CLIによるCCMトレースの収集

概要

このドキュメントでは、Real-Time Monitoring Tool(RTMT)アプリケーションにアクセスできない場合に、サーバのオペレーティングシステム(OS)のコマンドラインインターフェイス(CLI)を使用して、Cisco CallManager(CCM)トレースを収集する方法について説明します。

著者：Cisco TACエンジニア、Christian Nuche

背景説明

概要

CCMトレースは、コール制御プロセス（Cisco CallManagerプロセス）が生成するログで、これらをdetailに設定して、必要な情報を収集するために適切なチェックボックスが有効になっていることを確認します。

それは何に役立ちますか？

これは、コールルートの問題、他のシステムとの相互運用性、SIPまたはSCCPの問題、GW関連の問題など、システム上のさまざまな問題のトラブルシューティングに役立ちます。これらは基本的に、CUCMが要求を受信または実行するときに内部的に何をするかを示します。

前提条件

コンポーネント

• CUCMのOS管理者パスワード
• putty(http://www.putty.org/)などのセキュアシェル(SSH)クライアント
• FreeFTPd(http://www.freesshd.com/?ctt=download)のようなSecure File Transfer Protocol(SFTP)サーバを使用して、FreeFTPdを設定および使用する方法の詳細については、次を参照してください。ユニファイドコミュニケーション用のFreeFTPDの設定方法

ファイルの収集

ステップ1:Puttyを開き、CUCM CLIにログインします

注：トレースを収集するすべてのサーバで同じ手順を実行する必要があります

ステップ2：ファイルを確認するには、file listコマンドを使用する必要があります。

ファイルリスト{ activelog | inactivelog | install } file-spec [page |詳細 | reverse ] [ date | size ]

*ファイルの場所は次のとおりです。

activelog cm/trace/ccm/sdl/SDL*
activelog cm/trace/ccm/calllogs/calllogs*
activelog cm/trace/ccm/sdi/ccm*（CUCM 7.x以前）

他のタイプのファイルをダウンロードする必要がある場合は、次の場所にファイルの場所の便利なリストがあります。  CLIでのCommunications Manager RTMTトレースの場所
https://supportforums.cisco.com/document/65651/communications-manager-rtmt-trace-locations-cli

例

file list activelog cm/trace/ccm/sdl/SDL* detail

これは、日付、時刻、サイズ、ファイル名を示します。この情報に基づいて必要なファイルのみをダウンロードするか、フォルダ内のすべてのファイルを収集できます。

ステップ3:file getコマンドを使用してファイルをダウンロードします。

file get {activelog | inactivelog | install } file-spec [ reltime | abstime ] [ match regex ] [recurs] [compress]

例

file get activelog cm/trace/ccm/calllogs/calllogs*

このコマンドは、フォルダ内のすべてのファイルをダウンロードし、SFTPサーバの詳細を求めるプロンプトを表示します。WindowsベースのSFTPサーバではバックスラッシュ(\)を使用し、LinuxベースのSFTPサーバでは次を参照してください。






.gzoファイルが、ダウンロード時に開いていたファイルであれば、おそらく開くことができなくても、残りのファイルは7-zip (http://www.7-zip.org/)で解凍できる.gzでなければなりません。

gzoファイルを開く必要がある場合、CLIコマンドfile viewを使用してパス全体を使用し、ファイル名を含めることができます。この場合は、出力をコピーし、メモ帳++などのUnixの行の終わりをサポートするテキストエディタにに貼貼付けます

任意のLinuxボックスを使用してコンテンツを取得することもできます。この場合は、コマンドzcat <filename>を使用します

ステップ3：必要なファイルをすべて入手したら、zipファイルを作成し、ダウンロードしたファイルを含むすべてのフォルダを追加してから、ケースファイルアップロードツールを使用してTACケースにアップロードします。 https://cway.cisco.com/csc

ステップ4：作業しているTACエンジニアにファイルをアップロードしたことを通知します。

ヒント：関連するデバイスのIP、MAC、ホスト名、テスト/イベントの日時、送信元と宛先の番号（該当する場合）、および発生した内容の詳細な説明を追加してください。TACエンジニアが何を探すべきかわからない場合は、検索が困難になり、検索に多くの時間がかかるため、その情報を含めてください