このドキュメントでは、エージェント ログイン問題をトラブルシューティングするツールとして CTITest を使用するプロセスを説明します。CTITest は、コンピュータ テレフォニー インテグレーション(CTI)サーバに接続し、エージェントの操作を再現するユーティリティです。CTITest ユーティリティとマニュアルは、Cisco Intelligent Contact Management(ICM)ペリフェラル ゲートウェイ(PG)の c:\icr\tools のディレクトリにあります。
注:文字cはCisco ICMがインストールされているドライブです。構成内の別のドライブにICMがインストールされている場合は、ドライブ文字を使用します。
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
Cisco ICMの基礎知識
CTIの知識
IP Contact Center(IPCC)環境に関する知識
エージェント ログイン問題
IPCCトレース
このドキュメントの情報は、Cisco ICM バージョン 4.6.2 以降に基づくものです。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
表記法の詳細については、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
これらの手順は、CTIサーバがインストールされているPGで実行する必要があります。
タスクバーでStart > Runの順に選択して、Runダイアログボックスを表示します。
cmdと入力して、DOSコマンドプロンプトを開きます。
ctitestと入力すると、図1に示すように、デフォルトプロファイルが表示されます。
図1:CTITest
configコマンドを使用して、次の設定を行います。
agentコマンドを使用して、次の設定を行います。
ctitestを設定すると、エージェントのログインをテストできます。
タスクバーでStart > Runの順に選択して、Runダイアログボックスを表示します。
cmdと入力して、DOSコマンドウィンドウを開きます。
ctitestと入力すると、デフォルトプロファイルが開きます。
openと入力します。
図4: CTITest – 開く
CTIサーバへのセッションが開き、現在のエージェントの状態が返されます。
ログインするには、次のコマンドを使用します。
図5:CTITest:ログインlogin (agentid)(password) /instrument (instrument)
上記の図は、ログイン試行の成功例です。
注:エージェントはログインしており、現在の状態が返されます(NOT_READY)。
障害が発生した場合は、次の手順を実行します。結果は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)サービスリクエストを開くためにパッケージ化する必要があります。
CTITestによるエージェントログイン障害の再現
Dumplogユーティリティを使用して、次のファイルを収集します。
JTAPI
PIM
OPC
Ctiserver
失敗したctitestログインのテキストクリップを収集します。
登録ユーザは、TAC Service Request Tool(登録ユーザ専用)を使用して、シスコテクニカルサポートでサービスリクエストをオープンできます。
改定 | 発行日 | コメント |
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1.0 |
22-Apr-2002 |
初版 |