概要
このドキュメントでは、複製の同期が取れなくなる場合や完全に壊れている場合の検証と、その問題に対処する方法について説明します。
問題
Unity Connection(UC)内で実行される複製には、次の2つのタイプがあることを確認することが重要です。
- エンタープライズレプリケーション(ER):プラットフォームCisco CallManager(CCM)関連
- Unity Connectionの複製
エンタープライズレプリケーション
パブリッシャとサブスクライバの両方でERが常に(2)のリアルタイム監視ツール(RTMT)状態であることが重要です。
Unity Connectionの複製
適切なERが実行されていないと、Unity Connectionレプリケーションが正しく動作しません。UCレプリケーションのトラブルシューティングに使用するコマンドは次のとおりです。
解決方法
ERがダウンしている(RTMTが=2でない)場合は、次の手順を実行します。
サブスクライバで、utils dbreplication stopコマンドを入力します。次の手順を開始する前に、完了するまで待ちます。
パブリッシャでutils dbreplication stopコマンドを入力します。次の手順を開始する前に、完了するまで待ちます。
パブリッシャとサブスクライバで、utils dbreplication runtimestateコマンドを入力します。両方のサーバがRPC reachable column = YESであることを確認します)。
パブリッシャでutils dbreplication dropadmindbコマンドを入力します。
サブスクライバで、utils dbreplication dropadmindbコマンドを入力します。リリース9.xを実行している場合は、ステップ8に進みます。
パブリッシャで、utils dbreplication clusterresetコマンドを入力します。次の手順を開始する前に、完了するまで待ちます。
サブスクライバを再起動します。次の手順を開始する前に、サブスクライバが復帰し、サービスがすべて開始されるまで待ちます。
パブリッシャで、utils dbreplication reset allコマンドを入力します。
パブリッシャとサブスクライバで、utils dbreplication runtimestateコマンドを定期的に入力し、それぞれが相互に持っているRTMT状態を監視します。レプリケーションが正しく設定されると、両方が最終的に(2)に進みます。これには時間がかかることがあります。
長時間待った後でRTMT状態が0から2に変わらない場合は、パブリッシャとサブスクライバの両方から次の情報を収集します。
- utils dbreplication runtimestate
- file get activelog cm/trace/dbl/*.log
- file get activelog cm/trace/dbl/sdi/dbmon*.txt
- file get activelog cm/log/informix/dbl_repl*.log
- file get activelog cm/log/informix/ccm*.log
Technical Assistance Center(TAC)でケースをオープンし、ステップ10で収集した情報を提供します。
関連情報