概要
このドキュメントでは、ネットワーク管理システム(NMS)の統計情報の損失に関するStarOsノードのトラブルシューティング方法について説明します。
著者:Cisco Solutions Architect、Tariq Habibullah。
前提条件
要件
次の項目に関する知識があることが推奨されます。
使用するコンポーネント
このドキュメントの内容は、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されました。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、初期(デフォルト)設定の状態から起動しています。本稼働中のネットワークでは、各コマンドによって起こる可能性がある影響を十分確認してください。
問題
Cisco StarOSプラットフォームは、Cisco PRIMEサーバ、Cisco Web Element Managerサーバ(WEM)、Cisco Mobility Unified Reporting and Analyticsサーバ(MURAL)などのリポジトリに、設定された量のBulk Statistics(統計データ)のみを転送するように設計されています。 設定されたbulkstatsファイルのサイズ制限が実際のbulkstatsファイルより小さい場合、StarOSはノースバウンドリポジトリサーバに送信されるスキーマの一部をスキップします。これにより、バルクスタットデータストレージが失われ、リポジトリサーバがStarOSノードのすべての重要業績評価指標(KPI)を表示できなくなります。
症状
Cisco管理サーバは、StarOSノードからのすべての統計KPIデータを表示できない場合があります。このような場合、Simple Network Management Protocol(SNMP)トラップが表示されます。
SNMP trap:
Fri Mar 04 22:15:01 2016 Internal trap notification 1312 (StatFilesizeExceeded) Bulkstat filesize threshold limit 4915200 measured value 6142481
この問題は、次の例に示すように、小さなbulkstatsファイルサイズ制限の設定から発生します。
******** show bulkstats *******
Friday March 04 22:45:24 UTC 2016
Bulk Statistics Server Configuration:
Server State: Enabled
File Limit: 4800 KB
Sample Interval: 15 minutes (0D 0H 15M)
Transfer Interval: 15 minutes (0D 0H 15M)
Receiver Mode: Secondary-on-failure
Historical Data Collection: Disabled
解決方法
この問題を解決するには、StarOSプラットフォームで設定したスキーマの数に応じてファイルサイズの制限を設定します。SNMPトラップを監視し、bulkstatsファイルサイズの制限を超えていないことを確認します。
SNMPトラップの出力の値はバイトであることに注意してください。ただし、この設定ではKB(Kilo Bytes)の値を使用します。
この例では、6000のセットのファイルサイズ制限が設定されています。
config
bulkstats collection
no bulkstats historical collection
bulkstats mode
limit 6000
sample-interval 15
transfer-interval 15
gather-on-standby
関連情報