概要
このドキュメントでは、Cisco Real Time Monitoring Tool(RTMT)でSIPc(Session initiation protocol)コールのコールフローとシグナリングを確認する手順について説明します。RTMTは、SIPコールのコールフローを分析するための迅速で簡単なツールです。
前提条件
要件
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
- Cisco Unified Communications Manager(CUCM)
- RTMT
使用するコンポーネント
このドキュメントの情報は、RTMTバージョン11.5に基づくものです。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境のデバイスとアプリケーションから作成されたものです。このドキュメントで使用するすべてのデバイスとアプリケーションは、クリア(デフォルト)設定から開始されています。ネットワークが稼働中の場合は、どのようなアクションが及ぼす潜在的な影響を確実に理解しておいてください。
手順
ステップ1:図に示すように、RTMTで[System] > [Voice/Video]に移動します。
ステップ2:[SIP activity]で、[Session trace log view] > [Real Time data]に移動します。
ステップ3:[Search Criteria]で、発信者番号、着信者番号、開始時刻と継続時間を指定して、[Run]をクリックします(図を参照)。
ステップ4:必要なコールを選択し、トレース呼び出しをクロックします。SIPシグナリングとSDPメッセージを表示する場合は、図に示す[SIPメッセージを含める]のチェックボックスをオンにする必要があります。
ステップ5:「コールフロー図」セクションの下にコールフロー全体を表示し、特定のSIPメッセージに関連するログを表示すると、そのメッセージをクリックします。
ステップ6:特定のメッセージの詳細なシグナリングは、[メッセージの詳細(Message details)]セクションに表示され、コールフローに戻るには、[コールフロー図(Call flow diagram)]をクリックします。特定のコールのSIPログを保存するには、図に示すように[Save]をクリックします。
ステップ7:ターゲットの場所を指定し、図に示すように[Save]をクリックします。
確認
現在、この設定に使用できる確認手順はありません。
トラブルシュート
現在、この設定に関する特定のトラブルシューティング情報はありません。