS 11.1以降にのみ適用できます。
解決方法
メッセージフィルタまたはコンテンツフィルタの条件に、失敗したURLフィルタスキャンを処理するオプションがあることを示すオプションはありません。
URLフィルタのスキャンが失敗すると、ESAは次のヘッダーを電子メールに追加します。
X-URL-LookUp-ScanningError
コンテンツフィルタの使用
- GUI > Incoming or Outgoing Content Filtersの順に移動します。
- コンテンツフィルタの順序を確認します。作成する新しいフィルタは、現在のURLフィルタリングコンテンツフィルタの下にする必要があります。
- Add Filter...をクリックします。
- フィルタに名前を付け、URLフィルタリングコンテンツフィルタの下に並べ替えます。
- Add Condition...をクリックします。
- Other Headerを選択し、オプションボタンHeader Existsを選択します。
- 「Header Name:」テキストボックスに、「X-URL-LookUp-ScanningError」を追加します。
- この電子メールにアクションを追加します。
- 変更を送信し、保存します。
サンプルコンテンツフィルタの出力例を図に示します。
メッセージフィルタの使用
注:URLフィルタスキャンの失敗に対するアクションを実行するには、URLフィルタをメッセージフィルタレベルで実行する必要があります。
- CLIにログインします。
- filtersコマンドを実行します。
- listコマンドを実行します。
- URLフィルタリングメッセージフィルタの順序に注意してください。
- newコマンドを実行します。
- URLフィルタのスキャン失敗イベントに対して適切なアクションを実行するために、メッセージフィルタを挿入します。フィルタの例を次に示します。
- オプション:コマンドmoveを実行して、この新しいフィルタを現在のURLフィルタメッセージフィルタの下に移動します。
- 変更を送信し、確定します。
Unscannable_URL_Filter:
if header("X-URL-LookUp-ScanningError")
{
edit-header-text("Subject", "(.*)", "[URL SCANNING ERROR]\\1");
}
.
関連情報