このドキュメントでは、ファイル システムのエラーメッセージを受信している IPIVR サーバの問題のトラブルシューティング方法について説明します。
このドキュメントに関しては個別の要件はありません。
このドキュメントの情報は、Cisco Unified Contact Center Express (UCCX) 8.0(1) に基づいています。
本書の情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。 このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。 稼働中のネットワークで作業を行う場合、コマンドの影響について十分に理解したうえで作業してください。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
Cisco Unified Contact Center Express 8.0(1) では、予期しないシャットダウン後、IPIVR サーバがファイル システムのエラー メッセージを受信します。
EXT3-fs error (device sda6) in start_transaction: Journal has aborted.
SSH 経由で CLI にログインすると、次のようなメッセージが表示されます。
WARNING: The /common file system is mounted read only. Please use Recovery Disk to check the file system using fsck.
この問題は、Cisco Bug ID CSCti28336 (登録ユーザ専用)に記述されており、UCCX サーバではデフォルトでルート アクセスが無効になっているので、Cisco Unified Communications Manager(CUCM)のリカバリ CD を使用してファイル システムのチェックを実行する必要があります。 そのため、fsck を実行できません。 次の手順を実行します。
CUCM のリカバリ ディスクを使用してシステムを起動します。
リカバリ CD メニューから、オプション「f」を選択し、ファイル システムのチェックを実行します。
注: このオプションは異なる可能性がありますので、ファイル システムのチェックを実行する文字または数字を必ず選択してください。
完了したら、オプション「q」を選択し、リカバリ CD を終了します。
プロンプトが表示されたら、CD を取り出してシステムを再起動します。
ロシア語の音声を合成するのに TTS を使用すると、メッセージが部分的にしか再生されません。
この問題の原因は、英語以外の文字が行に含まれている場合に、UCCX の VoiceBrowser が間違ったコンテンツ長を送信するためだと考えられます。 VoiceBrowser は、行サイズをバイト単位で渡す代わりに、文字数を渡します。 これが原因で、TTS の再生に問題が生じます。 英語以外の文字のサイズは 2 バイトの可能性があるので(英語は 1 バイト)、メッセージが 50% しか再生されません。 詳細については、Cisco Bug ID CSCtr28214(登録ユーザ専用)を参照してください。
注: また、Cisco Bug ID CSCtq52199(登録ユーザ専用)も参照してください。