このドキュメントでは、SSL VPN on a Stick を実行するために、適応型セキュリティ アプライアンス(ASA)7.2.2 をセットアップする方法について説明します。この設定は、ASA でスプリット トンネリングが許可されない特定のケースに対して適用されます。ユーザはインターネットへの接続が許可される前に直接 ASA に接続されます。
注:ASAバージョン7.2.2では、 same-security-traffic permit設定モードコマンドのintra-interfaceキーワードは、すべてのトラフィック(IPSecトラフィックだけでなく)が同じインターフェイスから発着信できるようにします。
この設定を行う前に、次の要件が満たされていることを確認します。
ハブ ASA セキュリティ アプライアンスはバージョン 7.2.2 を稼働する必要があります。
Cisco SSL VPN Client(SVC)1.x
注:SSL VPN Clientパッケージ(sslclient-win*.pkg)を、シスコソフトウェアダウンロード(登録ユーザ専用)からダウンロードします。SVC を ASA のフラッシュ メモリにコピーします。ASA との SSL VPN 接続を確立するには、リモート ユーザのコンピュータに SVC をダウンロードする必要があります。詳細は、『Cisco セキュリティ アプライアンス コマンドライン コンフィギュレーション ガイド、バージョン 7.2』の「SVC ソフトウェアのインストール」セクションを参照してください。
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
ソフトウェア バージョン 7.2(2) を実行する Cisco 5500 シリーズ適応型セキュリティ アプライアンス(ASA)
Windows 1.1.4.179 用のバージョンの Cisco SSL VPN Client
Windows 2000 Professional または Windows XP が稼働している PC
Cisco Adaptive Security Device Manager(ASDM)バージョン 5.2(2)
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
ドキュメント表記の詳細については、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
SSL VPN Client(SVC)は、ネットワーク管理者によるリモート コンピュータへの IPSec VPN クライアントのインストールおよび設定を必要とせずに、リモート ユーザに IPSec VPN クライアントのメリットを提供する VPN トンネリング技術です。SVC は、リモート コンピュータに既存の SSL 暗号化およびセキュリティ アプライアンスの WebVPN ログインおよび認証を使用します。
SVC セッションを確立するには、リモート ユーザがブラウザでのセキュリティ アプライアンスの WebVPN インターフェイスの IP アドレスを入力し、ブラウザはそのインターフェイスに接続し、WebVPN ログイン画面を表示します。ユーザがログインと認証を完了し、ユーザが SVC を必要としていることをセキュリティ アプライアンスが確認すると、セキュリティ アプライアンスは SVC をリモート コンピュータにダウンロードします。セキュリティ アプライアンスが、SVC を使用するオプションがユーザにあると確認した場合、セキュリティ アプライアンスは、SVC のインストールをスキップするリンクをユーザ画面に表示するとともに、SVC をリモート コンピュータにダウンロードします。
ダウンロードが完了すると、SVC はインストールと設定を実行します。接続が終了すると(設定に応じて)、SVC はリモート コンピュータに保持されるか、またはリモート コンピュータからアンインストールされます。
このセクションでは、このドキュメントで説明する機能を設定するために必要な情報を提供しています。
注:このセクションで使用されているコマンドの詳細を調べるには、Command Lookup Tool(登録ユーザ専用)を参照してください。一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことをご了承ください。
このドキュメントでは、次のネットワーク セットアップを使用します。
注:この設定で使用されているIPアドレッシング方式は、インターネット上で正式にルーティング可能なものではありません。これらは、ラボ環境で使用された RFC 1918 のアドレスです。
このドキュメントは、インターフェイス設定などの基本設定がすでに行われていて適切に動作していることを前提としています。
注:ASAをASDMで設定できるようにするには、『ASDMでのHTTPSアクセスの許可』を参照してください。
注:WebVPNとASDMは、ポート番号を変更しない限り、同じASAインターフェイス上で有効にすることはできません。詳細は、「ASA の同じインターフェイスでイネーブルになる ASDM および WebVPN」を参照してください。
ASA 上で SSL VPN on a stick を設定するには、次の手順を実行します。
[Configuration] > [Interfaces] を選択し、[Enable traffic between two or more hosts connected to the same interface] チェックボックスをオンにして、SSL VPN トラフィックを同じインターフェイスで発着信できるようにします。
[APPLY] をクリックします。
注:同等のCLIコンフィギュレーションコマンドを次に示します。
Cisco ASA 7.2(2) |
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ciscoasa(config)#same-security-traffic permit intra-interface |
[Configuration] > [VPN] > [IP Address Management] > [IP Pools] > [Add] を選択し、IP アドレス プール vpnpool を作成します。
[APPLY] をクリックします。
注:同等のCLIコンフィギュレーションコマンドを次に示します。
Cisco ASA 7.2(2) |
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ciscoasa(config)#ip local pool vpnpool 192.168.10.1-192.168.10.254 |
WebVPN をイネーブルにします。
[Configuration] > [VPN] > [WebVPN] > [WebVPN Access] を選択し、外部インターフェイスを選択します。
[Enable] をクリックします。
[Enable Tunnel Group Drop-down List on WebVPN Login Page] チェックボックスをオンにして、ユーザがログイン ページからそれぞれのグループを選択できるようにします。
[APPLY] をクリックします。
[Configuration] > [VPN] > [WebVPN] > [SSL VPN Client] > [Add] を選択し、SSL VPN のクライアント イメージを ASA のフラッシュ メモリから追加します。
[OK] をクリックします。
[OK] をクリックします。
[SSL VPN Client] チェックボックスをクリックします。
注:同等のCLI設定コマンドは次のとおりです。
Cisco ASA 7.2(2) |
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ciscoasa(config)#webvpn ciscoasa(config-webvpn)#enable outside ciscoasa(config-webvpn)#svc image disk0:/sslclient-win-1.1.4.179.pkg 1 ciscoasa(config-webvpn)#tunnel-group-list enable ciscoasa(config-webvpn)#svc enable |
グループ ポリシーを設定します。
[Configuration] > [VPN] > [General] > [Group Policy] > [Add(Internal Group Policy)] の順に選択し、内部グループ ポリシー clientgroup を作成します。
[General] タブをクリックし、[WebVPN] チェックボックスをオンにし、トンネリング プロトコルとして WebVPN を有効にします。
[Client Configuration] タブをクリックし、[General Client Parameters] タブをクリックします。
[Split Tunnel Policy] ドロップ ダウン リストから [Tunnel All Networks] を選択し、リモート PC からのすべてのパケットが、セキュア トンネルを通過できるようにします。
[WebVPN] > [SSLVPN Client] タブの順番にクリックして、次のオプションを選択します。
[Use SSL VPN Client] オプションで、[Inherit]チェック ボックスをオフにし、[Optional] オプション ボタンをクリックします。
このオプションを選択すると、リモート クライアントが SVC をダウンロードするかどうかを選択できるようになります。[Always]を選択すると、SSL VPN 接続のたびにリモート ワークステーションに SVC がダウンロードされるようになります。
[Keep Installer on Client System] オプションで、[Inherit] チェック ボックスをオフにし、[Yes] オプション ボタンをクリックします。
このオプションによって、SVC ソフトウェアはクライアント マシン上に留まります。これにより、ASA は接続が確立するたびに SVC ソフトウェアをクライアントにダウンロードする必要がなくなります。このオプションは、社内ネットワークに頻繁にアクセスするリモート ユーザが選択するのに適しています。
[Renegotiation Interval] オプションで、[Inherit]チェック ボックスをオフにし、[Unlimited] チェック ボックスをオフにし、キーの再生成が行われるまでの時間(分)を入力します。
注:セキュリティは、キーの有効期間に制限を設定することで強化されます。
[Renegotiation Method] オプションで、[Inherit]チェック ボックスをオフにして、[SSL] オプション ボタンをクリックします。
注:再ネゴシエーションでは、現在のSSLトンネル、または再ネゴシエーション用に特別に作成された新しいトンネルを使用できます。
SSL VPN クライアントの属性は次の図で示すように設定することになります。
[OK] をクリックして、[Apply] をクリックします。
注:同等のCLI設定コマンドは次のとおりです。
Cisco ASA 7.2(2) |
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ciscoasa(config)#group-policy clientgroup internal ciscoasa(config)#group-policyclientgroup attributes ciscoasa(config-group-policy)#vpn-tunnel-protocol webvpn ciscoasa(config-group-policy)#split-tunnel-policy tunnelall ciscoasa(config-group-policy)#webvpn ciscoasa(config-group-webvpn)#svc required ciscoasa(config-group-webvpn)#svc keep-installer installed ciscoasa(config-group-webvpn)#svc rekey time 30 ciscoasa(config-group-webvpn)#svc rekey method ssl |
[Configuration] > [VPN] > [General] > [Users] > [Add] を選択し、新しいユーザ アカウント ssluser1 を作成します。
[OK] をクリックして、[Apply] をクリックします。
注:同等のCLIコマンドを次に示します。
Cisco ASA 7.2(2) |
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ciscoasa(config)#username ssluser1 password asdmASA@
|
[Configuration] > [Properties] > [AAA Setup] > [AAA Servers Groups] > [Edit] を選択します。
デフォルト サーバ グループ LOCAL を選択し、[Edit] をクリックします。
[Edit LOCAL Server Group] ダイアログボックスで、[Enable Local User Lockout] チェックボックスをクリックし、[Maximum Attempts] テキスト ボックスに 16 と入力します。
[OK] をクリックします。
注:同等のCLIコマンドを次に示します。
Cisco ASA 7.2(2) |
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ciscoasa(config)#aaa local authentication attempts max-fail 16 |
トンネル グループを設定します。
[Configuration] > [VPN] > [General] > [Tunnel Group] > [Add(WebVPN アクセス)] の順に選択し、新しいトンネル グループ sslgroup を作成します。
[General] タブをクリックし、[Basic] タブをクリックします。
[Group Policy] ドロップダウン リストから [clientgroup] を選択します。
[Client Address Assignment] タブをクリックし、次に [Add] をクリックして利用可能なアドレス プール vpnpool を割り当てます。
[WebVPN] タブをクリックし、次に [Group Aliases and URLs] タブをクリックします。
パラメータ ボックスにエイリアス名を入力し、[Add] をクリックして [Login] ページのグループ名のリストにエイリアス名を追加します。
[OK] をクリックして、[Apply] をクリックします。
注:同等のCLI設定コマンドは次のとおりです。
Cisco ASA 7.2(2) |
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ciscoasa(config)#tunnel-group sslgroup type webvpn ciscoasa(config)#tunnel-group sslgroup general-attributes ciscoasa(config-tunnel-general)#address-pool vpnpool ciscoasa(config-tunnel-general)#default-group-policy clientgroup ciscoasa(config-tunnel-general)#exit ciscoasa(config)#tunnel-group sslgroup webvpn-attributes ciscoasa(config-tunnel-webvpn)#group-alias sslgroup_users enable |
NAT の設定:
[Configuration] > [NAT] > [Add] > [Add Dynamic NAT Rule] を選択し、Inside ネットワークからのトラフィックが Outside IP アドレス 172.16.1.5 を使用して変換できるようにします。
[OK] をクリックします。
[Configuration] > [NAT] > [Add] > [Add Dynamic NAT Rule] を選択し、Outside ネットワーク 192.168.10.0 からのトラフィックが Outside IP アドレス 172.16.1.5 を使用して変換できるようにします。
[OK] をクリックします。
[APPLY] をクリックします。
注:同等のCLI設定コマンドは次のとおりです。
Cisco ASA 7.2(2) |
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ciscoasa(config)#global (outside) 1 172.16.1.5 ciscoasa(config)#nat (inside) 1 0.0.0.0 0.0.0.0 ciscoasa(config)#nat (outside) 1 192.168.10.0 255.255.255.0 |
Cisco ASA 7.2(2) |
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ciscoasa#show running-config : Saved : ASA Version 7.2(2) ! hostname ciscoasa enable password 8Ry2YjIyt7RRXU24 encrypted names ! interface Ethernet0/0 nameif inside security-level 100 ip address 10.77.241.142 255.255.255.192 ! interface Ethernet0/1 nameif outside security-level 0 ip address 172.16.1.1 255.255.255.0 ! interface Ethernet0/2 shutdown no nameif no security-level no ip address ! interface Ethernet0/3 shutdown no nameif no security-level no ip address ! interface Management0/0 shutdown no nameif no security-level no ip address ! passwd 2KFQnbNIdI.2KYOU encrypted ftp mode passive same-security-traffic permit intra-interface !--- Command that permits the SSL VPN traffic to enter !--- and exit the same interface. access-list 100 extended permit icmp any any pager lines 24 mtu inside 1500 mtu outside 1500 ip local pool vpnpool 192.168.10.1-192.168.10.254 !--- The address pool for the SSL VPN Clients. no failover icmp unreachable rate-limit 1 burst-size 1 asdm image disk0:/asdm-522.bin no asdm history enable arp timeout 14400 global (outside) 1 172.16.1.5 !--- The global address for Internet access used by VPN Clients. !--- Note: Uses an RFC 1918 range for lab setup. !--- Apply an address from your public range provided by your ISP. nat (inside) 1 0.0.0.0 0.0.0.0 !--- The NAT statement to define what to encrypt !--- (the addresses from vpn-pool). nat (outside) 1 192.168.10.0 255.255.255.0 access-group 100 in interface outside route outside 0.0.0.0 0.0.0.0 172.16.1.2 1 timeout xlate 3:00:00 timeout conn 1:00:00 half-closed 0:10:00 udp 0:02:00 icmp 0:00:02 timeout sunrpc 0:10:00 h323 0:05:00 h225 1:00:00 mgcp 0:05:00 mgcp-pat 0:05:0 timeout sip 0:30:00 sip_media 0:02:00 sip-invite 0:03:00 sip-disconnect 0:02: timeout uauth 0:05:00 absolute group-policy clientgroup internal !--- Create an internal group policy "clientgroup." group-policy clientgroup attributes vpn-tunnel-protocol webvpn !--- Enable webvpn as tunneling protocol. split-tunnel-policy tunnelall !--- Encrypt all the traffic coming from the SSL VPN Clients. webvpn svc required !--- Activate the SVC under webvpn mode svc keep-installer installed !--- When the security appliance and the SVC perform a rekey, they renegotiate !--- the crypto keys and initialization vectors, increasing the security of !--- the connection. svc rekey time 30 --- Command that specifies the number of minutes from the start of the !--- session until the rekey takes place, from 1 to 10080 (1 week). svc rekey method ssl !--- Command that specifies that SSL renegotiation takes place during SVC rekey. username ssluser1 password ZRhW85jZqEaVd5P. encrypted !--- Create an user account "ssluser1." aaa local authentication attempts max-fail 16 !--- Enable the AAA local authentication. http server enable http 0.0.0.0 0.0.0.0 inside no snmp-server location no snmp-server contact snmp-server enable traps snmp authentication linkup linkdown coldstart tunnel-group sslgroup type webvpn !--- Create a tunnel group "sslgroup" with type as WebVPN. tunnel-group sslgroup general-attributes address-pool vpnpool !--- Associate the address pool vpnpool created. default-group-policy clientgroup !--- Associate the group policy "clientgroup" created. tunnel-group sslgroup webvpn-attributes group-alias sslgroup_users enable !--- Configure the group alias as sslgroup-users. telnet timeout 5 ssh timeout 5 console timeout 0 ! class-map inspection_default match default-inspection-traffic ! ! policy-map type inspect dns preset_dns_map parameters message-length maximum 512 policy-map global_policy class inspection_default inspect dns preset_dns_map inspect ftp inspect h323 h225 inspect h323 ras inspect netbios inspect rsh inspect rtsp inspect skinny inspect esmtp inspect sqlnet inspect sunrpc inspect tftp inspect sip inspect xdmcp ! service-policy global_policy global webvpn enable outside !--- Enable WebVPN on the outside interface. svc image disk0:/sslclient-win-1.1.4.179.pkg 1 !--- Assign an order to the SVC image. svc enable !--- Enable the security appliance to download SVC images to remote computers. tunnel-group-list enable !--- Enable the display of the tunnel-group list on the WebVPN Login page. prompt hostname context Cryptochecksum:d41d8cd98f00b204e9800998ecf8427e : end ciscoasa# |
次の手順を実行して、ASA との SSL VPN 接続を確立します。
Web ブラウザのアドレス フィールドに、ASA の WebVPN インターフェイスの URL または IP アドレスを入力します。
例:
https://<IP address of the ASA WebVPN interface>
ユーザ名とパスワードを入力し、[Group] ドロップダウン リストからそれぞれのグループを選択します。
注:SSL VPN Clientをダウンロードする前に、コンピュータにActiveXソフトウェアをインストールする必要があります。
接続が確立されると、このダイアログボックスが表示されます。
接続が確立されると、このメッセージが表示されます。
接続が確立されたら、コンピュータのタスクバーに表示される黄色い鍵アイコンをダブルクリックします。
[Cisco Systems SSL VPN Client] ダイアログボックスに、SSL 接続についての情報が表示されます。
ここでは、設定が正常に機能しているかどうかを確認します。
Output Interpreter Tool(OIT)(登録ユーザ専用)では、特定の show コマンドがサポートされています。OIT を使用して show コマンド出力の解析を表示します。
show webvpn svc:ASA フラッシュ メモリに格納された SVC イメージを表示します。
ciscoasa#show webvpn svc 1. disk0:/sslclient-win-1.1.4.179.pkg 1 CISCO STC win2k+ 1.0.0 1,1,4,179 Fri 01/18/2008 15:19:49.43 1 SSL VPN Client(s) installed
show VPN-sessiondb svc :現在の SSL 接続についての情報を表示します。
ciscoasa#show vpn-sessiondb svc Session Type: SVC Username : ssluser1 Index : 1 Assigned IP : 192.168.10.1 Public IP : 192.168.1.1 Protocol : SVC Encryption : 3DES Hashing : SHA1 Bytes Tx : 131813 Bytes Rx : 5082 Client Type : Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1) Client Ver : Cisco Systems SSL VPN Client 1, 1, 4, 179 Group Policy : clientgroup Tunnel Group : sslgroup Login Time : 12:38:47 UTC Mon Mar 17 2008 Duration : 0h:00m:53s Filter Name :
show webvpn group-alias:さまざまなグループに対する設定済みのエイリアスを表示します。
ciscoasa#show webvpn group-alias Tunnel Group: sslgroup Group Alias: sslgroup_users enabled
ASDM で、[Monitoring] > [VPN] > [VPN Statistics] > [Sessions] を選択すると、ASA の現在の WebVPN セッションに関する情報が表示されます。
このセクションでは、設定のトラブルシューティングに役立つ情報を紹介します。
vpn-sessiondb logoff name <username>:特定のユーザ名の SSL VPN セッションをログオフします。
ciscoasa#vpn-sessiondb logoff name ssluser1 Called vpn_remove_uauIth: success! webvpn_svc_np_tear_down: no ACL NFO: Number of sessions with name "ssluser1" logged off : 1
同様に、vpn-sessiondb logoff svc コマンドを使用すると、すべての SVC セッションを終了できます。
注:PCがスタンバイモードまたは休止モードになると、SSL VPN接続を終了できます。
webvpn_rx_data_cstp webvpn_rx_data_cstp: got message SVC message: t/s=5/16: Client PC is going into suspend mode (Sleep, Hibernate, etc) Called vpn_remove_uauth: success! webvpn_svc_np_tear_down: no ACL
ciscoasa#show vpn-sessiondb svc INFO: There are presently no active sessions
Debug webvpn svc <1-255>:セッションを確立するために、リアルタイムの WebVPN イベントを提供します。
Ciscoasa#debug webvpn svc 7 ATTR_CISCO_AV_PAIR: got SVC ACL: -1 webvpn_rx_data_tunnel_connect CSTP state = HEADER_PROCESSING http_parse_cstp_method() ...input: 'CONNECT /CSCOSSLC/tunnel HTTP/1.1' webvpn_cstp_parse_request_field() ...input: 'Host: 172.16.1.1' Processing CSTP header line: 'Host: 172.16.1.1' webvpn_cstp_parse_request_field() ...input: 'User-Agent: Cisco Systems SSL VPN Client 1, 1, 4, 179' Processing CSTP header line: 'User-Agent: Cisco Systems SSL VPN Client 1, 1, 4, 179' Setting user-agent to: 'Cisco Systems SSL VPN Client 1, 1, 4, 179' webvpn_cstp_parse_request_field() ...input: 'X-CSTP-Version: 1' Processing CSTP header line: 'X-CSTP-Version: 1' Setting version to '1' webvpn_cstp_parse_request_field() ...input: 'X-CSTP-Hostname: tacweb' Processing CSTP header line: 'X-CSTP-Hostname: tacweb' Setting hostname to: 'tacweb' webvpn_cstp_parse_request_field() ...input: 'X-CSTP-Accept-Encoding: deflate;q=1.0' Processing CSTP header line: 'X-CSTP-Accept-Encoding: deflate;q=1.0' webvpn_cstp_parse_request_field() ...input: 'Cookie: webvpn=16885952@10@1205757506@D4886D33FBF1CF236DB5E8BE70B1486 D5BC554D2' Processing CSTP header line: 'Cookie: webvpn=16885952@10@1205757506@D4886D33FBF1 CF236DB5E8BE70B1486D5BC554D2' Found WebVPN cookie: 'webvpn=16885952@10@1205757506@D4886D33FBF1CF236DB5E8BE70B1 486D5BC554D2' WebVPN Cookie: 'webvpn=16885952@10@1205757506@D4886D33FBF1CF236DB5E8BE70B1486D5B C554D2' Validating address: 0.0.0.0 CSTP state = WAIT_FOR_ADDRESS webvpn_cstp_accept_address: 192.168.10.1/0.0.0.0 CSTP state = HAVE_ADDRESS No subnetmask... must calculate it SVC: NP setup webvpn_svc_np_setup SVC ACL Name: NULL SVC ACL ID: -1 SVC ACL ID: -1 vpn_put_uauth success! SVC: adding to sessmgmt SVC: Sending response CSTP state = CONNECTED
ASDM で、[Monitoring] > [Logging] > [Real-time Log Viewer] > [View] を選択してリアルタイム イベントを表示します。次に、ASA 172.16.1.5 経由のインターネットにおける、SVC 192.168.10.1 と Webserver 10.2.2.2 の間のセッション情報の例を示します。
改定 | 発行日 | コメント |
---|---|---|
1.0 |
19-Feb-2014 |
初版 |