概要
この記事では、Cisco Unified Communications Manager IM and Presence に導入された待望の Directory Uniform Resource Identifier(URI)機能における Jabber の機能方法に関する現状の問題点について説明します。
問題
現在、Presence バージョン 10.5.1 は Directory URI をサポートしています。ただし一部のクライアントはこの機能をサポートしていません。Directory URI のサポートについて詳しくは、『IM and Presence サービス ネットワークの設定』の「IM アドレス設定の要件」セクションを参照してください。
この抜粋では、Cisco Jabber for Windows クライアントがこの機能をサポートするものとして説明します。ただし現時点では、Directory URI をサポートするリリース済みの Jabber クライアントは存在しません。具体的には、Jabber バージョン 10.5.x 以前は Directory URI をサポートしていません。Jabber バージョン 10.6 は、Directory URI を将来的にサポートする可能性もありますが、現時点では確実ではありません。
解決方法
Jabber は Directory URI をサポートしていないため、UserID@{[Default Domain] に IM and Presence を設定する必要があります。これを設定するには、Presence サーバの管理 Web ページに移動し、[Presence] > [Advanced Presence Settings] を選択し、[IM Address Scheme] ドロップダウン メニューから [UserID@[Default Domain]] を選択します。