このドキュメントでは、Cisco Unified Contact Center Express Historical Reporting Client のネットワーク共有プリンタで見られる問題について説明します。
次の項目に関する知識が推奨されます。
Cisco Unified Contact Center Express
Cisco Unified Contact Center Express Historical Reporting Client
このドキュメントの情報は、次のハードウェアとソフトウェアのバージョンに基づくものです。
Cisco Unified Contact Center Express
Cisco Unified Contact Center Express Historical Reporting Client
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
あるネットワーク共有プリンタ環境において、スケジュールされたレポートをプリンタに印刷し、送信するオプションが Historical Reporting Client Report Viewer で動作しません。 ユーザ インターフェイス(UI)はレポート印刷中のステータスを示していますが、プリンタには何も印刷されません。 また、「Could not start print job」エラー メッセージが表示されます。
この問題は、Cisco Bug ID CSCta53308 (登録ユーザ専用)にも記載されています。
Cisco Unified Contact Center Express 5.0(x) 以降では、hrcConfig.ini のフラグを使ってこの問題を解決することができます。 ネットワーク共有プリンタに印刷するには、次の手順を実行します。
Historical Reporting Client をホストするワークステーションから、C:\Program Files\Cisco CRS Historical Reports\hrcConfig.ini を開きます。
hrConfig.ini ファイルが開いたら、「UseSharedMemory=1」フラグを探して設定します。 ファイルを保存して、閉じます。
注: 共有メモリ モデルを使用する場合は UseSharedMemory に 1 を設定し、共有メモリ モデルを使用しない場合は 0 を設定します(デフォルト)。
ワークステーションを再起動します。
テストのため、このワークステーションからネットワーク プリンタに印刷します。
カスタム レポートの印刷に問題がある場合は、次の手順を実行します。
Historical Reporting Client をホストするワークステーションから C:\Program Files\Cisco UCCX Historical Reports を指定し、hrcConfig.ini ファイルをテキスト エディタで編集します。
注: 変更を行う前に、スケジューラが停止し、Historical Reporting Client が動作していないことを確認します。
ユーザ名をレポートに表示するには、showUserNameOnReport=1 を showUserNameOnReport=0 に設定します。
注: showUserNameOnReport=0 を使用すると、既成レポートおよびカスタム レポートの生成者の名前が表示されません。 レポートにその情報が必要な場合、回避策は、@$UserName ラベルをカスタム レポートに追加することです。
ファイルを保存して、閉じます。
Cisco Unified Contact Center Express 8.0 で、他の印刷ジョブは正常に動作しているのに、Historical Reporting Client のネットワーク プリンタに印刷できません。 また、「Could not start print job」エラー メッセージが表示されます。
唯一の回避策は、PC にレポートを保存し、PDF ビューアで開き、そこから印刷することです。 この問題は、Cisco Bug ID CSCtn20575(登録ユーザ専用)に記載されています。