データ プロファイルの作成、変更、削除に関する使用上のガイドライン
PIN コードを使用した SIM カードのロックおよびアンロック
4G GPS および NMEA データ ストリーミングのイネーブル化
例:基本セルラー インターフェイスの設定(Cisco EHWIC-4G-LTE)
例:基本セルラー インターフェイスの設定(Cisco 819 4G LTE ISR)
外部ダイヤラ インターフェイスを使用しないダイヤラウォッチの設定
外部ダイヤラ インターフェイスを使用する dialer-persistent の設定
例:セルラー インターフェイスの設定を介した GRE トンネル
NAT および IPsec を使用したバックアップとしての 4G LTE ワイヤレス WAN
外部ダイヤラ インターフェイスを使用しないダイヤラウォッチの設定:例
外部ダイヤラ インターフェイスを使用する dialer-persistent の設定:例
MC7700 モデム ファームウェアの手動アップグレード:例
MC7710 モデム ファームウェアの手動アップグレード:例
MC7750 モデム ファームウェアの手動アップグレード:例
EEM スクリプトを使用したモデム ファームウェアのアップグレード
モデム ファームウェアのダウンロードと EEM スクリプトのインストール
モデム アップグレード成功後の EEM スクリプトのルータからの削除
統合モデム DM ロギングを使用したモデムのトラブルシューティング
700 MHz の帯域で運用する北米向け通信事業者のモデム設定
Electronic Serial Number (ESN)
この文書では、Sierra Wireless マルチモード モデム搭載 Cisco 第 4 世代(4G)Long-Term Evolution(LTE)ワイヤレス WAN(WWAN)拡張高速 WAN インターフェイス カード( EHWIC-4G-LTE)、Cisco 819 シリーズ 4G LTE ISR、Cisco C880 シリーズ 4G LTE ISR および Cisco C890 シリーズ 4G LTE ISR の概要を説明します。
シスコ EHWIC-4G-LTE は、Cisco Integrated Services Router Generation 2(ISR G2)でサポートされる、シングルワイド 4G ワイヤレス WAN(WWAN)EHWIC です。Cisco EHWIC-4G-LTE SKU、前面プレート、および LED の説明については、『 Cisco 4G LTE Hardware Installation Guide 』を参照してください。
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。このモジュールで説明される機能に関する情報、および各機能がサポートされるリリースの一覧については、「Cisco 4G LTE の機能情報」を参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator には、
http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。
シスコ EHWIC-4G-LTE は、Cisco 1900 シリーズ、2900 シリーズ、および 3900 シリーズの Cisco Integrated Services Router Generation 2(ISR G2)ルータでサポートされる、シングルワイド ワイヤレス WAN(WWAN)EHWIC です。Cisco EHWIC-4G-LTE は、第 4 世代 Long-Term Evolution(4G LTE)の携帯電話ネットワークや第 3 世代(3G)セルラー ネットワークで動作します。Cisco 4G LTE WWAN EHWIC は、DSL やフレーム リレーに代わり、安全性が高くシンプルでコスト効率の高い WAN を提供します。地上ブロードバンド サービス(ケーブル、DSL、T1)が利用できない地域や、設備投資が高額となる地域では、4G LTE WWAN 接続が現実的な選択肢です。Cisco 4G LTE ワイヤレス WAN EHWIC は、Cisco ISR G2 ルータで利用可能な統合サービスを使用して、災害時やサービス停止時でも迅速にモバイル通信を提供できます。
Cisco 819 シリーズ 4G LTE ISR、Cisco C880 シリーズ 4G LTE ISR、および Cisco C890 シリーズ 4G LTE ISR もまた、統合 4G LTE ワイヤレス WAN をサポートします。
Cisco 4G LTE EHWIC および Cisco 800 シリーズ 4G LTE ISR は、次の 4G/3G モードをサポートします。
• 4G LTE :4G LTE モバイル仕様では、マルチメガビットの帯域幅、より効率的な無線ネットワーク、遅延の減少、改善されたモビリティが提供されます。 LTE ソリューションは新しい携帯電話ネットワークを対象とします。これらのネットワークは、最初にダウンリンクで最大 100 Mb/s のピーク レートを、アップリンクで最大 50 Mb/s のピーク レートをサポートします。これらのネットワークのスループットは既存の 3G ネットワークよりも大きくなります。
• 3G Evolution High-Speed Packet Access(HSPA/HSPA+) :HSPA は UMTS ベースの 3G ネットワークです。 これは、ダウンロードおよびアップロード速度の向上のため、High-Speed Downlink Packet Access(HSDPA)および High-Speed Uplink Packet Access(HSUPA)データをサポートします。Evolution High-Speed Packet Access(HSPA+)は、Multiple Input/Multiple Output(MIMO)アンテナ機能をサポートします。
• 3G Evolution-Data Optimized(EVDO または DOrA)モード :EVDO は、無線信号を介したデータのワイヤレス伝送、特にブロードバンド インターネット アクセスの 3G 通信規格です。DOrA は EVDO Rev-A を参照します。EVDO は、個々のユーザのスループットおよびシステム全体のスループットの両方を最大化するために、符号分割多重接続(CDMA)や時分割多重アクセス(TDMA)などの多重化技術を使用します。
表 1 で、Cisco 4G WWAN EHWIC 製品 SKU について説明します。
表 2 に、Cisco 819HG および Cisco 819G ISR で利用可能なさまざまな 4G LTE SKU を示します。
表 3 に、Cisco 880 および Cisco 890 シリーズ ISR で使用できるさまざまな 4G LTE SKU を示します。
図 1 で、4G LTE パケット コア ネットワーク アーキテクチャを説明します。
図 1 4G LTE のパケット コア ネットワーク アーキテクチャ
• ルータが物理的に配置される 4G LTE のネットワーク カバレッジが必要です。サポートされている通信事業者の一覧については、次の製品のデータ シートを参照してください。
• ワイヤレス サービス プロバイダーのサービス プランに登録し、加入者認証モジュール(SIM)カードを取得する必要があります。
• 4G LTE ワイヤレス WAN EHWIC または Cisco 819 ルータを設定する前に SIM カードを取り付ける必要があります。SIM カードの取り付け手順について詳しくは、「データ コール用の SIM 設定」を参照してください。
• GPS 機能を作動させるために、GPS 機能をサポートするスタンドアロン アンテナが設置されている必要があります。インストールに関する情報については、『 Cisco 4G Indoor/Outdoor Active GPS Antenna (GPS-ACT-ANTM-SMA) 』マニュアルを参照してください。
Cisco 4G LTE を設定する際は、次の制約事項および使用上のガイドラインにしたがってください。
• 現在、携帯電話ネットワークは、ユーザによるベアラーの確立だけをサポートします。
• ワイヤレス通信の共有特性により、発生するスループットは、使用しているネットワークでアクティブなユーザの数または輻輳状況によって、さまざまです。
• 携帯電話ネットワークは、有線ネットワークと比較して、より大きな遅延が発生します。遅延レートは、テクノロジーおよび通信事業者に左右されます。ネットワークで輻輳が発生している場合、遅延がより大きくなる場合があります。遅延は信号条件に依存し、ネットワークで輻輳が発生している場合、より大きくなる場合があります。
• 使用する通信事業者からのサービス規約の一部である制約事項。
• SMS:一度に受信者 1 人への最大 160 文字のテキスト メッセージ 1 通だけがサポートされます。大きなテキストは、送信される前に適切なサイズに自動的に切り詰められます。
• SNMP エージェントが実行されるルータでは、NMS およびエージェントが適切に動作するよう、Cisco IOS CLI を使用して、適切なアクセス コントロール(たとえば、SNMP サーバ コミュニティなど)を設定する必要があります。
• SNMP SET 動作を実装する場合、認証/プライバシーを使用した SNMP V3 を設定することを、強く推奨します。
Cisco 4G LTE WWAN EHWIC、Cisco 819 シリーズ 4G LTE ISR、Cisco C880 シリーズ 4G LTE ISR、および Cisco C890 シリーズ 4G LTE ISR は、次の主な機能をサポートします。
• グローバル ポジショニング システム(GPS)および National Marine Electronics Association(NMEA)ストリーミング。
• 3G/4G Simple Network Management Protocol(SNMP)MIB
• プライマリおよびバックアップのリンク間の自動切り替えフェールオーバー
• MIP(Multichannel-interface-processor)プロファイル設定
• ショート メッセージ サービス(SMS)によるリモートからのデータ コールバックの開始
• 4G LTE を通じたファームウェアのリモート アップグレード
• Mobile Equipment Personalization(MEP)のロックおよびロック解除機能
Cisco IOS Release 15.3(3)M 以降のリリースでは、地理的な場所の情報を提供する Global Positioning System(GPS)機能が、サポート対象の Cisco 819 シリーズ 4G LTE ISR および Cisco 4G LTE EHWIC でデフォルトでイネーブルになりました。Cisco C880 シリーズおよび Cisco C890 シリーズ 4G LTE ISR では、GPS もデフォルトでイネーブルになっています。
アクティブ GPS は SubMiniature version A(SMA)ポートでサポートされます。アクティブ GPS アンテナはスタンドアロン モードでのみサポートされます。アクティブ GPS アンテナには、適切な信号レベルを GPS レシーバに提供しながら、同軸ケーブル損失を回避するのに十分なゲインを可能にする、組み込みの低ノイズ増幅器が含まれます。アクティブ GPS アンテナの動作には、GPS レシーバ SMA ポートからの電力が必要です。詳細については、「例:GPS アプリケーションのホスト サーバへの接続」を参照してください。
米国海洋電子機器協会(NMEA)規格では、GPS データを G EHWIC と Cisco 819 ISR のいずれかから仮想 COM ポートおよび TCP/IP イーサネット接続を介して、市販の GPS ベースのアプリケーションが動作する海洋向けデバイス(Windows ベースの PC など)にストリーミングします。
次の GPS および NMEA 機能が、Cisco 4G LTE EHWIC、Cisco 819 シリーズ 4G LTE ISR、Cisco C880 シリーズ 4G LTE ISR、および Cisco C890 シリーズ 4G LTE ISR でサポートされています。
• GPS スタンドアロン モード(衛星ベースの GPS)。
• NMEA 形式 GPS データをエクスポート可能な仮想および物理シリアル ポート。
• CISCO-WAN-3G-MIB 内のオブジェクトは GPS および NMEA 機能に対応。
• Cisco 4G LTE EHWIC は IP NMEA ストリーミング オプションにのみ対応。
• Cisco 819 シリーズ 4G LTE ISR、Cisco C880 シリーズ 4G LTE ISR、および Cisco C890 シリーズ 4G LTE ISR は IP またはシリアル NMEA ストリーミング オプションのいずれかをサポートします。
GPS アンテナのセットアップ手順については、『 Cisco 4G Indoor/Outdoor Active GPS Antenna (GPS-ACT-ANTM-SMA)』マニュアルを参照してください。
GPS アプリケーションをホストするリモート サーバに NMEA データをフィードできます。サーバは、イーサネット ケーブルを使用して、または LAN あるいは WAN ネットワーク経由でルータに接続できます。アプリケーションでシリアル ポートをサポートしている場合、シリアル ポート エミュレーション プログラムを実行して、LAN または WAN 接続で仮想シリアル ポートを作成します。
(注) Microsoft Streets & Trips は、Microsoft の Web サイトからダウンロードできる、ライセンス ソフトウェアです。
Cisco 819 ISR を IP 経由で Microsoft Streets & Trips が動作する PC に接続するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 イーサネット ケーブルで PC とルータをつなげます。
ステップ 2 PC とルータで ping を実行できることを確認します。
ステップ 3 PC のシリアル ポート リダイレクタを起動します。
ステップ 4 show line コマンドを特権 EXEC モードで実行して、ルータ上の NMEA ポートを検索します。
ステップ 5 ルータの NMEA ポートに接続する仮想シリアル ポートを作成します。
ステップ 6 PC で Microsoft Streets & Trips を起動します。
ステップ 8 [Start Tracking] をクリックします。
ステップ 9 ルータで show cellular gps コマンドの出力で位置フィックスを取得した場合、現在位置がグラフに示され、マップ上のその地点を中心とする円で赤茶色のドット カーソルが表示されます。
(注) 位置フィックスをまだ取得していない場合、Microsoft アプリケーションはタイム アウトとなって切断されます。
Cisco 4G LTE EHWIC、Cisco 819 シリーズ 4GLTE ISR、Cisco C880 シリーズ 4G LTE ISR、および Cisco C890 シリーズ 4G LTE ISR は、SMS メッセージの受信、送信、アーカイブ、削除をサポートします。このサポートには、最大 25 通の受信テキスト表示機能、それ以上のメッセージのカスタム ファイル ロケーションへのアーカイブが含まれます。SMS は複数の通信事業者でサポートされています。Cisco 4G LTE EHWIC、Cisco 819 シリーズ 4GLTE ISR、Cisco C880 シリーズ 4G LTE ISR、および Cisco C890 シリーズ 4G LTE ISR はまた、必要に応じて LTE SMS から 3G および 2G SMS テクノロジー に復元する機能を有しています。
Cisco 4G LTE ISR の背後にある送信側デバイスは、メッセージが受信者のルータに到達するまで、セルラー タワーを介して 4G セルラー リンク上で SMS テキスト メッセージを送信し、その後受信者のルータが受信者のデバイス(携帯電話など)に通知します。受信デバイスは、送信側デバイスに対する応答を返すために同じプロセスを使用します。図 2 で、モバイル デバイスから発信側デバイスへのフローについて説明します。SMS 送信が動作するために、エンド ユーザにはテキスト対応デバイス、さらに任意でテキスト向けプランが必要です。エンド ユーザがテキスト向けプランを使用していない場合、標準の SMS 料金がテキスト転送に適用されます。
SMS によるデータ コールバック機能を使用すれば、お客様は Cisco 4G LTE ISR にテキスト メッセージを送信することでデータ接続をセットアップできます。この機能には、発信側番号を使用したメッセージ スクリーニングが含まれ、これにより機能のセキュリティを高め、不正なコールバック要求を排除できます。
Cisco 4G LTE EHWIC、Cisco 819 シリーズ 4GLTE ISR、Cisco C880 シリーズ 4G LTE ISR、および Cisco C890 シリーズ 4G LTE ISR には、サービス プロバイダーから提供されるアクティブな SIM カードが必要です。SIM カードは通常ロックが解除された状態で提供され、個人識別番号(PIN)なしで使用できるようになっています。SIM がアンロックされている場合、EHWIC に挿入して承認コードなしで使用できます。
SIM は、初期状態でサービス プロバイダーによって定義される、PIN コード(4 ~ 8 桁)によってロックすることができます。PIN コードについては、サービス プロバイダーにお問い合わせください。
SIM ロック機能では、PIN コードによる SIM のロックと解除が実行でき、許可されたデバイスでのみ使用可能にすることができます。コンソールまたは ISR への Telnet/SSH 経由で Cisco IOS CLI を使用して、SIM のロックおよび解除処理を実行します。
SIM ロックが行われた後は、同じ PIN を使用して認証が実行されない限り、コールを開始できません。認証は、PIN の設定を通して Cisco IOS によって自動的に実行されます。自動 SIM 認証に対するこの必須設定は、Cisco IOS CLI を使用してルータのスタートアップ コンフィギュレーションの一部として行われます。
Cisco IOS 設定が行われると、ISR は LTE 接続を開始できます。ISR は、LTE 接続の前に、設定された PIN を使用して認証します。Cisco IOS PIN 設定が不足しているか、PIN が正しくない場合は、SIM 認証は失敗し、接続は開始されません。
ロックされた SIM が別の ISR または別のデバイスに移動された場合、またはロックされた SIM が存在する EHWIC が同じ ISR 内の別の EHWIC スロットに移動された場合、ISR 設定を変更する必要があります。設定は ISR EHWIC スロット番号に固有のセルラー コントローラに関連付けられます。これにより、SIM カードが承認されていないデバイスによっては使用されないことが保証されます。または、単一の ISR 内に複数の LTE EHWIC がある場合は、各 LTE EHWIC/SIM に適切な PIN が適用されることが保証されます。LTE 接続を正常に開始するには、新規デバイスまたは新規セルラー コントローラ スロットで、認証コマンドが(SIM のロックに使用する同じ PIN で)定義されている必要があります。
• 「PIN コードを使用した SIM カードのロックおよびアンロック」
• 「SIM コンフィギュレーションのモデム プロファイルの適用」
3G または 4G EHWIC にモデムをプロビジョニングするために、1 つ以上のモデム データ プロファイルを作成できます。1 つ以上(デュアル)SIM カードでサービス プロバイダーのアクティブ ワイヤレス アカウントがインストールされている必要があります。モデム データ プロファイルはモデム内に事前に設定されています。
モデムのサービス可用性と信号の強さを確認し、モデム データ プロファイルの作成、変更、削除を実行するには、次のタスクが使用されます。
IP マルチメディア サブシステム(IMS)プロファイルはセッションを確立し、モデム設定の一部であって、モデムの NVRAM に格納されます。IMS ネットワークはアクセスに依存しない、標準ベースの IP 接続サービスで、一般的なインターネット ベースのプロトコルを使用してエンド ユーザにさまざまなタイプのマルチメディア サービスを有効にします。詳細については、「モデム データ プロファイルの作成、変更、削除」を参照してください。
表 4 に、4G LTE EHWIC および 819 ISR の LED の動作を示します。
Cisco C880 および Cisco C890 シリーズ 4G LTE ISR での 4G LTE LED については、次のリンクを参照してください。
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/routers/access/800/hardware/installation/guide/800HIG/prodoverview.html#pgfId-1181416
(注) 4G EHWIC では、スロット 0、WIC 0、ポート 0 は、すべてのコマンドで 0/0/0 です。Cisco 800 シリーズ 4G LTE 固定プラットフォームでは、すべてのコマンドに対してスロット「0」を使用します。
• 「コール履歴」
(注) EHWIC の場合、unit 引数はルータ スロット、WIC スロット、およびポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 800 シリーズ 4G LTE ISR の場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット「0」を指定します。
Cisco 4G LTE EHWIC、Cisco 819 シリーズ 4G LTE ISR、Cisco C880 シリーズ 4G LTE ISR および Cisco C890 シリーズ 4G LTE ISR で、複数プロファイルを作成できます。一部のモデムのデフォルトのインターネット プロファイル番号は次のとおりです。
データ プロファイルの設定では、次のガイドラインにしたがってください。
• モデムにデータ プロファイルが付属している場合(AT&T、Sprint、Verizon など)、通常はプロファイル関連の変更は不要です。
• 接続タイプ用にプロファイル パラメータの変更が必要な場合は、原則として、デフォルト プロファイル内で変更を実施します。
• プロファイル タイプを別々に設定し、それぞれ異なる接続で使用したい場合は、APN 名などのパラメータを変えることで、別々のプロファイルを作成することが可能です。なお、一度にアクティブにできるプロファイルは 1 つだけであることに注意してください。
• データ プロファイルを表示するには、 show cellular <> profile コマンドを使用します。データ プロファイルには、アスタリスク(*)が表示されます。
• データ プロファイルはデータ コールの設定に使用されます。別のプロファイルを使用したい場合、そのプロファイルをデフォルトにする必要があります。デフォルト プロファイルを変更するには、 lte sim data-profile number コマンドを使用します。
• 3GPP および 3GPP2 の設定済みプロファイルを確認するには、 debug cellular <0/x/0> message profile コマンドを有効にし、 show cellular 0 profile コマンドを入力します。このデバッグ コマンドは、MC7750 および MC7350 モデムを備えた 4G LTE SKU で適用可能です。
(注) MC7750(EHWIC-LTE-4G-V および C819-LTE-4G-V)を使用している場合、ims プロファイル(プロファイル 1、show コマンド内で ** で表示される)の変更は避けるようにしてください。一般的には、APN の更新用に、プロファイル 3 を変更する必要があります。
(注) EHWIC の場合、unit 引数はルータ スロット、WIC スロット、およびポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 800 シリーズ 4G LTE ISR の場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット「0」を指定します。
1. cellular unit lte profile [ create | delete ] profile-number [ apn [ authentication [ username password [ bearer-type ]]]]
次に、EHWIC-4G-LTE-A でデフォルト プロファイルを変更する例を示します。
次に、 show cellular コマンドの出力例を示します。
この機能は、ルータが複数(現行 2 つ)のパケット データ ネットワークに接続することを可能とします。これにより、ユーザは各 PDN ごとにそれぞれ別々の機能を有効とすることができます。たとえば、1 番目の PDN をパブリック インターネット接続向けに使用し、2 番目の PDN を VPN 接続向けに使用することができます。各 PDN には、IP アドレスと QoS 特性を個別に保持させることができます。
ルータの初期化の際に、2 つの PDN に対応する 2 つのセルラー インターフェイスが作成されます。
• EHWIC 上の cellular 0/x/0 および cellular 0/x/1
• C8xx 上の cellular 0 および cellular 1
これらのインターフェイスは、同じ無線リソースを使用して、2 つの論理インターフェイスとして表示できます。
(注) この機能はグローバル、オーストラリア、カナダ、および AT&T SKU でサポートされます。この機能は Sprint および Verizon SKU ではサポートされません。
(注) これ以降、EHWIC 上のインターフェイス cellular 0/x/0 および C8xx 上の cellular 0 を 1 番目の PDN と呼び、EHWIC 上の cellular 0/x/1 および C8xx 上の cellular 1 を 2 番目の PDN と呼びます。
2 つの PDN を用意する上で、まず最初の手順として、同時に 2 つのデータ コールを発信するための設定を、セルラー インターフェイスと関連する回線の両方に適用します。
次に、データ ベアラーのプロファイルを、対応するセルラー インターフェイスまたは PDN に関連付けます。この設定は、コントローラ セルラー コンフィギュレーションで、1 番目の PDN にプロファイルを関連付けるだけです。2 番目の PDN のプロファイルは、1 番目の PDN に使用されるプロファイルの 1 つ上のプロファイルとなりますので、注意してください。たとえば、1 番目の PDN がプロファイル 1 を使用する場合、2 番目の PDN にコールが開始されると、2 番目の PDN は自動的にプロファイル 2 を使用します。
対象トラフィックがこれらのセルラー インターフェイスを介してルーティングされた後、データ コールが開始され、各インターフェイスには、携帯電話ネットワークによりそれぞれ個別の IP アドレスと DNS アドレスが割り当てられます。なお、両 PDN が無線リソースを共有する点に注意してください。つまり、スループットを測定する際には、どちらか片方ではなく、両方の PDN の合計のスループットを考慮する必要があります。
設定例については、「例:マルチ PDN の設定」を参照してください。
通話履歴には、最後の 3 つの着信履歴が保持されます。次の詳細が通話履歴に記録されます。
• 何によってコールが切断されたか(ユーザ、モデム、またはネットワーク)
通話履歴を表示するには、 show cellular unit connection history コマンドを使用します。この機能は、使用するモデム ファームウェアおよび SDK との依存関係があることに注意してください。
サービス プロバイダーから提供された SIM カードをロックまたはロック解除するには、この作業を実行します。
(注) EHWIC の場合、unit 引数はルータ スロット、WIC スロット、およびポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 800 シリーズ 4G LTE ISR の場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット「0」を指定します。
SIM の PIN コードを変更するには、次のタスクを実行します。
(注) EHWIC の場合、unit 引数はルータ スロット、WIC スロット、およびポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 800 シリーズ 4G LTE ISR の場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット「0」を指定します。
モデムのセキュリティ情報を確認するには、次のタスクを実行します。
(注) EHWIC の場合、unit 引数はルータ スロット、WIC スロット、およびポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 800 シリーズ 4G LTE ISR の場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット「0」を指定します。
暗号化されていない PIN を設定して、モデムを認証する Card Holder Verification(CHV1)コードをアクティベートすることができます。
(注) CHV1 を設定するために暗号化されないレベル 0 の PIN を使用する場合は次の手順にしたがってください。暗号化されたレベル 7 の PIN を使用して CHV1 を設定する方法については、「SIM の暗号化ピンの設定」を参照してください。
(注) SIM 認証が機能するには、SIM がロックされている必要があります。SIM ステータスを確認するには、show cellular unit security コマンドを使用します。
(注) EHWIC の場合、unit 引数はルータ スロット、WIC スロット、およびポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 800 シリーズ 4G LTE ISR の場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット「0」を指定します。
デュアル SIM 機能をサポートしない Cisco 4G EHWIC の場合: デュアル SIM 機能を備えた Cisco 800 シリーズ 4G LTE ISR の場合: |
SIM CHV1 コードを非暗号化( 0 )キーワードと PIN を使用して認証します。この PIN は、各後続の LTE 接続で認証するためにモデムに送信されます。設定された PIN に基づいて認証が成功する場合、データ コールが許可されます。認証に失敗した場合、モデムはデータ コールを開始しません。 (注) このコマンドは、非暗号化 PIN が使用されている場合にのみ有効です。暗号化された PIN を使用して CHV1 コードを設定するには、「SIM の暗号化ピンの設定」 を参照してください。 |
暗号化された PIN を設定するには、PIN のスクランブル値を取得する必要があります。スクランブル レベル 7 の PIN を取得し、この暗号化 PIN を使用して検証のために SIM CHV1 コードを設定するには、EXEC モードで次のコマンドを入力します。
(注) SIM の暗号化ピンを取得すると、パスワード暗号化を設定し、ユーザ名と関連パスワードを決定し、スクランブルがかかったパスワードをコピーし、スクランブルがかかったパスワードを SIM 認証コマンドで使用することによって、ユーザ名とパスワードが作成されます。スクランブル PIN が取得され、SIM 認証で使用されると、作成されたユーザ名を Cisco IOS コンフィギュレーションから削除することができます。
(注) SIM 認証が機能するには、SIM がロックされている必要があります。SIM ステータスを確認するには、show cellular unit security コマンドを使用します。
(注) EHWIC の場合、unit 引数はルータ スロット、WIC スロット、およびポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 800 シリーズ 4G LTE ISR の場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット「0」を指定します。
2. service password-encryption
3. username name privilege 0 password pin
6. lte sim authenticate { 0 | 7 } pin
または
lte sim authenticate { 0 | 7 } pin slot { 0 | 1 }
ステップ 3 で作成されたユーザ名に対する暗号化されたレベル 7 の PIN を含むユーザ名設定行を表示します(例で示されるユーザ「SIM」)。 ステップ 6で(PIN として)使用するためにスクランブル パスワードをコピーします。 |
||
lte sim authenticate { 0 | 7 } pin デュアル SIM 機能をサポートする Cisco 819(H)G-4G-G ISR の場合: lte sim authenticate { 0 | 7 } pin slot { 0 | 1 } Device(config-controller)# lte sim authenticate 7 055A575E70 |
暗号化されたキーワード 7 および ステップ 4 でスクランブルされた PIN を使用して SIM CHV1 を認証します。この PIN は、各後続の LTE 接続で認証するためにモデムに送信されます。設定された PIN に基づいて認証が成功する場合、データ コールが許可されます。認証に失敗した場合、モデムはデータ コールを開始しません。 (注) slot キーワードとそのオプションは、デュアル SIM 機能対応の Cisco 800 Series 4G LTE ISR だけでサポートされます。 |
|
(任意)ステップ 3 で作成されたユーザ名とパスワードを削除します。 |
||
3. lte sim data-profile number attach-profile number
または
lte sim data-profile number attach-profile number slot {0 | 1}
デュアル SIM 機能では、アクティブな SIM がネットワークへの接続を失った場合に、フェールオーバー メカニズムが提供されます。
(注) デュアル SIM がサポートされるのは、Cisco 819 シリーズ 4G LTE ISR、Cisco C880 シリーズ 4G LTE ISR および Cisco C890 シリーズ 4G LTE ISR のみです。モジュラ型の ISR では複数の 4G EHWIC を搭載することができますが、EHWIC ではデュアル SIM はサポートされません。
デュアル SIM の設定では、次のガイドラインに従ってください。
• デフォルトでは、SIM スロット 0 がプライマリ スロットで、スロット 1 がバックアップとなります。
• プライマリ SIM スロットを変更するには、セルラー コントローラ コンフィギュレーション モードで lte sim primary コマンドを使用します。
• lte sim data-profile コマンドを使用して、各 SIM にプロファイルを割り当てます。各 SIM には、データ プロファイルとアタッチ プロファイルが関連付けられています。
• lte sim data-profile コマンド内では、 profile-number が SIM に関連付けられたデータ プロファイルを意味します。 attach-profile-number は、SIM に関連するアタッチ プロファイルです。
• アタッチ プロファイルの詳細が通信事業者から提供されていない、もしくは通信事業者との関連がない場合は、データ プロファイルと同じ番号を割り当てることができます。それ以外の場合、通信事業者固有のアタッチ プロファイル パラメータを使用してプロファイルを作成し、 lte sim data-profile コマンドを使用してプロファイル番号を割り当てます。
5. lte sim authenticate [ 0 | 7 ] pin slot { 0 | 1 }
6. lte failover timeout-period
7. lte sim data-profile number attach-profile number slot {0 | 1}
(注) cellular 0 lte sim activate slot <0 or 1> コマンドを使用して SIM を手動でアクティベートできます。
セルラー インターフェイスを設定するには、EXEC モードで開始する次のコマンドを入力します。
(注) EHWIC の場合、unit 引数はルータ スロット、WIC スロット、およびポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 800 シリーズ 4G LTE ISR の場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット「0」を指定します。
(注) Cisco IOS リリース 15.3(3)M および 15.3(1)T 以降、dialer in-band、dialer string、script dialer を含むチャット スクリプト設定は、接続されたモデムの種類に基づいて自動生成されます。3G および 4G EHWIC SKU と固定 3G および 4G ルータは、これらの構成変更をサポートします。
9. chat-script script-name "" " AT!CALL " TIMEOUT timeout-value "OK"
10. ip route network-number network-mask { ip-address | interface } [ administrative distance ] [ name name ]
11. dialer-list dialer-group protocol protocol-name { permit | deny | list access-list-number | access-group }
(注) トンネル インターフェイスが ip unnumbered cellular 0/0/0 で設定されている場合、ip address negotiated の代わりに、セルラー インターフェイスでの実際のスタティック IP アドレスを設定する必要があります。セルラー インターフェイスの例については、「例:基本セルラー インターフェイスの設定(Cisco EHWIC-4G-LTE)」を参照してください。
セルラー インターフェイスに対して DDR を設定するには、EXEC モードで開始する次のコマンドを入力します。
(注) EHWIC の場合、unit 引数はルータ スロット、WIC スロット、およびポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 800 シリーズ 4G LTE ISR の場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット「0」を指定します。
11. dialer idle-timeout seconds
13. dialer-group group- number
15. dialer-list dialer-group protocol protocol-name {permit | deny | list access-list-number | access-group}
16. access-list access-list-number permit ip-source-address
18. script dialer regular-expression
20. chat-script script-name "" "AT!CALL" TIMEOUT timeout-value "OK"
プライマリ接続をモニタし、必要なときにバックアップ接続を開始するには、ルータで次の方式の 1 つを使用できます。
• バックアップ インターフェイス:スタンバイの状態のまま待機し、プライマリ インターフェイス回線プロトコルがダウンと認識されると、アップ状態になります。
• 浮動スタティック ルート:バックアップ インターフェイスを介する経路に、プライマリ接続のアドミニストレーティブ ディスタンスよりも大きいアドミニストレーティブ ディスタンスがあり、プライマリ インターフェイスがダウンするまで、ルーティング テーブルには存在しません。
(注) セルラー インターフェイスおよびその他の非同期シリアル インターフェイスのバックアップ インターフェイスは設定できません。
1 つまたは複数のインターフェイスを設定してバックアップ インターフェイスを使用するには、グローバル コンフィギュレーション モードの最初で次のコマンドを使用します。
NMEA 2.0 に対応した外部の GPS プロッター アプリケーション向けに GPS NMEA データ ストリーミングをイネーブルにできるのは、Cisco 4G LTE EHWIC、Cisco 819 シリーズ 4G LTE ISR、Cisco C880 シリーズ 4G LTE ISR、Cisco C890 シリーズ 4G LTE ISR になります。
(注) EHWIC の場合、unit 引数でルータ スロット、WIC スロット、ポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 800 シリーズ 4G LTE ISR の場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット「0」を指定します。
(注) EHWIC のコンテキストでは、unit 引数でルータ スロット、WIC スロット、ポートをスラッシュで区切って指定します(0/0/0)。Cisco 800 シリーズ 4G LTE ISR の場合、unit 引数はすべてのコマンドでスロット「0」を指定します。
3. lte sms archive path FTP-URL
4. cellular unit lte sms view { all | ID | summary }
Quality of Service(QoS)は、ネットワークの輻輳時に特定のサービスの優先処理を保証します。LTE ネットワークでは、QoS はユーザ機器(UE)とパケット データ ネットワーク(PDN)ゲートウェイの間に実装されます。QoS 処理は、関連するデータ ベアラーのセットに適用されます。ベアラーは、特定のタイプ オブ サービス(ToS)を伝送する PDN ゲートウェイと UE の間における仮想データ パスで、VoIP などが例として挙げられます。ベアラーはトラフィック フロー テンプレート(TFT)パラメータと呼ばれるパラメータのセットで識別されます。エンドツーエンドでベアラー レベルの QoS が実現できるよう、IOS やネットワーク設定の両方で、これらのベアラーに帯域幅関連パラメータが適用されます。たとえば、VoIP トラフィックは、保証された帯域幅を割り当てられた特定のベアラーによって伝送され、別のベアラーによって受け渡される Web ブラウザのトラフィックよりも優先されます。
ISRG2 ルータの Cisco 4G-LTE インターフェイスは、ネットワーク側から開始された QoS のみサポートします。ある UE との間に QoS が登録されている場合、その UE がネットワークに接続した後に、ネットワークが UE とコア ネットワークの間にベアラーを確立します。それ以外の場合は、デフォルトのデータ ベアラーのみが UE とネットワークとの間で作成されます。これらの専用ベアラーを確立するのに、ユーザによる操作は必要ありません。
ISRG2 ルータの Cisco 4G-LTE インターフェイスは、最大 8 つのベアラーをサポートします。これらのベアラーは、コア ネットワークへの接続後に UE にダウンロードされるトラフィック フロー テンプレート(TFT)パラメータに基づいて作成されます。ホスト ルータは、トラフィック全体をシェーピングするように設定する必要があります。同様に、ルータの IOS QoS 設定パラメータは、登録済みの LTE QoS パラメータと一致するように設定する必要があります。サービスが 3G にフォールバックすると、UE はプライマリ PDP コンテキストを設定し、単一の PDP コンテキストを介したすべてのトラフィック フローとともに、専用ベアラーが削除されます。
• QoS のパラメータは、ユーザとキャリアのサービス契約によって決定されます。
• IOS QoS 設定は、サービス プロバイダー ネットワークの登録済み QoS と一致している必要があります。登録済みの LTE QoS のパラメータを変更した場合、対応する内容が IOS QoS 設定に反映される必要があります。
図 4 は、4G LTE ネットワークでの QoS 実装の概略図です。
次の例は、推奨設定のサンプルを示しています。この例では、次のようになります。
• エンドユーザからのトラフィックは、ISRG2 ルータでマーキングされます。これによりお客様は、キャリアが提供する LTE QoS ポリシーを使用してトラフィックをマッピングすることができます。
• エンド ユーザのデバイスからのトラフィックは入力インターフェイスでマーキングされ、出力インターフェイスでポリシングされます。出力インターフェイスでのポリシングは、キャリアが提供するポリシーに基づいて実行できます。
• 広域携帯電話ネットワークは共有メディアであるため、可変帯域幅環境です。出力インターフェイス(セルラー インターフェイス)で効果的なトラフィック制御ポリシーを設計および実装することで、無線リソースを効率的に活用しビジネス クリティカルなアプリケーションをサポートできます。IOS QoS を正しく機能させるためには、トラフィック シェーピングを目的とする適切な LTE 帯域幅を、エンド ユーザの責任で決定していただく必要があります。
• 1 非 GBR 専用ベアラー:DSCP CS4 を許可:500 Kbps までのレート制限
• 1 GBR 専用ベアラー:DSCP CS5 を許可:50 Kbps までのレート制限
• 全体の平均帯域幅を考慮し、出力トラフィックは 1.5 Mbps にシェーピングされています
図 5 に、入力トラフィックのマーキング ポリシー設定を示します。
図 6 に、出力クラス ベースのトラフィック制御ポリシー設定を示します。
QoS 機能の設定の詳細については、『 Quality of Service Solutions Configuration Guide Library, Cisco IOS Release 15M&T 』を参照してください。
ルータのブートアップ時に QoS がイネーブルである場合や、モデムがネットワークに接続する場合に、セルラー インターフェイスが、ユーザに syslog メッセージを通知します。また、TFT プロファイルがコア ネットワークにより追加、削除、変更された場合にもメッセージが送信されます。ユーザは、自身の側の設定を TFT プロファイルに一致するように変更する必要があります。 表 5 は、さまざまなイベントで生成される syslog メッセージの一覧です。
• 「例:基本セルラー インターフェイスの設定(Cisco EHWIC-4G-LTE)」
• 「例:基本セルラー インターフェイスの設定(Cisco 819 4G LTE ISR)」
• 「例:セルラー インターフェイスの設定を介した GRE トンネル」
• 「NAT および IPsec を使用したバックアップとしての 4G LTE ワイヤレス WAN」
• 「外部ダイヤラ インターフェイスを使用しないダイヤラウォッチの設定:例」
• 「外部ダイヤラ インターフェイスを使用する dialer-persistent の設定:例」
次に、外部ダイヤラ インターフェイスを使用しないダイヤラウォッチを設定する例を示します。太字テキストはダイヤラウォッチに固有の重要なコマンドを示します。
次に、外部ダイヤラ インターフェイスを使用する dialer-persistent を設定する例を示します。太字テキストは dialer-persistent に固有の重要なコマンドを示します。
次に、GRE トンネル インターフェイスが ip address unnumbered cellular interface で設定されている場合に、スタティック IP アドレスを設定する例を示します。
(注) GRE トンネルの設定は、サービス プロバイダーが LTE インターフェイスのパブリック IP アドレスを提供している場合にだけサポートされます。
(注) プライベート IP アドレスを使用するサービス プロバイダーの場合、ポイントツーポイント スタティック GRE トンネルの一方のエンドをプライベート IP アドレスに、もう一方のエンドをパブリック IP アドレスに設定することはできません。
次に、NAT および IPSec をバックアップとして、ルータ上に 4G-LTE ワイヤレス WAN を設定する例を示します。
(注) 送受信速度は設定できません。実際のスループットは、携帯電話ネットワーク サービスによって異なります。
(注) プライベート IP アドレスを使用するサービス プロバイダーに対して、crypto ipsec transform-set esp コマンド(つまり、esp-aes esp-sha256-hmac...)を使用します。
次の例は、SIM をロックする方法を示しています。この設定例内で斜体で記載されたテキストはコメントを示すために使用されており、通常のコンソール出力を表示した場合には表示されません。
次の例は、SIM をアンロックする方法を示しています。この設定例内で斜体で記載されたテキストはコメントを示すために使用されており、通常のコンソール出力を表示した場合には表示されません。
次の例は、自動 SIM 認証を設定する方法を示しています。この設定例内で斜体で記載されたテキストはコメントを示すために使用されており、通常のコンソール出力を表示した場合には表示されません。
次の例は、割り当てられた PIN コードを変更する方法を示しています。この設定例内で斜体で記載されたテキストはコメントを示すために使用されており、通常のコンソール出力を表示した場合には表示されません。
次の例は、暗号化された PIN を使用して自動 SIM 認証を設定する方法を示しています。この設定例内で斜体で記載されたテキストはコメントを示すために使用されており、通常のコンソール出力を表示した場合には表示されません。
次の例に、SMS によるデータ コールバック機能をダイヤラ インターフェイスに設定して、テキスト メッセージをモデムに送信することでデータ接続をセットアップし、発信側番号を使用して不正なコールバック要求を排除することでデータ接続をセキュアにする方法を示します。
(注) 次の例で、電話番号「14001234567」は着信コールの発信者番号です。
次に、外部ダイヤラ インターフェイスを使用しないダイヤラウォッチを設定する例を示します。太字テキストはダイヤラウォッチに固有の重要なコマンドを示します。
次に、外部ダイヤラ インターフェイスを使用する dialer-persistent を設定する例を示します。太字テキストは dialer-persistent に固有の重要なコマンドを示します。
Cisco IOS リリース 15.5(3)M1 以降では、手動のパブリック ランド モバイル ネットワーク(PLMN)が Cisco 8xx ルータおよび EHWIC でサポートされます。この機能を使用すると、利用可能な PLMN を検索し、その PLMN の 1 つに接続できます。
• LTE 2.0 および MC73xx モデム シリーズ以上でサポートされます。
• お使いのセルラー サービスが、ローミングをサポートしているかどうかを確認する必要があります。
• ローミングをサポートする SIM カードを使用している必要があります。
• この機能は 4G+WiFi プラットフォームではサポートされません。
• cellular x lte plmn select <mode> <mcc> <mnc> <rat> <duration>
• cellular x/x/x lte plmn search
• cellular x/x/x lte plmn select <mode> <mcc> <mnc> <rat> <duration>
使用可能なネットワークの選択方法には、自動モード、強制モード、手動モードの 3 つのタイプがあります。自動モードでは、ルータは SIM の選択するネットワークに自動的に接続します。強制モードでは、ネットワークの検索をせずに、使用可能なネットワークか既知のネットワークを、ルータに強制的に選択させます。ネットワークが使用できないか、ルータがネットワークに接続できない場合は、ルータは「未接続」状態のままとなります。 cellular x lte plmn select auto コマンドを使用して、SIM の選択するネットワークに接続できます。手動モードでは、検索結果から使用可能なネットワークを選択できます。
表 6 では、Cisco 4G LTE EHWIC および Cisco 800 シリーズ 4G LTE ISR でサポートされる Sierra Wireless モデムについて説明します。モデムのファームウェアは、Cisco IOS コマンドを使用してアップグレードできます。ファームウェアは、Crossword Express(cwe)ファイルで、Cisco.com のワイヤレス ソフトウェア ダウンロード ページからダウンロードできます。
(注) ここで説明するファームウェアのアップグレード手順は、MC77xx モデムにのみ適用されます。MC73xx モデムの手順を次に示します。http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/routers/access/interfaces/firmware/Firmware_Upgrade.html
シスコ認証ファームウェアだけを使用してください。シスコに認証されないファームウェア バージョンを使用した場合、ワイヤレス サービス プロバイダー ネットワークに悪影響が及ぶ場合があります。
(注) ファームウェア ダウングレードはサポートされていません。
(注) 3.5.x ファームウェアには 15.2(4)M3 以降のソフトウェア イメージが必須です。
シスコでは、すべての新規導入および次の既存配置の場合、LTE モデム ファームウェアおよび IOS ソフトウェア イメージの手動アップグレード プロセスを推奨します。
• LTE がプライマリ ISR WAN インターフェイスでない。
• LTE が唯一の ISR WAN インターフェイスでない。
• ネットワーク管理者に ISR へのアウトオブバンドまたはローカル アクセスがある。
(注) 次に示した手順と同じ手順で、無線を介してファームウェアをリモートにダウンロードすることもできます。
ステップ 1 通信事業者の最新の認定ファームウェアをダウンロードするには、次のシスコの Web ページにアクセスしてください。
http://software.cisco.com/download/navigator.html
(注) リモート ダウンロードの場合、4G ワイヤレス リンクを使用して、Cisco.com からフラッシュ上に転送できます。インターフェイスおよびダイヤラを再度アップ状態にするには、外部ダイヤラおよび固定ダイヤラを設定する必要があります。
ステップ 2 このページで、次のオプションから選択します。
[Products] -> [Cisco Interfaces and Modules] -> [Cisco High-Speed WAN Interface Cards]
ステップ 3 [Cisco High-Speed WAN interface Cards] をクリックして選択すると、使用できるカードが図 7 のように 3 列目に表示されます。3 列目でご使用の製品を選択し、適切な LTE ファームウェアをダウンロードします。
ステップ 5 ファームウェアのアップグレード プロセスを開始します。
(注) リモート ダウンロードでは、ワイヤレスがプライマリ リンクの場合、接続が失われます。ダウンロード後に、接続が回復します。ステップ 5 でロギングを選択した場合、フラッシュ上で、ダウンロード ステータス付きのファームウェア ログ ファイルが参照可能になります。
ステップ 7 ISR をリロードしてアップグレード プロセスを完了します。
Cisco ワイヤレス WAN ソフトウェアのダウンロード ページにアクセスできます。Cisco 4G のファームウェアを選択します。 (注) この Web サイトは、登録済みの Cisco.com ユーザのみが使用できます。 |
||
このページで、次のオプションから選択します。 |
[Cisco High-Speed WAN interface Cards] を選択すると、使用できるカードが図 7 のように 3 列目に表示されます。3 列目でご使用の製品を選択し、適切な LTE ファームウェアをダウンロードします。 |
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Device# microcode reload cellular 0 1 modem-provision flash:<filename>.cwe |
• pa-bay - EHWIC と Cisco 819、880 および 890 シリーズ ISR の場合、0 を使用します。 • slot - EHWIC の場合、EHWIC が接続されている 0 ~ 3 のスロット番号です。Cisco 819、880、890 4G LTE シリーズ ISR の場合は、0 を使用します。 (注) リモート ダウンロードの場合、ワイヤレス リンクを使用して、Cisco.com からフラッシュ上に転送できます。アップグレード前にインターフェイスおよびダイヤラを再度アップ状態にするには、外部ダイヤラおよび固定ダイヤラを設定する必要があります。 |
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Cisco 819 シリーズ 4G LTE ISR、Cisco C880 シリーズ 4G LTE ISR、Cisco C890 シリーズ 4G LTE ISR の場合: Device# show cellular 0 hardware |
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IOS アプリケーション ソフトウェア イメージをリロードし、ファームウェア アップグレードを完了します。 (注) 15.2(4)M3 以降の IOS ソフトウェアをリロードしていることを確認します。 |
LTE が唯一の WAN インターフェイスである既存フィールド展開で、ISR へのローカルまたはアウトオブバンドの管理アクセスが存在しない場合、Cisco IOS の組み込みイベント マネージャ(EEM)スクリプトを使用した自動アップグレード方法が推奨されています。EEM スクリプトはファームウェアをアップグレードし、新しいファームウェア リリースと互換性のある IOS ソフトウェア イメージを ISR にリロードします。
ステップ 1 通信事業者の最新の認定ファームウェアをダウンロードするには、次のシスコの Web ページにアクセスしてください。
http://software.cisco.com/download/navigator.html
(注) リモート ダウンロードの場合、4G ワイヤレス リンクを使用して、Cisco.com からフラッシュ上に転送できます。インターフェイスおよびダイヤラを再度アップ状態にするには、外部ダイヤラおよび固定ダイヤラを設定する必要があります。
ステップ 2 このページで、次のオプションから選択します。
[Products] -> [Cisco Interfaces and Modules] -> [Cisco High-Speed WAN Interface Cards]
ステップ 3 [Cisco High-Speed WAN interface Cards] をクリックして選択すると、使用できるカードが図 7 のように 3 列目に表示されます。3 列目でご使用の製品を選択し、適切な LTE ファームウェアをダウンロードします。
ステップ 4 3 列目で製品を選択し、ルータのフラッシュ メモリに適切な LTE ファームウェアをダウンロードします。
ステップ 5 実行コンフィギュレーションから、 boot system flash: コマンドをすべて削除します。
ステップ 8 ルータに EEM スクリプトをインストールします。
Cisco ワイヤレス WAN ソフトウェアのダウンロード ページにアクセスできます。Cisco 4G のファームウェアを選択します。 (注) この Web サイトは、登録済みの Cisco.com ユーザのみが使用できます。 |
||
このページで、次のオプションから選択します。 |
[Cisco High-Speed WAN interface Cards] を選択すると、使用できるカードが図 7 のように 3 列目に表示されます。3 列目でご使用の製品を選択し、適切な LTE ファームウェアをダウンロードします。 |
|
no boot system flash: filename Device(config)# no boot system flash:cxxx-universalk9-mz.SPA.152-4.M2 |
グローバル コンフィギュレーション モードで、実行コンフィギュレーションから boot system flash: コマンドをすべて削除します。 |
|
ご使用のモデムの EEM Script 1 と EEM Script 2 をコピーし(この項の続く部分を参照してください)、このテキストをルータの実行コンフィギュレーションにペーストします。 |
(注) この EEM は、ISR が最初に LTE 用 IOS 暫定イメージを実行すると仮定して作成されています。ルータが IOS 15.2(4)M2 を実行している場合、実行前にスクリプトの次の行を置き換えてください。 | |
(注) スクリプトの各行が正常に登録されたことを確認します。 |
次の Simple Management Network Protocol(SNMP)MIB は、Cisco 4G LTE WWAN EHWIC、Cisco 819 シリーズ 4G LTE ISR および Cisco C880 シリーズ 4G LTE ISR および Cisco C890 シリーズ 4G LTE シリーズ ISR でサポートされています。
CISCO-WAN-3G-MIB では、次のテーブルとサブ テーブルが 3G および LTE テクノロジー向けにサポートされています。
http://www.cisco.com/go/mibs の Cisco MIB Locator から MIB をダウンロードできます。
このセクションは、Cisco 4G-LTE ワイヤレス WAN EHWIC のトラブルシューティングのために必要なバックグラウンド情報および使用可能なリソースについて説明します。
LED の説明については、『 Cisco 4G LTE Wireless WAN EHWIC 』を参照してください。
• 「統合モデム DM ロギングを使用したモデムのトラブルシューティング」
• 「700 MHz の帯域で運用する北米向け通信事業者のモデム設定」
ステップ 2 ping に失敗した場合、次の debug および show コマンドを使用してこの失敗をデバッグします。
ステップ 3 これらのコマンドの出力を保存し、システム管理者に問い合わせます。
Received Signal Strength Indication(RSSI)レベルが非常に低い場合(たとえば、 -110 dBm 未満の場合)、次の手順に従います。
ステップ 2 リモート アンテナを使用している場合、アンテナ クレードルを移動して RSSI が改善されたかどうかを確認します。
ステップ 3 ワイヤレス サービス プロバイダーに問い合わせて、ユーザのいるエリアにサービス アベイラビリティがあるかどうかを確認します。
次に、アンテナが取り外され、モデム データ プロファイルが作成されていないシナリオの show cellular all コマンドの出力例を示します。ここでのエラーは、 >>>>>>> で強調表示されています。
次に、CHAT スクリプトを使用してコールが設定されている場合の出力例を示します。ネットワークから受信した IP アドレスが表示されます。コール設定が正常に行われ、データ パスが開いています。
Cisco IOS リリース 15.2(4)M2 および Cisco IOS リリース 15.3(1)T の 3G および 4G の有用性強化の一貫として、DM ログ収集が Cisco IOS に統合され、外部 PC の必要性がなくなり、DM ログ収集プロセスがシンプルになりました。 コントローラ セルラー コンフィギュレーション モードで lte modem dm-log コマンドを使用して、統合 DM ロギングがモデム上のトラフィックをモニタするよう設定できます。 統合 DM ロギングのパラメータの詳細については、『 Cisco 3G and 4G Serviceability Enhancement User Guide 』を参照してください。
北米での HWIC-3G 構成の場合、および 700 MHz の帯域で運用する通信事業者の場合、ネットワーク接続時間が長くならないようにモデム設定を次のように変更する必要があります。
show cellular x/x/x all コマンドの出力は次のことを示します。
• LTE Technology Preference = No preference specified (AUTO)
表 7 に、この機能のリリース履歴を示します。
プラットフォームのサポートおよびソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。Cisco Feature Navigator を使用すると、ソフトウェア イメージがサポートする特定のソフトウェア リリース、フィーチャ セット、またはプラットフォームを確認できます。Cisco Feature Navigator には、 http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。Cisco.com のアカウントは必要ありません。
(注) 表 7 は、ソフトウェア リリース トレインで各機能のサポートが導入されたときのソフトウェア リリースだけを示しています。その機能は、特に断りがない限り、それ以降の一連のソフトウェア リリースでもサポートされます。
Cisco 4G LTE WWAN EHWIC(Verizon Wireless ネットワーク用 EHWIC-4G-LTE-V)は、4G LTE セルラーおよび 3G 携帯電話ネットワークをサポートします。4G-LTE モバイル仕様では、マルチメガビットの帯域幅、より効率的な無線ネットワークの使用、遅延の減少、改善されたモビリティが提供されます。 この機能は、Cisco ISR G2 モジュラ プラットフォームに導入されました。 • Under controller cellular unit : default lte , lte event , lte radio , lte sim , no lte |
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バグ修正次の URL から、『 Release Notes for Cisco 4G LTE Wireless WAN EHWIC 1.0 』を参照してください。 http://www.cisco.com/en/US/docs/routers/access/interfaces/Release/Notes/RN_MM4G3GWAN.pdf |
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この機能は、Cisco 819HG-4G と Cisco 819G-4G LTE ISR でサポートされています。 次の 4G LTE WWAN EHWIC がリリースされました。 • EHWIC-4G-LTE-A:AT&T ワイヤレス ネットワークに対する専用マルチモード LTE。 • EHWIC-4G-LTE-G:グローバル ワイヤレス ネットワークに対する専用マルチモード LTE。 Multimode LTE EHWIC は、HSPA+、HSPA、UMTS、EDGE、および GPRS と下位互換性があります。この機能は、Cisco ISR G2 モジュラ プラットフォームに導入されました。 |
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Cisco 819HG-4G および Cisco 819G-4G LTE ISR および 4G LTE EHWIC MC77xx モデムは、次の機能をサポートしています。 • アクティブおよびパッシブ アンテナ ベースのグローバル ポジショニング システム(GPS)。 • 4G ショート メッセージ サービス(SMS)機能(SMS メッセージの受信、送信、アーカイブ、削除) 次のコマンドが導入または変更されました。 cellular lte profile 、 cellular lte sms delete、cellular lte sms send 、 cellular lte sms view 、 debug cellular messages 、 debug cellular messages sms 、 lte failovertimer 、 lte gps enable、lte gps mode standalone 、 lte gps nmea 、 lte sim authenticate 、lte sim max-retry、 lte sim primary 、 lte sim profile 、 lte sms archive path 、 show cellular gps 、 show cellular sms 。 |