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Cisco Mobility Services Engine(MSE)ソフトウェア リリース 7.2 では、物理および仮想アプライアンスにハイ アベイラビリティ(HA)サポートが追加されています。このドキュメントでは、設定と導入に関するガイドライン、および MSE ハイ アベイラビリティを Cisco Unified WLAN に追加し、Context Aware サービスまたは Adaptive wIPS、あるいはこれらの両方を実行するときのトラブルシューティング ティップスを提供します。このドキュメントの目的は、MSE ハイ アベイラビリティについて説明し、MSE の HA 導入シナリオを提供することです。
注:このドキュメントでは、MSE HAに関係しないMSEおよび関連コンポーネントの設定の詳細は説明しません。これらの情報は、他のドキュメントに含まれており、関連資料に示してあります。Context Aware モビリティ サービスの設定および設計に関するドキュメントのリストについては、「関連情報」セクションを参照してください。適応型 wIPS の設定もこのドキュメントでは扱いません。
このドキュメントに特有の要件はありません。
このドキュメントの内容は、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。
ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。
MSE は、複数の関連サービスを実行できるプラットフォームです。これらのサービスには、ハイレベル セキュリティ機能があります。そのため、最高レベルのサービスを保証するために HA を考慮することは重要です。
HA をイネーブルにすると、すべてのアクティブ MSE は、別の非アクティブ インスタンスでバックアップされます。MSE HA は、ハイ アベイラビリティ セットアップを設定、管理およびモニタするヘルス モニタを導入します。プライマリ MSE とセカンダリ MSE の間でハートビートが維持されます。ヘルス モニタは、データベースのセットアップ、ファイルのレプリケーション、アプリケーションのモニタリングを行います。プライマリ MSE で障害が発生し、セカンダリ MSE に切り替わると、プライマリ MSE の仮想アドレスがトランスペアレントに切り替わります。
このセットアップ(図 1 を参照)は、ハイ アベイラビリティ用に Cisco Mobility Services Engine(MSE)をイネーブルにした一般的な Cisco WLAN 環境を示します。HA サポートは、MSE-3310、MSE-3350/3355 および ESXi の仮想アプライアンスで使用できます。
図 1. ハイ アベイラビリティでの MSE の導入
次に、MSE HA アーキテクチャに関する情報を示します。
MSE 仮想アプライアンスは 1:1 HA のみをサポートします。
1 つのセカンダリ MSE では最大 2 つのプライマリ MSE をサポートできます。HA ペア マトリクス(図 2 および 3 )を参照してください。
HA は、ネットワーク接続および直接接続をサポートします。
MSE レイヤ 2 冗長性のみがサポートされます。ヘルス モニタ IP および仮想 IP の両方が、同じサブネット上にあり、Network Control System(NCS)からアクセスできる必要があります。 レイヤ 3 冗長性はサポートされません。
ヘルス モニタ IP および仮想 IP は異なる IP でなければなりません。
手動フェールオーバーと自動フェールオーバーのいずれかを使用できます。
手動フェールバックと自動フェールバックのいずれかを使用できます。
プライマリ MSE とセカンダリ MSE は、同じソフトウェア バージョンを実行する必要があります。
アクティブな各プライマリ MSE は別の非アクティブ インスタンスによりバックアップされます。セカンダリ MSE は、フェールオーバー手順の開始後にアクティブになります。
フェールオーバー手順は手動または自動です。
登録されているプライマリ MSE ごとに 1 つのソフトウェアおよびデータベース インスタンスが存在します。
図 3. MSE HA N1:ペア マトリクス
次に、MSE 仮想アプライアンス(VA)の HA 設定の例を示します(図 4 を参照してください)。 この場合、これらは次のように設定されます。
プライマリ MSE VA
仮想 IP:[10.10.10.11]
ヘルス モニタ インターフェイス(Eth0):[10.10.10.12]
セカンダリ MSE VA
仮想 IP:[None]
ヘルス モニタ インターフェイス(Eth0):[10.10.10.13]
注:VAごとにアクティベーションライセンス(L-MSE-7.0-K9)が必要です。これは、VA の HA 設定に必要です。
図 4. HA での MSE 仮想アプライアンス
詳細については、MSE 仮想アプライアンスの関する Cisco ドキュメントを参照してください。
次に一般的な手順を示します。
MSE の VA インストールを完了し、すべてのネットワーク設定が満たされていることを確認します。
最初のログイン時に Setup Wizard を起動します。
必要な項目(ホスト名やドメインなど)に入力します。 ハイ アベイラビリティの設定手順で YES と入力します。
次の内容を入力します。
ロールの選択:[1 for Primary]
ヘルス モニタ インターフェイス:[eth0]*
*ネットワーク アダプタ 1 にマッピングされるネットワーク設定(サンプル スクリーンショットを参照してください)
直接接続インターフェイスの選択:[none]。
次の内容を入力します。
仮想 IP アドレス:[10.10.10.11]
ネットワーク マスク:[255.255.255.0]
リカバリ モードでの MSE の起動:[No]
次の内容を入力します。
Eth0 の設定:[Yes]
Eth0 IP アドレスの入力:[10.10.10.12]
ネットワーク マスク:[255.255.255.0]
デフォルト ゲートウェイ:[10.10.10.1]
セカンド イーサネット インターフェイス(Eth1)は使用されません。
eth1 インターフェイスの設定:[skip]
Setup Wizard を続行します。
クロック同期化のために NTP サーバをイネーブルにすることは重要です。
推奨タイム ゾーンは UTC です。
次に、MSE Virtual Appliance Primary セットアップの要約を示します。
-------BEGIN-------- Role=1, Health Monitor Interface=eth0, Direct connect interface=none Virtual IP Address=10.10.10.11, Virtual IP Netmask=255.255.255.0 Eth0 IP address=10.10.10.12, Eth0 network mask=255.0.0.0 Default Gateway=10.10.10.1 -------END--------
[YES] と入力して、すべてのセットアップ情報が正しいことを確認します。
セットアップ後にリブートすることを推奨します。
リブート後、/etc/init.d/msed startコマンドまたはservice msed startコマンドを使用してMSEサービスを開始することができます。
すべてのサービスが起動したら、getserverinfo コマンドを使用して、MSE サービスが正しく機能していることを確認します。
動作ステータスは Up です。
これらの手順は、セカンダリ MSE VA のセットアップの一部です。
新しいインストール後に初めてログインすると、Setup Wizard が起動します。次の内容を入力します。
ハイ アベイラビリティの設定:[Yes]
ロールの選択:[2](セカンダリを示します)
ヘルス モニタ インターフェイス:[eth0](プライマリと同じです)
次の内容を入力します。
直接接続:[None]
IP アドレス eth0:[10.10.10.13]
ネットワーク マスク:[255.255.255.0]
デフォルト ゲートウェイ:[10.10.10.1]
eth1 インターフェイスの設定:[Skip]
タイム ゾーンの設定:[UTC]
NTP サーバをイネーブルにします。
Setup Wizard の残りの手順を完了し、セットアップ情報を確認して、設定を保存します。
プライマリ MSE の手順と同じように、リブートし、サービスを起動します。
次の手順は、プライマリおよびセカンダリ MSE VA を NCS に追加する方法を示します。通常のプロセスで、MSE を NCS に追加します。詳細については、設定ガイドを参照してください。
NCS から、[Systems] > [Mobility Services] に移動し、[Mobility Services Engines] を選択します。
プルダウンから、[Add Mobility Services Engine] を選択します。その後、[移動(Go)] をクリックします。
MSE の NCS 設定ウィザードを実行します。このドキュメントの例では、次の値を使用します。
デバイス名の入力:例:[MSE1]
IP アドレス:[10.10.10.12]
ユーザ名およびパスワード(各初期セットアップ)
[next] をクリックします。
使用できるすべてのライセンスを追加し、[Next] をクリックします。
[MSE] を選択し、[Next] をクリックします。
トラッキング パラメータをイネーブルにして、[Next] をクリックします。
オプションで、マップを割り当て、MSE サービスを同期化します。[Done] をクリックして、MSE を NCS に追加します。
次のスクリーンショットは、プライマリ MSE VA が追加されたことを示します。ここで、セカンダリ MSE VA を追加するために、次の手順を完了します。
[Secondary Server] 列で、リンクをクリックして、処理を続行します。
この例の設定を使用して、セカンダリ MSE VA を追加します。
セカンダリ デバイス名:[mse2]
セカンダリ IP アドレス:[10.10.10.13]
セカンダリ パスワード*:[default or from setup script]
フェールオーバー タイプ*:[Automatic, or Manual]
フェールバック タイプ*
フェールオーバーの長期待機*
[Save] をクリックします。
*必要に応じて、情報アイコンをクリックするか、MSE ドキュメントを参照してください。
NCS により 2 つの MSE のペアを作成するプロンプトが表示されたら、[OK] をクリックします。
NCS で設定を作成するには、数秒かかります。
セカンダリ MSE VA でアクティブ化ライセンス(L-MSE-7.0-K9)が必要な場合、NCS によりプロンプトが表示されます。
[OK] をクリックして、[License File] でセカンダリをアクティブにします。
セカンダリ MSE VA がアクティブになったら、[Save] をクリックして、設定を完了します。
[NCS] > [Mobility Services] > [Mobility Services Engine] に移動します。
セカンダリ MSE が [Secondary Server] の列に表示されると、NCS により次の画面が表示されます。
ハイ アベイラビリティ ステータスを表示するには、[NCS] > [Services] > [High Availability] に移動します。
HA ステータスで、現在のステータスおよびイベントを MSE ペアごとに確認します。
初期同期化およびデータ レプリケーションのセットアップには数分かかることがあります。NCS は、上記のように HA ペアが完全にアクティブになるまで、進捗情報 % を表示します。
MSE ソフトウェア リリース 7.2 で導入された HA に関連する新しいコマンドは gethainfo です。この出力は、プライマリおよびセカンダリを示します。
[root@mse1 ~]#gethainfo Health Monitor is running. Retrieving HA related information ---------------------------------------------------- Base high availability configuration for this server ---------------------------------------------------- Server role: Primary Health Monitor IP Address: 10.10.10.12 Virtual IP Address: 10.10.10.11 Version: 7.2.103.0 UDI: AIR-MSE-VA-K9:V01:mse1 Number of paired peers: 1 ---------------------------- Peer configuration#: 1 ---------------------------- Health Monitor IP Address 10.10.10.13 Virtual IP Address: 10.10.10.11 Version: 7.2.103.0 UDI: AIR-MSE-VA-K9:V01:mse2_666f2046-5699-11e1-b1b1-0050568901d9 Failover type: Manual Failback type: Manual Failover wait time (seconds): 10 Instance database name: mseos3s Instance database port: 1624 Dataguard configuration name: dg_mse3 Primary database alias: mseop3s Direct connect used: No Heartbeat status: Up Current state: PRIMARY_ACTIVE [root@mse2 ~]#gethainfo Health Monitor is running. Retrieving HA related information ---------------------------------------------------- Base high availability configuration for this server ---------------------------------------------------- Server role: Secondary Health Monitor IP Address: 10.10.10.13 Virtual IP Address: Not Applicable for a secondary Version: 7.2.103.0 UDI: AIR-MSE-VA-K9:V01:mse2 Number of paired peers: 1 ---------------------------- Peer configuration#: 1 ---------------------------- Health Monitor IP Address 10.10.10.12 Virtual IP Address: 10.10.10.11 Version: 7.2.103.0 UDI: AIR-MSE-VA-K9:V01:mse1_d5972642-5696-11e1-bd0c-0050568901d6 Failover type: Manual Failback type: Manual Failover wait time (seconds): 10 Instance database name: mseos3 Instance database port: 1524 Dataguard configuration name: dg_mse3 Primary database alias: mseop3s Direct connect used: No Heartbeat status: Up Current state: SECONDARY_ACTIVE
ネットワーク接続された MSE HA は、ネットワークを使用します。直接接続設定の場合、プライマリおよびセカンダリ MSE サーバ間での直接ケーブル接続を簡単に使用できます。これにより、ハートビート応答時間、データ レプリケーションおよび障害検出時間の遅延を減らすことができます。このシナリオでは、図5に示すように、プライマリ物理MSEがインターフェイスeth1のセカンダリMSEに接続します。直接接続にはEth1が使用されることに注意してください。各インターフェイスには IP アドレスが必要です。
図 5:直接接続の MSE HA
プライマリ MSE をセットアップします。
セットアップ スクリプトからの設定の要約:
-------BEGIN-------- Host name=mse3355-1 Role=1 [Primary] Health Monitor Interface=eth0 Direct connect interface=eth1 Virtual IP Address=10.10.10.14 Virtual IP Netmask=255.255.255.0 Eth1 IP address=1.1.1.1 Eth1 network mask=255.0.0.0 Default Gateway =10.10.10.1 -------END--------
セカンダリ MSE をセットアップします。
セットアップ スクリプトからの設定の要約:
-------BEGIN-------- Host name=mse3355-2 Role=2 [Secondary] Health Monitor Interface=eth0 Direct connect interface=eth1 Eth0 IP Address 10.10.10.16 Eth0 network mask=255.255.255.0 Default Gateway=10.10.10.1 Eth1 IP address=1.1.1.2, Eth1 network mask=255.0.0.0 -------END--------
プライマリ MSE を NCS に追加します(上記の例を参照するか、設定ガイドを参照してください)。
[Secondary MSE from NCS] > [configure Secondary Server] をセットアップします。
セカンダリ デバイス名の入力:[mse3355-2]
セカンダリ IP アドレス:[10.10.10.16]
残りのパラメータを完了して、[Save] をクリックします。
[OK] をクリックして、2 つの MSE のペアを確認します。
NCS でセカンダリ サーバ設定を追加するには時間がかかります。
完了したら、HA パラメータを変更します。[Save] をクリックします。
HA ステータスを参照して、新しい MSE HA ペアのリアルタイム進捗情報を確認します。
[NCS] > [Services] > [Mobility Services] > [Mobility Services Engines] から、MSE(直接接続)HA が NCS に追加されたことを確認します。
コンソールから、gethainfo コマンドを使用して確認することもできます。
次に、プライマリおよびセカンダリの出力を示します。
[root@mse3355-1 ~]#gethainfo Health Monitor is running. Retrieving HA related information ---------------------------------------------------- Base high availability configuration for this server ---------------------------------------------------- Server role: Primary Health Monitor IP Address: 10.10.10.15 Virtual IP Address: 10.10.10.14 Version: 7.2.103.0 UDI: AIR-MSE-3355-K9:V01:KQ37xx Number of paired peers: 1 ---------------------------- Peer configuration#: 1 ---------------------------- Health Monitor IP Address 10.10.10.16 Virtual IP Address: 10.10.10.14 Version: 7.2.103.0 UDI: AIR-MSE-3355-K9:V01:KQ45xx Failover type: Automatic Failback type: Manual Failover wait time (seconds): 10 Instance database name: mseos3s Instance database port: 1624 Dataguard configuration name: dg_mse3 Primary database alias: mseop3s Direct connect used: Yes Heartbeat status: Up Current state: PRIMARY_ACTIVE [root@mse3355-2 ~]#gethainfo Health Monitor is running. Retrieving HA related information ---------------------------------------------------- Base high availability configuration for this server ---------------------------------------------------- Server role: Secondary Health Monitor IP Address: 10.10.10.16 Virtual IP Address: Not Applicable for a secondary Version: 7.2.103.0 UDI: AIR-MSE-3355-K9:V01:KQ45xx Number of paired peers: 1 ---------------------------- Peer configuration#: 1 ---------------------------- Health Monitor IP Address 10.10.10.15 Virtual IP Address: 10.10.10.14 Version: 7.2.103.0 UDI: AIR-MSE-3355-K9:V01:KQ37xx Failover type: Automatic Failback type: Manual Failover wait time (seconds): 10 Instance database name: mseos3 Instance database port: 1524 Dataguard configuration name: dg_mse3 Primary database alias: mseop3s Direct connect used: Yes Heartbeat status: Up Current state: SECONDARY_ACTIVE
ペアマトリクスに基づき、HA設定の最大値は2:1です。これは、セカンダリモードでMSE-3310およびMSE-3350をサポートできるMSE-3355用に予約されています。このシナリオでは、直接接続は利用できません。
これらの各 MSE を設定して、2:1 HA シナリオを示します。
MSE-3310 (Primary1) Server role: Primary Health Monitor IP Address (Eth0): 10.10.10.17 Virtual IP Address: 10.10.10.18 Eth1 – Not Applicable MSE-3350 (Primary2) Server role: Primary Health Monitor IP Address: 10.10.10.22 Virtual IP Address: 10.10.10.21 Eth1 – Not Applicable MSE-3355 (Secondary) Server role: Secondary Health Monitor IP Address: 10.10.10.16 Virtual IP Address: Not Applicable for a secondary
すべての MSE が設定されたら、Primary1 および Primary2 を NCS に追加します。
クリックして、セカンダリ サーバを設定します(上記の例を参照してください)。 いずれかのプライマリ MSE から開始します。
セカンダリ MSE のパラメータを入力します。
セカンダリ デバイス名:例:[mse-3355-2]
セカンダリ IP アドレス:[10.10.10.16]
残りのパラメータを完了します。
[Save] をクリックします。
最初のセカンダリ エントリが設定されるまで、しばらく待ちます。
最初のプライマリ MSE のセカンダリ サーバが追加されたことを確認します。
セカンド プライマリ MSE で手順 3 ~ 6 を繰り返します。
セカンド プライマリ MSE の HA パラメータを完了します。
設定を保存します。
各プライマリ MSE のプロセスのステータスを確認します。
Primary1 および Primary2 の両方の MSE がセカンダリ MSE でセットアップされていることを確認します。
[NCS] > [Services] > [Mobility Services] から、[High Availability] を選択します。
MSE-3310 および MSE-3350 のセカンダリとして MSE-3355 が設定されているため、2:1 を確認できます。
次に、gethainfo コマンドが使用されたときのすべての 3 つの MSE のコンソールからの HA セットアップの出力例を示します。
[root@mse3355-2 ~]#gethainfo Health Monitor is running. Retrieving HA related information ---------------------------------------------------- Base high availability configuration for this server ---------------------------------------------------- Server role: Secondary Health Monitor IP Address: 10.10.10.16 Virtual IP Address: Not Applicable for a secondary Version: 7.2.103.0 UDI: AIR-MSE-3355-K9:V01:KQ45xx Number of paired peers: 2 ---------------------------- Peer configuration#: 1 ---------------------------- Health Monitor IP Address 10.10.10.22 Virtual IP Address: 10.10.10.21 Version: 7.2.103.0 UDI: AIR-MSE-3350-K9:V01:MXQ839xx Failover type: Manual Failback type: Manual Failover wait time (seconds): 10 Instance database name: mseos3 Instance database port: 1524 Dataguard configuration name: dg_mse3 Primary database alias: mseop3s Direct connect used: No Heartbeat status: Up Current state: SECONDARY_ACTIVE ---------------------------- Peer configuration#: 2 ---------------------------- Health Monitor IP Address 10.10.10.17 Virtual IP Address: 10.10.10.18 Version: 7.2.103.0 UDI: AIR-MSE-3310-K9:V01:FTX140xx Failover type: Manual Failback type: Manual Failover wait time (seconds): 10 Instance database name: mseos4 Instance database port: 1525 Dataguard configuration name: dg_mse4 Primary database alias: mseop4s Direct connect used: No Heartbeat status: Up Current state: SECONDARY_ACTIVE
NCS の HA の最後の確認では、MSE-3310 と MSE-3350 の両方のステータスがアクティブであることが示されます。
セカンダリ MSE を追加すると、次のようにプロンプトが表示されます。
セットアップ スクリプト中に問題が発生した可能性があります。
getserverinfo コマンドを実行して、ネットワーク設定が正しいことを確認します。
また、サービスが起動していない可能性もあります。/init.d/msed start コマンドを実行します。
必要な場合、セットアップ スクリプト(/mse/setup/setup.sh)を再実行して、最後に保存します。
MSE の仮想アプライアンスでは、アクティブ化ライセンス(L-MSE-7.0-K9)が必要です。 ライセンスがない場合、セカンダリ MSE VA を追加するときに NCS によりプロンプトが表示されます。MSE VA のアクティブ化ライセンスを取得および追加します。
MSE で HA ロールを切り替える場合、サービスが完全に停止していることを確認します。そのため、/init.d/msed stop コマンドでサービスを停止して、セットアップ スクリプト(/mse/setup/setup.sh)を再実行します。
gethainfo コマンドを使用して、MSE のハイ アベイラビリティ情報を取得します。これは、HA ステータスおよび変更のトラブルシューティングまたはモニタに役に立つ情報を提供します。
[root@mse3355-2 ~]#gethainfo Health Monitor is running. Retrieving HA related information ---------------------------------------------------- Base high availability configuration for this server ---------------------------------------------------- Server role: Secondary Health Monitor IP Address: 10.10.10.16 Virtual IP Address: Not Applicable for a secondary Version: 7.2.103.0 UDI: AIR-MSE-3355-K9:V01:KQ45xx Number of paired peers: 2 ---------------------------- Peer configuration#: 1 ---------------------------- Health Monitor IP Address 10.10.10.22 Virtual IP Address: 10.10.10.21 Version: 7.2.103.0 UDI: AIR-MSE-3350-K9:V01:MXQ839xx Failover type: Manual Failback type: Manual Failover wait time (seconds): 10 Instance database name: mseos3 Instance database port: 1524 Dataguard configuration name: dg_mse3 Primary database alias: mseop3s Direct connect used: No Heartbeat status: Up Current state: SECONDARY_ACTIVE ---------------------------- Peer configuration#: 2 ---------------------------- Health Monitor IP Address 10.10.10.17 Virtual IP Address: 10.10.10.18 Version: 7.2.103.0 UDI: AIR-MSE-3310-K9:V01:FTX140xx Failover type: Manual Failback type: Manual Failover wait time (seconds): 10 Instance database name: mseos4 Instance database port: 1525 Dataguard configuration name: dg_mse4 Primary database alias: mseop4s Direct connect used: No Heartbeat status: Up Current state: SECONDARY_ACTIVE
また、NCS High Availability View は、MSE の HA セットアップを表示できる優れた管理ツールです。
改定 | 発行日 | コメント |
---|---|---|
1.0 |
01-Dec-2013 |
初版 |