Cisco Unified Network and Email Interaction Manager バージョン 4.2(4) のインストールは、データベース サーバ、サービス サーバ、プライマリ アプリケーション/ファイル サーバ、セカンダリ アプリケーション サーバ、および Web サーバのインストールで構成されます。 このドキュメントでは、Cisco Unified Network and Email Interaction Manager バージョン 4.2(4) において、セカンダリ Web/アプリケーション コンポーネントおよびアーカイブ コンポーネントをインストールするときに発生する問題をトラブルシューティングする手順について説明します。
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
このドキュメントの情報は、Cisco Unified Web/E-Mail Interaction Manager バージョン 4.2(4) に基づくものです。
本書の情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。 このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。 稼働中のネットワークで作業を行う場合、コマンドの影響について十分に理解したうえで作業してください。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
『Cisco Unified Web and E-Mail Interaction Manager Installation Guide 』のインストール ガイドに従って Cisco Unified Web/E-Mail Interaction Manager バージョン 4.2(4) にセカンダリ Web/アプリケーションまたはアーカイブ コンポーネントをインストールしようとすると、以下の問題が発生します。
インストーラが Internet Information Server(IIS)上にシステム、ビジネス パーティション、および一時仮想ディレクトリを自動的に作成しません。
iisproxy.dll、iisproxy128.dll、egpinstall.html ファイルを格納した「cisco」仮想ディレクトリが作成されます。 しかし、iisproxy.ini ファイルがありません。
Cisco_Interaction_Manager_InstallLog.log に、次の 2 つのエラーが表示されます。 「class com.egain.platform.module.installer.ConfigureEgainServer.install() Unexpected Fatal Error」および「class com.egain.platform.module.installer.ParseLogsFiles.install() runtime exception」
注: これらの問題は、プライマリ サーバのインストールにベース インストールが使用され、それが 4.2(4) にアップグレードされた場合に、 セカンダリ Web/アプリケーションおよびアーカイブ コンポーネントのインストールが試行されると発生します。
これらの問題は、4.2.4 にアップグレードされた状況で発生します。 アップグレード プロセスでは、すべての JAVA プロセスのプロセス ID の取得に関して、いくつか変更が発生しています。 端的に言うと、このプロセス中に osutils.dll ファイルが変更されます。
セカンダリ Web/アプリケーション サーバおよびアーカイブ コンポーネントの設定に古いインストーラを使用する場合、インストーラは古い osutils.dll がファイル システム(<PL_HOME>\lib\int\platform\win32)に存在していると想定します。 しかし、ファイルがアップグレード プロセスで変更されているため、矛盾が生じ、この問題が発生します。 これは、セカンダリ アプリケーション/Web およびアーカイブ コンポーネントを設定するときに、アップグレードされた状況で必ず発生します。
注: この問題は、Cisco Bug ID CSCsu59886(登録ユーザ専用)で説明されており、バージョン 4.2.5 で修正されています。
新しいコンポーネントの追加は、古い dll を期待するベース セットアップを使用する場合にのみ可能になるため、古い dll を使用する必要があります(これは、4.2.4 アップグレードの際に書き換えられます)。 次の手順を実行します。
古い osutils.dll ファイルをバックアップ ファイル システム(<PL_HOME_BACK-UP>\lib\int\platform\win32)から既存のファイル システム(<PL_HOME>\lib\int\platform\win32)にコピーします。
設置を実行します。
アプリケーションを起動する前に osutils.dll への変更を元に戻します。