Cisco 2600、3600、および MC3810 ルータ プラットフォームのデジタル E&M 信号方式では、一部の T1/E1 タイムスロットが EM_PARK 状態のままになる可能性があります。これは、show voice call summary コマンドを実行する場合に表示されます。このドキュメントでは、この問題のトラブルシューティング方法について説明します。
次の出力は、いくつかのタイム スロットが EM_PARK 状態であることを示しています。EM_PARK 状態のタイム スロットは音声コールには使用されません。
Router#show voice call summary PORT CODEC VAD VTSP STATE VPM STATE ===== ====== === ========== ========== 1/0:0.1 - - - EM_ONHOOK 1/0:0.2 - - - EM_PARK 1/0:0.3 - - - EM_PARK 1/0:0.4 - - - EM_ONHOOK 1/0:0.5 - - - EM_ONHOOK
このドキュメントに特有の要件はありません。
このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。
ハードウェア:Cisco 2600、Cisco 3600、Cisco VG200、および MC3810 ルータ
ソフトウェア:すべて
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのようなコマンドについても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。
たとえば T1 CAS のウィンク スタート シグナリングでは、PBX がオフフックになると、リモート宛先が応答するまでルータおよびゲートウェイ側のタイム スロットがアイドル(EM_ONHOOK)状態になります。リモート宛先がコールに応答すると、ルータのタイム スロットの状態が EM_OFFHOOK に変化します。
コールが接続しない場合、ルータおよびゲートウェイは発信者に対しインバンド リオーダ音を再生します。ルータ側のチャネルの状態が EM_ONHOOK であるため、ルータはチャネルを接続解除できません。発信者が接続解除した後で、PBX はそのチャネルの状態をオフフックからオンフックに変更する必要があります。
場合によっては、PBX は ABCD 遷移を使用してオンフック メッセージを送信しません。ルータには、この疑似応答に対する回避策があります。疑似応答に対する回避策を使用しない場合、チャネルは EM_PARK 状態で無限にハングします。詳細は、「疑似応答」セクションを参照してください。
注:音声ゲートゲートウェイルータのシャーシが適切に接地されていない場合、一部のT1チャネルでコールがEM_PARK状態のままになる可能性があります。接地の詳細については、ハードウェアの導入ガイドを参照してください。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
タイム スロットが EM_PARK 状態のままになる問題の理由として、2 つの主な状況が考えられます。
デジタル信号プロセッサ(DSP)が不良であり、ハードウェアまたはソフトウェアの問題がある。
PSTN スイッチ/PBX が連続するオフフック信号をルータに送信し、リリースしない。
この問題の解決策を次に示します。
システムのタイム スロットが EM_PARK 状態のままになる場合は DSP を調べます。DSP 調べる際には、『Cisco 2600/3600 シリーズ ルータ向け NM-HDV での DSP のトラブルシューティング』を参照してください。
DSP が稼働している場合は、PSTN スイッチ/PBX 側または Cisco IOS® に問題がある可能性があります(ルータおよびゲートウェイは疑似応答プロシージャを開始しません)。 詳細は、「疑似応答」セクションを参照してください。
Cisco ルータおよびゲートウェイは、リオーダ音の再生中に PBX からタイム スロットをオンフックに設定する必要があることを認識した後で、30 秒(デフォルト)待機します(この値を変更するには timeouts wait-release コマンドと timeouts call-disconnect コマンドを使用します)。
オンフックに設定されない場合、ルータはタイム スロットの状態を EM_PARK に変更し、10 秒間のタイマーを開始します。10 秒経過しても PBX がオンフックにならない場合、ルータは PBX に対してトリックを実行します。ルータは 1 秒間の疑似応答を送信してから、オンフックになります。
ルータは疑似応答信号を送信した後で新たに 5 分間のタイマーを開始します。PBX がオンフックになるとタイマーは停止し、ルータはタイム スロットの状態を EM_ONHOOK に遷移します。オンフックにならない場合、5 分経過後に新たな 1 秒間の疑似応答信号を送信します。PBX がオンフックになるまで、ルータはこのプロセスを繰り返します。ルータは PBX に対しコールを強制的にクリアさせます。
注:この応答遷移は、実際のコールがクリアされるため、どのアカウンティングレコードにも更新されません。ただし PBX はこれを応答として認識し、ユーザに対し 1 秒間のコールとして課金される可能性があります。
EM_PARK 状態のタイム スロットに関連付けられている DSP が稼働しており正常であるが問題が発生する場合は、debug vpm all コマンドと debug vtsp all コマンドを実行して、Cisco IOS が疑似応答の送信を試行しているかどうかを確認します。
注:デバッグを5分以上実行する必要があります。
注:ほとんどの場合、DSPに問題がある場合、ルータは疑似応答の回避策を実行しません。詳細は、『Cisco 2600/3600 シリーズ ルータ向け NM-HDV での DSP のトラブルシューティング』を参照してください。
次のデバッグ出力は、タイム スロットが EM_PARK 状態のままになる様子と、疑似応答回避策がどのように機能するかを示します。
Jan 11 17:19:00.767: htsp_dsp_message: SEND/RESP_SIG_STATUS: state=0xC timestamp =44262 systime=31305235 Jan 11 17:19:00.767: htsp_process_event: [4/1:1(10), EM_ONHOOK, E_DSP_SIG_1100]em_onhook_offhook htsp_setup_ind !--- Offhook signal is received from the switch. Jan 11 17:19:00.767: [4/1:1(10)] get_local_station_id calling num= calling name= calling time=01/11 17:19 Jan 11 17:19:00.767: vtsp_tsp_call_setup_ind (sdb=0x62BB7B14, tdm_info=0x0, tsp_ info=0x62BB4050, calling_number= calling_oct3 = 0x0, called_number= called_oct3 = 0x81, oct3a=0x0): peer_tag=0 Jan 11 17:19:00.767: : ev.clg.clir is 0 ev.clg.clid_transparent is 0 ev.clg.null_orig_clg is 1 ev.clg.calling_translated is false Jan 11 17:19:00.767: htsp_timer - 3000 msec Jan 11 17:19:00.767: vtsp_do_call_setup_ind Jan 11 17:19:00.767: vtsp_allocate_cdb,cdb 0x62DCEA70 Jan 11 17:19:00.767: vtsp_do_call_setup_ind: Call ID=112722, guid=62DC4230 Jan 11 17:19:00.767: vtsp_do_call_setup_ind: type=0, under_spec=1640890368, name=, id0=10, id1=1, id2=25038, calling=, called= subscriber=RegularLine Jan 11 17:19:00.767: vtsp_do_normal_call_setup_ind Jan 11 17:19:00.771: cc_api_call_setup_ind (vdbPtr=0x62BB7FA0, callInfo={called= ,called_oct3=0x81,calling=,calling_oct3=0x0,calling_oct3a=0x0,calling_xlated=fal se,subscriber_type_str=RegularLine,fdest=0,peer_tag=0, prog_ind=3},callID=0x62DC 40DC) Jan 11 17:19:00.771: cc_api_call_setup_ind type 1 , prot 0 Jan 11 17:19:00.771: vtsp_insert_cdb,cdb 0x62DCEA70 Jan 11 17:19:00.771: vtsp_open_voice_and_set_params Jan 11 17:19:00.771: dsp_close_voice_channel: [4/1:1:32995] packet_len=8 channel _id=3 packet_id=75 Jan 11 17:19:00.771: dsp_open_voice_channel_20: [4/1:1:32995] packet_len=16 channel_id=3 packet_id=74 alaw_ulaw_select=0 associated_signaling_channel=130 time_slot=2 serial_port=0 Jan 11 17:19:00.771: vtsp_modem_proto_from_cdb: cap_modem_proto 1073741824 Jan 11 17:19:00.771: vtsp_modem_proto_from_cdb: cap_modem_proto 1073741824 Jan 11 17:19:00.771: dsp_encap_config: [4/1:1:32995] packet_len=30 channel_id=3 packet_id=92 TransportProtocol 2 t_ssrc=0x0 r_ssrc=0x0 t_vpxcc=0x0 r_vpxcc=0x0 sid_support=1, tse_payload=65535, seq_num=0x0, redundancy=0 Jan 11 17:19:00.771: dsp_set_playout_delay Jan 11 17:19:00.771: dsp_set_playout: [4/1:1:32995] packet_len=18 channel_id=3 p acket_id=76 mode=1 initial=60 min=40 max=200 fax_nom=300 dsp_set_playout_delay_config Jan 11 17:19:00.771: dsp_set_playout_config Jan 11 17:19:00.771: mode 0, init 60, min 40, max 200 playout default Jan 11 17:19:00.771: dsp_set_playout_config:mode 0, init 60, min 40, max 200 Jan 11 17:19:00.771: dsp_set_playout_config: [4/1:1:32995] packet_len=18 channel _id=3 packet_id=76 mode=1 initial=60 min=40 max=200 fax_nom=300 Jan 11 17:19:00.771: dsp_echo_canceler_control: echo_cancel: 1 Jan 11 17:19:00.771: dsp_echo_canceler_control: [4/1:1:32995] echo_cancel 1, disable_hpf 0, flags=0x0, threshold=-21 Jan 11 17:19:00.771: dsp_echo_canceler_control: [4/1:1:32995] packet_len=12 channel_id=3 packet_id=66 flags=0x0, threshold=-21 Jan 11 17:19:00.771: set_gains: FXx/E&M: msg->message.set_codec_gains.out_gain=0 Jan 11 17:19:00.771: dsp_set_gains: [4/1:1:32995] packet_len=12 channel_id=3 packet_id=91 in_gain=0 out_gain=0 Jan 11 17:19:00.771: dsp_vad_enable: [4/1:1:32995] enable: packet_len=12 channel _id=3 packet_id=78 thresh=-38 Jan 11 17:19:00.771: cc_process_call_setup_ind (event=0x62E63ACC) Jan 11 17:19:00.771: >>>>CCAPI handed cid 32995 with tag 0 to app "DEFAULT" Jan 11 17:19:00.771: sess_appl: ev(24=CC_EV_CALL_SETUP_IND), cid(32995), disp(0) Jan 11 17:19:00.771: sess_appl: ev(SSA_EV_CALL_SETUP_IND), cid(32995), disp(0) Jan 11 17:19:00.771: ssaCallSetupInd Jan 11 17:19:00.771: ccCallSetContext (callID=0x80E3, context=0x62DFBCF0) Jan 11 17:19:00.771: ssaCallSetupInd cid(32995), st(SSA_CS_MAPPING),oldst(0), ev (24)ev->e.evCallSetupInd.nCallInfo.finalDestFlag = 0 Jan 11 17:19:00.771: ccCallSetupAck (callID=0x80E3) Jan 11 17:19:00.771: ccGenerateTone (callID=0x80E3 tone=8) Jan 11 17:19:00.771: ccCallReportDigits (callID=0x80E3, enable=0x1) Jan 11 17:19:00.771: vtsp_report_digit_control: enable=1: digit reporting enabled Jan 11 17:19:00.771: cc_api_call_report_digits_done (vdbPtr=0x62BB7FA0, callID=0x80E3, disp=0) Jan 11 17:19:00.771: : vtsp_get_digit_timeouts Jan 11 17:19:00.771: sess_appl: ev(52=CC_EV_CALL_REPORT_DIGITS_DONE), cid(32995), disp(0) Jan 11 17:19:00.771: cid(32995)st(SSA_CS_MAPPING)ev (SSA_EV_CALL_REPORT_DIGITS_DONE) oldst(SSA_CS_MAPPING)cfid(-1)csize(0)in(1)fDest(0) Jan 11 17:19:00.771: ssaReportDigitsDone cid(32995) peer list: (empty) Jan 11 17:19:00.771: ssaReportDigitsDone callid=32995 Enable succeeded Jan 11 17:19:00.771: ccGenerateTone (callID=0x80E3 tone=8) Jan 11 17:19:00.771: vtsp:[4/1:1:32995, S_SETUP_INDICATED, E_CC_SETUP_ACK] Jan 11 17:19:00.775: act_setup_ind_ack Jan 11 17:19:00.775: vtsp_modem_proto_from_cdb: cap_modem_proto 0 Jan 11 17:19:00.775: vtsp_modem_proto_from_cdb: cap_modem_proto 0 Jan 11 17:19:00.775: dsp_encap_config: [4/1:1:32995] packet_len=30 channel_id=3 packet_id=92 TransportProtocol 2 t_ssrc=0x0 r_ssrc=0x0 t_vpxcc=0x0 r_vpxcc=0x0 sid_support=1, tse_payload=65535, seq_num=0x0, redundancy=0 Jan 11 17:19:00.775: dsp_voice_mode: [4/1:1:32995] cdb 62DCEA70, cdb->codec_params.modem 2, inband_detect flags 0x21 Jan 11 17:19:00.775: map_dtmf_relay_type--digit relay mode: 2 Jan 11 17:19:00.775: dsp_voice_mode: [4/1:1:32995] packet_len=24 channel_id=3 packet_id=73 coding_type=1 voice_field_size=160 VAD_flag=0 echo_length=256 comfort _noise=1 inband_detect=33 digit_relay_mode=2 AGC_flag=0act_setup_ind_ack: modem_mode = 0, fax_relay_on = 1 Jan 11 17:19:00.775: act_setup_ind_ack(): dsp_dtmf_mode() dsp_dtmf_mode(VTSP_TONE_DTMF_MODE) Jan 11 17:19:00.775: dsp_dtmf_mode: [4/1:1:32995] packet_len=10 channel_id=3 packet_id=65 dtmf_or_mf=0 Jan 11 17:19:00.775: vtsp_timer: 31305236 Jan 11 17:19:00.775: vtsp:[4/1:1:32995, S_DIGIT_COLLECT, E_CC_GEN_TONE] Jan 11 17:19:00.775: act_gen_tone Jan 11 17:19:00.775: dsp_cp_tone_off: [4/1:1:32995] packet_len=8 channel_id=3 packet_id=71 Jan 11 17:19:00.775: dsp_cp_tone_on: [4/1:1:32995] packet_len=38 channel_id=3 packet_id=72 tone_id=4 n_freq=2 freq_of_first=350 freq_of_second=440 amp_of_first=5514 amp_of_second=5514 direction=1 on_time_first=65535 off_time_first=0 on_time_second=0 off_time_second=0 Jan 11 17:19:00.775: vtsp:[4/1:1:32995, S_DIGIT_COLLECT, E_CC_GEN_TONE] Jan 11 17:19:00.775: act_gen_tone Jan 11 17:19:00.775: dsp_cp_tone_off: [4/1:1:32995] packet_len=8 channel_id=3 packet_id=71 Jan 11 17:19:00.775: dsp_cp_tone_on: [4/1:1:32995] packet_len=38 channel_id=3 packet_id=72 tone_id=4 n_freq=2 freq_of_first=350 freq_of_second=440 amp_of_first= 5514 amp_of_second=5514 direction=1 on_time_first=65535 off_time_first=0 on_time4_second=0 off_time_second=0 Jan 11 17:19:00.775: htsp_process_event: [4/1:1(10), EM_WAIT_SETUP_ACK, E_HTSP_SETUP_ACK]em_wait_setup_ack_get_ack Jan 11 17:19:00.775: htsp_timer_stop Jan 11 17:19:00.775: htsp_timer2 - 172 msec Jan 11 17:19:00.947: htsp_process_event: [4/1:1(10), EM_WAIT_SETUP_ACK, E_HTSP_EVENT_TIMER2]em_wait_prewink_timer Jan 11 17:19:00.947: em_offhook (0)[recEive and transMit4/1:1(10)] set signal st ate = 0x8em_onhook (200)[recEive and transMit4/1:1(10)] set signal state = 0x0 !--- A wink of duration 200 msec is sent out to the switch. Jan 11 17:19:01.471: vtsp_process_dsp_message: MSG_TX_DTMF_DIGIT_BEGIN: digit=9, rtp_timestamp=0xED31C493 Jan 11 17:19:01.471: vtsp:[4/1:1:32995, S_DIGIT_COLLECT, E_DSP_DTMF_DIGIT_BEGIN] Jan 11 17:19:01.471: act_report_digit_begin Jan 11 17:19:01.471: cc_api_call_digit_begin (dstVdbPtr=0x0, dstCallId=0xFFFFFFF F, srcCallId=0x80E3, digit=9, digit_begin_flags=0x1, rtp_timestamp=0xED31C493 rtp_expiration=0x0, dest_mask=0x1) Jan 11 17:19:01.471: sess_appl: ev(10=CC_EV_CALL_DIGIT_BEGIN), cid(32995), disp(0) Jan 11 17:19:01.471: cid(32995)st(SSA_CS_MAPPING)ev(SSA_EV_DIGIT_BEGIN) oldst(SSA_CS_MAPPING)cfid(-1)csize(0)in(1)fDest(0) Jan 11 17:19:01.471: ssaIgnore cid(32995), st(SSA_CS_MAPPING),oldst(0), ev(10) Jan 11 17:19:01.503: vtsp_process_dsp_message: MSG_TX_DTMF_DIGIT_OFF: digit=9, duration=65 Jan 11 17:19:01.503: vtsp:[4/1:1:32995, S_DIGIT_COLLECT, E_DSP_DTMF_DIGIT] Jan 11 17:19:01.503: act_report_digit_end Jan 11 17:19:01.503: vtsp_timer_stop: 31305308 Jan 11 17:19:01.503: dsp_cp_tone_off: [4/1:1:32995] packet_len=8 channel_id=3 pa cket_id=71 Jan 11 17:19:01.503: cc_api_call_digit_end (dstVdbPtr=0x0, dstCallId=0xFFFFFFFF, srcCallId=0x80E3, digit=9,duration=65,xruleCallingTag=0,xruleCalledTag=0, dest_mask=0x1), digi t_tone_mode=0 Jan 11 17:19:01.503: htsp_digit_ready: digit = 39 Jan 11 17:19:01.503: vtsp_timer: 31305308 Jan 11 17:19:01.503: htsp_process_event: [4/1:1(10), EM_OFFHOOK, E_VTSP_DIGIT]em_offhook_digit_collect Jan 11 17:19:01.503: sess_appl: ev(9=CC_EV_CALL_DIGIT_END), cid(32995), disp(0) Jan 11 17:19:01.503: cid(32995)st(SSA_CS_MAPPING)ev(SSA_EV_CALL_DIGIT) oldst(SSA_CS_MAPPING)cfid(-1)csize(0)in(1)fDest(0) Jan 11 17:19:01.503: ssaDigit Jan 11 17:19:01.503: ssaDigit, 0. sct->digit , sct->digit len 0, usrDigit 9, digit_tone_mode=0 Jan 11 17:19:01.503: ssaDigit,1. callinfo.called , digit 9, callinfo.calling , x rulecallingtag 0, xrulecalledtag 0 Jan 11 17:19:01.503: ssaDigit, 7. callinfo.calling , sct->digit 9, result 1 Jan 11 17:19:01.603: vtsp_process_dsp_message: MSG_TX_DTMF_DIGIT_BEGIN: digit=1, rtp_timestamp=0xED31C493 Jan 11 17:19:01.603: vtsp:[4/1:1:32995, S_DIGIT_COLLECT, E_DSP_DTMF_DIGIT_BEGIN] Jan 11 17:19:01.603: act_report_digit_begin Jan 11 17:19:01.603: cc_api_call_digit_begin (dstVdbPtr=0x0, dstCallId=0xFFFFFFF F, srcCallId=0x80E3, digit=1, digit_begin_flags=0x1, rtp_timestamp=0xED31C493 rtp_expiration=0x0, dest_mask=0x1) Jan 11 17:19:01.603: sess_appl: ev(10=CC_EV_CALL_DIGIT_BEGIN), cid(32995), disp(0) Jan 11 17:19:01.603: cid(32995)st(SSA_CS_MAPPING)ev(SSA_EV_DIGIT_BEGIN) oldst(SSA_CS_MAPPING)cfid(-1)csize(0)in(1)fDest(0) Jan 11 17:19:01.603: ssaIgnore cid(32995), st(SSA_CS_MAPPING),oldst(0), ev(10) Jan 11 17:19:01.643: vtsp_process_dsp_message: MSG_TX_DTMF_DIGIT_OFF: digit=1, duration=75 Jan 11 17:19:01.643: vtsp:[4/1:1:32995, S_DIGIT_COLLECT, E_DSP_DTMF_DIGIT] Jan 11 17:19:01.643: act_report_digit_end Jan 11 17:19:01.643: vtsp_timer_stop: 31305322 Jan 11 17:19:01.643: cc_api_call_digit_end (dstVdbPtr=0x0, dstCallId=0xFFFFFFFF, srcCallId=0x80E3, digit=1,duration=75,xruleCallingTag=0,xruleCalledTag=0, dest_mask=0x1), digit_tone_mode=0 Jan 11 17:19:01.643: htsp_digit_ready: digit = 31 Jan 11 17:19:01.643: vtsp_timer: 31305322 Jan 11 17:19:01.643: htsp_process_event: [4/1:1(10), EM_OFFHOOK, E_VTSP_DIGIT]em_offhook_digit_collect Jan 11 17:19:01.643: sess_appl: ev(9=CC_EV_CALL_DIGIT_END), cid(32995), disp(0) Jan 11 17:19:01.643: cid(32995)st(SSA_CS_MAPPING)ev(SSA_EV_CALL_DIGIT) oldst(SSA_CS_MAPPING)cfid(-1)csize(0)in(1)fDest(0) Jan 11 17:19:01.643: ssaDigit Jan 11 17:19:01.643: ssaDigit, 0. sct->digit 9, sct->digit len 1, usrDigit 1, digit_tone_mode=0 Jan 11 17:19:01.643: ssaDigit,1. callinfo.called , digit 91, callinfo.calling , xrulecallingtag 0, xrulecalledtag 0 Jan 11 17:19:01.643: ssaDigit, 7. callinfo.calling , sct->digit 91, result 1 Jan 11 17:19:01.743: vtsp_process_dsp_message: MSG_TX_DTMF_DIGIT_BEGIN: digit=8, rtp_timestamp=0xED31C493 Jan 11 17:19:01.743: vtsp:[4/1:1:32995, S_DIGIT_COLLECT, E_DSP_DTMF_DIGIT_BEGIN] Jan 11 17:19:01.743: act_report_digit_begin Jan 11 17:19:01.743: cc_api_call_digit_begin (dstVdbPtr=0x0, dstCallId=0xFFFFFFF F, srcCallId=0x80E3, digit=8, digit_begin_flags=0x1, rtp_timestamp=0xED31C493 rtp_expiration=0x0, dest_mask=0x1) Jan 11 17:19:01.743: sess_appl: ev(10=CC_EV_CALL_DIGIT_BEGIN), cid(32995), disp(0) Jan 11 17:19:01.743: cid(32995)st(SSA_CS_MAPPING)ev(SSA_EV_DIGIT_BEGIN) oldst(SSA_CS_MAPPING)cfid(-1)csize(0)in(1)fDest(0) Jan 11 17:19:01.743: ssaIgnore cid(32995), st(SSA_CS_MAPPING),oldst(0), ev(10) radius_decrypt: null length Jan 11 17:19:01.843: vtsp_process_dsp_message: MSG_TX_DTMF_DIGIT_OFF: digit=8, duration=75 Jan 11 17:19:01.843: vtsp:[4/1:1:32995, S_DIGIT_COLLECT, E_DSP_DTMF_DIGIT] Jan 11 17:19:01.843: act_report_digit_end Jan 11 17:19:01.843: vtsp_timer_stop: 31305342 Jan 11 17:19:01.843: cc_api_call_digit_end (dstVdbPtr=0x0, dstCallId=0xFFFFFFFF, srcCallId=0x80E3, digit=8,duration=75,xruleCallingTag=0,xruleCalledTag=0, dest_mask=0x1), digi t_tone_mode=0 Jan 11 17:19:01.843: htsp_digit_ready: digit = 38 Jan 11 17:19:01.843: vtsp_timer: 31305342 Jan 11 17:19:01.843: htsp_process_event: [4/1:1(10), EM_OFFHOOK, E_VTSP_DIGIT]em_offhook_digit_collect Jan 11 17:19:01.843: sess_appl: ev(9=CC_EV_CALL_DIGIT_END), cid(32995), disp(0) Jan 11 17:19:01.843: cid(32995)st(SSA_CS_MAPPING)ev(SSA_EV_CALL_DIGIT) oldst(SSA_CS_MAPPING)cfid(-1)csize(0)in(1)fDest(0) Jan 11 17:19:01.843: ssaDigit Jan 11 17:19:01.843: ssaDigit, 0. sct->digit 91, sct->digit len 2, usrDigit 8, d igit_tone_mode=0 Jan 11 17:19:01.843: ssaDigit,1. callinfo.called , digit 918, callinfo.calling , xrulecallingtag 0, xrulecalledtag 0 Jan 11 17:19:01.843: ssaDigit, 7. callinfo.calling , sct->digit 918, result -1 Jan 11 17:19:01.843: ccCallDisconnect (callID=0x80E3, cause=0x1C tag=0x0) Jan 11 17:19:01.843: vtsp:[4/1:1:32995, S_DIGIT_COLLECT, E_CC_DISCONNECT] Jan 11 17:19:01.843: act_pre_con_disconnect Jan 11 17:19:01.843: vtsp_ring_noan_timer_stop: 31305342 Jan 11 17:19:01.843: dsp_cp_tone_off: [4/1:1:32995] packet_len=8 channel_id=3 pa cket_id=71 Jan 11 17:19:01.843: dsp_voice_mode: [4/1:1:32995] cdb 62DCEA70, cdb->codec_para ms.modem 2, inband_detect flags 0x21 Jan 11 17:19:01.843: map_dtmf_relay_type--digit relay mode: 2 Jan 11 17:19:01.843: dsp_voice_mode: [4/1:1:32995] packet_len=24 channel_id=3 pa cket_id=73 coding_type=1 voice_field_size=160 VAD_flag=0 echo_length=256 comfort _noise=1 inband_detect=33 digit_relay_mode=2 AGC_flag=0 Jan 11 17:19:01.843: dsp_cp_tone_on: [4/1:1:32995] packet_len=38 channel_id=3 pa cket_id=72 tone_id=3 n_freq=2 freq_of_first=480 freq_of_second=620amp_of_first= 5206 amp_of_second=2928 direction=1 on_time_first=250 off_time_first=250 on_time_second=0 off_time_second=0 Jan 11 17:19:01.843: vtsp_timer: 31305342 Jan 11 17:19:01.843: htsp_pre_connect_disconnect, cdb = 62DCEA70 cause = 1C !--- Since the call is disconnected because the number received is "unassigned" !--- or "invalid" the router starts to play the reorder !--- tone and a timer, which is the wait-release !--- timeout timer, starts with default 30 seconds. !--- This call is disconnected !--- prior to the connect state. Jan 11 17:19:01.843: htsp_process_event: [4/1:1(10), EM_OFFHOOK, E_HTSP_PRE_CONN_DISC] Jan 11 17:19:31.844: vtsp_main: timer: 31308342 !--- The wait-release timer expires after 30 seconds. Jan 11 17:19:31.844: vtsp:[4/1:1:32995, S_WAIT_RELEASE_NC, E_TIMER] !--- The VTSP module is in a wait release state for that call. It also receives !--- event timer, which means that the timer expires so that it !--- goes into another state. Jan 11 17:19:31.844: act_pre_con_disc_rel htsp_release_req: cause 28, no_onhook 0 Jan 11 17:19:31.844: htsp_process_event: [4/1:1(10), EM_OFFHOOK, E_HTSP_RELEASE_REQ]em_offhook_release Jan 11 17:19:31.844: htsp_timer_stop2 em_onhook (0)[recEive and transMit4/1:1(10 )] set signal state = 0x0 Jan 11 17:19:31.844: htsp_timer_stop Jan 11 17:19:31.844: em_start_timer: 400 ms Jan 11 17:19:31.844: htsp_timer - 400 msec !--- HTSP receives an event that requests the release of !--- the time slot and it goes into EM wait !--- onhook state. But, it cannot do anything since it says I am onhook already. !--- Also, the router starts a timer of 400 msec. Jan 11 17:19:32.296: htsp_process_event: [4/1:1(10), EM_WAIT_ONHOOK, E_HTSP_EVENT_TIMER]em_wait_timeout Jan 11 17:19:32.296: em_stop_timers Jan 11 17:19:32.296: htsp_timer_stop Jan 11 17:19:32.296: em_start_timer: 400 ms Jan 11 17:19:32.296: htsp_timer - 400 msec !--- When the 400 msec timer expires, HTSP gets into EM clear pending state. !--- It also starts another timer of 400 msec. Jan 11 17:19:32.696: htsp_process_event: [4/1:1(10), EM_CLR_PENDING, E_HTSP_EVENT_TIMER]em_clr_timeout Jan 11 17:19:32.696: em_stop_timers Jan 11 17:19:32.696: htsp_timer_stop Jan 11 17:19:32.696: em_start_timer: 10000 ms Jan 11 17:19:32.696: htsp_timer - 10000 msec Jan 11 17:19:32.700: htsp_dsp_message: SEND/RESP_SIG_STATUS: state=0xC timestamp=1533 systime=31308428 Jan 11 17:19:32.700: htsp_process_event: [4/1:1(10), EM_PARK, E_DSP_SIG_1100]em_park_offhook !--- When the 400 msec timer expires, the router puts the time slot into !--- the EM_PARK state, and it starts another timer of 10 seconds. !--- The router still sees the ABCD=1100 from the switch. Jan 11 17:19:42.760: htsp_process_event: [4/1:1(10), EM_PARK, E_HTSP_EVENT_TIMER]em_park_timerhtsp_report_onhook_sig Jan 11 17:19:42.760: em_offhook (0)[recEive and transMit4/1:1(10)] set signal st ate = 0x8em_onhook (1000)[recEive and transMit4/1:1(10)] set signal state = 0x0 Jan 11 17:19:42.760: htsp_timer2 - 300000 msec Jan 11 17:19:42.760: htsp_process_event: [4/1:1(10), EM_PARK, E_HTSP_EVENT_TIMER]em_park_timerhtsp_report_onhook_sig Jan 11 17:19:42.760: em_offhook (0)[recEive and transMit4/1:1(10)] set signal state = 0x8em_onhook (1000)[recEive and transMit4/1:1(10)] set signal state = 0x0 Jan 11 17:19:42.760: htsp_timer2 - 300000 msec !--- As seen from the timestamps, when the timer expires in ten seconds, !--- the router goes offhook for one second (1000 msec) and then onhook. !--- It also starts another timer of 300000 msec (5 minutes).
改定 | 発行日 | コメント |
---|---|---|
1.0 |
10-May-2007 |
初版 |