概要
この記事では、Cisco Policy Suite (CPS)で High Available-Proxy (HA-Proxy)ロギングを有効にする手順について説明します。HAProxy は、高可用性のロード バランシング用に使用されます。パフォーマンス上の理由から、デフォルトでは HAProxy はメッセージをログに記録しません。
注:HA-Proxy に関連した問題が発生した場合のみ、HAProxy ログを有効にしてください。
背景説明
HA-Proxy ロギングは、CPS システム内の他のデバッグ ログによっても特定できないような、HA-proxy に関連する潜在的な問題が見られる場合のみ有効にする必要があります。
HAProxy ログを有効にする手順
すべての手順は、ロードバランサのフェイルオーバーが発生するたびに、HA-Proxy ログが処理されるように、アクティブなロードバランサ仮想マシン(VM)上で実行し、パッシブなロードバランサで繰り返す必要があります。
1. haproxy.cfgファイル(/etc/haproxy/haproxy.cfg)に移動し、次の図に示すように同じエントリがあることを確認します。デフォルトでは、ほとんどの場合でログ レベルが debug に設定されます。これを err に変更してください。そうしないと不要なログが記録されてしまいます。
2.ロギングを実行するプロキシを選択します。svn_proxy、pb_proxy、Portal_admin_proxyなど、HAプロキシ設定ファイルには多数のプロキシ設定があります。次の画像では、svn_proxy 用に HAProxy ロギングを有効にする手順を示します。
3. /etc/syslog.confファイルを編集し、次の図に示すようにエントリを追加します。local1 が手順 1 と同じ名前であることを確認してください。
4. /etc/sysconfig/syslogファイルを編集し、次の図のように変更します。 r のみ追加してください。これにより、リモート マシンでのロギングが保証されます。
5. /etc/logroate.d/syslogファイルを編集して、次の図に示すように/var/log/haproxy.logのエントリを追加することを確認してください。
7. service syslog restartおよびservice haproxy restartコマンドを使用して、syslogdおよびHA-Proxyプロセスを再起動してください。