概要
このドキュメントでは、Cisco Unified Attendant Console(CUAC)でのコンサルト転送とブラインド転送の違いと、ブラインド転送が失敗する場合がある理由について説明します。
コンサルト転送とブラインド転送の違い
ブラインド転送と打診転送の違いは、打診転送ではオペレータの電話機が転送を開始することです。ブラインド転送では、コンピュータテレフォニーインテグレーション(CTI)ポート(サービスデバイス)が転送を開始します。
ブラインド転送が失敗する理由
前述の違いにより、ブラインド転送が試行されると、発呼側番号にCTIポート拡張が表示されます。ただし、想定される結果は、発呼側番号がOperator Directory Number(DN)を示していることです。 また、発信側はリングバックの代わりに保留音(MOH)を聞き、転送が完了しません。これらの問題を解決するには、オペレーターPCのREGEDITエントリを参照し、次の手順を実行します。
- [Start] > [Run]に移動し、[Run]ウィンドウにREGEDITと入力し、[OK]をクリックします。
- 次のレジストリキーに移動します。
- [HKLM] > [Software] > [Arc Solutions] > [Call Connect] > [Operator] > [Defaults (32ビットクライアントPC)]
- [HKLM] > [Software] > [Wow6432Node] > [Arc Solutions] > [Call Connect] > [Operator] > [Defaults (64 Bit Client PC)]
- 要件に基づいて[Direct Transfers]の値を変更します。
- All:直接転送はすべての転送タイプで有効です。
- オフ(デフォルト):直接転送は無効です。サービスキューが使用されます(CTIポートが転送を開始します)。
- Internal:これにより、オペレータの電話機から内部番号への直接転送と、CTIポートからの外部番号への直接転送が可能になります。
- 外部:これにより、オペレータの電話機から外部番号への直接転送と、CTIポートからの内部番号への直接転送が可能になります。
- レジストリを閉じて、CUACクライアントからログアウトし、再度ログインします。