このドキュメントでは、Cisco IPCC Express サーバが再構成された後に、Cisco IP Contact Center(IPCC)エージェントが Cisco IPCC Express へのログインに失敗する理由の 1 つについて説明します。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
このドキュメントの読者は次の項目に関する知識が必要です。
Cisco CallManager
Cisco IPCC Express
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づくものです。
Cisco CallManager 3.2.x
Cisco IPCC Express 3.x
このマニュアルの情報は、特定のラボ環境に置かれたデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、使用前にその潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
Cisco IPCC Express サーバの再構築後に、Administrator 属性が設定されたエージェントが認証に失敗します。IPCC Express サーバにログインしようとすると、エージェントがこのエラー メッセージを受信します。
図1:認証エラー
Cisco IPCC Express サーバの再構築時に、Administrator 属性が設定されたエージェントが失われます。このエージェントに Administrator 属性を割り当てる必要があります。手順は次のとおりです。
C:\WINNT\system32\ccnにあるccndir.iniの名前をccndir.ini.oldに変更します。
注:C:は、Cisco IPCC Expressがインストールされているドライブを表します。
[Start] > [Programs] > [Cisco CRA Administrator] > [Application Administrator] の順に選択します。図 2 が表示されます。
図2: Customer Response Applications Administration – 認証
デフォルトのユーザ ID(Administrator)とデフォルトのパスワード(ciscocisco)を入力します。図 3 が表示されます。
図3: Customer Response Applications Administration
[Tools] をクリックします。
ドロップダウン ボックスから [User Maintenance] を選択します。図 4 が表示されます。
図4: Customer Response Applications Administration:User Maintenance
[CMUsers] リスト ボックスで、使用可能な Cisco CallManager ユーザを選択します。
右矢印をクリックし、そのユーザを [CRA Administrator/Supervisor ] リスト ボックスに移動します。ユーザを管理者として示すラベルがそのユーザ名の横に表示されます(図 5 を参照)。
図5:Customer Response Applications Administration:User Maintenance
[Update] をクリックしてユーザ メンテナンス プロセスを完了し、設定とリポジトリ プロファイルを初期化します。
上記の手順が完了したら、Administrator 属性が設定されたエージェントは Cisco IPCC Express サーバにログインできます。
改定 | 発行日 | コメント |
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1.0 |
06-Oct-2003 |
初版 |