概要
このドキュメントでは、コマンドラインインターフェイス(CLI)で、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)通知しきい値、snmp notif-thresholdのcountおよびlow_countの説明を説明します。CLIリファレンスの「StarOS is clear.この記事は、このコマンドとその使用方法を明確にすることを目的としています。
SNMP Notif-Thresholdコマンドの動作
コマンド構文は次のとおりです。
snmp notif-threshold <max-threshold> low <low-threshold> period <polling-period>
この設定から、トラップ作成率はperiodパラメータで設定されているように定期的に監視されます。1周期で作成されたトラップの数が、設定されているmax-threshold値を超えると、トラップの作成は無効になります。トラップの作成が再度有効になるのは、トラップの作成の数が設定されている<low-threshold>値を下回っている場合に限り、トラップの作成は無効のままになります。
設定例
snmp notif-threshold 100 low 20 period 300
この例では、300秒ごとに最大100個のトラップが設定されています。StarOSソフトウェアリリース18.0以前のリリースでは最大しきい値が100ですが、ソフトウェアリリース19.0以降では最大しきい値が300になっています。シャーシが300秒以内に100を超えるトラップを受信すると、SNMPトラップは無効になります。その後、シャーシが300秒以内に20トラップ(またはそれ以下)を受信すると、シャーシはSNMPトラップを再度有効にします。トラップ生成が300秒間に20トラップより大きい値のままである場合、SNMPトラップは無効のままになります。
デフォルト値を調べるには、『コマンド・ライン・インタフェース・リファレンス』を参照して、ソフトウェア・レベルに対応してください。
これらのコマンドは、SNMPトラップの生成を確認するために使用できます。
設定値
[local]ASR5500-2# show config | grep -i notif
snmp notif-threshold 1000 low 800 period 10
トラップ統計情報
[local]ASR5500-2# show snmp trap statistics
SNMP Notification Statistics:
Total number of notifications : 2
Last notification sent : Tuesday October 07 12:00:27 CDT 2014
Notification sending is : enabled
Notifications have never been disabled
Notifications have never been cleared
Notifications in current period : 0
Notifications in previous period: 1
Notification monitor period : 10 seconds
SNMPサーバ情報
[local]ASR5500-2# show snmp server
SNMP Server Configuration:
Server State : enabled
SNMP Port : 161
sysLocation :
sysContact :
authenticationFail traps : Disabled
EngineID :
Alert Threshold : 1000 alerts in 10 seconds
Alert Low Threshold : 800 alerts in 10 seconds
関連情報