このドキュメントでは、Wireless Services Module(WiSM; 無線サービス モジュール)のトラブルシューティングに関する FAQ について説明します。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
A. Cisco WiSMは、Cisco Unified Wireless Networkのコンポーネントです。WiSM は業界で最も革新的で、統合化された、スケーラブルな無線ソリューションです。Cisco Catalyst 6500 シリーズの WiSM は、ビジネスクリティカルな Wireless LAN(WLAN; 無線 LAN)に対して、比類のないセキュリティ、可動性、冗長性、使い勝手の良さを備えています。 Cisco WiSM は、Cisco Aironet(R) シリーズの Lightweight アクセス ポイント、Cisco Wireless Control System(WCS)、および Cisco Wireless Location Appliance と一緒に動作し、ミッション クリティカルな無線でのデータ、音声、ビデオ アプリケーションをサポートする、安全で統合化された無線ソリューションです。Cisco WiSM は、Catalyst 6500 シリーズ スイッチの 1 スロットを占有します。
A.いいえ。Cisco WiSMはCisco ISRにインストールできません。WiSM と互換性があるのは Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチと Cisco Catalyst 6500 スーパーバイザ エンジン 720 だけです(スーパーバイザ エンジン 720 のすべてのバージョンに対応します)。また、WiSM は、Cisco IOS(R) ソフトウェア リリース 12.2(18)SXF5 が稼働している場合のみ Cisco 7600 ルータもサポートしています。
Cisco ISR には、Wireless LAN Controller Module(WLCM; 無線 LAN コントローラ モジュール)をインストールできます。WLCM の詳細については、『Cisco WLAN コントローラ ネットワーク モジュール機能ガイド』を参照してください。
A. Cisco WiSMがインストールされているCatalystシャーシには、スーパーバイザ720モジュールが必要です。次の表に、Cisco WiSM 用にサポートされているスロットを示します。
スロット 6503-E 6504-E 6506 6509 6513 1-3 X X X X 4 X X X 5-6 X X 7-8 X 9 ミリ秒 X X 10-13 X また、WiSM は、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(18)SXF5 が稼働している Cisco 7600 ルータでもサポートされています。
A. Cisco WiSMの詳細については、Cisco Catalyst 6500シリーズワイヤレスサービスモジュールに関するQ&Aを参照してください。
A.はい。メッシュAPはLightweight Access Point Protocol(LWAPP)に基づいて動作するため、これらのAPはWiSMカードと互換性があります。一般的には、LWAPP に対応しているすべての AP は Cisco WiSM カードと互換性があります。
A. 『Catalyst 6500シリーズスイッチワイヤレスサービスモジュールのインストールと設定ノート』の「WiSMのインストール」セクションでは、Cisco WiSMのインストールに必要な手順について説明しています。
A. WiSMコントローラを工場出荷時のデフォルトにリセットするには、次の手順を実行します。
- WiSM コントローラの CLI で reset system と入力します。
- 設定の変更を保存する必要があるかどうかを確認するプロンプトで、YまたはNと入力します。ユニットがリブートします。
- ユーザ名をたずねられたら、recover-config と入力すると、工場出荷時のデフォルト設定に復元されます。Cisco WLAN コントローラがリブートして、次のメッセージが表示されます。
Welcome to the Cisco WLAN Solution Wizard Configuration Tool- これで、WiSM が工場出荷時のデフォルトにリセットされました。新しい設定を入力するには、設定ウィザードを使用してください。
A.はい。Cisco WiSM は、2 つの Cisco 4404 コントローラで構成されています。1 つ目のコントローラを WiSM-A カードとし、2 つ目のコントローラを WiSM-B カードとします。インターフェイスと IP アドレスの割り当ては、それぞれのカードで別々に考慮する必要があります。WiSM-A では 150 のアクセス ポイントを管理します。また、WiSM-B では別の 150 のアクセス ポイントを管理します。これらのコントローラは、モビリティ グループで一緒にグループ化して、クラスタを構成できます。
A. WiSMの各コントローラは、アクセスポイントが関連付けられている場合にのみ、他のグループを認識します。1つの解決策は、1つのアクセスポイントを各コントローラに移動することです。両方のコントローラにアクセスポイントが関連付けられると、各コントローラは2つのコントローラの表示を開始します。
A.a) APマネージャインターフェイスと管理インターフェイスの両方を同じサブネット上に配置できます。重要なのは、管理インターフェイスとAPマネージャインターフェイスがLAPから到達可能である必要があることです。通常、管理インターフェイスと同じ VLAN または IP サブネット上で設定されていますが、これは要件ではありません。
b)いいえ。複数のAPマネージャインターフェイスが最大数のLAPをサポートするように設定されている場合、すべてのAPマネージャインターフェイスが同じサブネット上にある必要があります。LAPとAPマネージャの間のレイヤ3接続と、ワイヤレスLANコントローラ(WLC)の管理インターフェイスが必要です。 LAPは、引き続き異なるサブネット上に存在するように設定できます。
A. LAPが到達できるコントローラが複数ある場合、LAPは各コントローラのIPアドレスにLightweight Access Point Protocol(LWAPP)ディスカバリ要求を送信します。ワイヤレスLANコントローラ(WLC)のLWAPPディスカバリ応答では、WLCは次の情報を埋め込みます。
現在の LAP の負荷に関する情報(そのとき WLC に加入している LAP の数)
LAP の容量
WLC に接続されているワイヤレス クライアントの数
続いて、LAP は、負荷が最小の WLC(使用可能な LAP の容量が最大の WLC)への加入を試みます。さらに、LAP は、WLC に加入すると、モビリティ グループ内の他の WLC の IP アドレスを加入した WLC から取得します。続いて、AP は、モビリティ グループ内の各 WLC に対して LWAPP プライマリ ディスカバリ要求を送信します。WLC は、プライマリ ディスカバリ応答を AP に返します。プライマリ ディスカバリ応答には、WLC のタイプ、合計容量、現在の AP の負荷に関する情報が含まれます。WLC で AP Fallback パラメータが有効になっている場合は、AP は負荷の少ない WLC に移動できます。
また、LAP を特定の WLC に接続させたい場合は、最初に LAP を用意する際に、プライマリ、セカンダリ、およびターシャリ コントローラの名前を設定できます。この方法では、LAP は配置されると、プライマリとしてマークされている WLC を探して、その WLC への登録を実行します。プライマリ WLC が使用できない場合は、セカンダリ WLC への登録を試みる、といった形で処理を行います。
A. LAGは、コントローラのすべてのディストリビューションポートを1つのEtherChannelにバンドルします。これにより、AP の機能が完全に動作するために必要な AP マネージャ インターフェイスの数が削減されます。LAG をイネーブルにすると、システムがポートの冗長性をダイナミックに管理し、ユーザに対して透過的にアクセス ポイントのロード バランシングを行います。
LAG は、Cisco WiSM コントローラで自動的にイネーブルにされます。LAG を使用しない場合、コントローラの各ディストリビューション システム ポートでは、最大 48 のアクセス ポイントがサポートされます。LAG をイネーブルにすると、各 Cisco WiSM コントローラ上の論理ポートで最大 150 台のアクセス ポイントをサポートできます。LAG を使用すると、各インターフェイスのプライマリ ポートやセカンダリ ポートを設定する必要がなくなるため、コントローラの設定が簡単になります。コントローラ ポートのいずれかで不具合が発生すると、トラフィックが自動的に他のいずれかのポートに移行されます。コントローラ ポートが 1 つでも機能していれば、システムは動作を継続し、アクセス ポイントはネットワークに接続されたままになるため、無線クライアントはデータの送受信を継続できます。
A. Cisco WiSMは、Wireless Control Protocol(WCP)を使用してCisco Catalyst 6500スーパーバイザと通信します。WCP とは、スーパーバイザと Cisco WiSM コントローラとの間で通信を行うための、UDP ベースの新しい内部プロトコルです。WCP はコントローラのサービス インターフェイスで、WiSM とスーパーバイザ間の通信のみを行います。このインターフェイスは、WiSM モジュールのポート 9 と 10 に対応します。WCP は、UDP/IP を使用して、サービス インターフェイスのポート 10000 で動作します。
A. WiSMモジュールのステータスを学習するには、次のshowコマンドを使用できます。
show wism status
show wism mod <slot no> controller <no> status
これら 2 つのコマンドの出力例を次に示します。
Router#show wism status Service Vlan : 192, Service IP Subnet : 192.168.10.1/255.255.255.0 WLAN Slot Controller Service IP Management IP SW Version Status ----+-----------+----------------+----------------+-----------+--------------- 3 1 192.168.10.3 40.1.3.10 3.2.78.0 Oper-Up 3 2 192.168.10.4 40.1.3.15 3.2.78.0 Oper-Up Router#show wism mod 3 controller 1 status WISM Controller 1 in Slot 3 Operational Status of the Controller : Oper-Up Service VLAN : 192 Service Port : 9 Service Port Mac Address : 0011.92ff.8722 Service IP Address : 192.168.10.3 Management IP Address : 40.1.3.10 Software Version : 3.2.78.0 WCP Keep Alive Missed : 0
A.これらのdebugコマンドは、WiSM設定のトラブルシューティングに役立ちます。
これらの debug コマンドは、ルータ(Sup720)の CLI から発行します。
Router#debug wism wcp {data/errors/headers}
Router#debug wism events
次の debug コマンドは、WiSM の CLI から直接発行できます。
WiSM-A#debug wcp {packet/events}
WiSM-A#debug wps
A. WiSM前面パネルのLEDは、モジュールのステータスを示します。
A. Cisco WiSMのサポートに必要な最低限のソフトウェアを次の表に示します。
A. show moduleコマンドを使用して、WiSMモジュールがCisco Catalyst 6500にインストールされているかどうかを確認できます。
次に例を示します。
cat6506#show module Mod Ports Card Type Model Serial No. --- ----- -------------------------------------- ------------------ ----------- 3 10 Wireless Service Module WS-SVC-WISM-1-K9 SAD092504J8 4 48 48-port 10/100 mb RJ45 WS-X6148-45AF SAL08154UT3 5 2 Supervisor Engine 720 (Active) WS-SUP720-3BXL SAL0913827E <snip> Mod Online Diag Status ---- ------------------- 3 Pass <> 4 Pass 5 Pass
A. WiSMのブレードには2つのコントローラがあります。、管理のポイントが 2 か所で提供されています。不具合が発生した場合でも、フェールオーバーできる別のコントローラがあります。
A. WiSMはLAGモードでのみ動作します。これをディセーブルにすることはできません。コントローラは、物理接続を検出し、それに応じてLAGを適用できます。
A. 『Catalyst 6000/6500シリーズスイッチのソフトウェアイメージのアップグレード』では、Cisco Catalyst 6500シリーズスイッチのソフトウェアイメージをアップグレードする手順について詳しく説明しています。
A. 『Cisco IOSシステムソフトウェアが稼働するCatalyst 6500/6000シリーズスイッチのハードウェアおよび共通問題のトラブルシューティング』では、Cisco IOSシステムソフトウェアが稼働するCatalyst 6500/6000スイッチのハードウェアおよび関連共通問題ののトラブルシューティングについて説明します。
A. Cisco IOSシステムソフトウェアが稼働しているCatalyst 6500/6000シリーズスイッチのハードウェアと一般的な問題のトラブルシューティングの項で、「オンラインにならないモジュールのトラブルシューティング」を参照してください解決します
A.平均のLightweight Access Point Protocol(LWAPP)アクセスポイントフェールオーバープロセスは約1分で、ネットワーク設計によって異なります。1 分間の遅延が生じる理由は、Lightweight アクセス ポイントでは、セカンダリ コントローラに加入するために、LWAPP の加入処理を実行する必要があるためです。
A. WiSMのパスワードをリセットするには、WiSMをデフォルト設定にリセットする必要があります。スタンドアロンのコントローラと同じ手順を実行します。コンソール ポートからアクセスして、コントローラをリブートし、システムの起動時にブートローダに切り替えます。
システムから 5 つのオプションが表示されます。最初に 5. Clear Configuration を選択します。これはパスワードをリセットできる唯一のオプションで、またその他のボックスを再設定する必要があることを意味します。次に、1. Run primary image (version 3.2.116.21) (active) を選択して、システムを再度起動します。以下が一例です。
Booting Primary Image... Press <ESC> now for additional boot options... ***** External Console Active ***** Boot Options Please choose an option from below: 1. Run primary image (version 3.2.116.21) (active) 2. Run backup image (version 3.1.87.0) 3. Manually update images 4. Change active boot image 5. Clear Configuration Please enter your choice: 5 Please choose an option from below: 1. Run primary image (version 3.2.116.21) (active) 2. Run backup image (version 3.1.87.0) 3. Manually update images 4. Change active boot image 5. Clear Configuration Please enter your choice: 1
A.はい、LWAPPで変換されたすべてのアクセスポイントはWiSMカードに接続できます。
A.はい。この構成はサポートされています。Cisco WiSM と FWSM を統合する方法については、『Cisco WiSM と Firewall Service Module の統合』を参照してください。
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A. VPNSMは、シスコ製品の既存のVPNポートフォリオをさらに拡張するための高性能VPNオプションとして導入されました。VPNSM は、Catalyst 6500 サービス モジュール ファミリの一部であり、Firewall Services Module(FWSM; ファイアウォール サービス モジュール)、Content Switching Module(CSM; コンテント スイッチング モジュール)、Intrusion Detection System Module(IDSM; 侵入検知システム モジュール)、Network Analysis Module(NAM; ネットワーク解析モジュール)、および Secure Socket Layer Module(SSL)で構成されています。
VPNSM と Cisco WiSM の設定を統合する方法については、『Cisco WiSM と VPN Service Module の統合』を参照してください。
A.モビリティグループの設定が正しくないか、不完全であることが、問題の最も一般的な原因である必要があります。この問題を解決するには、次のように、WiSM モビリティ グループを正しく設定する必要があります。
設定されているモビリティ グループの名前が、特定のモビリティ グループに属するすべてのコントローラ上で同一である必要があります。モビリティ グループの名前は、大文字小文字が区別されます。
各コントローラで設定されているモビリティ グループのメンバ リストには、特定のモビリティ グループのすべてのコントローラが記載されている必要があります。
これらの設定を行えば、フェールオーバーがシームレスに行われます。また、プライマリ コントローラの状態が元に戻ったときには、事前に登録された AP がそのコントローラにフォール バックされます。
モビリティ グループの詳細については、『モビリティ グループ』の設定ドキュメントを参照してください。
A.はい、WiSMはホットスワップ可能なブレードです。つまり、スイッチの電源を切らずに挿入または取り外すことができます。Cisco Catalystシャーシには、他の統合サービスモジュールに加えて、1つ以上のWiSM、Supervisor Engine 720モジュール、冗長電源、冷却リソースを搭載できます。モジュールは、完全冗長バックプレーン経由で通信します。これにより、ホットスワップ可能な機能と容易なサービサビリティが実現します。
A.サービスVLANは、スーパーバイザエンジンとWiSM間の通信にのみ使用されます。
サービスVLANの設定時に使用するベストプラクティスの詳細については、『スーパーバイザ720とCisco WiSM間の通信の設定』を参照してください。
さらに、WiSMでサービスVLANを設定する際のベストプラクティスの一部を次に示します。
WiSMがインストールされているスイッチでVLAN Trunking Protocol(VTP)が設定されている場合は、VTP設定からサービスVLANをフィルタリングします。これは、サービスVLANが同じスイッチにインストールされているスーパーバイザエンジンとWiSMモジュール間の通信用であるため、サービスVLANトラフィックをWiSMブレードを含むスイッチの外部に転送したくない場合があるためです。サービスVLANがVTPからフィルタリングされていない場合は、実際にサービスVLANをトランキングするため、トラフィックはローカルスイッチの外部に転送されます。
サービスVLANは、WiSMが設置されているシャーシにのみ存在することを推奨します。同じシャーシに複数のWiSMがある場合、これらのWiSMモジュールは同じVLANを共有できます。ただし、シャーシが異なる場合は、各シャーシに独自のサービスVLANを設定する必要があります。
A.このエラーメッセージが生成される理由はいくつかあります。WiSMの観点から見ると、最も一般的な理由は、スーパーバイザエンジンのサービスポートの設定が誤っていることです。
WiSMの場合、サービスポートはスーパーバイザ720とWiSM間の通信にのみ使用されます。
このエラーメッセージを削除するには、次の手順を実行します。
ネットワーク上のどこにも存在しないスーパーバイザエンジンのWiSMサービスポート用の新しいVLANを作成します。
コントローラのサービスポートにIPアドレスを割り当てるために、スーパーバイザ720でDHCPスコープの設定を作成します。
注:Catalyst WiSMのサービスポートのDHCPスコープを作成することをお勧めします。または、セッション(セッションスロットXプロセス1または2 )またはコンソールを直接WiSMに接続し、configure interface address service-portコマンドでスタティックIPアドレスを設定することもできます。
スーパーバイザエンジンでwism service-vlan new VLAN IDコマンドを使用して、新しく作成されたこのVLANにWiSMサービスポートを割り当てます。
このVLANは、スーパーバイザエンジンがWiSMのサービスポートと通信するために使用されます。ここで説明する手順の設定方法の詳細は、『スーパーバイザ720とCisco WiSM間の通信の設定』を参照してください。
Cisco Bug ID CSCsg59144(登録ユーザ専用)も、このエラーメッセージに関連しています。
その他の理由としては、モジュールのシャーシへのバックプレーン接続が考えられます。これは、最初にWiSMを別のスロットに移動し、引き続き動作するかどうかを確認することで確認できます。モジュール自体に問題がある場合があります。しかし、これらは稀な状況です。
A.これはCisco Bug ID CSCsh64994(登録ユーザ専用)が原因です。アクセスポイントがH-REAPとしてローカルでスイッチングされるService-Side Identifier(SSID)に設定されている場合に、RADIUSアカウントレコードががが生成されません。 この不具合は、コントローラバージョン4.0.217.0で解決および修正されています。
A. EAP-FASTのような認証方式は、認証の2つのフェーズを経ます。
フェーズ1では、クライアントと認証、許可、アカウンティング(AAA)サーバはProtected Access Credential(PAC)を使用して相互に認証し、相互認証されたトンネルを確立します。このPACは、AAAサーバを介してEAP-FASTによって動的にプロビジョニングおよび管理されます。つまり、認証の最初のフェーズでは、トンネルを確立するためにgeneric anonymous external identityを使用します。
フェーズ2では、クライアント認証は確立されたトンネルで行われます。クライアントは、クライアント認証ポリシーを認証および確立するために、元のユーザ名とパスワードを送信します。
この認証方式では、認証の最初のフェーズで元のユーザ名が隠されるため、コントローラでは認証されたユーザリストに正しいユーザ名を追加する方法がありません。そのため、コントローラは匿名ユーザ名を使用します。
このエラーメッセージが表示される理由は、Cisco Bug ID CSCse53024(登録ユーザ専用)が原因である可能性があります。
EAP-FAST認証タイプの詳細については、『EAP-FAST』を参照してください。
A.これはCisco Bug ID CSCse00268が原因で、ワイヤレスクライアントがWiSMで有効なAPグループVLANでDHCP割り当てIPアドレスを受信できない場合があります。このバグによると、現在利用可能な回避策は、APグループ機能を実際に使用しないことです。
A. Wireless LAN Controller(WLC)バージョン7.0.98では、WLCの内部dhcpサーバのdhcpリースをクリアできます。これを行うには、次のコマンドを使用します。
config dhcp clear-lease
次に例を示します。
config dhcp clear-lease all
A. WiSMのアップグレードは、4400シリーズコントローラのアップグレードに関する手順と同じです。1つのWiSMモジュールには2つの4400コントローラが含まれているため、両方のWiSMコントローラを個別にアップグレードする必要があります。また、バージョン4以降へのアップグレードを計画している場合は、バージョン4.0.217の最新バージョンにアップグレードすることをお勧めします。
A.システムロギングのWiSMの設定は、デフォルトでは無効になっています。show syslogを入力すると、現在のsyslogのステータスを表示できます。config syslogと入力すると、リモートIPアドレスまたはホスト名にログを送信できます。WiSMのロギングオプションは、選択する設定によって完全に異なります。使用できるログオプションは次のとおりです。
メッセージログレベル:
重大な障害
ソフトウェアエラー
認証またはセキュリティエラー
予期しないソフトウェアイベント
重要なシステムイベント
WiSMのLocal5機能は、重要なシステムイベントのログレベルです。Local7は、デバッグメッセージであり、WiSMロギングファシリティを使用するオプションはありません。
A. WiSMブレードはハイブリッドモードではサポートされておらず、6509シャーシではネイティブモードだけが動作します。少なくともCisco IOSソフトウェアリリース12.2(18)SXF2以降が必要です。