ONS 15454 SDH OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードの取り付け手順
OC48 IR/STM16 SH AS 1310 のカード レベルのインジケータ
OC48 IR/STM16 SH AS 1310 のポート レベルのインジケータ
OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードの仕様
OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードの正しいターンアップの確認
このマニュアルでは、OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードの機能、取り付け手順、取り外し手順、および技術仕様について説明します。このマニュアルは、OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードを扱う場合に、『 Cisco ONS 15454 Installation and Operations Guide 』や『 Cisco ONS 15454 SDH Troubleshooting Guide 』とともに使用してください。
• 「取り付け手順」
• 「OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードの仕様」
• 「取り付け手順」
• 「取り外し手順」
「OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードの正しいターンアップの確認」
(注) 回線やカードの機能については、『Cisco ONS 15454 Installation and Operations Guide』を参照してください。
OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードには、ITU-T G.707 および ITU-T G.957 互換の中距離対応 SDH STM-16 ポートが 1 基あります。インターフェイスは、シングルモード光ファイバ スパン上で 2.488 GBps で動作します。このカードは、VC-4 ごとに STM-1、STM-4 あるいは STM-16 信号レベルで連結ペイロードや非連結ペイロードをサポートします。図1 に OC48 IR/STM16 SH AS 1310 の前面プレートを、図2 にカードのブロック図を示します。
図1 OC48 IR/STM16 SH AS 1310 の前面プレート
OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードは、ONS 15454 SDH の任意のマルチスピード スロットまたは高速カード スロットに取り付けられます。このカードは、MSSPRing や SNCP の一部としてプロビジョニングできます。ADM/TM 構成では、このカードをアクセス トリビュタリまたは伝送スパンのインターフェイスのどちらかとしてプロビジョニングできます。
STM-16 ポートは 1310Nm のレーザーを使用しており、カードの前面プレートに送受信用のコネクタ(ラベル付き)を装備しています。OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードは SC コネクタを使用します。このカードは、1+1 単方向保護をサポートし、双方向スイッチングを設定できます。
OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードは、LOS、LOF、LOP、MS-AIS、および MS-FERF 状態を検出します。これらの状態については、『Cisco ONS 15454 SDH Installation and Operations Guide, R3.3』を参照してください。このカードはまた、セクションおよび回線のビット エラーもカウントします。
OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードには、3 つのカード レベルの LED があります。
OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードのポートのステータスは、ONS 15454 SDH のファン トレイ アセンブリの LCD 画面で確認できます。LCD 画面を使用して、ポートまたはカード スロットのステータスを確認することができます。画面には、指定したポートまたはスロットのアラームの数と重大度が表示されます。アラーム メッセージの詳細については、『Cisco ONS 15454 SDH Installation and Operations Guide, R3.3』を参照してください。
図2 OC48 IR/STM16 SH AS 1310 のブロック図
警告 接続を外したファイバまたはコネクタからは、目に見えないレーザー光線が放射されていることがあります。レーザー光線を直視したり、光学機器を通して直接見たりしないでください。
–ビット レート:2488.320 M ビット/秒(MBps)
–トランスミッタ:Distributed Feedback(DFB; 分散フィードバック)レーザー
–最大レシーバ レベル:0 dBm(BER 1×10 -10 で)
–最小レシーバ レベル:-18dBm(BER 1×10 -10 で)
–消費電力:3 7.20 W 、0.7 8 A (AMPS)(-48 V)、 127 TU/時
–バックプレーン コネクタを含む奥行き: 235 Mm(9.250 インチ)
–クラム シェルを含まない重量:0.9Kg(2.2 ポンド)
• 準拠規格
ONS15454 SDH 光カードをシステムへ装着すると、次の規格に準拠します。
– 安全性:IEC 60950、EN 60950、UL 60950、CSA C22.2 No. 60950、TS 001、AS/NZS 3260、IEC60825-1、IEC 60825-2、21 CFR 1040-10、および 21 CFR 1040.11
初めて OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードを取り付けたり、取り外したりする場合は、この手順を行ってください。ONS 15454 SDH カードの取り付け、ブート手順に慣れた後は、参考として使用してください。
ステップ 2 カードを対象スロットのガイド レールに注意深く挿入します(図3)。
ステップ 3 イジェクタを閉めて、カードをバックプレーンのコネクタにはめ込みます。
ここで説明する手順に従って、カードがターンアップしたかどうかを確認します。「OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードの正しいターンアップの確認」の手順に従って Cisco Transport Controller(CTC)ソフトウェア画面を確認し、状況が合っていない場合はカードを取り付け直します。状況が正しくならない場合は、装置を交換してください。
初めて OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードを取り付けたり、取り外したりする場合は、この手順を行ってください。ONS 15454 SDH カードの取り付け、ブート手順に慣れた後は、参考として使用してください。
(注) ONS 15454 SDH からアクティブなカードを引き抜くと、トラフィックが中断することがあります。カードの交換は注意して行い、交換するカードが非アクティブまたはスタンバイ カードであることを確認してください。アクティブなカードを交換する必要がある場合は、取り外す前に、そのカードをスタンバイ モードに切り替える手順を行う必要があります。
(注) STM-N をリセットすると、リニア 1+1 STM-N 保護切り替えや MSSPRing 保護切り替えが起こることがあります。
(注) ONS 15454 SDH からアクティブなカードを引き抜くと、トラフィックが中断することがあります。カードの交換は注意して行い、交換するカードが非アクティブまたはスタンバイ カードであることを確認してください。アクティブな STM-N カードを交換する必要がある場合は、取り外す前に、そのカードをスタンバイ モードに切り替える手順を行う必要があります。
警告 Class 1(21 CFR 1040.10 および 1040.11)および Class 1M(IEC 60825-1 2001-01)レーザー製品です。
警告 終端していないファイバ ケーブルの先端やコネクタからは、目に見えないレーザー光線が放射されていることがあります。レーザー光線を直視したり、光学機器を通して直接見たりしないでください。光学機器(ルーペ、拡大鏡、顕微鏡など)で 100 Mm 以内から放射されるレーザーを見ると、目を痛める恐れがあります。制御や調整、指示にない手順を行うと、被曝する可能性があります。
赤色の FAIL LED が表示されたら、STM-N カードを交換する必要があります。
リニア 1+1 保護切り替えや MSSPRing 保護切り替えを避けるために、STM-N カードをリセットする前に、次に示す予防策を実施します。
ステップ 1 現用(アクティブ)のスパンがローカルとリモートのノードでアクティブであることを確認します。
ステップ 2 現用(アクティブ)のスパンが FAIL アラームや SF アラーム(エラー)を発生させずにトラフィックを伝送していることを確認します。
ステップ 3 STM-N カードをリセットする前に、CTC ソフトウェアで保護スパンをロックします。MSSPRing では、XC10-G スイッチ ノードに隣接するイースト ノードとウエスト ノードのカードをロックします。たとえば、ノード B で XC10-G を切り替える場合、ノード A のウエスト カードとノード C のイースト カードをロックします。ノード B 上のカードをロックする必要ありません。ロックする前には、MSSPRing が切り替わっていないことを確認します。ロックを行ったときに MSSPRing が切り替わっていると、トラフィックが失われることがあります。
<------イースト[ノード A]ウエスト------イースト[ノード B]ウエスト------イースト[ノード C]ウエスト------>
1+1 保護スキームでは、保護カードにロックを行います。ロック前に、現用スパンでトラフィックが伝送されていることを確認します。
ステップ 1 CTC ソフトウェアで、どの STM-N カードがアクティブであるかを確認します。
(注) CTC ソフトウェアで、カードがアクティブ モードかスタンバイ モードかを確認するには、画面の当該カード上にカーソルを置き、カードの状態を表示します。
ステップ 2 アクティブな STM-N カードをスタンバイに切り替えます。
a. ノード ビュー画面で、Maintenance > STM Cards タブを選択します。
b. Cross Connect Cards メニューから、Switch を選択します。
c. Confirm Switch ダイアログボックスで Yes をクリックします。
(注) 現用の STM-N カードが保護に切り替わると、保護スロットが現用になります。ここで前の現用カードの ACT LED は消えます。
ステップ 3 保護モードの STM-N カードを ONS 15454 SDH から取り外します。
ステップ 4 交換用の STM-N カードを空のスロットに差し込みます。交換用カードがブートし、約 1 分後にはサービス可能な状態になります。この手順の後、カードは保護カードとして使用可能になります。
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