シスコ ネットワーク モジュールのメンテナンスに関する一般的な注意事項
シスコ アクセス ルータへのシスコ ネットワーク モジュールの取り付け
シスコ ネットワーク モジュールの取り付け時に必要な工具および機器
シスコ アクセス ルータへのブランクの前面プレートの取り付け
シスコ アクセス ルータからのブランクの前面プレートの取り外し
ネットワーク モジュールを取り付けるためのシステム ルータ スロットの準備
シスコ アクセス ルータへのシングル幅、拡張シングル幅、および拡張音声ネットワーク モジュールの取り付け
シスコ アクセス ルータへの倍幅および拡張倍幅ネットワーク モジュールの取り付け
シスコ アクセス ルータのシスコ ネットワーク モジュールの取り外しまたは交換
シスコ アクセス ルータからのシングル幅、拡張シングル幅、および拡張音声ネットワーク モジュールの取り外しまたは交換
シスコ アクセス ルータの倍幅および拡張倍幅ネットワーク モジュールの取り外しまたは交換
活性挿抜(OIR)サポート機能を使用したシスコ アクセス ルータのネットワーク モジュールの交換
アプリケーションおよびサービス ネットワーク モジュールの取り外しまたは交換
1 または 2 スロット ネットワーク モジュールへのシスコ インターフェイス カードの取り付け
シスコ ネットワーク モジュールへの他のアクセサリの取り付け
【注意】シスコ製品をご使用になる前に、安全上の注意( www.cisco.com/jp/go/safety_warning/ )をご確認ください。 |
この章では、シスコ アクセス ルータにシスコ ネットワーク モジュールを取り付ける前および取り付け時に知っておくべき必要事項について説明します。内容は次のとおりです。
• 「シスコ アクセス ルータへのシスコ ネットワーク モジュールの取り付け」
• 「シスコ アクセス ルータのシスコ ネットワーク モジュールの取り外しまたは交換」
• 「1 または 2 スロット ネットワーク モジュールへのシスコ インターフェイス カードの取り付け」
• 「シスコ ネットワーク モジュールへの他のアクセサリの取り付け」
• 「次の作業」
この項では、このマニュアルに記載されているハードウェアを安全で効率的に取り付けるための推奨手順について説明します。内容は次のとおりです。
• 静電破壊の防止
• シスコ ネットワーク モジュールのメンテナンスに関する一般的な注意事項
この項に記載されている安全上の警告は、シスコ アクセス ルータで使用されるすべてのシステム ネットワーク モジュールに適用されます。
(注) 特定のネットワーク モジュールに対する推奨事項と警告は、ネットワーク モジュールに関する章に記載されています。
危険な状況を回避するため、この機器を取り扱う場合には次の安全に関する推奨事項に従ってください。
• ルータの付近で緩めの衣服は着用しないでください。シャーシに衣服が引っ掛からないよう、ネクタイやスカーフは固定し、袖はまくり上げてください。
• 目を痛める恐れがある状況で作業を行う場合は、保護眼鏡を着用してください。
• 作業の開始前に室内の緊急電源遮断スイッチの場所を確認してください。電気事故が発生した場合は、電源を切ってください。
• ルータの作業を開始する前に、電源を切断し、電源コードを取り外してください。
• 次の作業を行う場合は、事前にすべての電源を切断してください。
• 湿った床、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備など、作業場所から事故の原因となるものを取り除いてください。
–緊急電源遮断スイッチを使用して部屋の電源を切ってください。
–可能であれば、医療援助を求めるよう別の人に指示してください。それができない場合は、負傷者の状況を見極めてから救援を要請してください。
静電放電により、機器や電子回路が損傷を受けることがあります。静電放電は、シスコ ネットワーク モジュールで使用されているような電子プリント基板の取り扱いが不適切な場合に発生し、故障または間欠的な障害をもたらします。シスコ ネットワーク モジュール、シスコ インターフェイス カード、シスコ拡張モジュール、その他の電子プリント基板の取り付け、取り外し、および交換を行うときは、常に次の静電破壊(ESD)防止手順に従ってください。
• ルータのシャーシがアースに接続されていることを確認します。
• 静電気防止用リスト ストラップを肌に密着させて着用します。
• リスト ストラップ クリップをシャーシのフレームの塗装されていない部分に取り付けて、不要な ESD 電圧をアースに放電してください。
シスコ ネットワーク モジュールのメンテナンスには、次の注意事項が適用されます。
• 取り付け時および取り付け後は常に、ルータ シャーシ周辺を埃のない清潔な状態にしてください。
• 何らかの理由でシャーシ カバーを取り外す場合は、安全な場所に保管してください。
• 人身事故や機器障害を引き起こす可能性がある作業は行わないでください。
次の安全上の警告文は、シスコ アクセス ルータ用のシスコ ネットワーク モジュールに関連するすべてのハードウェア手順に適用されます。これらの警告文の翻訳は、シスコ ネットワーク モジュールすべてに付属の『 Cisco Network Modules and Interface Cards Regulatory Compliance and Safety Information 』に記載されており、オンラインでも提供されています。
警告 シャーシの作業や電源装置周辺の作業を行う場合、事前に AC 装置の電源コードを外し、DC 装置の回路ブレーカーの電源を切ってください。警告文 12
警告 シャーシを持ち上げるには 2 人必要です。シャーシの枠を下から両手で持ち上げます。怪我を防止するため、背筋を伸ばし、上体ではなく脚の力を使って持ち上げてください。シャーシやコンポーネントの損傷を防ぐため、電源装置、インターフェイス プロセッサのハンドル、またはシャーシ前面にあるプラスチック パネルを持ってシャーシを持ち上げないでください。これらのハンドルには、シャーシの重さを支える強度はありません。警告文 194
警告 設置または交換は、訓練を受けた相応の資格を持つ人が行ってください。警告文 1030
警告 この製品を廃棄処分する際には、各国の法律または規制に従って取り扱ってください。警告文 1040
警告 電源コードが接続されているときは、電源装置に手を触れないでください。電源スイッチを備えたシステムの場合、電源スイッチがオフになっていても、電源コードが接続されていれば、電源装置内部に線間電圧がかかっています。電源スイッチのないシステムの場合、電源コードが接続されていれば、電源装置内部に線間電圧がかかっています。警告文 4
警告 電源に接続されている機器を扱う場合は、指輪、ネックレス、腕時計などの装身具を事前に外しておいてください。金属が電源やアースに接触すると、金属が過熱されて大やけどをしたり、金属類が端子に焼き付くことがあります。警告文 43
警告 この機器の取り付けおよびメンテナンスは、AS/NZS 3260 Clause 1.2.14.3 Service Personnel に定められている保守担当者が行ってください。警告文 88
警告 主電源に障害が発生すると、この機器は動作不能になります。警告文 198
警告 この機器または接続先機器を汎用コンセントに不適切に接続すると、危険な状況になる可能性があります。警告文 212
警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないようにして、開口部はのぞきこまないでください。警告文 125
警告 雷の発生中は、システムの作業、またはケーブルの接続や取り外しを行わないでください。警告文 1001
警告 感電事故を防ぐため、Safety Extra-Low Voltage(SELV; 安全超低電圧)回路を Telephone Network Voltage(TNV; 電話網電圧)回路に接続しないでください。LAN ポートには SELV 回路が搭載されており、WAN ポートには TNV 回路が搭載されています。LAN ポートと WAN ポートの両方に、RJ-45 コネクタを使用することができます。ケーブルの接続には十分注意してください。警告文 1021
警告 ルータ電源のオンまたはオフにかかわらず、WAN ポートには危険なネットワーク電圧がかかっています。WAN ポートの付近で作業する場合は、感電しないように注意してください。ケーブルを外すときには、ルータに接続されていない方を先に外すようにしてください。警告文 1026
警告 この製品を廃棄処分する際には、各国の法律または規制に従って取り扱ってください。警告文 1040
警告 シャーシを開ける前に、電話線を取り外し、電話網の電圧に接触しないようにしてください。警告文 1041
警告 1)主電源コネクタを外す前、または 2)シャーシが空いている間のいずれか、または 1)と 2)両方の場合、通信回線を切断してください。警告文 1043
この項では、シスコ アクセス ルータで使用するシスコ ネットワーク モジュールの取り付け作業について説明します。内容は次のとおりです。
• シスコ ネットワーク モジュールの取り付け時に必要な工具および機器
– シスコ アクセス ルータへのブランクの前面プレートの取り付け
– シスコ アクセス ルータからのブランクの前面プレートの取り外し
• ネットワーク モジュールを取り付けるためのシステム ルータ スロットの準備
• シスコ アクセス ルータへのシングル幅、拡張シングル幅、および拡張音声ネットワーク モジュールの取り付け
• シスコ アクセス ルータへの倍幅および拡張倍幅ネットワーク モジュールの取り付け
(注) 次のルータでは、ネットワーク モジュールの Online Insertion and Removal(OIR; 活性挿抜)はサポートされていません。
ルータの損傷を防ぐため、電源をオフにして、ネットワーク ケーブルを外してからこれらのルータにネットワーク モジュールを挿入したり、ルータから取り外したりしてください。
シスコ ネットワーク モジュールの取り扱い時には、次の工具および機器が必要です。
シスコ アクセス ルータにネットワーク モジュールを取り付ける場合は、次の手順を実行します。
使用するスロットからブランクの前面プレートを取り外します (「シスコ アクセス ルータからのブランクの前面プレートの取り外し」を参照)。 |
使用するスロットからブランクの前面プレートを取り外します (「シスコ アクセス ルータからのブランクの前面プレートの取り外し」を参照)。 |
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ネットワーク モジュールを取り付けます (「シスコ アクセス ルータへのシングル幅、拡張シングル幅、および拡張音声ネットワーク モジュールの取り付け」と「シスコ アクセス ルータへの倍幅および拡張倍幅ネットワーク モジュールの取り付け」の項を参照)。 |
取り付けるネットワーク モジュールのフォーム ファクタに適したスロットを準備します (「ネットワーク モジュールを取り付けるためのシステム ルータ スロットの準備」を参照)。 |
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必要に応じて、ブランクの前面プレートを取り付けます (「シスコ アクセス ルータへのブランクの前面プレートの取り付け」を参照)。 |
ネットワーク モジュールを取り付けます (「シスコ アクセス ルータへのシングル幅、拡張シングル幅、および拡張音声ネットワーク モジュールの取り付け」と「シスコ アクセス ルータへの倍幅および拡張倍幅ネットワーク モジュールの取り付け」の項を参照)。 |
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必要に応じて、ブランクの前面プレートを取り付けます (「シスコ アクセス ルータへのブランクの前面プレートの取り付け」を参照)。 |
ネットワーク モジュール、拡張音声モジュール、またはインターフェイス カードの空きシャーシ スロットはすべて、ブランクの前面プレートで覆って、十分な冷却用通気を確保し、電磁波干渉を防ぐ必要があります。
(注) ブランクのネットワーク モジュール前面プレートは、シングル幅ネットワーク モジュール スロット専用です。
拡張シングル幅、倍幅、または拡張倍幅ネットワーク モジュール用に設定されたネットワーク モジュール スロットの上にブランクの前面プレートを取り付けるには、シングル幅ネットワーク モジュール用のスロットを準備する必要があります。異なるネットワーク モジュール フォーム ファクタ用のネットワーク モジュール スロットの準備については、 表1-3 と 表1-4 を参照してください。
スロットの右側にスロット アダプタを取り付けます (「スロット アダプタの取り付け」を参照)。 |
スロットにスロット ディバイダを取り付けます (「スロット ディバイダの取り付け」を参照)。 |
スロットにスロット ディバイダを取り付けます (「スロット ディバイダの取り付け」を参照)。 |
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ブランクの前面プレートを取り付けます (「シスコ アクセス ルータへのブランクの前面プレートの取り付け」を参照)。 |
左スロットの右側にスロット アダプタを取り付けます (「スロット アダプタの取り付け」を参照)。 |
両スロットの右側にスロット アダプタを取り付けます (「スロット アダプタの取り付け」を参照)。 |
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各スロットにブランクの前面プレートを 1 枚取り付けます (「シスコ アクセス ルータへのブランクの前面プレートの取り付け」を参照)。 |
各スロットにブランクの前面プレートを 1 枚取り付けます (「シスコ アクセス ルータへのブランクの前面プレートの取り付け」を参照)。 |
ブランクの前面プレートを取り付けるには、次の手順を実行します。
ステップ 1 使用するブランクのネットワーク モジュール前面プレートのタイプを決定します (図1-1 および図1-2 を参照)。
図1-1 ブランク ネットワーク モジュール パネル(ネジ付き)
図1-2 ブランク ネットワーク モジュール パネル(タブ付き)
• (取り付けネジ付きブランクの前面プレートの場合)非脱落型ネジとシャーシのネジ穴の位置を合わせます。No.1 プラス ドライバまたは小型のマイナス ドライバを使用して、ブランクの前面プレートがシャーシに密着するまで非脱落型ネジを締めます。
• (タブ付きブランクの前面プレートの場合)ブランク前面プレートのタブとシャーシのスロットの位置を合わせます。タブがしっかりと収まるまでブランクの前面プレートをシャーシに押し付けます。正しく取り付けると、ブランクの前面プレートはシャーシに密着します。
ブランクのネットワーク モジュール前面プレートを取り外すには、次の手順を実行します。
ステップ 1 使用するブランクのネットワーク モジュール前面プレートのタイプを決定します (図1-1 および図1-2 を参照)。
• (取り付けネジ付きブランクの前面プレートの場合)No.1 プラス ドライバまたは小型のマイナス ドライバを使用して、非脱落型ネジを外し、使用するシャーシ スロットからブランクの前面プレートを取り外します。
• (タブ付きブランクの前面プレートの場合)小型のマイナス ドライバを使用して、前面プレートの左側のスナップロック タブ(図1-2 を参照)を外します。タブが外れると、前面プレートは外れます。
ヒント 今後、再使用できるようにブランクの前面プレートを保管しておきます。
一部のシスコ アクセス ルータには、4 つのシスコ ネットワーク モジュール フォーム ファクタすべてをサポートする柔軟なネットワーク モジュール スロットが備えられています。ネットワーク モジュールを取り付ける前に、ネットワーク モジュールの特定のフォーム ファクタに適したスロットを準備する必要があります。
次のシスコ アクセス ルータでは、ネットワーク モジュールを取り付ける前にネットワーク モジュール スロットの準備が必要な場合があります。
• Cisco 3660 ルータ(シングル幅および倍幅ネットワーク モジュールのみ)
• Cisco 3700 シリーズ ルータ(シングル幅および倍幅ネットワーク モジュールのみ)
ヒント シスコ ネットワーク モジュール フォーム ファクタの概要については、『シスコ アクセス ルータ用シスコ ネットワーク モジュールの概要』の「シスコ ネットワーク モジュール フォーム ファクタの概要」を参照してください。
シングル幅または拡張シングル幅ネットワーク モジュールのネットワーク モジュール スロットを準備するには、 表1-3 の手順を実行します。
使用するスロットからブランクの前面プレートを取り外します(「シスコ アクセス ルータからのブランクの前面プレートの取り外し」を参照)。 |
使用するスロットからブランクの前面プレートを取り外します(「シスコ アクセス ルータからのブランクの前面プレートの取り外し」を参照)。 |
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ルータ スロットの右側にあるスロット アダプタを取り外します(「スロット アダプタの取り外し」を参照)。 |
スロット ディバイダを挿入します(「スロット ディバイダの取り付け」を参照)。 |
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スロット ディバイダを挿入します(「スロット ディバイダの取り付け」を参照)。 |
ネットワーク モジュールを取り付けます(「シスコ アクセス ルータへのシングル幅、拡張シングル幅、および拡張音声ネットワーク モジュールの取り付け」を参照)。 |
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(シングル幅ネットワーク モジュールの場合のみ)使用するスロットの右側にスロット アダプタを挿入します(「スロット アダプタの取り付け」を参照)。 |
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ネットワーク モジュールを取り付けます(「シスコ アクセス ルータへのシングル幅、拡張シングル幅、および拡張音声ネットワーク モジュールの取り付け」を参照)。 |
ヒント Cisco 3800 シリーズ ルータでは、拡張音声モジュールを標準ネットワーク モジュール スロットに取り付けることができます。拡張モジュールを標準ネットワーク モジュール スロットに取り付ける場合、拡張音声モジュールをシングル幅ネットワーク モジュールと同じように取り扱ってください。
倍幅または拡張倍幅ネットワーク モジュールのネットワーク モジュール スロットを準備するには、 表1-4 の手順を実行します。
使用するスロットからブランクの前面プレートを取り外します (「シスコ アクセス ルータからのブランクの前面プレートの取り外し」を参照)。 |
使用するスロットからブランクの前面プレートを取り外します (「シスコ アクセス ルータからのブランクの前面プレートの取り外し」を参照)。 |
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各ルータ スロットの右側にあるスロット アダプタを取り外します (「スロット アダプタの取り外し」を参照)。 |
該当するルータ スロットの右側にあるスロット アダプタを取り外します (「スロット アダプタの取り外し」を参照)。 ワンポイント・アドバイス スロット アダプタがルータ シャーシの右壁側にすでに取り付けられている場合には、この手順を省略します。 |
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スロット ディバイダを取り外します (「スロット ディバイダの取り外し」を参照)。 |
スロット ディバイダを取り外します (「スロット ディバイダの取り外し」を参照)。 |
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(倍幅ネットワーク モジュールの場合のみ)ルータ スロットの右側に 2 スロット アダプタを挿入します (「スロット アダプタの取り付け」を参照)。 |
ネットワーク モジュールを取り付けます (「シスコ アクセス ルータへのシングル幅、拡張シングル幅、および拡張音声ネットワーク モジュールの取り付け」を参照)。 |
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ネットワーク モジュールを取り付けます (「シスコ アクセス ルータへのシングル幅、拡張シングル幅、および拡張音声ネットワーク モジュールの取り付け」を参照)。 |
異なるシスコ ネットワーク モジュール フォーム ファクタに合わせてネットワーク モジュール スロットをカスタマイズするには、スロット ディバイダ(図1-3 を参照)を使用します。スロット ディバイダは次のシスコ アクセス ルータで使用されます。
スロット ディバイダを取り付けると、拡張音声モジュール(Cisco 3800 シリーズの場合のみ)、シングル幅、および拡張シングル幅ネットワーク モジュールがモジュラ ルータ スロットで使用できるようになります。シスコ アクセス ルータでスロット ディバイダの取り付けまたは取り外しが必要かどうかを判別するには、 表1-3 と 表1-4 を参照してください。
図1-3 ネットワーク モジュール スロット用のスロット ディバイダ(Cisco 2851 および 3800 シリーズ用のディバイダの例)
スロット ディバイダを取り付けるには、次の手順を実行します。
ステップ 1 使用するルータ スロットから、取り付けられているネットワーク モジュール、ブランクの前面プレート、およびスロット アダプタを取り外します。
ステップ 2 ネットワーク モジュール スロットの上部にある 2 つのガイド レールの間にスロット ディバイダの上部レールを挿入します (図1-4 を参照)。
図1-4 ネットワーク モジュール スロットへのスロット ディバイダの挿入
ステップ 3 スロット ディバイダを完全に装着されるまで押し込みます。
ステップ 4 No.1 プラス ドライバを使用して、スロット ディバイダの前面にある固定ネジを締めます(図1-5 を参照)。スロット ディバイダを完全に挿入すると、前面がルータのパネルと密着します(図1-5 を参照)。
図1-5 ネットワーク モジュール スロットへのスロット ディバイダの固定
図1-6 ネットワーク モジュール スロットに取り付けられたスロット ディバイダ
ステップ 5 表1-3 と 表1-4 のハードウェア設定作業を続けます。
スロット ディバイダを取り外すと、モジュラ ルータ スロットで倍幅および拡張倍幅ネットワーク モジュールを使用できるようになります。シスコ アクセス ルータでスロット ディバイダの取り付けまたは取り外しが必要かどうかを判別するには、 表1-3 と 表1-4 を参照してください。
ネットワーク モジュール スロットからスロット ディバイダを取り外すには、次の手順を実行します。
ステップ 1 使用するルータ スロットから、取り付けられているネットワーク モジュール、ブランクの前面プレート、およびスロット アダプタを取り外します。
ステップ 2 スロット ディバイダの前面にある固定ネジを緩めます。
ステップ 3 ネットワーク モジュール スロットからスロット ディバイダをまっすぐ引き出します。
ステップ 4 表1-3 と 表1-4 のハードウェア設定作業を続けます。
スロット アダプタ(図1-7 を参照)を使用すると、異なるシスコ ネットワーク モジュール フォーム ファクタに合わせてネットワーク モジュール スロットをカスタマイズできます。スロット アダプタは次のシスコ アクセス ルータで使用されます。
スロット アダプタを使用すると、モジュラ ルータ スロットに拡張音声モジュール(Cisco 3800 シリーズの場合のみ)、シングル幅、および拡張シングル幅ネットワーク モジュールを取り付けられるようになります。
シスコ アクセス ルータでスロット アダプタの取り付けまたは取り外しが必要かどうかを判別するには、 表1-3 と 表1-4 を参照してください。
図1-7 シスコ アクセス ルータのネットワーク モジュール スロット用のスロット アダプタの例
ステップ 1 使用するルータ スロットから取り付けられているネットワーク モジュールを取り外します。
ステップ 2 スロット アダプタの取り付け位置を決定します (図1-8 および図1-9 を参照)。拡張シングル幅ネットワーク モジュールでは、スロット アダプタの代わりにスロット ディバイダを使用します (図1-6 を参照)。
図1-8 標準シングル幅ネットワーク モジュール用のスロット ディバイダおよびアダプタの位置(汎用ルータ)
図1-9 倍幅ネットワーク モジュール用のスロット アダプタの位置(汎用ルータ)
ステップ 3 必要に応じて、他のハードウェアを取り付けます ( 表1-3 および 表1-4 を参照)。
ステップ 4 スロット アダプタの背面のタブがルータ バックプレーンのスロットの位置に合うようにスロット アダプタを置きます。
(注) 正しく置いた場合、スロット アダプタの非脱落型ネジは、現在のハードウェア設定によって、シャーシ、スロット ディバイダ、または隣のスロット アダプタのネジ穴の位置と一致します。
ステップ 6 No.1 プラス ドライバまたは小型のマイナス ドライバを使用して、非脱落型ネジを締めてスロット アダプタを固定します。
ヒント 取り付け位置によって、スロット アダプタはルータ シャーシ、スロット ディバイダ、または別のスロット アダプタに固定できます。可能なバリエーションについては、図1-8 を参照してください。
ステップ 7 表1-3 と 表1-4 のハードウェア設定作業を続けます。
スロット アダプタを取り外して、モジュラ ルータ スロットで倍幅および拡張倍幅ネットワーク モジュールを使用できるようにします。シスコ アクセス ルータでスロット アダプタの取り付けまたは取り外しが必要かどうかを判別するには、 表1-3 と 表1-4 を参照してください。
ネットワーク モジュール スロットからスロット アダプタを取り外すには、次の手順を実行します。
ステップ 1 使用するルータ スロットから取り付けられているネットワーク モジュールとブランクの前面プレートを取り外します。
ステップ 2 No.1 プラス ドライバまたは小型のマイナス ドライバを使用して、スロット アダプタの非脱落型ネジを緩めます (図1-7 を参照)。
ステップ 3 スロット アダプタをスロットから取り出します。
ステップ 4 表1-3 と 表1-4 のハードウェア設定作業を続けます。
ネットワーク モジュールの取り付けは、ルータをラックに搭載する前と後のどちらに行ってもかまいません。ネットワーク モジュールを取り付けるには、次の手順を実行します。
ステップ 1 ルータにつながる電源をオフにします。ESD 電圧をアースに逃がすため、電源コードは取り付けたままにしてください。
(Cisco MWR 1941-DC ルータの場合)DC 電源の回路ブレーカーを OFF の位置に切り替えて電源をオフにします。回路ブレーカーを OFF の位置にテープで固定します。ESD 電圧をアースに逃がすため、アース ラグからワイヤを離さないでください。
警告 以下の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置にテープで固定します。警告文 7
ステップ 2 ルータの背面パネルから、電話線も含めてすべてのネットワーク ケーブルを外します。
ステップ 3 使用するスロットに取り付けられたブランクの前面プレートを取り外します (「ブランクの前面プレートの取り付けおよび取り外し」を参照)。
ヒント 今後、再使用できるようにブランクの前面プレートを保管しておきます。
ステップ 4 (特定のシスコ ルータの場合)取り付けるネットワーク モジュール フォーム ファクタに適したスロットを準備します (「ネットワーク モジュールを取り付けるためのシステム ルータ スロットの準備」を参照)。
ステップ 5 ネットワーク モジュールをシャーシ壁またはスロット ディバイダのガイドの位置に合わせ、スロットにゆっくりと挿入します (図1-10 を参照)。
図1-10 シスコ アクセス ルータへのシングル幅および拡張シングル幅ネットワーク モジュールの取り付け
ステップ 6 ネットワーク モジュール ハンドルを使用して、モジュールのエッジ コネクタがルータ バックプレーンのコネクタにしっかり装着されるまで、ネットワーク モジュールを押し込みます。ネットワーク モジュールの前面プレートは、シャーシの背面パネルに接触するはずです。
ステップ 7 No.1 プラス ドライバまたはマイナス ドライバを使用してモジュール前面プレートの非脱落型ネジを締めます。
ステップ 8 ネットワーク モジュールのネットワークへの接続とルータへの電源投入に進みます。
ヒント 追加のハードウェア マニュアルの参照先については、「次の作業」を参照してください。
警告 DC 電源装置を接続した後で、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルに貼ったテープをはがし、回路ブレーカーのハンドルを ON の位置に切り替えて通電状態にします。警告文 8
ネットワーク モジュールの取り付けは、ルータをラックに搭載する前と後のどちらに行ってもかまいません。倍幅または拡張倍幅ネットワーク モジュールを取り付けるには、次の手順を実行します。
ステップ 1 ルータにつながる電源をオフにします。ESD 電圧をアースに逃がすため、電源コードは取り付けたままにしてください。
ステップ 2 ルータの背面パネルから、電話線も含めてすべてのネットワーク ケーブルを外します。
ステップ 3 使用するスロットに取り付けられたブランクの前面プレートを取り外します (「ブランクの前面プレートの取り付けおよび取り外し」を参照)。
ヒント 今後、再使用できるようにブランクの前面プレートを保管しておきます。
ステップ 4 (特定のシスコ ルータの場合)取り付けるネットワーク モジュール フォーム ファクタに適したスロットを準備します (「ネットワーク モジュールを取り付けるためのシステム ルータ スロットの準備」を参照)。
ステップ 5 ネットワーク モジュール レバーがネットワーク モジュール前面プレートから離れたオープン位置にあることを確認します (図1-11 を参照)。
図1-11 倍幅または拡張倍幅ネットワーク モジュールのイジェクト レバーのオープンおよびクローズ位置
ワンポイント・アドバイス ネットワーク モジュールのイジェクト レバーが取り付け中にオープン位置にないとネットワーク モジュールはしっかり装着されず、ネットワーク モジュールとルータ バックプレーンは接続されません。イジェクト レバーをオープン位置にして、ネットワーク モジュールを取り付けます。
ステップ 6 ネットワーク モジュールをシャーシ壁のガイドの位置に合わせ、慎重にスロットに挿入します(図1-12 を参照)。装着されたら、イジェクト レバーを半分閉じます。
図1-12 シスコ アクセス ルータへの倍幅および拡張倍幅ネットワーク モジュールの取り付け
ステップ 7 イジェクト レバーを押してネットワーク モジュール前面プレートと接触させ、ネットワーク モジュールを完全に装着し、ネットワーク モジュールをルータ スロットにロックします (図1-13 を参照)。
図1-13 倍幅または拡張倍幅ネットワーク モジュールの固定
ステップ 8 ネットワーク モジュールのネットワークへの接続とルータへの電源投入に進みます。
ヒント 追加のハードウェア マニュアルの参照先については、「次の作業」を参照してください。
この項では、シスコ アクセス ルータで使用されているシスコ ネットワーク モジュールの取り外しおよび交換手順について説明します。内容は次のとおりです。
• シスコ アクセス ルータからのシングル幅、拡張シングル幅、および拡張音声ネットワーク モジュールの取り外しまたは交換
• シスコ アクセス ルータの倍幅および拡張倍幅ネットワーク モジュールの取り外しまたは交換
• 活性挿抜(OIR)サポート機能を使用したシスコ アクセス ルータのネットワーク モジュールの交換
• アプリケーションおよびサービス ネットワーク モジュールの取り外しまたは交換
シスコ アクセス ルータからシングル幅、拡張シングル幅、または拡張音声ネットワーク モジュールを取り外したり交換したりするには、次の手順を実行します。
• (OIR をサポートしないルータの場合)ルータにつながる電源をオフにしてください。ESD 電圧をアースに逃がすため、電源コードは取り付けたままにしてください。
• (Cisco MWR 1941-DC ルータの場合)DC 電源の回路ブレーカーを OFF の位置に切り替えて電源をオフにします。回路ブレーカーを OFF の位置にテープで固定します。ESD 電圧をアースに逃がすため、アース ラグからワイヤを離さないでください。
警告 以下の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置にテープで固定します。警告文 7
ステップ 2 ルータの背面パネルからネットワーク インターフェイス ケーブルをすべて外します。
ワンポイント・アドバイス ネットワーク ケーブルを取り扱いやすくするために、ネットワーク モジュールからネットワーク インターフェイス ケーブルを外す前にケーブルにラベルを付けるか、ネットワーク配線図を作成してください。
ステップ 3 No.1 プラス ドライバまたはマイナス ドライバを使用してモジュール前面プレートの非脱落型ネジを緩めます。
ステップ 4 モジュール ハンドルを使用して、ルータ スロットからネットワーク モジュールを引き出します。
図1-14 シスコ アクセス ルータからのシングル幅および拡張シングル幅ネットワーク モジュールの取り外し
• (モジュールを交換する場合)「シスコ アクセス ルータへのシスコ ネットワーク モジュールの取り付け」の手順に従って、交換用のモジュールを取り付けます。
• (モジュールを交換しない場合)空のスロットにブランクの前面プレートを取り付けて、十分な通気を確保します (「ブランクの前面プレートの取り付けおよび取り外し」を参照)。
ヒント 追加のハードウェア マニュアルの参照先については、「次の作業」を参照してください。
倍幅または拡張倍幅ネットワーク モジュールを取り外したり交換したりするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 ルータにつながる電源をオフにします。ESD 電圧をアースに逃がすため、電源コードは取り付けたままにしてください。
ステップ 2 ネットワーク モジュールからネットワーク インターフェイス ケーブルをすべて外します。
ワンポイント・アドバイス ネットワーク ケーブルを取り扱いやすくするために、ネットワーク モジュールからネットワーク インターフェイス ケーブルを外す前にケーブルにラベルを付けるか、ネットワーク配線図を作成してください。
ステップ 3 親指を使って、ネットワーク モジュール前面プレートのレバーをオープンの位置にします (図1-15 を参照)。イジェクト レバーがオープンの位置に移動すると、ネットワーク モジュールがルータから外れます。ネットワーク モジュール前面プレートがルータの背面パネルから離れます。
図1-15 シスコ アクセス ルータからの倍幅および拡張倍幅ネットワーク モジュールの取り外し
ステップ 4 基板が取り付けられている底付近の、ネットワーク モジュール前面プレートの枠を指で掴みます。ルータ スロットからネットワーク モジュールを引き出します。
• (モジュールを交換する場合)「シスコ アクセス ルータへのシスコ ネットワーク モジュールの取り付け」の手順に従って、交換用のモジュールを取り付けます。
• (モジュールを交換しない場合)空のスロットにブランクの前面プレートを取り付けて、十分な通気を確保します (「ブランクの前面プレートの取り付けおよび取り外し」を参照)。
ヒント 追加のハードウェア マニュアルの参照先については、「次の作業」を参照してください。
Online Insertion and Removal(活性挿抜; OIR)により、ネットワーク オペレーションの継続性、すべてのルーティング情報の維持、セッションの維持が可能になります。次のシスコ アクセス ルータでは、類似のネットワーク モジュールに対して OIR がサポートされます。
OIR 手順では、Cisco IOS ソフトウェアの操作も必要です。Cisco IOS ソフトウェアに関連する作業については、「次の作業」のマニュアルを参照してください。
ヒント すべてのシスコ ネットワーク モジュールとシスコ インターフェイス カードによって OIR をサポートされているわけではありません。OIR 手順を開始する前に、お使いのネットワーク モジュールまたはインターフェイス カードのハードウェア マニュアルで OIR サポート機能を確認してください。
OIR サポート機能を使用してシスコ アクセス ルータのネットワーク モジュールを交換するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 シスコ アクセス ルータとのコンソール セッションを開始します。
ステップ 2 インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始して、取り外すネットワーク モジュール上の各インターフェイスをシャットダウンします (例1-1 を参照)。
例1-1 シスコ ネットワーク モジュール上のインターフェイスのシャットダウン
ヒント ネットワーク モジュール上で使用可能なすべてのインターフェイスの情報を表示するには、show interfaces コマンドを使用します。
ステップ 3 ネットワーク モジュール上の各インターフェイスに対してステップ 2 を繰り返します。
ステップ 4 ネットワーク モジュールからケーブルをすべて外します。
ワンポイント・アドバイス ネットワーク ケーブルを取り扱いやすくするために、ネットワーク モジュールからネットワーク インターフェイス ケーブルを外す前にケーブルにラベルを付けるか、ネットワーク配線図を作成してください。
ステップ 5 「シスコ アクセス ルータからのシングル幅、拡張シングル幅、および拡張音声ネットワーク モジュールの取り外しまたは交換」と「シスコ アクセス ルータの倍幅および拡張倍幅ネットワーク モジュールの取り外しまたは交換」の項の手順に従ってネットワーク モジュールを取り外します。
ステップ 6 交換するネットワーク モジュールを取り付けます。この時点で別のネットワーク モジュールを取り付けない場合は、ネットワーク モジュール スロットにブランクの前面プレートを取り付けます (「シスコ アクセス ルータへのブランクの前面プレートの取り付け」を参照)。
ステップ 7 前のネットワーク モジュールから外したケーブルを接続します。
ステップ 8 ネットワーク モジュールの LED が点灯し、ルータの前面パネルの ACTIVE および READY LED が点灯していることを確認します。ネットワーク モジュールの LED の詳細については、該当するネットワーク モジュールに関する章を参照してください。
ステップ 9 シスコ アクセス ルータとのコンソール セッションを開始します。
ステップ 10 例1-2 のように、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始して、このネットワーク モジュール上の各インターフィスをアクティブにします。
例1-2 シスコ ネットワーク モジュールのインターフェイスのアクティブ化
ステップ 11 ネットワーク モジュール上の各インターフェイスに対してステップ 10 を繰り返します。
アプリケーションおよびサービス ネットワーク モジュールはハードディスクを使用しており、取り外しまたは交換前に特別なソフトウェア手順を実行する必要があります。
システム アプリケーションおよびサービス ネットワーク モジュールをオンラインのまま取り外して、交換モジュールを挿入するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。
ステップ 1 次のコマンドを使用して、アプリケーションおよびサービス ネットワーク モジュール コンソール セッションを開始します。
ワンポイント・アドバイス シスコ アプリケーションおよびサービス ネットワーク モジュールは、ブランク パスワードを使用します。パスワード プロンプトが表示されたら、Enter キーを押します。
ステップ 2 SE-netmodule プロンプトで次のコマンドを入力して、ネットワーク モジュールの実行コンフィギュレーションを保存します。
ステップ 3 Ctrl キーを押しながら Shift キーを押したまま 6 キー を押した後に x キーを押して、ネットワーク モジュール コンソール アクセス セッションを終了します。
ステップ 4 ルータ上で次のコマンドを入力して、ネットワーク コンソール セッションをクリアします。
ステップ 5 次のコマンドを使用して、ネットワーク モジュール ディスク ドライブを整然と停止させます。
ステップ 6 「シスコ アクセス ルータからのシングル幅、拡張シングル幅、および拡張音声ネットワーク モジュールの取り外しまたは交換」の手順に従って、ネットワーク モジュールを取り外します。
ステップ 7 「シスコ アクセス ルータへのシスコ ネットワーク モジュールの取り付け」の手順に従って、交換用のネットワーク モジュールを取り付けます。
ステップ 8 ネットワーク モジュールの LED が点灯し、ルータの前面パネルの ACTIVE および READY LED も点灯していることを確認します。これにより、確実な接続および新しい機器の動作が保証されます。
ステップ 9 次のコマンドを使用して、ネットワーク モジュール コンソール セッションを開始します。
ステップ 10 SE-netmodule プロンプトで次のコマンドを使用して、ネットワーク モジュールの実行コンフィギュレーションを復元します。
ステップ 11 Ctrl キーを押しながら Shift キーを押したまま 6 キー を押した後に x キーを押して、ネットワーク モジュール コンソール アクセス セッションを終了します。
ステップ 12 ルータ上で次のコマンドを使用して、コンソール セッションをクリアします。
一部のネットワーク モジュールには 1 つまたは 2 つのインターフェイス カード スロットが搭載され、さまざまな音声およびデータ インターフェイス カードを取り付けることができます (詳細は、『 シスコ アクセス ルータ用シスコ ネットワーク モジュールの概要 』の表1-2を参照)。
(注) Cisco IOS Release 11.3(3)T 以上を使用している場合を除いて、ISDN BRI WAN インターフェイス カードまたは ISDN BRI ネットワーク モジュールを ISDN PRI ネットワーク モジュールと同じシャーシに搭載しないでください。
(注) 旧型の BRI WAN インターフェイス カードが取り付けられているネットワーク モジュールには、新型の BRI WAN インターフェイス カードを取り付けないでください。新型の BRI WAN インターフェイス カードを識別するには、B チャネル用の LED を確認します。新型の BRI WAN インターフェイス カードでは、B チャネル用の LED が水平に並んでいます。旧型の BRI WAN インターフェイス カードでは、B チャネル用の LED が垂直に並んでいます。
1 または 2 スロット ネットワーク モジュールにインターフェイス カードを取り付けるには、次の手順を実行します。
ステップ 1 ルータにつながる電源をオフにします。ESD 電圧をアースに逃がすため、電源コードは取り付けたままにしてください。
DC 電源装置を使用しているルータには、次の警告が適用されます。
警告 以下の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置にテープで固定します。警告文 7
警告 感電を防ぐため、電源がオンになっている間、またはネットワーク ケーブルが接続されている間は、2 スロット モジュールに WIC または音声インターフェイス カードを挿入しないでください。警告文 68
ステップ 2 ルータの背面パネルから、電話線も含めてすべてのネットワーク ケーブルを外します。
ワンポイント・アドバイス ネットワーク ケーブルを取り扱いやすくするために、ネットワーク モジュールからネットワーク インターフェイス ケーブルを外す前にケーブルにラベルを付けるか、ネットワーク配線図を作成してください。
ステップ 3 No.1 プラス ドライバまたはマイナス ドライバを使用して、ブランクのインターフェイス カード前面プレートのネジを緩めます (図1-16 を参照)。ブランクの前面プレートを取り外します。
ヒント 今後、再使用できるようにブランクのインターフェイス カード前面プレートを保管しておきます。
ステップ 4 ネットワーク モジュール スロットのガイドの位置にインターフェイス カードを合わせて、モジュールのコネクタにカードのエッジ コネクタがしっかり装着されるまでゆっくり差し込みます (図1-17 を参照)。
図1-17 ネットワーク モジュールへのインターフェイス カードの標準的な取り付け方
ステップ 5 No.1 プラス ドライバまたはマイナス ドライバを使用して、ネットワーク モジュール前面プレートの穴に非脱落型ネジを差し込んで締めます。
ステップ 6 ネットワーク インターフェイス ケーブルを再び取り付けて、ルータの電源を投入します。
DC 電源装置を使用しているルータには、次の警告が適用されます。
警告 DC 電源装置を接続した後で、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルに貼ったテープをはがし、回路ブレーカーのハンドルを ON の位置に切り替えて通電状態にします。警告文 8
一部のシスコ ネットワーク モジュールには、Gigabit Interface Converter(GBIC; ギガビット インターフェイス コンバータ)や Small Form Factor Pluggable(SFP; 着脱可能小型フォーム ファクタ)モジュールなどの、さまざまな追加モジュールを取り付けることができます。
警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないようにして、開口部はのぞきこまないでください。警告文 125
ステップ 1 (光 GBIC の場合)レーザー光が放射されないように、GBIC の SC コネクタにプラグが挿入されていることを確認します。
ステップ 2 GBIC をネットワーク モジュール前面プレートの GBIC スロットに装着する間、GBIC の横のクリップを押し下げます (図1-18 を参照)。
図1-18 ネットワーク モジュールへの GBIC の取り付け
ステップ 3 GBIC の横のクリップを放して、GBIC をロックします。
ステップ 5 (光 GBIC の場合)GBIC の SC コネクタからプラグを取り外します。
ワンポイント・アドバイス 未接続のネットワーク モジュールに GBIC を取り付ける場合は、GBIC にネットワーク モジュールを取り付けてから(「シスコ アクセス ルータへのシスコ ネットワーク モジュールの取り付け」を参照)、ネットワーク モジュールをネットワークに接続してください。
警告 光ファイバ ケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないようにして、開口部はのぞきこまないでください。警告文 125
ステップ 2 (光 GBIC の場合)レーザー光が放射されないように、GBIC の SC コネクタにプラグを挿入します。
ステップ 3 GBIC の横のクリップを押し下げて、ネットワーク モジュールから GBIC を取り外します。
ステップ 4 同じ種類の GBIC と交換するか、ネットワーク モジュールの取り外し作業を続けます。
ヒント ギガビット イーサネット ネットワーク モジュールは、GBIC を取り付けたまま取り外すことができます。
シスコ ネットワーク モジュールの概要については、『 シスコ アクセス ルータ用シスコ ネットワーク モジュールの概要 』を参照してください。
準拠規格および安全性については、『 Cisco Network Modules and Interface Cards Regulatory Compliance and Safety Information 』を参照してください。