Ternary Content Addressable Memory(TCAM)は、Quality of Service(QoS)、アクセスコントロールリスト(ACL)、IPルートテーブル、VLANなどのさまざまなアプリケーションのルールを保存するためにスイッチで使用されます。TCAMがこれらのルールをメモリに保存する方法は、通常のメモリRAMストレージとは異なります。IOSはメモリアドレスを使用して特定のデータを検索します。代わりにTACMは、最初にデータを使用し、次にそれぞれのメモリの場所を探します。これにより、スイッチはこれらのルールをより迅速に検索し、全体的なパフォーマンスを向上させます。300シリーズマネージドスイッチは、512のルールを保持できます。有効なアプリケーションは、TCAMルールの一部を使用できます。アプリケーションの各ルールエントリは、最大1つまたは2つのTCAMルールを使用します。
300シリーズマネージドスイッチのTCAM使用率をチェックして、TCAMルールがどの程度使用されているかを調べることができます。スイッチに多数のアプリケーションを実装する場合は、スイッチが使用可能なすべてのTCAMルールを消費していないことを確認する必要があります。この記事では、300シリーズマネージドスイッチのTCAM使用率を表示する方法について説明します。
・ SF/SG 300シリーズマネージドスイッチ
・ v1.2.7.76
ステップ1:Web設定ユーティリティにログインし、[Status and Statistics] > [TCAM Utilization]を選択します。[TCAM Utilization]ページが開きます。
注:[TCAM使用率(TCAM Utilization)]フィールドには、許可された最大512のルールのうち、使用されるTCAMルールのパーセンテージとしてTCAM使用率が表示されます。
注:[Max TCAM Entries]フィールドには、使用可能なTCAMエントリの合計数が表示されます。
改定 | 発行日 | コメント |
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1.0 |
10-Dec-2018 |
初版 |