このドキュメントでは、ユニファイド コンピューティング システム(UCS)C220 M3 ラック マウント サーバを 1.5(1b) にアップグレードした後で発生する KVM(キーボード、ビデオ、マウス)コンソールの起動に関する問題の解決方法について説明します。
このドキュメントに特有の要件はありません。
このドキュメントの内容は、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
UCS C220 M3 ラックマウント サーバを 1.5(1b) にアップグレードした後で、KVM コンソールを起動できない状況が発生する可能性があります。[KVM] ボタンをクリックしたとき、警告もエラー メッセージも表示されません。Java Network Launch Protocol(JNLP)ファイルは PC にダウンロードされますが、関連付けられないために、このファイルを開く Java アプリケーションがトリガーされません。
この問題を解決するには、Java Web Start アプリケーションと JNLP ファイルを関連付ける必要があります。このドキュメントでは、MAC と Windows 2008 のプラットフォームにおける設定方法を示します。
MAC でのこの問題を解決するには、次の手順を使用します。
UCS Cisco Integrated Management Controller(CIMC)で [KVM] アイコンをクリックし、PC 上の .jnlp ファイルを見つけます。次のような表示となります。
viewer.jnlp(14.17.2.100@0@1362683732886)
次の例に示すように、このファイルは通常、Cisco UCS の IP アドレスを含んでいます。この例では、PC はブラウザの設定に基づいて [My Downloads] フォルダにこれらのファイルを保存します。
ファイルが見つかったら、ファイルを右クリックし、[Open With] を選択してから、[Other] を選択します。
これにより、これらの .jnlp ファイルに対して [Java WebStart.app file] を選択できる別のウィンドウが開きます。
これで、CIMC から KVM を起動できるようになります。
問題が続く場合は、.jnlp ファイルを右クリックし、[Get Info] をクリックします。
これにより、別のウィンドウが開きます。[Open with] をクリックし、[Other] をクリックします。次に、もう一度ステップ 3 に進みます。
Windows ベースの PC でも、問題は同じです。Java .jnlp ファイルは Java インストールに付随している Java Web Start アプリケーションで動作します。
Windows 2008 で、[Start] をクリックし、[Control Panel] > [Java] に移動します。これにより、[Java Control Panel] ウィンドウが開きます。
[Java Control Panel] の上部で [Advanced] タブをクリックします。
[Java Plug-in] がイネーブルになっていることを確認します。(必要に応じて、ブラウザをリロードしてください)。
[+] ボタンをクリックして、[JNLP File/MIME Association] を展開し、[Always allow] または [Prompt user] が選択されていることを確認します。そうでない場合は、変更を加え、ブラウザをリロードします。
これで KVM を実行できるようになります。
注:このファイルは、Javaws.exeプログラムを使用して開くこともできます。