Power over Ethernet(PoE)を使用すると、データを伝送するのと同じイーサネットケーブルを介して、デバイスから接続されたデバイスに電力を供給できます。これにより、IP電話やアクセスポイントなどのデバイスに電源を供給するための別個の電源コードが不要になります。Cisco 220シリーズスマートスイッチの時間範囲機能を使用すると、スイッチのポートに対してPoEを有効にする正確な時間を指定できます。
この記事では、指定した時間にPoEを有効にし、現在の電力使用量とポートごとの最大電力制限を監視するために、スイッチで時間ベースのPoE設定を行う方法について説明します。
ステップ 1:スイッチのWebベースユーティリティにログインし、Port Management > PoE > PoE Port Settingsの順に選択します。
ステップ 2:PoEポート設定テーブルで、設定するポートのオプションボタンをクリックし、Editをクリックします。
注:この例では、ポートGE18が選択されています。
ステップ 3:Edit PoE Settingsウィンドウが表示されます。Interfaceドロップダウンリストから、指定したポートが手順2で選択したポートであることを確認します。それ以外の場合は、ドロップダウン矢印をクリックして適切なポートを選択します。
注:この例では、ポートGE18が選択されています。
ステップ 4:PoE Administrative StatusのEnableチェックボックスにチェックマークを入れて、指定したポートでPoEを有効にします。このボックスはデフォルトでオンになっています。
ステップ 5:時間範囲のEnableチェックボックスにチェックマークを付けます。これにより、指定したポートでPoEを有効にする時間を設定できます。
手順 6:EditリンクをクリックしてTime Rangeページに移動し、Time Rangeの設定を指定します。
注:使用する定義済みの名前がすでに存在する場合は、ドロップダウン矢印をクリックして名前を選択し、ステップ16に進みます。
手順 7:ポップアップウィンドウが表示され、[時間範囲]ページに移動すると現在のウィンドウが閉じることを通知します。[OK] をクリックして、次に進みます。
時間範囲ページが表示されます。
ステップ 8:Time Range Tableの下にあるAddボタンをクリックします。
Add Time Rangeウィンドウが表示されます。
ステップ 9:Time Range Nameフィールドに名前を入力します。これにより、設定した時間範囲を簡単に特定できます。
注:この例では、PortOnが使用されています。
ステップ 10:[絶対開始時間]のオプションボタンをクリックします。次のオプションがあります。
注:この例では、日付が選択され、年、月、日、時刻が指定されています。
ステップ 11「Absolute Ending Time」のオプションボタンをクリックします。次のオプションがあります。
注:この例では、Infiniteが選択されています。これがデフォルト設定です。
ステップ 12[APPLY] をクリックします。
ステップ 13構成を永続的に保存するには、[構成のコピー/保存]ページに移動するか、ページの上部にあるアイコンをクリックします。
ステップ 14:Port Management > PoE > PoE Port Settingsの順に戻ります。
ステップ 15:以前に選択したポートをクリックし、Editボタンをクリックして、Edit PoE Settingsウィンドウに戻ります。
ステップ 16:オプションボタンをクリックして、電源のプライオリティレベルを選択します。次のオプションがあります。
注:この例では、Highが選択されています。
ステップ 17:ポートの最大電力制限を設定するには、Administrative Power Allocationフィールドに値を入力します。
注:Administrative Power Allocationを設定できるのは、PoE PropertiesウィンドウでPoE Power ModeがPort Limitに設定されている場合だけです。
注:この例では、30000が使用されています。これがデフォルト値です。
次のカウンタが表示されます。
ステップ 18:[APPLY] をクリックします。
ステップ 19:構成を永続的に保存するには、[構成のコピー/保存]ページに移動するか、ページの上部にあるアイコンをクリックします。
これで、220シリーズSmart Plusスイッチで時間ベースPoEが正常に設定されました。
改定 | 発行日 | コメント |
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1.0 |
13-Dec-2018 |
初版 |