200/300シリーズマネージドスイッチでのマルチキャストプロパティの設定

目的

マルチキャストは、単一の送信でデバイスのグループに情報を同時に配信するテクノロジーです。デフォルトでは、すべてのマルチキャストフレームがVLAN内のすべてのポートに送信されます。特定のポートだけに選択的に転送し、残りのポートでマルチキャストフレームをフィルタリングするには、マルチキャストフィルタリングを使用できます。マルチキャストフィルタリングにより、マルチキャストフレームが関連VLAN内のポートのサブセットに転送されるようになります。

この記事では、200/300シリーズマネージドスイッチでマルチキャストプロパティを設定する方法について説明します。

適用可能なデバイス

・ SF/SG 200およびSF/SG 300シリーズマネージドスイッチ

[Software Version]

•1.3.0.62

マルチキャストプロパティ

ステップ 1：Web設定ユーティリティにログインして、Multicast > Propertiesの順に選択します。Propertiesページが開きます。

ステップ 2：Bridge Multicast Filtering StatusフィールドのEnableをオンにして、マルチキャストフィルタリングを有効にします。

ステップ 3：VLAN IDドロップダウンリストから、マルチキャストフィルタリングを適用するVLANを選択します。

ステップ 4：Forwarding Method for IPv6フィールドで、目的の転送方式に対応するオプションボタンをクリックします。これは、IPv6マルチキャストフレームの転送方法を定義します。

・ MACグループアドレス：フレームは宛先MACアドレスに基づいて転送されます。

・ IPグループアドレス：フレームは宛先IPアドレスに基づいて転送されます。

・ 送信元固有IPグループアドレス：フレームは、送信元アドレスと宛先アドレスの両方に基づいて転送されます。

ステップ 5：Forwarding Method for IPv4フィールドで、目的の転送方式に対応するオプションボタンをクリックします。これは、IPv4マルチキャストフレームの転送方法を定義します。

・ MACグループアドレス：フレームは宛先MACアドレスに基づいて転送されます。

・ IPグループアドレス：フレームは宛先IPアドレスに基づいて転送されます。

・ 送信元固有IPグループアドレス：フレームは、送信元アドレスと宛先アドレスの両方に基づいて転送されます。

手順 6：[APPLY] をクリックします。

注：設定をバックアップして変更を永続的に保存するには、Web設定ユーティリティにログインし、Administration > File Management > Copy/Save configurationの順に選択します。Copy/Save Configurationページでは、設定を保存できます。