200/300シリーズマネージドスイッチの初期設定

目的

ネットワークスイッチの最も基本的な定義は、接続されたデバイスからメッセージを受信し、別の接続されたデバイスに転送することです。200/300シリーズスイッチは、より特殊で複雑なタスクに対応できます。スイッチを設定する1つの方法は、グラフィカルユーザインターフェイス(GUI)を使用することです。この記事では、GUIにアクセスして200/300シリーズマネージドスイッチのIPアドレスを設定する方法について説明します。

適用可能なデバイス

• SF/SG 200およびSF/SG 300シリーズマネージドスイッチ

[Software Version]

• v1.2.7.76

グラフィカルユーザインターフェイス(GUI)へのアクセス

ステップ 1：スイッチを電源に接続してオンにします。スイッチは100 ～ 240 Vの範囲の電圧を受け入れます。

ステップ 2：イーサネットケーブルの一方の端をコンピュータに接続し、もう一方の端をスイッチの使用可能なポートに接続します。

ステップ 3：スイッチのIPアドレスと同じサブネット内のIPアドレスを使用してコンピュータを設定するには、次の2つの方法のいずれかを実行します。

• スタティック：スイッチと同じサブネット内のスタティックIPアドレスをコンピュータに割り当てます。  スイッチのデフォルトのIPアドレスは192.168.1.254です。つまり、使用されていない192.168.1.2 ～ 192.168.1.253のIPアドレスを選択する必要があります。
• ダイナミック：スイッチとコンピュータの両方に接続されているDHCPサーバを使用します。  DHCPサーバは、コンピュータとスイッチのIPアドレスを割り当てます。

注：工場出荷時のデフォルトのIPアドレス192.168.1.254が使用されている場合、システムLEDが緑色に点滅し続けます。デフォルトのIPアドレスが使用されていない場合、システムLEDは緑色に点灯したままになります。

ステップ 4：Webブラウザウィンドウを開きます。

ステップ 5：アドレスバーにスイッチのIPアドレスを入力し、Enterキーを押します。マネージドスイッチのログインページが開きます。

手順 6：Usernameフィールドにユーザ名を入力します。デフォルトのユーザ名はciscoです。

手順 7：Passwordフィールドにパスワードを入力します。デフォルトのパスワードは cisco です。パスワードでは大文字と小文字が区別されます。

ステップ 8：Languageドロップダウンリストから目的の言語を選択します。

ステップ 9：Log Inをクリックして、デバイスにログインします。

スイッチのIPアドレスの変更

方法1:TCP/IP設定の静的な割り当て

ステップ1：スイッチのGUIにアクセスし、「グラフィカルユーザインターフェイス(GUI)へのアクセス」セクションの説明に従ってログインします。

ステップ 2：Getting Startedをクリックします。Getting Startedページが開きます。

ステップ 3：Change Device IP Addressをクリックして、スイッチのIPアドレスを変更します。  IPv4インターフェイスページが開きます。

ステップ 4：Management VLANドロップダウンリストからVLAN番号を選択します。スイッチのGUIにアクセスできるのは、管理VLAN上のデバイスだけです。スイッチのデフォルトの管理VLANはVLAN1です。VLANについては、『200/300シリーズマネージドスイッチでのVLAN設定』を参照してください。

ステップ 3：IP Address TypeフィールドのStaticオプションボタンをクリックして、IPアドレスを手動で割り当てます。

ステップ 4：IP Addressフィールドにスイッチの目的のIPアドレスを入力します。

ステップ 5：Maskフィールドで、サブネットマスクの決定に使用する方法に対応するオプションボタンをクリックします。

手順 6：Administrative Default Gatewayフィールドで、管理デフォルトゲートウェイの決定に使用する方法に対応するオプションボタンをクリックします。

• Network Mask:IPアドレスマスクを入力します。  
• Prefix Length:IPアドレスのプレフィクス長を入力します。
• User Defined：デフォルトゲートウェイのIPアドレスを入力します。
• None：デフォルトゲートウェイは設定されません。デフォルトゲートウェイが選択されていない場合、スイッチはスイッチのIPサブネット外にあるデバイスと通信できません。

手順 7：[Apply] をクリックして設定を保存します。

方法2:TCP/IP設定を動的に割り当てる

ステップ1：スイッチのGUIにアクセスし、「グラフィカルユーザインターフェイス(GUI)へのアクセス」セクションの説明に従ってログインします。

ステップ 2：Getting Startedをクリックします。Getting Startedページが開きます。

ステップ 3：Change Device IP Addressをクリックして、スイッチのIPアドレスを変更します。  IPv4インターフェイスページが開きます。

 

ステップ 4：Management VLANドロップダウンリストからVLAN番号を選択します。スイッチのGUIにアクセスできるのは、管理VLAN上のデバイスだけです。スイッチのデフォルトの管理VLANはVLAN1です。VLANについては、『200/300シリーズマネージドスイッチでのVLAN設定』を参照してください。

ステップ 5：IP Address TypeフィールドのDynamicオプションボタンをクリックして、IPアドレスをダイナミックに割り当てます。

ステップ6:（オプション）Renew IP Address NowフィールドのEnableチェックボックスにチェックマークを入れて、スイッチのIPアドレスを更新します。

Auto Configuration via DHCPフィールドには、自動設定機能のステータスが表示されます。  詳細については、『200/300シリーズマネージドスイッチでのDynamic Host Configuration Protocol(DHCP)サーバの自動設定』を参照してください。

手順 7：[Apply] をクリックして設定を保存します。

更新履歴

改定	発行日	コメント
1.0	10-Dec-2018	初版