概要
このドキュメントでは、SRST Managerによってプロビジョニングされた後、Session Initiation Protocol(SIP)電話がSurvivability Remote Site Telephony(SRST)ゲートウェイに登録されない場合の問題の解決策について説明します
問題
サイトがSRSTマネージャを使用してプロビジョニングされた後、SIP電話機はSRSTゲートウェイに登録されません。電話機を登録するには、管理者が手動でSRSTゲートウェイ設定のid macをid ipに変更する必要があります。これは、電話機が異なるサブネットにある場合に特に発生します
解決方法
ステップ 1: ルータからすべての設定(テレフォニーサービスと音声レジスタグローバル)をクリアします。
ステップ 2: Cisco Unified Communication Manager(CUCM)の管理にログインします
ステップ 3: [システム(System)] > [セキュリティ(Security)] > [電話セキュリティプロファイル(Phone Security Profile)]に移動し、[ダイジェスト認証の有効化(Enable Digest Authentication)]をオンにします
ステップ 4: CUCMで、各SIP電話機に対して、ユーザID = Device Name(MAC)アドレスを使用してユーザを作成し、ダイジェスト信用証明書= "Cisco"の形式でメディアアクセス制御(MAC)アドレスを作成します
ステップ 5: それぞれの電話機をそれぞれのユーザに関連付けます。[電話の設定(Phone setting)]ページで、[ダイジェストユーザフィールド(Digest User Field)]の各ユーザを選択します
手順 6: SRST Managerからサイトをプロビジョニングします
手順 7: ルータに移動し、
Voice register global
authenticate register
authenticate realm ccmsipline
ステップ 8: その他の手動設定は行わない
ステップ 9: ここで、電話機にフェールオーバーが発生し、ルータに登録されます
説明
SRSTマネージャの現在の設計に従う:
- 電話機がエンドユーザに接続されていない場合(電話機のプロパティの[オーナー(Owner)]フィールドのCUCM内)、SRST ManagerはMACアドレスをユーザ名として使用し、ルータ上で設定します。
- パスワードSRST Mangerでは、デフォルトで「Cisco」がプッシュされます。これは、パスワードがCUCMからフェッチされないためです。
回避策
- [phone configuration]ページの[Owner]と[Digest user]が同じであることを確認します。
- パスワードについては、SRSTルータの設定を手動で編集してCUCMに一致させるか、CUCMで作成されたすべてのユーザのダイジェストパスワードとして「Cisco」を指定します。