Sx500シリーズスタッカブルスイッチでのInternet Group Management Protocol(IGMP)/Multicast Listener Discovery(MLD)IPマルチキャストグループの設定

目的

IGMPとMLDはどちらも、マルチキャストメンバーシップの確立に使用される通信プロトコルです。IPマルチキャストグループは、1つのパケットの送信を通じて複数の宛先にパケットを送信できるようにするために使用されるアドレスです。IGMP/MLD IPマルチキャストグループは、IGMP/MLDを使用してIPマルチキャストグループを検索し、結果をページ下部のフィールドに表示します。IGMP/MLDへのIPマルチキャストグループの検索が制限されている場合、送信されるパケットは、マルチキャストに異なるプロトコルが使用される外部ではなく、ネットワークの内部側から送信されます。

この記事では、Sx500シリーズスタッカブルスイッチでInternet Group Management Protocol(IGMP)/Multicast Listener Discovery(MLD)IPマルチキャストグループを設定する方法について説明します。

該当するデバイス

・ Sx500シリーズスタッカブルスイッチ

[Software Version]

・ v1.2.7.76

IGMP/MLD IPマルチキャストグループの設定

ステップ1:Web設定ユーティリティにログインし、[Multicast] > [IGMP/MLD IP Multicast Group]を選択します。[IGMP/MLD IP Multicast Group]ページが開きます。

ステップ2:[ダイナミックIPグループタイプ(Dynamic IP Group Type)]ドロップダウンリストから、IGMPまたはMLDをスヌープすることを選択します。スヌーピングは、マルチキャストネットワークを介して送信されるパケットを分析し、IGMP/MLDパケットがパケットに関連するホストだけに送信されるようにフィルタリングするのに役立ちます。

・ IGMP:IPv4でマルチキャストグループメンバーシップを確立するために使用される通信プロトコル。

・ MLD:IPv6でマルチキャストグループメンバーシップを確立するために使用される通信プロトコル。

ステップ3:[Group Address equals to]チェックボックスをオンにし、MACアドレスまたはIPアドレスを入力して、MACアドレスまたはIPアドレスによるマルチキャストグループの検索を有効にします。

ステップ4:[Source Address equals to]チェックボックスをオンにし、IPアドレスを入力して、送信者アドレスによるマルチキャストグループの検索を有効にします。

ステップ5:[VLAN ID equals to]チェックボックスをオンにし、VLAN IDを選択して、送信者アドレスによるマルチキャストグループの検索を有効にします。

ステップ6:[Go]をクリックして設定を適用します。次の情報が表示されます。

・ VLAN：見つかったマルチキャストグループのVLAN ID。

・グループアドレス：検出されたマルチキャストグループのMACアドレスまたはIPアドレス。

・送信元アドレス：検出されたすべての指定されたグループポートの送信元アドレス。

・ Included Ports：見つかったマルチキャストストリームの宛先ポートのリスト。

・ Excluded Ports：検出されたマルチキャストグループに含まれていないポートのリスト。

・互換モード：スイッチがIPグループアドレスで受信するホストからの最も古いIGMP/MLDバージョンの登録。

ステップ7:（オプション）[フィルタのクリア]をクリックして設定をクリアします。