概要
このドキュメントでは、Cisco Unity Connectionパブリッシャとサブスクライバの間の再ネゴシエーション障害を解決する手順について説明します。
前提条件
要件
Linuxに関する知識があることが推奨されます。
使用するコンポーネント
このドキュメントの情報は、Cisco Unity Connectionバージョン10.5.2に基づくものです
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
Cisco Unity Connection 10.5での再ネゴシエーション障害の解決
Unity Connectionサーバから再ネゴシエートログを収集します。
- 再ネゴシエートされたログには次のようなスニペットが表示されます。
+ [[ -n '' ]]
+ [[ -z '' ]]
+ target_exec /opt/cisco/connection/bin/cuc_controlcenter.sh '"A' Cisco 'DB"' start
+ sudo -u cucluster ssh gaxgpvs96 ' sh -lc '\''source /usr/local/cm/db/informix/local/ids.env && /opt/cisco/connection/bin/cuc_controlcenter.sh' '"A' Cisco 'DB"' 'start'\'''
sh: /opt/cisco/connection/bin/cuc_controlcenter.sh: Permission denied
++ error
++ '[' 0 -eq 1 ']'
++ '[' 0 -eq 1 ']'
++ echo 'Cluster renegotiation failed.'
++ echo 'The cluster renegotiation log cuc-cluster-rejoin_2016-01-30_14.53.47.log can be found in the installation logging location through the CLI or RTMT.'
++ exit 1
sh: /opt/cisco/connection/bin/cuc_controlcenter.sh: Permission denied
- 新しいパブリッシャと使用可能なサブスクライバノードの両方でSELinuxモードを無効にするには、utils os secure permissiveコマンドを使用します。
- SELinuxを無効にした後、renegotiateコマンドutils cuc cluster renegotiateを実行します。
このコマンドは、接続クラスタ内のパブリッシャサーバとのクラスタ関係を、サーバの交換後またはパブリッシャサーバへの接続の再インストール後に作成します。このコマンドは、パブリッシャサーバ上のすべてのデータをサブスクライバサーバからのデータで上書きし、サーバ間のレプリケーションを初期化します。
注:サーバクラスタがセットアップされ、2つのノード間のレプリケーションが正常に行われた後は、SELinuxを有効にしてください。
障害の理由
Cisco Unity Connection 10.5で再ネゴシエーションが失敗する主な理由はSELinuxで、bashが/opt/cisco/connection/bin/cuc_controlcenter.shファイルに対してgetattrアクセスするのを防いでいます。