高可用性クラスタ上で Cisco Customer Response Solutions(CRS)サーバをインストールした後、SQLUtility インストール プロセスが無期限に実行されます。クラスタのいずれかの CRS サーバにログインしようとするたびに、SQLUtility のインストール プロセスが開始されます。プロセスが完了したら、プロセスをキャンセルするまでインストールが再開されます。
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
Cisco Unified Contact Center Express
SQL 2000
Active Directory(AD)
DC ディレクトリ管理
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
Cisco Unified Contact Center Express 4.0(x)
注:この問題は、Cisco Unified Contact Center Express 4.0(x)にのみ該当します。Cisco Unified Contact Center Express 4.5 以降には適用されません。
SQL 2000
注:この問題は、IP IVRまたはIP QMには該当しません。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
高可用性クラスタ上で Cisco Unified Contact Center Express 4.x サーバをインストールした後、SQLUtility インストール プロセスが無期限に実行されます。この問題は、Cisco Bug ID CSCsc72942(登録ユーザ専用)に記述されています。
CRS と共存する、または展開サーバ上の高可用性クラスタに SQL 2000 をインストールする場合、2 番目の サーバに SQL 2000 をインストールする前に、SQL 2000 がインストールされた 1 番目のサーバの設定を完了し、データストア コンポーネントを有効化する必要があります。この手順に従わない場合、SQLUtility プログラムが繰り返し実行されます。
この問題を解決するには、次の手順を実行します。
[Appadmin Control Center] から [Remove Server] を選択し、クラスタから 2 番目のデータベース サーバを削除します。
1 番目の CRS サーバ への SQLUtility のインストールを実行します。
クラスタにノードを追加するため、2 番目のデータベース サーバで CRS インストーラを実行します。
2 番目のデータベース サーバでサーバのセットアップを実行します。
注:この手順は、Active Directory統合システムには適用できません。
2 番目の CRS データストア サーバの LDAP(AD または DC ディレクトリ)を開き、ou=clusters、ou=<profile_name>、ou=Nodes、ou=<nodeid_secondserver>、ou=<NodeSpecific>、ou= Components、ou= <CRS Repository Datastore.XXXXXXXXXXXX> にドリルダウンします。
注: profile_name はクラスタのプロファイル名を表し、nodeid_secondserver は 2 番目の CRS データストア サーバを表し、CRS Repository Datastore.XXXXXXXXXXXX は CRS リポジトリ データストア文字列を構成する LDAP フィールド名を表します。
CRS Repository Datastore.XXXXXXXXXXXX を右クリックし、[Properties] を選択します。
[Modify] を選択し、CRS Repository Datastore.XXXXXXXXXXXX を CRS Repository Datastore.XXXXXXXXXXXX.bak に変更します。
1 番目の CRS ノードで、SQLUtility のインストールを続行します。
現在のデータベース サーバの SQLUtility のインストールが完了したら、2 番目の CRS データストア サーバの LDAP プロパティ フィールドの名前を元の名前:CRS Repository Datastore.XXXXXXXXXXXX に戻します。
1 番目の CRS ノードの SQL データベースのアップグレードが完了したら、2 番目のサーバの SQLUtility を実行します。