このドキュメントでは、iDeviceおよびOS XマシンでApple Captive Network Assistant(CNA)をバイパスする機能をCisco Wireless LAN Controller(WLC)に追加する方法について説明します。この機能は、表示されないリダイレクトページの問題を解決します。
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
Apple iDevice(iPad、iPod、iPhoneなど)またはApple OS Xマシン(バージョン7.1以降)がワイヤレスネットワークに接続すると、Apple Webサイトの成功ページに要求が送信されます。
ユーザがCisco WLC経由で接続したときに、設定済みのキャプティブポータルページが表示されない。代わりに、ユーザにはApple Webサイトから次の空白のページが表示されます。
キャプティブポータルは、WLCまたはCisco Identity Services Engine(ISE)などの外部サーバでホストできます。CNAブラウザの機能が限られているため、ページの内容を表示できず、代わりに空白のページが表示されます。ブランクページが表示され、CNAブラウザが閉じられると、デバイスはワイヤレスネットワークから切断され、ユーザはブラウザのフルページを開いてログインできません。
Cisco WLCバージョン7.2.110.0以降には、AppleデバイスのCNA機能をバイパスする機能が含まれています。この機能は、コマンドラインインターフェイス(CLI)でのみ使用できます。
config network web-auth captive-bypass enable
コントローラをリブートして、この機能を有効にします。デバイスが次にワイヤレスネットワークにログインするとき、ユーザは手動でブラウザを開いてキャプティブポータルにリダイレクトする必要があります。
改定 | 発行日 | コメント |
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1.0 |
17-Mar-2013 |
初版 |