Ciscoスマートソフトウェアライセンスに関するFAQ

目的

Cisco Smart Software Licensingは、ライセンスに関する新しい考え方です。企業全体のライセンス体験を簡素化し、シスコソフトウェアの購入、導入、追跡、更新を容易にします。単一のシンプルなユーザインターフェイスを通じて、ライセンスの所有権と消費を可視化します。

よく寄せられる質問（FAQ）

目次

スマートソフトウェアライセンスのコンテキスト

1. シスコは、新しい方法でソフトウェアを使用したいという顧客の要求にどのように対処していますか。
2. シスコの新しいビジネスモデルと製品の例を教えてください。
3. 新しいソフトウェアモデルの機能拡張はいつ利用可能になりますか。
4. 新しいシスコスマートソフトウェアライフサイクルはどのようなものですか。

スマート ソフトウェア ライセンシング

5. シスコがソフトウェアライセンスを変更する理由
6. スマートソフトウェアライセンスはどのように機能しますか。
7. スマートソフトウェアライセンスが付属する製品と、それらが利用可能になる時期を教えてください。
8. スマートソフトウェアライセンスの詳細については、誰にお問い合わせできますか。
9. スマートアカウントをリクエストするにはどうすればよいですか。

スマートソフトウェアライセンスのコンテキスト

1.シスコは、新しい方法でソフトウェアを使用したいという顧客からの要求にどのように対処していますか。

現在は、ソフトウェアを柔軟に使用する方法が求められており、ソフトウェア、ハードウェア、サービスを含む完全なエンドツーエンドのソリューションを購入したいと考えています。ソフトウェアの購入、アクティブ化、および管理は、シスコ全体でシンプルかつ一貫している必要があります。

シスコの戦略は、ソフトウェアサブスクリプション、使用状況ベースのオファー、クラウドベースのソフトウェア、および全社契約などの新しいソフトウェアビジネスモデルを実現し、ソリューションを簡単に導入し、新しいビジネス環境にすばやく適応できるようにすることです。さらに、オファーは標準化され、簡素化された価格設定、一貫した請求メカニズム、およびシスコの製品ファミリ全体で一貫したライセンスメカニズムを体験できます。

シスコは、変化するソフトウェア市場でシスコが貴社をサポートできるよう、Software Operations Transformation Initiativeに投資しています。

2.シスコの新しいビジネスモデルや製品の例を挙げてください。

• ソフトウェアのアップグレードとサポートを事前に購入します。お客様は、Cisco®ソフトウェアへのワンタイム投資を継続し、ハードウェアに組み込まれた投資を受け取り、その製品のアップグレードとサポートを購入できます。シスコは、製品SKUの複雑さを軽減し、これらのモデルに一貫したシンプルなライセンス方法を組み込むことで、このモデルを簡単に使用できるようにしています。このモデルを使用して販売される製品には、Cisco Software Application Support and Upgrades(SASU)、Cisco Unified Communications Manager(CUCM)、およびEssential Operate Serviceなどがあります。
• ソフトウェアサブスクリプション：サブスクリプションオファーを使用すると、ソフトウェアへの投資を一定期間にわたって行うことができ、ビジネスの優先順位が変わった場合でも、簡単に新しい機能やサービスに移行できます。ただし、事前の大規模な投資は放棄されません。サブスクリプションオファーは、クラウドまたはオンプレミスで提供でき、特定の容量または一定期間にわたって一連のソフトウェア機能を使用する権利を提供します。これらのオファーは、通常、前払いまたは定期的（月または四半期）に請求されます。 サブスクリプションベースで提供されるシスコソフトウェアの例として、Cisco Cloud Services Router 1000v、IronPort®、Identity Services Engine、Meraki®、WebEx®、EnergyWiseTM Management、ServiceGrid®、およびHosted Collaboration Solution(HCS)の)White Labelがあります。
• Software-as-a-serviceおよびX-as-a-service、またはユーティリティモデル(SaaS/XaaS):Cisco SaaSオファーでは、必要に応じてソフトウェアを使用し、従量制で支払いを行うことができます。サードパーティ製の機器またはクラウド経由で提供できます。XaaSには、インフラストラクチャやプラットフォームなど、インターネット経由で配信できるサービスが含まれます。WebExおよびScanSafeは、SaaSオファーとして販売されています。次の製品はXaaSベースで提供されます。Data Center as a Service(DCaaS)、TelePresence as a Service(TPaaS)、およびCompute as a Service(CaaS)。
• 最後に、ソフトウェアとハードウェアをビジネスをサポートするさまざまな方法で使用したいと考えている大規模企業のお客様に対して、企業全体の契約またはエンタープライズライセンス契約(ELA)が招待ベースで提供されます。大規模なお客様の場合、すべてのニーズを満たすソリューションを交渉する際に、コスト効率が高く効率的になります。必要に応じて、ハードウェアとソフトウェア、アップグレードとサポート、およびサブスクリプションオファーを提供します。このモデルに従って、シスコ全社がソフトウェア導入とサービス消費の権利を組織全体に提供します。この権利は、1つの契約終了日が統一された複数年契約に基づいています。

3.新しいソフトウェアモデルの機能拡張はいつ利用可能になりますか。

Cisco Software Operationsは、現在、サブスクリプション、ユーティリティ、および企業全体の契約をサポートしており、自動化、拡張、ビジネスの簡素化を支援する新しい機能が開発されています。

今日、全社の契約の履行およびアクティベーションのアクティビティは、手動で管理および処理されます。シスコは、単一のビューからアクセスできるソフトウェア管理アクティビティの自動化に取り組んでいます。これにより、販売やお客様に対して合理化された統合管理エクスペリエンスが提供されます。目標：

• ライセンスおよび管理の簡素化と迅速化
• 標準化された部品表の構造の実装
• サイクルタイムとタッチポイント数の削減

Cisco Commerce WorkspaceおよびSubscription Billing PlatformでSaaS/XaaSサブスクリプションを発注および管理する機能を含むSaaSおよびXaaS機能は、限られた数のパートナー(1-Tier)および市場向けダイレクトルートを持つ米国、カナダおよび英国でパイロットです。WebEx製品は、次の機能を含むSaaS更新プラットフォームを最初に使用します。

• 4つのSaaSライセンスおよび価格設定モデル：アクティブホスト、従業員数、ネームドホスト、ポート
• Cisco Commerce Workspaceでスタンドアロン注文を作成し、より多くのユーザやサブサービスに対して追加購入を行うセルフサービス機能。既存のサブスクリプションを変更する機能
• 定期的な請求と請求
• 自動更新オプション
• 前払い、または延滞請求が可能
• お客様のサクセスマネージャに連絡してサブスクリプションの更新をキャンセルする機能。ただし、便宜のため中期解約は認められない

Cisco Commerce Workspaceでは、リアルタイムの消費レポートと自動請求および更新XaaSオファーを受け取ることができます。

4.新しいシスコスマートソフトウェアライフサイクルはどのようなものですか。

Cisco Smart Software Lifecycle Managementには、プリセールス活動、ソフトウェアの発注、ソフトウェアの配布とソフトウェアアクティベーション、メンテナンス、更新またはアップグレードが含まれます。シスコは、ソフトウェアのライフサイクル全体を通じて生産性を向上させるために、簡素化、合理化、および標準化を行う変更を行っています。

製品の簡素化

新しいソフトウェアソリューションには、簡素化されたソフトウェア製品が含まれ、製品番号(SKU)とライセンス構成が少なくなります。

シスコは、ハードウェア、ソフトウェア、サービスを含むソリューション全体を提供しています。Cisco ONEなどのソフトウェア製品スイートも、市場におけるビジネスやユーザのニーズに対応するユースケースに基づいて提供されます。

シスコは、さまざまな価格設定モデルのサポートに取り組んでいます。サブスクリプションまたはユーティリティ（従量制）で購入するオプションがあり、オンプレミスまたはクラウドでソフトウェアをホストすることもできます。

シスコは、変化するソフトウェアビジネスをサポートし、ソフトウェア購入の選択肢を適切かつシンプルにするよう取り組んでいます。

簡単な購入、ダウンロード、アクティベーション

シスコはすでにソフトウェアの購入、ダウンロード、および監視を容易にしており、今後も引き続き提供していきます。

ほとんどのソフトウェア、ハードウェア、サービスを1つの統合ワークスペースで発注できるため、ソリューション全体を簡単に購入できます。シスコは、Cisco Commerce Workspace環境のすべてのソフトウェアモデルを有効にして、統合された購入エクスペリエンスを実現することに取り組んでいます。

スタンドアロンソフトウェアのフルフィルメント（ハードウェアに組み込まれたソフトウェアとは異なる）は、主にeDeliveryによって行われます。シスコのスタンドアロンソフトウェアのほとんどはeDeliveryを通じて入手できます。これにより、保留が解除されてから4日間から90分に注文のリードタイムが短縮され、大規模な物理的な出荷の処理に手間がかかりません。

将来、標準化された簡素化されたライセンス供与に向けて取り組んでいますが、手動によるソフトウェア登録の手間が削減されています。従来の製品認証キー(PAK)ベースのライセンスは、[License Registration（ライセンス登録）]ページで一括登録できるようになりました。将来、製品設定時に会社のトークンを1つだけ入力する必要があるスマートライセンス対応製品では、ソフトウェアの自己登録が可能になり、PAKを入力する必要がなくなります。

ソフトウェアの使用状況を監視して、ライセンスを管理し、情報に基づいた更新およびアップグレードの決定を行うことができます。

情報に基づいた意思決定の改善

ソフトウェアサポート、メンテナンス、および更新に関して、シスコはビジネスのしやすさを向上させることに取り組んでいます。

インストールベースに対する可視性の欠如により、生産性が低下し、不満が生じています。今後、シスコは、購入したソフトウェア、ハードウェア、およびサービスのインストールベースの記録を保持します。インストールベースの可視性は、パートナー、認定パートナー、およびシスコ間で共有されます。資格に関する質問が発生すると、購入の負担の証明が不要になります。更新時期になると、所有している内容や使用中の内容を簡単に確認できるため、更新の選択が容易になります。

戦略的な計画を立て、シスコのソフトウェアが何を実現できるかを深く理解することで、シスコのソリューションによって新たな市場需要に対応できます。情報に基づいた更新とアップグレードの意思決定が可能になり、プロセスが簡単になります。

シスコは、新しいソフトウェアモデルに対する請求をサポートする能力を高めています。サブスクリプション期間または使用状況に関する自動請求書を定期的に受け取ることができます。今後は、自動請求書をオンデマンドで受信できるようになります。

これらは、シスコがソフトウェアライフサイクル全体を通して新しいソフトウェア運用モデルを実現する方法の一部にすぎません。

スマート ソフトウェア ライセンシング

5.なぜシスコはソフトウェアライセンスを変更するのですか。

シスコの技術革新は、20年間ネットワーク市場をリードしてきました。当社のエンジニアリングチームは、お客様にワールドクラスの製品とソリューションを提供します。製品の進化と多数の買収により、製品の購入、ライセンス、アクティベーション、更新、アップグレードに関するさまざまな方法が導入されています。この方法により、シスコの複数の製品ラインから製品を所有しているユーザにとって、大きな一貫性と混乱が生じています。

現在、シスコのソフトウェアライフサイクルエクスペリエンスには、最大19のステップと、サポートが必要な複数の停止ポイントが含まれています。シスコの現在のサービス内容：

• ソフトウェアライセンステクノロジーが多すぎる
• さまざまなライセンスツール
• すべてのソフトウェア権限と関連データが保存され、表示される中央の場所がない
• Return Materials Authorizations（RMA；返品許可）を含むすべての製品インスタンスのインストールまたは導入に関して介入を必要とする、ノードロックテクノロジーへの強い依存
• シスコのサポートに関するタッチポイントが多すぎるため、ライセンスのタスクを完了できない

シスコのソフトウェアライフサイクルを変革するために、よりシンプルで柔軟なオファー構造を作成し、シスコポートフォリオ全体でソフトウェア製品の購入、アクティベーション、管理、更新、アップグレードを簡単、迅速、かつ一貫した方法で提供します。

6.スマートソフトウェアライセンスはどのように機能しますか。

Cisco Smart Software Licensingは、現在の権限付与の障壁を取り除き、ソフトウェアインストールベースに関する情報を提供することで、シスコソフトウェアの購入、導入、追跡、および更新を容易にします。これは、シスコのソフトウェア戦略の大きな変化であり、PAKベースのモデルから、柔軟性と高度なコンシューマベースのモデルを可能にする新しいアプローチへと移行しました。

Cisco Smart Software Licensingを使用すると、次のことが可能になります。

• 購入および導入したデバイスとソフトウェアの可視性
• 自動ライセンスアクティベーション
• 標準的なソフトウェアオファー、ライセンスプラットフォーム、ポリシーによる製品の簡素化
• 運用コストの削減の可能性

お客様、選択したパートナー、およびシスコは、Cisco Smart Software Managerインターフェイスで、ハードウェア、ソフトウェアの権利、および最終的なサービスを表示できます。

すべてのスマートソフトウェアライセンス製品は、設定と単一のトークンによるアクティベーションにより自己登録が行われ、PAKを使用して製品を登録した後にWebサイトに移動する必要がなくなります。Smart Software Licensingは、PAKまたはライセンスファイルを使用する代わりに、柔軟で自動化された方法でポートフォリオ全体で使用できるソフトウェアライセンスまたは権利のプールを確立します。プーリングは、ライセンスを再ホストする必要がないため、RMAで特に役立ちます。Smart Software Managerでは、ライセンス導入を全社的に簡単かつ迅速に自己管理できます。

標準的な製品オファー、標準のライセンスプラットフォーム、および柔軟な契約を通じて、シスコソフトウェアを使用したシンプルで生産的なエクスペリエンスを実現できます。

7.スマートソフトウェアライセンスが適用される製品と、それらが利用可能になる時期を教えてください。

シスコスマートソフトウェアライセンスは、最終的にすべてのシスコ製品をカバーします。現時点では、選択した製品グループで利用できます。

シスコは、既存のほとんどの製品をリトロフィットし、スマートソフトウェアライセンスの新製品や買収をすべて可能にします。寿命が限られた古い製品の一部は移行できない場合があります。

また、シスコはパートナーとお客様で構成されるアドバイザーのコミュニティを形成し、パートナー様とシスコと年4回会ってフィードバックを提供し、ソリューションがビジネスニーズに合ったものとなるよう支援しています。アドバイザーのコミュニティの詳細については、イスラエル・ガルシアにお問い合わせください。

詳細については、次のビデオをご覧ください。

8.スマートソフトウェアライセンスの詳細については、誰にお問い合わせください。

スマートソフトウェアライセンスに関する質問や、ネットワークでの試用方法については、シスコのセールスアカウントマネージャまたはベン・ストリックランドまでお問い合わせください。

9.スマートアカウントをリクエストするにはどうすればよいですか。

新しいスマートアカウントの作成は1回限りのイベントであり、その後のユーザの管理は、ツールを通じて提供される機能です。スマートアカウントをリクエストするには、https://software.cisco.comを参照してください。スマートアカウントをリクエストする手順については、ここをクリックしてください。