このドキュメントでは、エージェント デスクトップの呼び出し回数を変更して、システムが Cisco IP Contact Center(IPCC)Express Edition 環境のキューにコールを返す前に、エージェントがコールをピックアップできる時間を増やす方法について説明します。
A. IP Integrated Contact Distribution(ICD)コールを接続するためのタイムアウトのデフォルト値は12秒で、呼出音は3回鳴ります。Cisco Response Solutions(CRS)バージョン3.0より前のバージョンでは、次に示すように、値はSubsystemRmCm.propertiesファイルのcom.cisco.wf.subsystems.rmcm.connectTimeoutパラメータによって定義されます。デフォルトでは、このファイルはc:\Program Files\wfavvidディレクトリに配置されます。
図 1:パラメータ:com.cisco.wf.subsystems.rmcm.connectTimeout
デフォルト値を変更する手順は、次のとおりです。
CRSサーバで、テキストエディタでSubsystemRmCm.propertiesファイルを開きます。
com.cisco.wf.subsystems.rmcm.connectTimeout設定を目的の秒に変更します。
注:単位はミリ秒(ms)です。1000は1秒を表します。1つのリングは4秒に相当します。
CRSエンジンを再起動します。
CRSバージョン3.0では、この値はアプリケーションスクリプトの個々のSelect Resourceステップによって制御されます。手順は次のとおりです。
CRS Editを使用して、特定のアプリケーションスクリプトを開きます。
「リソースの選択」ノードを右クリックします。
次に示すようにポップアップボックスの[プロパティ]をクリックします。
図 2:[Resource] > [Properties]を選択します
次に示すように、[Timeout] フィールドの値を設定します。このフィールドは、コンタクトがキューに戻るまでの時間(秒)を表します。1つのリングは4秒に相当します。
図 3:[Resource] > [Timeout]を選択します
この値は、Cisco CallManagerの無応答時転送タイムアウトよりも小さい必要があります。