このドキュメントでは、Cisco IP Contact Center(IPCC)Express 環境で Cisco Agent Desktop(CAD)を手動でアンインストールする手順について説明します。
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
Cisco IPCC Express
CAD
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
Cisco IPCC Express バージョン 4.0(x)
Cisco Agent Desktop バージョン 6.1(x)
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
手動で CAD コンポーネントを取り外すには、次の手順を実行します。
Windows のタスクバーから、[Start] > [Settings] > [Control Panel] を選択します。
コントロール パネルが表示されます。
[Add/Remove Programs] をダブルクリックします。
[Add/Remove Properties] ダイアログボックスが表示されます。
Cisco Desktop アプリケーションの削除は、次の順序で行うことをお勧めします。
Desktop Administrator、Desktop Agent、Desktop Supervisor などのユーザ アプリケーション(図 1 の矢印 A、B、F を参照)。
Desktop Recording Server、Desktop Server、Desktop VoIP Server などのサーバ(図 1 の矢印 D、E、G を参照)。
Desktop Base (図 1 の矢印 C を参照)。
注:アプリケーションを削除するプロセスでは、システムの再起動を求めるプロンプトが表示されることがあります。すべての Cisco Desktop ファイルを完全に削除するためにシステムを再起動することをお勧めします。
Windows の [Add/Remove Programs] ダイアログボックスにアクセスするには、[Start] > [Control Panel] > [Add/Remove Programs] を選択します。
コンピュータにインストールされているプログラムのリストに Cisco Desktop アプリケーション名があった場合、HKEY_ LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services レジストリ ロケーションでそれらを(バージョン番号なしで)検索して削除します。
次のレジストリ キーを削除します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE で次のキーを削除します。
Spanlink
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ODBC\ODBC.INI で次のキーを削除します。
FCRasSvrDB FCVoIP FCVoIP_sub_1 FCVoIP_sub_2 FCVoIP_sub_3 FCVoIP_sub_4 SYNC_SERVER_A SYNC_SERVER_B
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\ CurrentVersion\Uninstall で次のキーを削除します。
{1F99B160-BDCE-11D5-84FE-0001031A6A35} (base) {2A879B13-E744-11D4-849E-0001031A6A35} (footprint) {2DF142C0-11F6-11D4-8770-00105AA752A8} (dir serv) {3AFB74C0-527B-11D4-8776-00105AA752A8} (enterprise) {3E2F65E8-7773-11D4-8466-0001031C0C0B} (chat) {3F2EEAA1-1F49-11D4-8770-00105AA752A8} (voip) {4FE45CA0-9E24-11D5-84F4-0001031A6A35} (rascal) {536A8CD0-F07E-11D4-849F-0001031A6A35} (telecaster) {671EAD40-79FA-11D5-84E8-0001031A6A35} (serv create) {7816039C-78FE-11D4-8466-0001031C0C0B} (admin) {AEF488C0-5B62-11D5-84E0-0001031A6A35} (doc) {B2C70A61-0941-11D4-8770-00105AA752A8} (agent) {BF7D7545-3373-11D5-84D1-0001031A6A35} (supervisor) {FD3E6760-4B71-11D4-8773-00105AA752A8} (media term)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services で次のキーを削除します。
FastCall Chat Server RASCALServer Spanlink Spanlink FastCall Enterprise Server splkldap splkldapmon SyncServer TAIServer VoIPMonitorServer
Desktop Server が自身のボックスにインストールされていた(共在ではない)場合、次のキーを削除します。
MSSQLServer SQLServerAgent Tomcat
C:\Program Files\Cisco\common フォルダで、CADDSKIMgr.cfg や CADIMgr.cfg など、サフィックスが Mgr.cfg のすべてのファイルを開きます(図 2 の矢印 B を参照)。
図 2:\Program Files\Cisco\common
たとえば、CADIMgr.cfg で次のことを実行します。
もしあれば、CfgFileLocation によって示されているネットワーク構成フォルダを削除します(図 3 の矢印 B を参照)。
同じセクションで、Base Folder パラメータにより基本フォルダを特定します(図 3 の矢印 A を参照)。
次のフォルダとその内容を削除します。
C:\Program Files\Cisco\Desktop
C:\Program Files\Cisco\IM
C:\Program Files\Spanlink
C:\Program Files\Cisco\Desktop_Cfg
C:\Program Files\Cisco\AudioFiles
C:\Program Files\Installshield Installation Information フォルダで、次のフォルダを削除します。
{1F99B160-BDCE-11D5-84FE-0001031A6A35} (base) {2A879B13-E744-11D4-849E-0001031A6A35} (footprint) {2DF142C0-11F6-11D4-8770-00105AA752A8} (dir serv) {3AFB74C0-527B-11D4-8776-00105AA752A8} (enterprise) {3E2F65E8-7773-11D4-8466-0001031C0C0B} (chat) {3F2EEAA1-1F49-11D4-8770-00105AA752A8} (voip) {4FE45CA0-9E24-11D5-84F4-0001031A6A35} (rascal) {536A8CD0-F07E-11D4-849F-0001031A6A35} (telecaster) {671EAD40-79FA-11D5-84E8-0001031A6A35} (serv create) {7816039C-78FE-11D4-8466-0001031C0C0B} (admin) {AEF488C0-5B62-11D5-84E0-0001031A6A35} (doc) {B2C70A61-0941-11D4-8770-00105AA752A8} (agent) {BF7D7545-3373-11D5-84D1-0001031A6A35} (supervisor) {FD3E6760-4B71-11D4-8773-00105AA752A8} (media term)
Cisco Desktop アプリケーションを再インストールする前に、コンピュータを再起動します。