概要
この記事では、パススルーコントローラUCSC-SAS12GHBAがJBODモードのみをサポートしているため、HDDの状態を[Unconfigured good]から[JBOD]に変更できないシナリオについて説明します
前提条件
要件
このドキュメントに特有の要件はありません。
使用するコンポーネント
- UCSC-C220-M4L
- CIMC:3.0.3a
- UCS-HD12TB10KHY-E X 2
- RAIDコントローラ:UCSC-SAS12GHBAをパススルー
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。本稼働中のネットワークでは、各コマンドによって起こる可能性がある影響を十分確認してください。
背景説明
UCSC-240C-M4L仕様を参照してください
トラブルシューティングの手順
1. UCS-HD12TB10KHY-Eは、UCSC-C220-M4Lのスペックシートに従って、コントローラUCSC-SAS12GHBAでサポートされます。
https://www.cisco.com/c/dam/en/us/products/collateral/servers-unified-computing/ucs-c-series-rack-servers/c220m4-lff-spec-sheet.pdf
2. HDDのステータスをJBODに設定/変更するオプションは、[CIMC] > [Inventory] > [Storage] > [Controller/VD]プロパティに存在しません。
3. CLIからコントローラ設定のステータスを確認し、コントローラに[JBOD is Enabled]と表示されます。
4. CIMC CLIからHDDステータスをJBODに変更/設定できるオプションはありません。
5.サーバがリブートすると、UCSC-SAS12GHBAのWeb BIOSユーティリティにアクセスするためにCTRL+Cを選択するように求められます。
しかし、WebBIOSから物理ドライブのステータスを変更するオプションはありません。
解決方法
パススルーコントローラUCSC-SAS12GHBAによって管理されている場合、HDDは「Unconfigured Good」状態のままになります。
Windows 2012 R2を正常なドライブ(HDD#1)にインストールすると、インストールが完了しました。
ドライブの取り付け後 – HDD#1はUnconfigured Good状態のままになります。
関連情報
CSCvj74706:CIMC GUI - Physical drive state displayed Unconfigured Good with UCSC-SAS12GHBA