IoT ODを使用したIW APの流動性の設定

はじめに

このドキュメントでは、IoT Operations Dashboardのテンプレートを使用して、CURWBで動作するIndustrial Wireless(IW)APの流動性の設定について説明します。

IoT ODへのアクセス

IW9165およびIW9167などのIWアクセスポイント(AP)は、CAPWAPモードまたはURWBモードで設定できます。

これらのアクセスポイントをURWBモードで設定する場合は、IoT-Operations Dashboardを使用して設定するか、またはローカルでオフラインモードで設定できます。IoT運用ダッシュボードには、テナントの場所に応じて、これらのリンクからアクセスできます。

https://us.ciscoiot.com  

https://eu.ciscoiot.com

ログインして適切なテナントを選択した後、Cisco Ultra-Reliable Wireless Backhaul(CURWB)無線の機能セットにアクセスするには、Serviceの下のIndustrial Wirelessを選択します。

手動オンボーディング

デバイスは、インベントリページから手動でIoT ODにオンボーディングできます。

Add Devicesを選択し、追加するデバイスのPIDを選択します。CSVファイルは、そのファイルに含まれるデバイスのシリアル番号とMACアドレスを使用してアップロードできます。各行には1つのエントリがあります。

 例：SN001234,00:f1:ca:00:00:01

                SN003457,00:f1:ca:00:00:02

アップロードが完了したら、下部の[デバイスの追加]をクリックして、デバイスをダッシュボードに手動でインポートします。その後、[Inventory]タブの下に表示されます。

流動性構成

IW916xアクセスポイントを使用した基本的な流動性設定は、この手順でIoT ODを介して設定できます。

3つのAPについて考えてみます。無線Aがトラックサイドメッシュエンドとして機能し、無線Bがトラックサイドメッシュポイントとして機能し、無線Cが車両無線として機能します。

1. デバイスがIoT ODに追加され、ステータスが「Online」になったら、必要なデバイスを選択して設定を編集できます。デバイスをクリックし、「Configuration」タブに移動し、「Edit」ボタンを選択して構成を更新します。

2. 流動性を設定するには、「一般」セクションで、少なくとも1つのトラックサイド無線をメッシュ端として設定する必要があります。この設定では、Radio Aはトラックサイドメッシュの終点で、Radio Bはトラックサイドメッシュポイントです。車両のすべての無線をメッシュポイントとして設定する必要があります。この設定では、車両ラジオRadio Cが1つしかありません。すべての無線の無線モードは「Fluidity」に設定されています。

                                                                                 無線Aの設定

                                                                                     無線Bの設定

                                                                     無線Cの設定

3. [ワイヤレス無線]セクションで、3つの無線すべてに同じパスフレーズがあることを確認します。この設定では、IWデバイスごとに1つの無線のみを有効にしています。選択した無線（無線1または無線2）を有効にし、すべての無線に同じ周波数とチャネル幅が設定されていることを確認します。アンテナを接続するときは、選択した無線番号に基づいて外部ポートを選択してください。また、無線モードは3つの無線すべてで「Fluidity」として設定されています。

4. 「流動性」の欄については、軌道側無線である無線A及び無線Bの「インフラ」を単位とする。

5. 流動性セクションで、ラジオC上でユニットロールが「車両」として選択されます。これはレイヤ2流動性ネットワークであるため、ネットワークタイプは「フラット」です。1台の車両で複数の車両ラジオを使用する場合は、「自動車両ID」を有効にするか、手動車両IDを割り当てることができます。

設定を編集したら、下部にある「Save」をクリックします。

6. これで、「Push IoT OD Configuration」ボタンを使用して、更新された設定をIoT-ODから無線に直接プッシュできます。プロンプトが表示されたら、Confirmを押します。デバイスがリブートされ、プッシュされた設定からIPからアクセス可能になります。

7. 無線が「オフライン」の場合に設定をプッシュするもう1つのオプションは、設定ファイルをダウンロードすることです。[Inventory]タブで1つ以上のデバイスを選択し、[More Actions]ドロップダウン・メニューから[Download Selected]ボタンを選択します。

拡張子が.iwconfのファイルがダウンロードされます。同じファイルをIoT-ODタブからデバイスのGUIにアップロードできます。

設定は、ステータスページで確認できます。

8. メッシュ端ラジオのFM-Quadroページにアクセスして、流動性の設定のレイアウトを確認することができます。