このドキュメントでは、Cisco Unity Express システムおよびデータ ファイルを使用して Microsoft FTP サーバとの間でバックアップおよび復元操作を実行する方法について設定例を紹介します。
この設定を開始する前に、次の要件が満たされていることを確認してください。
Microsoft FTP サーバで FTP パブリッシング サービスが起動されていること
Microsoft FTP サーバから Cisco Unity Express モジュールへの IP 接続
Microsoft FTP サーバの FTP ディレクトリへの読み取りと書き込み権限
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
Microsoft Windows 2000 FTP サーバ
Cisco Unity Express バージョン 1.1.1
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
ドキュメント表記の詳細は、「シスコ テクニカル ティップスの表記法」を参照してください。
このセクションでは、このドキュメントで説明する機能を設定するために必要な情報を提供しています。
バックアップ操作を実行するには、この手順に従います。
[Administration] > [Backup / Restore] > [Configuration] を選択します。そして、ファイルが保存される Microsoft FTP サーバの URL を指定します。最後に、[Apply] をクリックします
バックアップおよび復元するデータ カテゴリ タイプのチェックボックスをオンにします。[Start Backup] をクリックします。
注:構成とデータカテゴリの両方をバックアップすることをお勧めします。
[OK] をクリックし、オフライン モードに入ります。
バックアップが完了したら、[Bring Back to Online] をクリックします。
復元操作を実行するには、この手順に従います。
注:復元プロセスは、新しくイメージ化されたカードで実行する必要があります。以前よりライセンス数が少ないシステムに復元することはできません。また別のライセンスを持つシステム(たとえば CiscoCallManager 対 CiscoCallManagerExpress ライセンスなど)には復元できず、ライセンスはまったくバックアップされません。
[Administration] > [Backup / Restore] > [Start Restore] を選択します。復元するカテゴリを選択し、[Start Restore] を選択します。
[OK] をクリックし、オフライン モードに入ります。
復元が完了したら、[Reload Unity Express] をクリックし、システムをオンラインに戻すため、復元した設定を有効にします。
このセクションでは、設定が正常に機能するかどうかを確認する際に役立つ情報を示しています。
一部の show コマンドはアウトプット インタープリタ ツールによってサポートされています(登録ユーザ専用)。このツールを使用することによって、show コマンド出力の分析結果を表示できます。
設定のバックアップと復元が正しく完了したことを確認するには、次のステップに従います。
data_1 と configuration_1 フォルダがあること、またバックアップ コンテンツが含まれていることを確認します。
ここでは、設定のトラブルシューティングに使用できる情報を示します。
設定をトラブルシューティングするには、次の手順を実行します。
Microsoft FTP サーバと Cisco Unity Express 間の IP 接続を確認します。
Microsoft Windows ユーザ アカウントに、Microsoft FTP サーバ サイト ディレクトリへの適切な読み書きアクセス権があることを確認します。
Microsoft FTP サーバで FTP パブリッシング サービスが起動されていることを確認します。
Microsoft FTP サーバの history.log ファイルを表示して、FTP 転送が失敗した理由を判断します。
改定 | 発行日 | コメント |
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1.0 |
01-Dec-2013 |
初版 |