この記事は、Cisco TelePresence Video Communication Server Expressway に関連しています。
A.この問題は、ソフトウェアバージョン4.0以前を実行するLifesizeエンドポイントと、TANDBERGまたはPolycomエンドポイント以外の他のデバイス(MCUおよびゲートウェイを含む)との間でVCSを通過するコールに影響します。
この問題は、Lifesizeコードのバグが原因で発生します。このバグは、Lifesizeバージョン4.1(2009年4月発予定)で修正される予定です。
回避策は、VCSの[Call time to live(存続可能時間)]設定の値を増やすことです。ただし、ハングしたコールを認識してクリアするためにVCSにかかる時間が長くなるため、これは必ずしも推奨されません。
詳細情報VCSは、コール内のエンドポイントに定期的にクエリーを実行し、エンドポイントがそのコールに引き続き参加していることを確認します。これを行うには、エンドポイントにIRQメッセージを送信し、エンドポイントが応答する必要があります。VCSは、1人以上の参加者がコールに参加していないと認識すると、コールをクリアして、コールが「ハング」したままになるようにします。 VCSがエンドポイントに照会する頻度は、H.323ページの[Gatekeeper]セクション([VCS Configuration] > [Protocols] > [H.323])の[Call time to live]設定によって決まります。 デフォルトは 120 秒です。
バージョン4.1より前のLifesizeエンドポイントは、VCSから送信されたIRQクエリに応答しますが、応答には現在のコールに関する情報は含まれません(H.323 V4標準とは異なります)。 したがって、VCSはエンドポイントがコール内になくなったとみなし、コールをクリアします。
この回避策は、VCS([VCS Configuration] > [Protocols] > [H.323])の[H.323 Call Time to Live(H.323)]の設定を、ネットワークで行われるコールの大部分の長さよりもくする方法です。これにより、VCSは、この間にエンドポイントがコール中であることを確認できなくなります。
注:VCSの[H.323 Call Time to Live(H.323 Call Time to Live)]設定を変更すると、VCSがLifesizeエンドポイントだけでなく、コール内のすべてのH.323デバイスを照会する頻度に影響し、ハングしたコールをクリアする時間時間が増増加します。
改定 | 発行日 | コメント |
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1.0 |
23-Apr-2015 |
初版 |