セキュアなWebアプライアンスのログへのアクセス

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Updated: 2024 年 5 月 8 日
Document ID:221977

偏向のない言語

この製品のドキュメントセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このドキュメントセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブ ランゲージの取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。

翻訳について

シスコは世界中のユーザにそれぞれの言語でサポート コンテンツを提供するために、機械と人による翻訳を組み合わせて、本ドキュメントを翻訳しています。ただし、最高度の機械翻訳であっても、専門家による翻訳のような正確性は確保されません。シスコは、これら翻訳の正確性について法的責任を負いません。原典である英語版（リンクからアクセス可能）もあわせて参照することを推奨します。

    はじめに

    このドキュメントでは、セキュアWebアプライアンス(SWA)のログを表示する方法について説明します。

    前提条件

    要件

    次の項目に関する知識があることが推奨されます。

    • 物理または仮想SWAがインストールされている。
    • ライセンスの有効化またはインストール
    • セキュアシェル(SSH)クライアント。
    • セットアップウィザードが完了しました。
    • SWAへの管理アクセス。

    使用するコンポーネント

    このドキュメントの内容は、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。

    このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな（デフォルト）設定で作業を開始しています。本稼働中のネットワークでは、各コマンドによって起こる可能性がある影響を十分確認してください。

    SWAログタイプ 

    セキュアWebアプライアンスは、自身のシステムとトラフィックの管理アクティビティをログファイルに書き込むことによって記録します。管理者は、これらのログファイルを参照して、アプライアンスの監視とトラブルシューティングを行うことができます。

    次の表に、Secure Web Applianceのログファイルのタイプを示します。

    ログファイルの種類

    説明

    Syslogプッシュをサポートしていますか。

    デフォルトで有効?

    アクセスコントロールエンジンログ

    WebプロキシACL（アクセスコントロールリスト）評価エンジンに関連するメッセージを記録します。

    いいえ

    いいえ

    EndpointEngineログの保護

    ファイルレピュテーションスキャンとファイル分析に関する情報を記録します(セキュアエンドポイント)。

    Yes

    Yes

    監査ログ

    AAA（認証、許可、アカウンティング）イベントを記録します。アプリケーションインターフェイスおよびコマンドラインインターフェイスとのすべてのユーザの対話を記録し、コミットされた変更をキャプチャします。

    監査ログの詳細の一部を次に示します。

    • ユーザー – ログオン

    • ユーザー – ログオンに失敗したパスワードが正しくありません

    • ユーザー – ログオンに失敗しました。不明なユーザー名

    • ユーザー – ログオンに失敗したアカウントの有効期限が切れました

    • ユーザ – ログオフ

    • ユーザー – ロックアウト

    • ユーザ – アクティブ化

    • ユーザ – パスワードの変更

    • ユーザ：パスワードのリセット

    • ユーザ – セキュリティ設定/プロファイルの変更

    • ユーザ – 作成済み

    • ユーザー – 削除/変更

    • グループ/ロール – 削除/変更

    • グループ/ロール：権限の変更

    Yes

    Yes

    アクセスログ

    Webプロキシクライアント履歴を記録します。

    Yes

    Yes

    ADCエンジンフレームワークログ

    WebプロキシとADCエンジン間の通信に関連するメッセージを記録します。

    いいえ

    いいえ

    ADCエンジンログ

    ADCエンジンからのデバッグメッセージを記録します。

    Yes

    Yes

    認証フレームワークのログ

    認証履歴とメッセージを記録します。

    いいえ

    Yes

    AVCエンジンフレームワークログ

    WebプロキシとAVCエンジン間の通信に関連するメッセージを記録します。

    いいえ

    いいえ

    AVCエンジンログ

    AVCエンジンからのデバッグメッセージを記録します。

    Yes

    Yes

    CLI監査ログ

    コマンドラインインターフェイスのアクティビティの履歴監査を記録します。

    Yes

    Yes

    設定ログ

    Webプロキシ構成管理システムに関連するメッセージを記録します。

    いいえ

    いいえ

    接続管理ログ

    Webプロキシ接続管理システムに関連するメッセージを記録します。

    いいえ

    いいえ

    データセキュリティログ

    Ciscoデータセキュリティフィルタによって評価されたアップロード要求のクライアント履歴を記録します。

    Yes

    Yes

    データセキュリティモジュールログ

    シスコのデータセキュリティフィルタに関連するメッセージを記録します。

    いいえ

    いいえ

    DCAエンジンフレームワークログ

    （動的コンテンツ分析）

    WebプロキシとCisco Web Usage Controls Dynamic Content Analysisエンジン間の通信に関連するメッセージを記録します。

    いいえ

    いいえ

    DCAエンジンログ

    （動的コンテンツ分析）

    Cisco Web Usage Controlsダイナミックコンテンツ分析エンジンに関連するメッセージを記録します。

    Yes

    Yes

    デフォルトのプロキシログ

    Webプロキシに関連するエラーを記録します。

    これは、すべてのWebプロキシ関連のログの中で最も基本的なものです。Webプロキシに関連するより具体的な側面のトラブルシューティングを行うには、該当するWebプロキシモジュールのログサブスクリプションを作成します。

    Yes

    Yes

    ディスクマネージャログ

    ディスク上のキャッシュへの書き込みに関連するWebプロキシメッセージを記録します。

    いいえ

    いいえ

    外部認証ログ

    外部認証サーバとの通信の成功や失敗など、外部認証機能の使用に関連するメッセージを記録します。

    外部認証が無効になっている場合でも、このログにはローカルユーザのログイン成功または失敗に関するメッセージが含まれています。

    いいえ

    Yes

    フィードバックログ

    間違って分類されたページを報告するWebユーザーを記録します。

    Yes

    Yes

    FTPプロキシログ

    FTPプロキシに関連するエラーメッセージと警告メッセージを記録します。

    いいえ

    いいえ

    FTPサーバログ

    Secure Web Applianceとの間でFTPを使用してアップロードおよびダウンロードされたすべてのファイルを記録します。

    Yes

    Yes

    GUIログ

    (グラフィカル ユーザ インターフェイス)

    ページ更新の履歴をWebインターフェイスに記録します。GUIログには、SMTPトランザクションに関する情報（アプライアンスから電子メールで送信されるスケジュール済みレポートに関する情報など）も含まれます。

    Yes

    Yes

    ヘイスタックのログ

    Haystackログは、Webトランザクション追跡データ処理を記録します。

    Yes

    Yes

    HTTPSログ

    HTTPSプロキシに固有のWebプロキシメッセージを記録します（HTTPSプロキシが有効な場合）。

    いいえ

    いいえ

    ISEサーバログ

    ISEサーバの接続と動作情報を記録します。

    Yes

    Yes

    ライセンスモジュールログ

    Webプロキシのライセンスおよび機能キー処理システムに関連するメッセージを記録します。

    いいえ

    いいえ

    ロギング・フレームワークのログ

    Webプロキシのロギングシステムに関連するメッセージを記録します。

    いいえ

    いいえ

    ログのロギング

    ログ管理に関連するエラーを記録します。

    Yes

    Yes

    McAfee統合フレームワークログ

    WebプロキシとMcAfeeスキャンエンジン間の通信に関連するメッセージを記録します。

    いいえ

    いいえ

    McAfeeログ

    McAfeeスキャンエンジンからのマルウェア対策スキャンアクティビティのステータスを記録します。

    Yes

    Yes

    メモリマネージャログ

    Webプロキシプロセスのインメモリキャッシュを含むすべてのメモリの管理に関連するWebプロキシメッセージを記録します。

    いいえ

    いいえ

    その他のプロキシモジュールログ

    主に開発者またはカスタマーサポートが使用するWebプロキシメッセージを記録します。

    いいえ

    いいえ

    AnyConnectセキュアモビリティデーモンログ

    セキュアWebアプライアンスとAnyConnectクライアントの間の対話（ステータスチェックを含む）を記録します。

    Yes

    Yes

    NTPログ

    (ネットワーク タイム プロトコル)

    Network Time Protocol（NTP；ネットワークタイムプロトコル）によってシステム時刻が変更されたことを記録します。

    Yes

    Yes

    PACファイルホスティングデーモンログ

    クライアントによるプロキシ自動設定(PAC)ファイルの使用状況を記録します。

    Yes

    Yes

    プロキシバイパスログ

    Webプロキシをバイパスするトランザクションを記録します。

    いいえ

    Yes

    レポートログ

    レポート生成の履歴を記録します。

    Yes

    Yes

    レポートクエリログ

    レポート生成に関連するエラーを記録します。

    Yes

    Yes

    デバッグログの要求

    すべてのWebプロキシモジュールログタイプから特定のHTTPトランザクションに関する詳細なデバッグ情報を記録します。他のすべてのプロキシログサブスクリプションを作成せずに、特定のトランザクションのプロキシ問題をトラブルシューティングするには、このログサブスクリプションを作成することをお勧めします。

    注：このログサブスクリプションは、CLIでのみ作成できます。

    いいえ

    いいえ

    認証ログ

    アクセス制御機能に関連するメッセージを記録します。

    Yes

    Yes

    SHDログ

    （システム正常性デーモン）

    システムサービスの状態の履歴と予期しないデーモンの再起動の履歴を記録します。

    Yes

    Yes

    SNMPログ

    SNMPネットワーク管理エンジンに関連するデバッグメッセージを記録します。

    Yes

    Yes

    SNMPモジュールログ

    SNMP監視システムとの対話に関連するWebプロキシメッセージを記録します。

    いいえ

    いいえ

    Sophos統合フレームワークのログ

    WebプロキシとSophosスキャンエンジン間の通信に関連するメッセージを記録します。

    いいえ

    いいえ

    Sophosログ

    Sophosスキャンエンジンからのマルウェア対策スキャンアクティビティのステータスを記録します。

    Yes

    Yes

    ステータスログ

    機能キーのダウンロードなど、システムに関連する情報を記録します。

    Yes

    Yes

    システム ログ

    DNS、エラー、コミットのアクティビティを記録します。

    Yes

    Yes

    トラフィックモニタのエラーログ

    L4TMインターフェイスとキャプチャエラーを記録します。

    Yes

    Yes

    トラフィックモニタログ

    L4TMブロックと許可リストに追加されたサイトを記録します。

    いいえ

    Yes

    UDSログ

    （ユーザ検出サービス）

    Webプロキシが実際の認証を行わずにユーザー名を検出する方法に関するデータを記録します。このガイドでは、Cisco適応型セキュリティアプライアンスを使用したセキュアモビリティの操作、およびNovell eDirectoryサーバとの統合による透過的なユーザ識別について説明します。

    Yes

    Yes

    更新ログ

    WBRSおよびその他の更新の履歴を記録します。

    Yes

    Yes

    W3Cログ

    Webプロキシクライアントの履歴をW3C準拠の形式で記録します。

    参照してください。

    Yes

    いいえ

    WBNPログ

    （SensorBaseネットワークへの参加）

    Cisco SensorBaseネットワークへのSensorBaseネットワークへの参加アップロードの履歴を記録します。

    いいえ

    Yes

    WBRSフレームワークログ

    （Webレピュテーションスコア）

    WebプロキシとWebレピュテーションフィルタ間の通信に関連するメッセージを記録します。

    いいえ

    いいえ

    WCCPモジュールログ

    WCCPの実装に関連するWebプロキシメッセージを記録します。

    いいえ

    いいえ

    Webcat統合フレームワークのログ

    WebプロキシとCisco Web Usage Controlsに関連付けられたURLフィルタリングエンジン間の通信に関連するメッセージを記録します。

    いいえ

    いいえ

    Webroot統合フレームワークのログ

    WebプロキシとWebrootスキャンエンジン間の通信に関連するメッセージを記録します。

    いいえ

    いいえ

    Webrootログ

    Webrootスキャンエンジンからのマルウェア対策スキャンアクティビティのステータスを記録します。

    Yes

    Yes

    ウェルカムページの確認ログ

    エンドユーザの確認ページでAcceptボタンをクリックしたWebクライアントの履歴を記録します。

    Yes

    Yes

    View Logs 

    デフォルトでは、ログはSWAにローカルに保存されます。ローカルに保存されたログファイルは、GUIを介してダウンロードするか、CLIから表示できます。

    GUIを使用したログファイルのダウンロード 

    note-icon

    注：アプライアンスでFTPが有効になっている必要があります。FTPを有効にするには、この記事の「Secure Web ApplianceでFTPを有効にする」を参照してください。

    ログファイルはGUIからダウンロードできます。

    ステップ 1：GUIへのログイン 

    ステップ 2：System Administrationに移動します

    ステップ 3：ログサブスクリプションの選択 

    ステップ4:ログサブスクリプションのリストのログファイル列で、ログサブスクリプションの名前をクリックします。

    ステップ5:プロンプトが表示されたら、アプライアンスにアクセスするための管理者ユーザ名とパスワードを入力します。

    ステップ6:ログインしたら、いずれかのログファイルをクリックしてブラウザで表示するか、ディスクに保存します。

    ヒントアイコン

    ヒント：結果を更新するには、ブラウザを更新します。

    イメージ – ログファイルのダウンロードイメージ – ログファイルのダウンロード

    note-icon

    注：ログサブスクリプションが圧縮されている場合、ダウンロードして圧縮解除し、開きます。

    CLIからのログの表示 

    CLIからログを表示できます。この場合、ライブログにアクセスしたり、ログ内のキーワードをフィルタリングしたりできます。

    ステップ 1：CLIへの接続 

    ステップ 2： grepと入力してEnterキーを押す。 

    ステップ 3：表示するログの番号を入力します

    ステップ4:（オプション）正規表現または単語を定義して出力をフィルタリングするか、Enterキーを押します

    ステップ5：ステップ4で入力したキーワードの検索で大文字と小文字を区別する必要がある場合は、「この検索で大文字と小文字を区別しますか？」でEnterキーを押します。[Y]>」または「N」と入力し、Enterキーを押します。

    手順 6：キーワードを検索から除外する必要がある場合は、「Do you want to search for non-matching lines?（一致しない行を検索しますか？）」に「Y」と入力します。[N]>」と入力するか、Enterキーを押します。

    手順 7： ライブログを表示する必要がある場合は、「Do you want to tail the logs?[N]>」と入力するか、Enterキーを押します。

    ステップ 8：ログをページ分割してページを表示するには、「出力をページ分割しますか？」でページタイプ「Y」を選択します。[N]>」と入力するか、Enterキーを押します。

    ヒントアイコン

    ヒント：ページングを選択する場合は、「q」を押してログを終了できます

    次の出力例は、「Warning」が含まれるすべての行を示しています。

    SWA_CLI> grep

Currently configured logs:
1. "accesslogs" Type: "Access Logs" Retrieval: FTP Poll
2. "amp_logs" Type: "Secure Endpoint Engine Logs" Retrieval: FTP Poll
3. "archiveinspect_logs" Type: "ArchiveInspect Logs" Retrieval: FTP Poll
4. "audit_logs" Type: "Audit Logs" Retrieval: FTP Poll
5. "authlogs" Type: "Authentication Framework Logs" Retrieval: FTP Poll
6. "avc_logs" Type: "AVC Engine Logs" Retrieval: FTP Poll
7. "bypasslogs" Type: "Proxy Bypass Logs" Retrieval: FTP Poll
8. "cli_logs" Type: "CLI Audit Logs" Retrieval: FTP Poll
...
45. "upgrade_logs" Type: "Upgrade Logs" Retrieval: FTP Poll
46. "wbnp_logs" Type: "WBNP Logs" Retrieval: FTP Poll
47. "webcat_logs" Type: "Web Categorization Logs" Retrieval: FTP Poll
48. "webrootlogs" Type: "Webroot Logs" Retrieval: FTP Poll
49. "webtapd_logs" Type: "Webtapd Logs" Retrieval: FTP Poll
50. "welcomeack_logs" Type: "Welcome Page Acknowledgement Logs" Retrieval: FTP Poll
Enter the number of the log you wish to grep.
[]> 40

Enter the regular expression to grep.
[]> Warning

Do you want this search to be case insensitive? [Y]>

Do you want to search for non-matching lines? [N]> 

Do you want to tail the logs? [N]>

Do you want to paginate the output? [N]>

    セキュアWebアプライアンスでのFTPの有効化

    デフォルトでは、SWAではFTPは有効になっていません。FTPを有効にするには、次の手順を実行します。

    ステップ 1：GUIへのログイン 

    ステップ 2：Networkに移動します。

    ステップ 3：インターフェイスの選択

    ステップ 4：[Edit Settings] をクリックします。

    図 – SWAでのFTPの有効化図 – SWAでのFTPの有効化

    ステップ 5：FTPのチェックボックスをオンにします 

    手順 6：FTPのTCPポート番号を入力します（デフォルトのFTPポートは21）。 

    手順 7：変更を送信して確定します。 

    図 – SWAでのFTPパラメータの設定図 – SWAでのFTPパラメータの設定

    関連情報

    更新履歴

    改定 発行日 コメント
    1.0
    08-May-2024
    初版
    TAC Authored

    シスコ エンジニア提供

    • アミルホセインモジャラート
      テクニカルコンサルティングエンジニア

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