Cisco Security Manager 起動時の DLL エラーの解決

概要

このドキュメントでは、Cisco Security Manager を起動すると表示される DLL のエラーについて説明します。Cisco Security Manager は、Windows 2000 サーバ、Windows 2000 Advanced サーバ、Windows 2000 Professional サーバ、および Windows 2003 サーバを含む Windows 2000 プラットフォームにインストールされます。

Cisco Security Manager は、ファイアウォール、VPN、侵入防御システム（IPS）デバイスなどのデバイス設定とセキュリティ ポリシーのあらゆる側面を一元的にプロビジョニングします。また、Quality of Service（QoS）ルーティングや Simple Network Management Protocol（SNMP）など、厳密にはセキュリティに関連しない高度な設定もサポートしています。

Cisco Security Manager は Cisco Security Management スイートの一部ですが、スイートにはモニタリングと軽減対策のための Cisco SecuritSecurity Monitoring, Analysis, and Response System（MARS）も含まれます。この製品の機能と特徴については、「Cisco Security Manager 製品およびサービス」ページを参照してください。また、サーバ アプリケーションのインストール、アップグレード、ダウングレード、アンインストール、再インストールの方法については、『Cisco Security Manager 3.0.1 インストレーション ガイド」の「サーバ アプリケーションのインストール、アップグレード、ダウングレード、アンインストール、および再インストール」に関する章を参照してください。

前提条件

要件

このドキュメントに特有の要件はありません。

使用するコンポーネント

このドキュメントの情報は、Windows 2000 プラットフォームにインストールされた Cisco Security Manager 3.0.1 に基づくものです。

システム要件の詳細については、『Cisco Security Manager 3.0.1 インストレーション ガイド』の「要件および依存関係」に関するセクションを参照してください。

このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期（デフォルト）設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。

表記法

ドキュメント表記の詳細については、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

問題

Cisco Security Manager 3.0.1 を Windows 2000 プラットフォーム上で起動した場合に表示されるいくつかの DLL エラーについて、ここで説明します。

• WINMM.dll が見つからなかったため、このアプリケーションを起動できませんでした。アプリケーションを再インストールすると、この問題が解決する可能性があります。

  

• WS2_32.dll が見つからなかったため、このアプリケーションを起動できませんでした。アプリケーションを再インストールすると、この問題が解決する可能性があります。

  

• ODBC32.DLL が見つからなかったため、このアプリケーションを起動できませんでした。アプリケーションを再インストールすると、この問題が解決する可能性があります。

  

注：Cisco Security Managerを再インストールする前に、インストールの準備チェックリストを参照してください。

原因

Cisco Security Manager がオペレーティング システムと異なるドライブにインストールされている場合に、これらの DLL エラーが表示されることがあります。

解決方法

この問題を解決するには、次のいずれかを実行します。

• マシン上のローカル管理者グループに casusers グループを追加し、必要な DLL へのアクセス権を casusers に与えます。これを行うには、[Start] > [Programs] > [Administrative Tools] > [Computer Management] > [Local Users and Groups] > [Groups] の順に選択し、[causers] を右クリックして [Add to Group] を選択します。

• Cisco Security Manager をアンインストールした後、オペレーティング システムがインストールされている Windows マシンの論理ドライブに再インストールします。

Cisco Security Manager 関連ソフトウェア アプリケーション（スタンドアロン バージョンの Cisco Security Agent を含む）をクライアント システムまたはサーバ上にインストール、アンインストール、または再インストールしたときに発生する問題の解決方法については、『Cisco Security Manager 3.0.1 インストレーション ガイドの「トラブルシューティング」のセクションを参照してください。

関連情報

• Cisco Security Manager 製品に関するサポートページ
• Cisco Security Manager インストレーション ガイド
• テクニカル サポートとドキュメント – Cisco Systems