Cisco® Context-Aware Mobility ソリューションは、ロケーション、気温、資産の可用性などに関する詳細な状況依存情報を取得してビジネス プロセスに統合する機能を提供します。状況依存情報とビジネス プロセス アプリケーションを統合することにより、企業は、真のモビリティをすぐに次の段階に進めることができます。モバイル ユーザは Cisco Context-Aware Mobility ソリューションを使用して、いつでもどこでも、外出先から適切なデバイス、適切なアプリケーション、適切な環境へ自動的に接続できます。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
A. Cisco Context-Aware Servicesを使用すると、Cisco Unified Wireless Networkと有線ネットワークを使用して、有線とワイヤレスの両方のIP対応デバイスを追跡および検索できます。無線デバイスには、Wi-Fi 対応クライアント デバイスと Wi-Fi 対応 RFID CCX タグが含まれます。有線デバイスには、Cisco Catalyst スイッチに接続するすべての IP 対応デバイスが含まれます。
A.待ち時間は、同時に移動するデバイスの数の関数で、数秒から10秒の時間を要します
A.クライアントとタグのロケーション計算に違いはありません。クライアントが CCX v4 の場合、ロケーションの精度は、タグとクライアントでまったく同じです。
A.共通の課題は次のとおりです。
不正チャネルの問題(WCP):特定のチャネル上にある AP は、隣接チャネルから送信されたパケットを受信できますが、受信電力は低くなります。 そのため、AP が報告するパケットの RSSI 値は小さくなります。これにより、クライアントのロケーションが、ロケーション サーバでの実際のロケーションより遠くに見積られることになります。このような事態を招く原因は AP フィルタの制限と 802.11b 変調方式であるため、この問題は 2.4 GHz 帯域で発生します。また、802.11g/n クライアントでも同じく発生します。これらのクライアントは、プローブ要求に 802.11b を使用するためです。この問題は、S60 クライアント ドライバによって解消できます。
アンテナの多様性の問題(ADI):同じパケットでも、2 本の AP アンテナでの受信電力にかなりの差が出るという問題がありました。その原因は、アンテナの多様性により、信頼性の高い RSSI を集めるのが困難なためです。AP はパケットの受信開始時に、あるアンテナで listen し、パケット受信中は、受信状態を良くするために別のアンテナに切り替える必要があります。これはすべて、数マイクロ秒以内に行われます。
クライアントに関する懸念事項と環境問題:クライアントの送信(周波数と送信電力レベル)は、クライアント ドライバによって決まります。周波数と送信電力レベルは、CCXV4 を使用することによって増補できますが、現在のところ、テストでこの CCX 標準を利用することはできません。高い天井に取り付ける方式の金属製ラックは、条件の厳しい RF 環境になります。RF 環境の課題に関する詳細は、「RF 伝搬がロケーションに役立つ(および妨害する)理由」での質問を参照してください。
RSSI の欠落:クライアント/ドライバの動作、AP トラフィック、および RF 環境の問題により、一部の AP で RSSI 測定値を取得されないことがあります。標準的な天井が高い環境では、フロア上のクライアントよりも、隣接 AP の方を AP が認識しやすい場合があります。これに加え、金属製のラックを使用している場合、フロア上のクライアントが最も近い AP と通信しようとし、その AP は隣接 AP からのパケットを同じチャネルで認識する可能性があるため、この隠れたノード問題が悪化します。終端にある隣接 AP からの RSSI 値が低いため、クライアントは、これらのパケットに気付きません。そのため、測定中にすべての AP が RSSI 測定値を受信するわけではありません。ロケーションの計算が、一部の AP が欠けた状態で行われるため、ロケーションの精度が落ちることになります。S36 および S60 では、クライアントがより多くのパケットを頻繁に送信するよう強制することで、この問題を解決しています。
注:S36およびS60は、特定のCisco Compatible Extensionsと互換性のあるクライアントドライバです。S36 には CCXv2 以降との互換性があります。S60 には CCXv4 以降との互換性があります。
図1 - (a) Power law propagation (b)シャドウイング、例えば2つの壁(c)マルチパスフェージング
A.クライアントとAP間の信号強度は、図に示すように、距離のスケールによって異なります。スケールが大きいとロケーションの精度が向上します。中程度のスケールであれば精度が向上する場合も、妨げとなる場合もありますが、スケールが小さければ精度の妨げにしかなりません。
大:物理法則により、障害のない空間では、信号強度は距離の逆二乗で変化します。一般的に屋内では、信号強度は距離の(ほぼ)逆三乗で変化します。このべき乗伝搬は、AP とクライアントの距離を示す主要なインジケータです。信号強度は AP の近くで急落するため、これが最適な距離情報になります。
中:本箱やファイリング キャビネット、パーティションの壁、ホワイトボードなどといった環境上の障害物が、クライアントを AP から遮蔽する場合があります。逆に、障害物がなければ(廊下など)、リンクしやすくなります。いずれの場合も、べき乗伝搬の主要な誤差になります。これは、シャドウイングと呼ばれます。通常、シャドウイングによる誤差は約 7 dB 程度です。場合によっては、それより大きくなることも、小さくなることもありますが、いずれにしても範囲の不確実性を 2 倍にします。この問題の影響を抑えるためには、複数の AP から測定値を受信し、統計手法によって誤差の平均値を取るという方法で不確実性を軽減します。多くのアプリケーションでは、複数の AP で平均値を取るだけで十分です。ロケーションの精度が重要になるアプリケーションでは、キャリブレーション(サイト調査)や参照タグを使ってシャドウイングの変動を測定することもできます。その測定値を基に拡張したロケーション フィンガープリントをロケーション サーバが使用することで、精度を高めることができます。
Small:波が急勾配のビーチで衝突し、次の波の強度を2倍に反射するように、マルチパスとは、トランスミッタとレシーバの間を移動し、遅延の差が小さい複数の光線の重ね合わせです。場合によっては、累積することも、相殺されることもあります。このマルチパス フェーディングも、べき乗伝搬の誤差の原因であり、この場合の誤差は非常に大きくなることがあります。最悪の場合の環境では、信号強度が 10 dB 低下する可能性が 10 パーセントあり、20 dB 低下する可能性も 1 パーセントあります。この変動は、波長の一部(2.4 GHz では 2.5 cm(1 インチ)ほど)で起こり、環境のわずかな移動(たとえば、ドアの開け閉めなど)にも敏感に影響されることから、ロケーション システムではノイズとなります。
要約すると、べき乗伝搬とシャドウイングは、キャリブレーションや参照タグなどで判断できる場合はロケーションの精度に役立ちますが、シャドウイングが不明な場合、マルチパスがロケーションの精度の妨げとなります。
A.通常、導入ではフロア全体に対して1種類のアクセスポイントが使用されます。フロアで複数のアクセス タイプを使用することは、それほど一般的ではありません。AP1250 を使用した展開では、非 802.11n ベースのアクセス ポイントと比べ、RSSI 受信が改善され、精度の向上が見られました。
A.802.11n AP には複数の RF ストリームがあり、2 本だけではなく 3 本のアンテナをモニタリングします。しかも、モニタリングは常時行われます。図 1(c)の 3 つのポイントを見ると、これらのポイントでの平均 RSSI の変動が大幅に減っていることがわかります。802.11n AP は観測される RSSI の変動を軽減させることから、ロケーションの精度が向上します。
A.天井が高いと、距離とRSSIの関係が低下し、デバイスをAPの近くに配置するための強力なRSSIが不足します。
図 2 – 距離による RSSI の変動がわずかになる、天井が高い環境
上記の図に示されているように、AP 間と AP 間距離の半分(10.5 m(35 フィート))での RSSI の差は、高さ 3 m(10 フィート)に配置された AP では 17 dB であるのに対し、高さ 6.9 m(23 フィート)に配置された AP ではわずか 3 dB です。RSSI ロケーション アルゴリズムは RSSI 値によってロケーションを判断するため、よりきめ細かく距離を解決するためには、RSSI の差は大きいほうが有利です。注意する点として、AP 間の間隔は 21 m(70 フィート)であるため、10.5 m(35 フィート)を超えると、デバイスは隣接 AP の急勾配の RSSI 曲線に収まることになります。隣接 AP に加え、最も近い AP からの急勾配の RSSI 特性が、ロケーション精度の向上に貢献します。したがって、天井が高い場合には一般に、ロケーション精度を向上させるために、より多くの AP とフロアの方向を指す方向性アンテナを組み合わせることが必要になります。
A.はいえ、1つのWCSで複数のMSEを管理でき、デバイスの異なるカテゴリを追跡できます。ライセンスまたはフィルタリングのどちらかを使用して適切なルールを適用することで、MSE の追跡対象とするデバイスのパーティションを簡単に設定できます。
A. WCSでは、フロアごとのAP数を100、ビルごとのフロア数を20に制限することを推奨していますが、MSEではフロアごとの最大アクセスポイント数に関する制限はありません。WCSの推奨事項は、システムの適切な性能を維持します。
A.精度テストの間、ロケーション更新を受信するには、テスト中に使用したクライアントデバイスが、設定された時間(60秒)の間、すべてのロケーションテストポイントに存在することが重要です。テストは各ロケーションで少なくとも 2 分間実行する必要があります。MSE が最適な精度の結果を得るためには、各ロケーションで少なくとも 3 つの AP がクライアントを聞き取る必要があります。
A.実行できる精度テストには、次の2種類があります。
オンデマンドの確度のテスト
スケジュール済み精度テスト
A.精度テストは、フロアのどのセクションまたはポイントでも必要に応じて実行できます。テスト結果には、精度テストを実行した、フロアの該当するセクションに対する精度が示されます。
A. WCS UIから、フロアの特定の領域にキャリブレーションモデルを適用することはできません。ただし、フロアを 2 つの隣接するフロアとして作成すれば、別のフロアとして定義された、フロアの特定の部分にモデルを適用できます。また、分割フロアとしても知られるシナリオでは、2 つのフロアのうちの(フロア 1 として定義された)パート 1 にモデル 1 を適用し、(フロア 2 として定義された)パート 2 にモデル 2 を適用することができます。 フロアに、ロケーション エラーを示す問題のある領域がある場合、既存のキャリブレーション モデルにさらにデータ ポイントを追加して、そのモデルを再キャリブレーションし、問題のフロアに適用できます。
A.高速ネットワーク接続を介してMSEをWLCまたはWCSに接続することをお勧めします。MSE と WLC または WCS の接続には、WAN 接続を使用しないでください。
最大 500 のアクセス ポイント グループ クライアント機能 タグ機能 WISM 10,000 5000 4404 5000 2500 5508 5000 2500 4402 2500 2500 3750 2500 2500 2106 500 256 WLCM 500 256
A.いくつかの例外を除き、複数のMSEと同期できるコントローラがあります。
コントローラが 4.2 または 5.0 コードで設定されている場合、複数の NMSP 接続はサポートされないため、そのコントローラが同期できる 2710 Location Appliance/MSE は 1 つだけとなります。同期する MSE では、必ず 6.0 コードを使用してください。
MSE で WIPS が有効になっていて、WLC が MSE に追加されている場合、この同じ WLC を別の MSE に割り当てることはできません。
A.はいえ、MSEは各機能専用にできます。ソフトウェア リリース 6.0 以降では、単一の MSE が両方のサービスを実行できます。
A. MSEは最大100台のワイヤレスLANコントローラをサポートします。
A. MSEは1つのWCSだけで管理することをお勧めします。WCS は複数の MSE を管理できます。WCS には、さまざまな観点からの制限があり、MSE 全体にわたるこれらのユニットの分布に基づいて、WCS で管理できる MSE の数が決定されることがあります。要素には、サポートされる要素の最大数、サポートされるフロアの最大数、サポートされるAPの最大数が含まれます。公式には、シスコは各WCSに5つのMSEをサポートします。
A. Cisco 2710は、タグとクライアントの任意の組み合わせで、最大2500台のデバイスを追跡できます。MSE 3310 では 2000 台のデバイス、MSE 3350 では最大 18000 台のデバイスを追跡できます。3310 では合計 2000 台のデバイスを追跡できますが、追跡可能なのは最大 1000 のタグと最大 1000 のクライアントであることに注意してください。したがって、たとえば展開で 700 のタグが使用されていて、クライアントが 1 つも使用されていない場合、クライアントはゼロだとしても、追加できるタグは 300 に制限されます。タグまたはクライアントの最小ライセンスで使用できるのは 1K であるため、クライアントとタグの帯域幅の拡張を共有することはできません。
別の例として、3310 で追跡対象とするタグが 500 あり、クライアントが 1500 台ある場合、クライアントのランセンスは 1K のバンドルで有効なため、1500 台のクライアントを追跡することはできません。1500 台のクライアントを追跡するには、クライアントの 1K ライセンスを 2 つ購入する必要がありますが、500 のタグも追跡しているため、それは不可能です。MSE 3350 がサポートできる最大デバイス数 18000 には、任意のクライアントとタグの組み合わせを含めることができます。詳細については、MSE の「発注ガイド」を参照してください。
A.拡張性の制限は、使用するプラットフォームによって異なります。つまり、MSE 3350 と MSE 3310 のどちらを使用しているかによって決まります。詳細については、MSE の「発注ガイド」を参照してください。
A.サポートされている構成ではありません。シスコでは、MSE と WCS には常に同じレベルのソフトウェア リリースを使用することを推奨しています。つまり、6.0 MSE/6.0 WCS、5.2 MSE/5.2 WCS がサポートされている設定です。WCS では、WCS で実行されているソフトウェアのリリースより最大 2 リリース遅れているワイヤレス LAN コントローラを管理できることに注意してください。
A.はい。コントローラの読み取り専用オペレーション用にWCSインスタンスを設定できます。さらに、WCS に対してログイン特権を持つ個々のユーザの操作を読み取りだけに制限し、ネットワーク構成を変更できないようにすることができます。[Services] タブにアクセスして MSE/LBS 関連の設定を行うには、root でログインしているか、スーパーユーザ モードになっている必要があります。
A. [Tracking Parameters]ページでトラッキングオプションを選択するか、異なるMSEで異なるサービスを実行できます。MSE は、設定内容に基づくサービスに登録されます。WLC は、RFID タグを追跡するように設定されている MSE には RFID 情報のみを送信します。WIPS サービス専用に設定されている別の MSE は、WLC から WIPS 関連の情報を受信します。
A. MSE 3310および3350には、2つの10/100/1000 Mbpsイーサネットインターフェイスがあります。
A.シスコは、Context-Aware用のシスコ製以外のアンテナをサポートしていません。シスコ製以外のアンテナを使用すると、ヒートマップは生成されません。つまり、これらのアンテナで受信された RSSI は、ロケーションの計算で無視されます。シスコ製以外のアンテナは、[WCS] ページの AP ごとのアンテナ ドロップダウン リストで、other アンテナとしてマークされます。シスコ製以外のアンテナを使用する場合、次の点に注意してください。
これらの AP のヒートマップは生成されません。
これらの AP から受信した RSSI は無視されます。
FCC コンプライアンスに必要な場合、WLC によってアンテナ ゲインが変更されることがあります。AP が適切な Effective Isotropic Radiated Power(EIRP)を放射するようにするには、シスコ製のアンテナを使用してください。外部アンテナを選択した場合、アンテナ ゲインが実際に展開されているアンテナより低いと、AP が送信電力レベルを上げるため、FCC 指定の制限を超える場合があります。シスコ製のアンテナを使用すると、このような状況は回避されます。アンテナ ゲインが正確に測定され、システム内部で使用されるためです。
A. Local Modeは、ワイヤレスクライアントからのデータの送受信など、APの通常の動作モードを指します。モニタ モードでの AP の動作は、タグのモニタリングおよびロケーション計算用に最適化されます。モニタ モードでは、AP はすべて のチャネルをスキャンします。ロケーション最適化監視モードでは、2.4 GHz 帯域に対してチャネルのリストを指定できます。これにより、タグを追跡しやすくなります。スキャンするチャネル リストを、タグをビーコンに送信するチャネル(通常は 1、6)に設定する場合などは、より多くのチャネルがあり、電力レベルが高く、干渉が少ない 11. 5 GHz のほうが、明らかに利点があります。
A. WCS UIを使用してクライアントを検索する主な方法は2つあります。WCS で [Monitor] > [Clients] を選択するか、UI の [Search] オプションを使用します。取得されるクライアントの詳細は、どこでクライアントを検索したかによって異なります。
WCS だけに基づくクライアントの検索(たとえば、2710 と MSE のいずれも配置されていない場合)。WCS がワイヤレス LAN コントローラから取得したクライアント情報が表示されます。この場合、ロケーション サーバ/MSE は関与しません。
MSE に基づくクライアントの検索。配置されているクライアントのうち、MSE で追跡されているクライアントが表示されます。
[Client Search] オプションを使用して MSE を基準にクライアントを検索する場合、クライアントの状態、検索対象の時間、プロファイル、CCX 互換性などの検索条件を指定できます。CAS サービスを使用する MSE でクライアントを追跡する場合、フロア マップ上でクライアントを特定することもできます。
A.いいえ。WLCとWCSのAP設定を調整する必要はありません。ロケーションの計算は、送信電力ではなく、AP での受信電力に基づきます。ただし、クライアントがジャンプしすぎるなどの問題が発生する可能性があります。このような問題は、ワイヤレス VOIP デバイスには重大な問題になる恐れがあります。
A.シスコは、Cisco Unified Wireless Network上のオーバーレイロケーションソリューションを推奨しません。ロケーションのオーバーレイ ソリューションはワイヤレス LAN コントローラ(WLC)の SNMP ポーリングに依存することから、固有の欠点があります。 これらの欠点には、遅延、拡張性、そしてチョークポイント データやテレメトリなどの CCX タグ情報が SNMP によって公開されないなどの問題が含まれます。
A.お勧めは、そのキャンパスを制御するコントローラに関して、ネットワーク設計を分割することです。2 つのネットワークがオーバーラップすることなく明確に分かれるように分離できるとしたら、レコードが重複することは決してありません。ただし、複数のレコードを受信したとしても、何も問題はありません。
A. WCSでタグの上にマウスを移動し、タグのポップアップウィンドウにCCXタグであることを示すバッテリステータスが表示される場合。MSE では、CCX 準拠のタグだけが追跡/表示されます。WLC では、show rfid detail <rfid mac> コマンドを使用してタグのステータスをチェックすると、タグが CCX に準拠しているかどうかも示されます。
A. CCXv1
A.次のポートがMSEによって使用されます。
NMSP:16113
http:80
https:8001
ssh(MSE にログインする場合)
ftp(バックアップ/復元/アップグレードなどの操作を行う場合)
SNMP:161、162
A.次のプロトコルが使用されます。
WCS と MSE との間の通信:SOAP/XML
WCS と WLC との間の通信:SNMP
WLC と MSE との間の通信:NMSP
A. SNMPを使用してコントローラからロケーションRSSIデータを取得するために使用される、ロケーションサーバの4.1より前のソフトウェアバージョン。この方法では、ロケーション サーバが定期的にコントローラの RSSI データをポーリングし、取得したデータで計算を行います。この方法には次の問題があります。
ポーリング間隔を選択するのが、非常に困難です。ポーリング間隔が大きいと、遅延に大幅に影響します。ポーリング間隔が小さいと、かなりの量の冗長データを取得されることから、拡張性に重大な問題がもたらされます。また、ポーリング間隔が小さいと、ロケーション サーバと MSE の両方で、リソースが大量に消費されることにもなります。展開と負荷に基づいて適切なポーリンク間隔を推測することさえ、簡単ではありませんでした。
妥当なデフォルト間隔として選択されたのは、5 分です。これは、遅延が 5 分を上回ることを意味します。
ポーリングに関する別の問題は、複数のコントローラが同じ要素を検出した場合、計算を開始するために全コントローラからすべてのデータを受信したロケーション サーバを判別する方法がまったくないことです。ロケーション サーバを判別できないことから、使用可能なデータだけでロケーションの計算が行われます。したがって、ロケーションの精度に影響するというわけです。
SNMP は、大量の RSSI のデータを転送するには効率的なプロトコルではありません。
リアルタイム ロケーションでの以前の問題をすべて克服することを目的に、NMSP プロトコルがゼロから設計されました。これは CAPWAP/LWAPP と同様のプロトコルです。RSSI データは、転送を効率化するために最適化されたバイナリです。現在、RSSI データの変更は集約されてから、ロケーション サーバ/MSE への通知間隔に従ってコントローラから送信されるようになっています。複数のコントローラからのデータ到着を確定的に特定できるため、正確な計算を実行できるようになっています。
A. MSEに追加されるネットワーク設計に制限はありません。ただし、AeroScout エンジンには、フロア数、サイズ、および MSE の要素の数量に基づく制限があります。フロアの最大数は255に制限されています。デバイスが60 mごとに配置され、グリッド解像度が1 mの場合、小規模なインストールでは15のマップをサポートでき、大規模なインストール(メモリ要件が高い)では90のマップをサポートできます。
A.フロア決定は、異なるフロアのAPが受信したRSSIに基づいて行われます。したがって、AP がフロアで誤って配置されていると、interfloor が発生する場合があります。また、検討中のデバイスの現在の場所を確認します。デバイスが別のユーザによって異なるフロアに移動されていないことを確認します。
導入は正しいですか?:WCSマップに誤ってAPを配置すると、フロア間が発生し、一般的にロケーションの精度が低下する可能性があります。AP の物理的なロケーションが、WCS マップ上でマークされている AP の位置と一致していることを確認してください。
導入は導入ガイドラインに準拠していますか? – フロア間でこれらの導入ガイドラインに不一致があると、フロア間の問題が発生する可能性があります。配置ガイドラインについては、ユーザ ガイドを参照してください。
問題が発生するのは一部のエリアまたは場所だけですか?:建物の構造とRF特性により、隣接フロアのAPは現在のフロアのAPよりもデバイスの音声を強く聞くことができます。このようなシナリオを軽減するために、ソフトウェア リリース 5.2 以降からは新しいアルゴリズムが追加されています。このような領域に AP をいくつか追加することで、問題を修正するために必要な情報がシステムに提供されます。
A.マップを再構築する必要はありません。この情報は、同期プロセス中に MSE にプッシュ されます。
A.ノースバンド通知はCCXタグ専用で、クライアント用ではありません。すべてのタグ ビーコンは、ノースバウンド通知を生成します(有効化されている場合)。MSE は、ノースバウンド通知のパススルーとして機能します。ロケーション情報は、設定で有効になっている場合にのみ送信されます。通知を有効にするには、[Services] > [Mobility Services] > [Context Aware Service] > [Advanced] > [Notification Parameters] の順に選択します。
A.すべてのファイル転送にFTPが使用されます。MSE/ロケーション サーバは、FTP 転送を実行しません。代わりにクライアントとして機能し、WCS の FTP サーバに接続します。
A.ユーザが操作のいずれかを呼び出すと、WCSはSOAP要求でユーザ名/パスワードを送信します。通信は HTTP「S」リンクで行われるため、SOAP メッセージに格納されたユーザ名/パスワードは保護(暗号化)されます。
A.設定例を通じて、設定をより理解しやすくします。たとえば、MSE IP を 10.2.2.10 として定義し、WCS IP を 10.2.2.11 として定義します。
10.2.2.0 ネットワークには、MSE と WCS の両方が到達できるため、MSE と WCS が互いに通信できます。管理 IP が WCS に割り当てられていなくても、FTP は正常に機能し、このリンクで実行されます。
管理 IP(例えば、172.16.5.10)を WCS に割り当てて、この IP でのみ、FTP サーバに到達できるようにするとしたら、確実に MSE が 172.16.5.0 ネットワークに到達できるようにしなければなりません。到達できない場合、FTP は失敗し、したがって操作も失敗します。
A.これは予想される動作です。復元操作の実行中は、MSE/Location Appliance サーバが到達不能になります。これは、復元機能が実行されている間、アプライアンスは外部要求に対応しないためです。
A.利用可能な各種ライセンスの詳細については、発注ガイドを参照してください。
A.クライアントを追跡するためのライセンスを取得するには、次の手順を実行します。
- SW ライセンスを購入します。すると、電子メール(ライセンス ドキュメント)で製品認証キー(PAK)が送られてきます。
- クライアント用の PAK を登録するために、http://www.cisco.com/go/license (登録ユーザ専用)にアクセスします、
- [Host ID] フィールドに MSE UDI 情報を入力します。契約書に同意して続行します。
- ライセンスが、電子メールで送られてきます。
- [Services] > [Mobility Services] > [MSE] > [System] > [General Properties] の順に選択して、WCS で MSE UDI を取得します。
A.タグを追跡するためのライセンスを取得するには、次の手順を実行します。
- SW ライセンスを購入します。すると、電子メール(ライセンス ドキュメント)で製品認証キー(PAK)が送られてきます。
- タグ用のPAKを登録するには 、http://support.AeroScout.comに移動します。
- AeroScoutサポートポータルにログオンします 。
- [Home] > [Register Products Purchased from Cisco] の順に選択します。製品を登録し、連絡先の詳細、PAK#、MSE ID(MSE S/N)、およびインストール タイプを指定します。登録を確認する電子メール メッセージが送られてきます。
- WCS で [Services] > [Mobility Services] > [MSE] > [Advanced Parameters] の順に選択して、MSE シリアル番号を取得します。
A. Context Awareサービスの永久ライセンスをインストールできないか、評価ライセンスの有効期限が切れています。WCS の License Center で、有効なライセンス制限の状態および MSE の状態を確認できます。永久ライセンスは、License Center からインストールできます。
A.タグライセンスをインストールするには、AeroScoutのシステムマネージャソフトウェアを使用する必要があります。
A.はい。復元されるバックアップに固有のライセンス ファイル一式が含まれていない限り、既存のライセンス ファイルが保持されます。
A.復元操作を行うと、バックアップ時の構成にシステムが戻ります。この構成には、その時点のライセンスファイルが含まれます。
A.いいえ。wIPSモニタモードAPベースライセンスを最初にインストールします。インストールしないと、MSEはアップグレードライセンスを拒否します。
A. 1つのサービスでMSEを購入したお客様は、自動的に他のサービスの評価ライセンスを取得します。評価ライセンスの有効期限は 60 日間です。この期限は 1 回に限り延長できます。評価ライセンスで使用できるクライアントは 100、タグは 100、wIPS AP は 20 に制限されます。
A.評価拡張ライセンスとタグライセンスはLicense Centerに表示されません。
A.評価ライセンスの期限が切れて、MSEが再起動されない場合、コアMSEサービスは引き続き実行され、Context Awareなどのライセンスサービスも実行されますが、デバイスは追跡されません。評価ライセンスの期限が切れてから MSE を再起動した場合、ライセンスを必要とするサービスは開始されません。デバイスは追跡されません。
A.通常は、Context Awareライセンスがインストールされると、サービスが起動するまで3 ~ 4分かかります。MSE が使用できる状態になっているかどうか確認するのに有効な方法は、getserverinfo コマンドを実行することです。
A.はい、クライアントのライセンスを簡単にアップグレードできます。クライアント ライセンスは累積されます。たとえば、3K クライアント ライセンスがある場合、別途 12K クライアント ライセンスをロードすると、そのクライアント ライセンスが自動的に追加され、15K クライアントを追跡できるようになります。
A.既存のタグライセンスは、新しいタグライセンスによって上書きされます。たとえば、3K タグを追跡するための既存のラインセンスがある場合、6K タグを追跡できるようにアップグレードするには、既存の 3K ライセンスに 3K タグ ライセンスを追加する必要があります。現在のライセンスは新しいライセンスで上書きされるため、AeroScout は新しいタグ数すべてをカバーするために、6K タグ ライセンスを発行します。
A.はい。クライアントとwIPSのライセンスは特定のUDIに関連付けられ、タグライセンスは特定のシリアル番号に関連付けられますが、必要に応じて再ホストできます。ホストの変更は、障害が発生したユニットから、ユーザがライセンスを移動できるように設計されました。これには、TAC への連絡が必要です。ライセンスのホストを部分的に変更することはできません。ライセンス全体を移動する必要があります。
A. MSEライセンスはUnique Device Identifier(UDI)に関連付けられています。 同じユニットが修正可能であれば、UDI は変更されず、同じライセンスのホストが変更されます。ただし、ユニットを交換する必要がある場合は UDI が変わるため、新しいライセンスを生成する必要があります。UDI が一致しない場合、MSE ではライセンスを受け入れません。ただし、Cisco TAC がこのプロセスを支援します。TAC に問い合わせて、新旧の UDI を提供する必要があります。TAC が、旧ライセンスを非アクティブ化し、新しいライセンスを発行します。
A.履歴テーブルは現在のロケーションテーブルとは別のもので、履歴のアーカイブ期間はWCSで設定できます(デフォルトでは30日間)。プルーニング間隔で、履歴テーブルを定期的にプルーニングするためのスケジュールを設定できます(デフォルトは 1440 分)。 タグ、クライアント、不正 AP および不正クライアントの現行テーブルに含まれるロケーション データは、ロケーションが計算されるたびに更新されます。基本的に、現行テーブル内には、MAC ID ごとに 1 つの行しかありません。[History Parameters] 設定でロケーション移動の履歴ロギングが有効にされている場合、デバイスのロケーションが 10 m 以上変更されたり、フロアが変更されたりすると、現在のロケーション データがロケーション履歴テーブルに移動され(新しい行が挿入されます)、現行ロケーション テーブルの行が新しいロケーションで更新されます。注意する点として、履歴テーブルには行が挿入されるだけです。履歴テーブルの行は更新されません。プルーニングでは、保存構成設定に応じて行が削除されます。
A.特定の要素の[詳細]ページに移動すると、クライアントまたはタグのロケーション履歴が表示されます。そのページで、右上隅のドロップダウン メニューから [Location History] を選択します。ロケーション履歴については、次の点に注意してください。
要素に関するすべての履歴情報を取得するには、履歴の追跡を有効にする必要があります。
履歴を保存する日数とプルーニング間隔を適切に選択する必要があります。
UI 上では履歴の保存日数に制限はありませんが、サーバ上に保存される履歴は、ディスク領域とシステム全体に対する性能上の影響によって制限されます。最適な保存期間の値を調べるには、リリース ノート/製品資料を参照してください。
要素の履歴が記録されるのは、次の場合のみです。
移動された距離が 10 m(30 フィート)を上回る場合
タグ上の緊急ボタンまたはパニック ボタンが押された場合
タグが励振器を検出した場合
要素が別のフロアに移動された場合
要素が非アクティブな状態のまま 1 時間が経過すると、システムにより、その要素は非アクティブ要素として宣言されます。非アクティブな状態が 24 時間(デフォルト)続いた要素は、CAS によって追跡されなくなります。この場合、ロケーション履歴を確認することはできません。
A.基本的には、現在のテーブル内のすべてのデバイスが合計ライセンス数にカウントされます。[Absent Data Cleanup] に指定された時間が満了すると、その要素は追跡テーブルに保存されなくなります。これにより、一定時間の間、存在しないデバイスのメモリを節約できます。デバイスの履歴テーブルデータは、現在のテーブルに存在するデータや存在しないデータに関わらず、アーカイブ期間の終了まで保持されます。要素が追跡テーブルから削除された後は、そのデバイスの履歴ロケーションは、WCS で確認することができなくなりますが、引き続き API を使用して取得できます。
A. WCS UIから、MSEの[System] > [Advanced Parameters]ページの[Clear Configuration]ボタンを使用して、MSEのデータをリセットします。この操作によって、MSE のすべての設定データとロケーション データが消去されるので、このボタンは注意して使用してください。
A. MSEでgetserverinfoコマンドを使用します。出力の先頭に、サービスのステータスが示されます。
A.ユーザ名/パスワードは、WCSの6.0以降のリリースでは、MD5およびDESによるパスワードベースの暗号化(PBE)で暗号化されます。WCS と MSE の間で HTTPS を使用する場合、すべてのデータが TLS/SSL 転送で暗号化されます。HTTP を使用する場合、暗号化は適用されません。HTTPS では、TCP/UDP ポート 443 が使用されます。
A.管理設定を変更するには、opt > locserver > setup > setup.shで呼び出されるセットアップスクリプトを使用します。
A. MSEの自動インストレーションスクリプトを使用すると、すべてのタイプのパスワードを確認できます。最初にリストされているのは、デフォルト ログインとなっている ルート/パスワード です。次に、シングル ユーザ モード が続きます。
シングル ユーザ モードは、一般に回復目的で使用します。たとえば、ルート パスワードを忘れた場合、シングル ユーザ モードにログインして、ルート パスワードをリセットできます。シングル ユーザ モードのパスワード チェックが有効にされている場合、ルート パスワードを忘れると、アプライアンスにログインできなくなるため、アプライアンスを使用できなくなります。必要でない限り、このオプションを有効にしないでください。シングル ユーザ モードのパスワードを忘れた場合は、TAC に連絡して RMA を手配してもらいます。その際、ルート パスワードを変更することができます。次にリストされているのは、Grand Unified Bootloader(GRUB)パスワードです。このパスワードについても、デフォルト値を変更しないようにしてください。GRUB パスワードを忘れた場合は、TAC に連絡して RMA を手配してもらう必要があります。
最後に、WCS 通信パスワード の設定オプションが示されています。このパスワードは、WCS と MSE 間の SOAP/XML 認証に使用されます。MSE を WCS に追加するときは、WCS で同じパスワード(WCS 通信パスワード)を入力する必要があります。
A. WCSをインストールすると、FTPパスワードが要求されます。ユーザ ftp-user と入力された FTP ユーザが WCS データベースに保存されます。これらのクレデンシャルは、バックアップと復元、ソフトウェアのダウンロード、ログのダウンロード、アセットのインポート/エクスポートなど、MSE/LBSE 関連の操作で使用します。このパスワードは、WCS で passwd.sh スクリプトを実行することで変更できます。
A. MSEで実行されるContext-Awareサービスに関連付けられたソフトウェア開発キット(SDK)にアクセスするには、Cisco Developer Portalで利用可能なTechnology Licensing Agreement(TLA)にサインアップする必要があります。
A. Context-Aware SDKに関する手順は次のとおりです。
スタートアップ ガイド
シミュレータ
API 仕様
.NetおよびEclipse開発環境のサンプルコード
.NetおよびEclipse開発環境用プラグイン
A.いいえ。現在、APIを介して提供されていません。アプリケーションが SNMP トラップを受信するように登録されている場合、WLC から情報を入手できます。
A.信頼領域95%を示すために使用されるフィートの値です。例えば、返される位置が(x, y)で信頼係数がcfの場合、デバイスが中央(x, y)と長さ2 x cfの正方形に配置されているという95%の信頼度があります。したがって、領域の左上と右下の座標は(x-cf, y-cf)と(x+cf, y+cf)です。 値はフィート単位であることに注意してください。
A.セッションのタイムアウトは30分で、設定はできません。1 つのセッション ID を、クライアント アプリケーションの複数のスレッドで共有することは可能です。設定できるセッションの数に制限はありません。
A.複数のAPIは、MSEの古い設定から取得できます。データベースをリセットすることを推奨します。MSE 内のデータをリセットするには、MSE サーバを停止してデータベースを削除してから、サーバを起動します。
A.2710 は、屋内の天井が低い環境を対象とした RSSI ベースのモデルを使用し、最大 2500 台の Wi-Fi デバイスを追跡します。2710 は、クライアントとタグに同じキャリブレーションを使用します。2710 が実行できるサービスは 1 つだけで、それはロケーション サービスです。MSE は、屋内および屋外環境(低い天井と高い天井)を対象とした RSSI および TDOA を使用し、最大 18,000 台の Wi-Fi デバイスを追跡します。MSE は、6.0 コードを使用して同時に複数のサービスを実行できます。MSE は有線クライアントのロケーションにも対応できます。また、MSE は冗長電源装置、冗長冷却ファンを備え、リムーバブル ハード ドライブを使用します。MSE には励振器サポートも組み込まれていますが、2710 では、励振器用のソフトウェアが別途必要です。
2710 シリーズ Location Appliance MSE 3350 拡張性 最大 2,500 台の Wi-Fi デバイスを追跡 最大 18,000 台の Wi-Fi デバイスを追跡 サポートされるサービス CAS CAS、WiPS サポートされる環境 天井の低い屋内 天井の低い屋内、天井の高い屋内、屋外 サポートされている追跡テクノロジ RSSI RSSI、TDoA クライアント追跡 シスコの追跡エンジン シスコのクライアント追跡エンジン タグ追跡 シスコの追跡エンジン パートナーのタグ追跡エンジン [WCS Monitor] > [Tags] のタグ モニタリング情報 相違点については、リリース ノートを参照してください。 キャリブレーション クライアントとタグに共通のキャリブレーションを使用 クライアントとタグにそれぞれ別のキャリブレーションを使用 高度なロケーション パラメータ(特定のパラメータについては、リリース ノートを参照) クライアントおよびタグに適用可 クライアントにのみ適用可 Wi-Fi TDOA レシーバ Not Supported サポート対象 励振器サポート 別途ソフトウェアが必要 内蔵
A.はい、Cisco 2710からMSEに移行できます。Cisco 2700 シリーズ Location Appliance を Cisco 3300 シリーズ Mobility Services Engine に移行するために必要な手順の詳細については、「Location Appliance から Mobility Services Engine(MSE)および Context-Aware Mobility Service への移行ガイド」を参照してください。
A. Location Applianceを使用すると、[Location] > [Location Server] > [Administration] > [Polling Parameters]を使用して、特定の追跡対象デバイスのカテゴリを有効にできます。各ロケーション アプライアンスの容量を最大限有効に活用するには、クライアント ステーション、不正、アセット タグ、統計など、真に関心のあるポーリング カテゴリ、同時に追跡する必要があるカテゴリ、および履歴ロケーションが必要なカテゴリだけを有効にすることを推奨します。
A.はい、システムによって妨げられることはありません。ただし、リソースをより有効に利用するには、MSE とロケーション サーバをそれぞれ異なるネットワーク設計(たとえば、キャンパス、ビルディング、フロア、WLC など)に分散させるようにしてください。
A.2710 は、タグ、クライアント、不正 AP、不正クライアントなど、最大 2500 台のデバイスを追跡できます。
A.2710 は 6.0 リリースでサポートされています。6.0 より後のリリースでは、2710 はサポートされなくなることに注意してください。
A.いいえ、ライセンスはLocationアプライアンスに適用されません。ただし、クライアントとタグを追跡するには、WCS Plus ライセンスが必要になります。
A.タグとクライアントを追跡するには、WCSにWCS PLUSライセンスが必要です。WCS 基本ライセンスでは、一度に 1 つのクライアントだけを、最も近い AP までの精度で追跡できます。これは、現在のロケーションだけを提供するオンデマンド ロケーションであり、履歴ロケーション情報は提供しません。
A. Location Rails and Regionsは、2710とMSEの両方で動作します。2710 の場合、Rails and Regions は、追跡対象のすべてのデバイスに適用されます。ただし、MSE では Rails and Regions はクライアントに適用され、タグには適用されません。タグは、AeroScout エンジンによって管理されるためです。MSE-CAS 実装の場合、Rails and Regions は AeroScout エンジンの管理対象タグにはまったく作用しません。
A. AeroScout MobileViewは、ロケーションAPIを使用して、2710またはMSEからロケーション情報を取得します。ロケーション API は、2710 と MSE とで共通しているため、2710 から MSE に移行する場合、MobileView アプリケーションを使用するために必要な変更は何もありません。
A. AeroScout Exciter Managerソフトウェアは、励振器パラメータを設定するために使用されます。
A.同期処理中にすべてのマップがWCSからMSEにプッシュされ、AeroScout System ManagerによってMSEから読み取られます。
A. EX2000、EX3200、EX4000
A.固定タグの通常のタグ通知フレーム間隔は3 ~ 5分に設定する必要があります。移動するタグの場合、フレーム間隔は 3 ~ 5 秒に設定してください。
A.ベンダー固有のタグアクティベーションソフトウェアを使用してタグをアクティブ化します。たとえば、Aeroscoutタグでは、Aeroscout Tag Activatorを使用する必要があります。
A.タグのライセンスをMSEにプッシュするために使用されるWindowsベースのプラットフォームです。MSE 6.0 ソフトウェア コードでは、最新の AeroScout System Manager バージョン 3.2 を使用する必要があります。
A.タグのキャリブレーションを実行するためのAeroScoutのキャリブレーションツールです。
A. AeroScoutのT2およびT3タグはCCX認定です。他のベンダーが提供するタグの CCX 情報について詳しくは、「シスコ対応 Wi-Fi タグ」を参照してください。