はじめに
このドキュメントでは、さまざまなタイプのインラインセットを使用してFTDをトランスペアレントモードで展開する場合に、イベントがどのように表示されるかについて説明します。
目的
インラインセット設定を使用してFTDをトランスペアレントモードで展開した場合の、FMCでの接続イベントの動作を明確にする。
トポロジ
![Topology](/c/dam/en/us/support/docs/security/firepower-management-center-2600/222651-understanding-events-in-firepower-deploy-00.png)
使用するコンポーネント
- PC仮想マシン
- C9200L-48P-4X-E(L3スイッチ)
- Firepower 4125 | 7.6
- FMCv | 7.6
- ASA 5508
- ISR4451-2(ルータ)
基本シナリオ
Firepower 4125の1つのインラインセット設定に、選択された2つのインターフェイスペアが含まれている場合
イーサネット1/3(内部–1)
イーサネット1/5(外部1)
イーサネット1/4(内部–2)
イーサネット1/6(外部2)
![Interface Detail](/c/dam/en/us/support/docs/security/firepower-management-center-2600/222651-understanding-events-in-firepower-deploy-01.png)
![Inline Sets](/c/dam/en/us/support/docs/security/firepower-management-center-2600/222651-understanding-events-in-firepower-deploy-02.png)
設定の概要
L3スイッチ
ポートチャネル2(Gig 1/0/45-46)
ASA 5508
ポートチャネル2(Gig 1/3-4)
ASAはワンアームモードで導入されます。つまり、トラフィックは同じポートチャネル(ポートチャネル2)を通ってASAに出入りします。
ASAとスイッチの間でトラフィックのロードバランシングを行うために、ポートチャネルが設定されます。
Firepower 4125はFMCvに登録されています。
FMCv
設定
プレフィルタポリシー:
アクションFastpathを使用したフィルター前ルールの内部外部。
送信元インターフェイスオブジェクト: INTERNAL_1宛先インターフェイスオブジェクト: EXTERNAL_1。
![Prefilter Rule](/c/dam/en/us/support/docs/security/firepower-management-center-2600/222651-understanding-events-in-firepower-deploy-03.png)
アクセスコントロールポリシーは、allow all any-anyで設定されます。
確認された動作
シナリオ 1
VM-PCから生成されたISR4451-2(ルータ)宛てのICMPトラフィック:
ICMPトラフィックは次のパスを通ります。
VM-PC ------ L3Switch ------- FPR4125 ------- ASA 5508 ------FPR4125 ------ L3スイッチ---- ISRルータ
FPR 4125上の同じインラインペア(INSIDE-2 >>EXTERNAL2)を介してICMPトラフィックが入力および出力されるため、FMC接続イベントには接続イベントが1つだけ表示されます。
Policy-Based Routing (PBR) is configured on the switch interfaces connected to the firewall and router. This was necessary because, when a PC tries to communicate with the ISR router's IP address, it does not send traffic to the FTD or ASA by default since the router is directly connected to the switch. According to the switch's routing table, the PC and router communicate directly with each other.
FTD経由のトラフィックを検査するという要件を満たすため、FTD経由でトラフィック(要求と応答の両方)をリダイレクトするようにPBRを設定する必要がありました。したがって、PCとルータに接続されているスイッチインターフェイスにPBRを設定しました。
シナリオ 2
VM-PCから生成されたISR4451-2(ルータ)宛てのICMPトラフィック:
ICMPトラフィックは次のパスを通ります。
VM-PC ------ L3Switch ------- FPR4125 ------- ASA 5508 ------FPR4125 ------ L3スイッチ---- ISRルータ
![Inline Sets](/c/dam/en/us/support/docs/security/firepower-management-center-2600/222651-understanding-events-in-firepower-deploy-04.png)
上記の図に示すように、インラインペア設定を2つの異なるインラインセットに分割します。トラフィックはINSIDE-1からFTDを出て、EXTERNAL2から入ります。
したがって、2つのインラインセットが使用されます(DTEとDTEの両方)。
FMCで接続イベントを監視すると、発信トラフィック用と着信トラフィック用の2つの接続イベント(MACアドレスとMACアドレス)が確認できます。
この動作の背後にある理由は、FTD上のトラフィックが同じトラフィックに2つの異なるインラインペアを使用する場合(FMC上で常に2つの接続イベントが見られる場合)に必ず発生します。