この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Cisco ONS 15454 の光カードの特徴と機能について説明します。各光カードの説明、ハードウェア仕様、およびブロック図が記載されています。カードの取り付けおよび設定の手順については、『 Cisco ONS 15454 Procedure Guide 』を参照してください。
• 「OC12 IR/STM4 SH 1310-4 カード」
• 「OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カード」
• 「OC48 LR/STM16 LH AS 1550 カード」
• 「OC48 ELR/STM16 EH 100 GHz カード」
• 「OC192 SR/STM64 IO 1310 カード」
• 「OC192 IR/STM64 SH 1550 カード」
• 「OC192 LR/STM64 LH 1550 カード」
• 「OC192 LR/STM64 LH ITU 15xx.xx カード」
• 「OC192SR1/STM64IO Short Reach および OC192/STM64 Any Reach カード」
各カードには、ONS 15454 シェルフ アセンブリのスロットに対応する記号が記載されています。同じ記号が示されているスロットに、カードを装着します。スロットと記号のリストは、「カードおよびスロット」 を参照してください。
表4-1 に、Cisco ONS 15454 の光カードを示します。
|
|
|
---|---|---|
|
OC3 IR 4 SH 1310 カードには、1310 nm で動作する 4 つの中間レンジまたはショートレンジの OC-3 ポートがあります。 (注) OC3 IR 4 SH 1310 カードと OC3 IR 4/STM1 SH 1310 カードの機能は同じです。 |
|
|
OC3 IR 4/STM1 SH 1310 カードには、1310 nm で動作する 4 つの中間レンジまたはショートレンジの OC-3 ポートがあります。 |
|
|
OC3 IR/STM1 SH 1310-8 カードには、1310 nm で動作する 8 つの中間レンジまたはショートレンジの OC-3 ポートがあります。 |
|
|
OC12 IR 1310 カードには、1310 nm で動作する 1 つの中間レンジまたはショートレンジの OC-12 ポートがあります。 (注) OC12 IR 1310 カードと OC12/STM4 SH 1310 カードの機能は同じです。 |
|
|
OC12 IR/STM4 SH 1310 カードには、1310 nm で動作する 1 つの中間レンジまたはショートレンジの OC-12 ポートがあります。 |
|
|
OC12 LR 1310 カードには、1310 nm で動作する 1 つのロングレンジ OC-12 ポートがあります。 (注) OC12 LR 1310 カードと OC12 LR/STM4 LH 1310 カードの機能は同じです。 |
|
|
OC12 LR/STM4 LH 1310 カードには、1310 nm で動作する 1 つのロングレンジ OC-12 ポートがあります。 |
|
|
OC12 LR 1550 カードには、1550 nm で動作する 1 つのロングレンジ OC-12 ポートがあります。 (注) OC12 LR 1550 カードと OC12 LR/STM4 LH 1550 カードの機能は同じです。 |
|
|
OC12 LR/STM4 LH 1550 カードには、1550 nm で動作する 1 つのロングレンジ OC-12 ポートがあります。 |
|
|
OC12 IR/STM4 SH 1310-4 カードには、1310 nm で動作する 4 つの中間レンジまたはショートレンジの OC-12 ポートがあります。 |
|
|
||
|
||
|
OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードには、1310 nm で動作する 1 つの中間レンジまたはショートレンジの OC-48 ポートがあります。 |
|
|
OC48 LR/STM16 LH AS 1550 カードには、1550 nm で動作する 1 つのロングレンジ OC-48 ポートがあります。 |
|
|
OC48 ELR/STM16 EH 100 GHz カードには、スロット 5、6、12、または 13 で動作する 1 つのロングレンジ(拡張)OC-48 ポートがあります。このカードは、100 GHz 間隔 Dense Wavelength Division Multiplexing(DWDM; 高密度波長分割多重)用の ITU グリッドの 1550 nm 範囲の隣接する 2 つの波長間で、18 の異なる波長(青色帯域 9、赤色帯域 9)に対応しています。 |
|
|
OC48 ELR 200 GHz カードには、スロット 5、6、12、または 13 で動作する 1 つのロングレンジ(拡張)OC-48 ポートがあります。このカードは、200 GHz 間隔 DWDM 用の ITU グリッドの 1550 nm 範囲の隣接する 4 つの波長間で、18 の異なる波長(青色帯域 9、赤色帯域 9)に対応しています。 |
|
|
OC192 SR/STM64 IO 1310 カードには、1310 nm で動作する 1 つのオフィス内距離用 OC-192 ポートがあります。 |
|
|
OC192 IR/STM64 SH 1550 カードには、1550 nm で動作する 1 つの中間レンジ OC-192 ポートがあります。 |
|
|
OC192 LR/STM64 LH 1550 カードには、1550 nm で動作する 1 つのロングレンジ OC-192 ポートがあります。 |
|
|
OC192 LR/STM64 LH ITU 15xx.xx カードには、1 つの拡張ロングレンジ OC-192 ポートがあります。このカードは、100 GHz 間隔 DWDM 用 ITU グリッドの 1550 nm 範囲内にある複数の波長に対応しています。 |
|
|
15454_MRC-12 カードでは、DWDM SFP を使用して、最大 12 の OC-3 または OC-12 ポート、または最大 4 つの STM-16 ポートを使用できます。このカードは、スロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 で動作します。 |
|
|
OC192SR1/STM64IO Short Reach および OC192/STM64 Any Reach カードにはそれぞれ、(カードに応じて)SR-1、IR-2、および LR-2 XFP モジュールを使用し、1310 nm および 1550 nm で動作する 1 つの OC-192/STM-64 インターフェイスがあります。これらのカードは、スロット 5、6、12、または 13 に装着でき、XC10G および XC-VXC-10G カードと併用できます。 |
「OC192SR1/STM64IO Short Reach および OC192/STM64 Any Reach カード」を参照 |
1.Cisco Transport Controller(CTC)の GUI では、これらのカードは OC192-XFP として認識されます。 |
(注) Cisco OC3 IR/STM1 SH、OC12 IR/STM4 SH、および OC48 IR/STM16 SH インターフェイス光カードは、すべて 1310 nm で動作し、多くのサプライヤが提供し、最も広く使用されている SMF-28 ファイバ用に最適化されています。
Corning MetroCor ファイバは、1550 nm、つまり C および L DWDM ウィンドウで伝送を行う光インターフェイス用に最適化されており、OC3 IR/STM1 SH、OC12 IR/STM4 SH、および OC48 IR/STM16 SH 光インターフェイスよりも分散許容が高いインターフェイスをターゲットに製造されています。Corning MetroCor ファイバを使用している場合、OC3 IR/STM1 SH、OC12 IR/STM4 SH、および OC48 IR/STM16 SH 光インターフェイスは、減衰限界になる前に、分散限界になります。この場合には、OC12 IR/STM4 SH および OC48 IR/STM16 SH カードの代わりに、OC12 LR/STM4 LH および OC48 LR/STM16 LH カードを使用することを検討してください。
ネットワーク計画者および技術者は、すべてのファイバ タイプについて、関連のファイバ タイプおよび光カードの仕様を参照して、減衰、分散などの特性を確認し、適切なネットワーク計画を行う必要があります。
表4-2 に、各光カードと CTC ソフトウェアとの互換性を示します。各光カードと互換性のあるクロスコネクト カードの一覧は、表2-5 を参照してください。
(注) 「あり」の場合、カードがソフトウェア リリースで完全にまたは部分的にサポートされています。このカードのソフトウェア制限の詳細については、各カードのリファレンスを参照してください。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
|||||||||||||||
|
(注) ハードウェアの仕様については、「OC3 IR 4/STM1 SH 1310 カードの仕様」を参照してください。光カードの互換性については、表4-2を参照してください。
OC3 IR 4/STM1 SH 1310 カードには、ITU-T G.707、ITU-T G.957、および Telcordia GR-253-CORE に準拠する 4 個の中間レンジまたはショートレンジの SONET/SDH OC-3 ポートがあります。各ポートは、SMF スパン上で 155.52 Mbps で動作します。このカードは、Virtual Tributary(VT)、非連結(STS-1)、または連結(STS-1 または STS-3c)ペイロードをサポートします。図4-1 に、OC3 IR 4/STM1 SH 1310 カードの前面プレートとブロック図を示します。
(注) OC3 IR 4 SH 1310 カードと OC3 IR 4/STM1 SH 1310 カードの機能は同じです。
図4-1 OC3 IR 4/STM1 SH 1310 カードの前面プレートとブロック図
OC3 IR 4/STM1 SH 1310 カードはスロット 1~6 および 12~17 に装着できます。このカードは、Unidirectional Path Switched Ring(UPSR; 単方向パス スイッチ型リング)の一部として、または線形 Add Drop Multiplexer(ADM; 分岐挿入装置)構成としてプロビジョニングできます。各インターフェイスは 1310 nm のレーザーを使用し、カードの前面プレートに送受信用コネクタ(ラベル付き)を備えています。このカードは、SC コネクタを使用します。
OC3 IR 4/STM1 SH 1310 カードは、1+1 単方向または双方向の保護スイッチングをサポートします。保護は、ポート単位でプロビジョニングできます。
OC3 IR 4/STM1 SH 1310 カードは、Loss of Signal(LOS; 信号損失)、Loss of Frame(LOF; フレーム損失)、Loss of Pointer(LOP; ポインタ喪失)、および Line-layer Alarm Indication Signal(AIS-L; 回線層アラーム表示信号)、および Line-layer Remote Defect Indication(RDI-L; 回線層リモート障害検出)を検出します。これらの状態については、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』を参照してください。またカードは、セクションとラインの Bit Interleaved Parity(BIP; ビット インターリーブド パリティ)エラーもカウントします。
Automatic Protection Switching(APS;自動保護スイッチング)を有効にするために、OC3 IR 4/STM1 SH 1310 カードは SONET オーバーヘッドから K1 バイトと K2 バイトを抽出して、適切な保護スイッチングを実行します。Data Communication Channel(DCC;データ通信チャネル)/General Communication Channel(GCC;汎用通信チャネル)バイトは、DCC/GCC を終端する TCC2/TCC2P カードに転送されます。
表4-3 に、OC3 IR4/STM1 SH 1310 カードの 3 つのカード レベルの LED を示します。
各ポートのステータスは、8 つの 2 色 LED で示されます。ポートがトラフィックを伝送できる状態で、稼働中としてプロビジョニングされ、保護グループの一部になっていれば、この LED にグリーンが点灯します。カードの 4 つのポートのステータスは、ONS 1545 ファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。ポートまたはカード スロットのステータスを確認するには、LCD を使用します。画面に、特定のポートまたはスロットの番号およびアラームの重大度が表示されます。アラーム メッセージの詳細な説明については、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』を参照してください。
(注) ハードウェアの仕様については、「OC3 IR/STM1SH 1310-8 カードの仕様」を参照してください。光カードの互換性については、表4-2を参照してください。
OC3 IR/STM1 SH 1310-8 カードには、ITU-T G.707、ITU-T G.957、および Telcordia GR-253-CORE に準拠する 8 つの中間レンジまたはショートレンジの SONET/SDH OC-3 ポートがあります。各ポートは、SMF スパン上で 155.52 Mbps で動作します。このカードは、VT、非連結(STS-1)、または連結(STS-3C)ペイロードをサポートしています。
図4-2 に、カードの前面プレートとブロック図を示します。
図4-2 OC3 IR/STM1 SH 1310-8 カードの前面プレートとブロック図
OC3 IR/STM1 SH 1310-8 カードは、スロット 1 ~ 4 および 14 ~ 17 に装着できます。このカードは、UPSR の一部として、または ADM 構成用にプロビジョニングできます。各インターフェイスは 1310 nm のレーザーを使用し、カードの前面プレートに送受信用コネクタ(ラベル付き)を備えています。このカードは、前面プレート上の 12.5 度下方向に傾いた状態の LC コネクタを使用します。
OC3 IR/STM1 SH 1310-8 カードは、1+1 単方向または双方向の保護スイッチングをサポートしています。保護は、ポート単位でプロビジョニングできます。
OC3 IR/STM1 SH 1310-8 カードは、LOS、LOF、LOP、AIS-L、および RDI-L 状態を検出します。これらの状態については、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』を参照してください。また、セクションとラインの BIP エラーもカウントします。
APS を有効にするため、OC3 IR/STM1 SH 1310-8 カードは SONET オーバーヘッドから K1 バイトと K2 バイトを抽出して、該当する保護スイッチングを実行します。OC3 IR/STM1 SH 1310-8 カードは、リモート ネットワーク管理用の完全な DCC/GCC 接続をサポートしています。
表4-4 に、8 ポートの OC3 IR/STM1 SH 1310-8 カードの 3 つのカード レベルの LED を示します。
各ポートのステータスは、8 つの 2 色 LED で示されます。ポートがトラフィックを伝送できる状態か、稼働中としてプロビジョニングされているか、保護グループの一部になっているか、アクティブ モードの場合、この LED にグリーンが点灯します。また、カードの 8 つのポートのステータスは、ONS 15454 のファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認することもできます。ポートまたはカード スロットのステータスを確認するには、LCD を使用します。画面に、特定のポートまたはスロットの番号およびアラームの重大度が表示されます。アラーム メッセージの詳細な説明については、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』を参照してください。
(注) ハードウェアの仕様については、「OC12 IR/STM4 SH 1310 カードの仕様」を参照してください。光カードの互換性については、表4-2を参照してください。
OC12 IR/STM4 SH 1310 カードには、ITU-T G.707、ITU-T G.957、および Telcordia GR-253-CORE に準拠する単一の中間レンジまたはショートレンジの SONET OC-12 ポートがあります。このポートは、SMF スパン上で 622.08 Mbps で動作します。このカードは、VT、非連結(STS-1)、または連結(STS-3c、STS-6c、STS-12c)ペイロードをサポートしています。図4-3 に、OC12 IR/STM4 SH 1310 カードの前面プレートおよびブロック図を示します。
(注) OC12 IR 1310 カードと OC12/STM4 SH 1310 カードの機能は同じです。
図4-3 OC12 IR/STM4 SH 1310 カードの前面プレートとブロック図
OC12 IR/STM4 SH 1310 カードはスロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着し、2 ファイバの BLSR、UPSR、または ADM(線形)構成のドロップ カードまたはスパン カードとしてプロビジョニングできます。
OC12 IR/STM4 SH 1310 カードのインターフェイスは 1310 nm のレーザーを使用します。カードの前面プレートに送受信用コネクタ(ラベル付き)があります。OC12 IR/STM4 SH 1310 カードは SC 光接続を使用し、1+1 の単方向および双方向保護をサポートしています。
OC12 IR/STM4 SH 1310 カードは、LOS、LOF、LOP、AIS-L、および RDI-L 状態を検出します。これらの状態については、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』を参照してください。また、セクションとラインの BIT エラーもカウントします。
APS を有効にするため、OC12 IR/STM4 SH 1310 カードは SONET オーバーヘッドから K1 バイトと K2 バイトを抽出して、該当する保護スイッチングを実行します。DCC/GCC バイトは、DCC/GCC を終端する TCC2/TCC2P カードに転送されます。
表4-5 に、OC12 IR/STM4 SH 1310 カードの 3 つのカード レベルの LED を示します。
OC12 IR/STM4 SH 1310 カードのポート ステータスは、ONS 15454 のファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。ポートまたはカード スロットのステータスを確認するには、LCD を使用します。画面に、特定のポートまたはスロットの番号およびアラームの重大度が表示されます。アラーム メッセージの詳細な説明については、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』を参照してください。
(注) ハードウェアの仕様については、「OC12 LR/STM4 LH 1310 カードの仕様」を参照してください。光カードの互換性については、表4-2を参照してください。
OC12 LR/STM4 LH 1310 カードには、各カードごとに、ITU-T G.707、ITU-T G.957、および Telcordia GR-253-CORE に準拠する単一のロングレンジ SONET OC-12 ポートがあります。このポートは、SMF スパン上で 622.08 Mbps で動作します。このカードは、VT、非連結(STS-1)、または連結(STS-3c、STS-6c、STS-12c)ペイロードをサポートしています。図4-4 に、OC12 LR/STM4 LH 1310 カードの前面プレートおよびブロック図を示します。
(注) OC12 LR 1310 カードと OC12 LR/STM4 LH 1310 カードの機能は同じです。
図4-4 OC12 LR/STM4 LH 1310 カードの前面プレートとブロック図
OC12 LR/STM4 LH 1310 カードはスロット 1 ~ 6 および 12 ~ 17 に装着し、2 ファイバの BLSR、UPSR、または ADM(線形)構成のドロップ カードまたはスパン カードとしてプロビジョニングできます。
OC12 LR/STM4 LH 1310 カードのインターフェイスは、1310 nm のレーザーを使用します。カードの前面プレートに、送受信用コネクタ(ラベル付き)があります。このカードは、SC 光接続を使用し、1+1 の単方向および双方向の保護をサポートしています。
OC12 LR/STM4 LH 1310 カードは、LOS、LOF、LOP、AIS-L、および RDI-L 状態を検出します。これらの状態については、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』を参照してください。また、セクションとラインの BIT エラーもカウントします。
APS を有効にするため、OC12 LR/STM4 LH 1310 カードは SONET オーバーヘッドから K1 バイトと K2 バイトを抽出して、該当する保護スイッチングを実行します。DCC/GCC バイトは、DCC/GCC を終端する TCC2/TCC2P カードに転送されます。
表4-6 に、OC12 LR/STM4 LH 1310 カードの 3 つのカード レベルの LED を示します。
OC12 LR/STM4 LH 1310 カードのポート ステータスは、ONS 15454 のファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。ポートまたはカード スロットのステータスをすばやく確認するには、LCD を使用します。画面に、特定のポートまたはスロットの番号およびアラームの重大度が表示されます。
(注) ハードウェアの仕様については、「OC12 LR/STM4 LH 1550 カードの仕様」を参照してください。光カードの互換性については、表4-2を参照してください。
OC12 LR/STM4 LH 1550 カードには、ITU-T G.707、ITU-T G.957、および Telcordia GR-253-CORE に準拠する単一のロングレンジ SONET/SDH OC-12 ポートがあります。このポートは、SMF スパン上で 622.08 Mbps で動作します。このカードは、VT、非連結(STS-1)、または連結(STS-3c、STS-6c、STS-12c)ペイロードをサポートしています。図4-5 に、OC12 LR/STM4 LH 1550 カードの前面プレートおよびブロック図を示します。
(注) OC12 LR 1550 カードと OC12 LR/STM4 LH 1550 カードの機能は同じです。
図4-5 OC12 LR/STM4 LH 1550 カードの前面プレートとブロック図
OC12 LR/STM4 LH 1550 カードは、スロット 1~4 および 14~17 に装着できます。OC12 LR/STM4 LH 1550 カードは、2 ファイバ BLSR、UPSR または線形 ADM の一部としてプロビジョニングできます。
OC12 LR/STM4 LH 1550 は、中心 1550 nm の長距離光ファイバを使用します。カードの前面プレートに送信用コネクタ(ラベル付き)があります。OC12 LR/STM4 LH 1550 カードは SC 光接続を使用し、1+1 の単方向および双方向の保護スイッチングをサポートします。
OC12 LR/STM4 LH 1550 カードは、LOS、LOF、LOP、AIS-L、および RDI-L 状態を検出します。また、セクションとラインの BIT エラーもカウントします。
表4-7 に、OC12 LR/STM4 LH 1550 カードの 3 つのカード レベルの LED を示します。
OC12 LR/STM4 LH 1550 カードのポート ステータスは、ONS 15454 のファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。ポートまたはカード スロットのステータスを確認するには、LCD を使用します。画面に、特定のポートまたはスロットの番号およびアラームの重大度が表示されます。
(注) ハードウェアの仕様については、「OC12 IR/STM4 SH 1310-4 カードの仕様」を参照してください。光カードの互換性については、表4-2を参照してください。
OC12 IR/STM4 SH 1310-4 カードには、ITU-T G.707、ITU-T G.957、および Telcordia GR-253-CORE に準拠する 4 個の中間レンジまたはショートレンジの SONET/SDH OC-12/STM-4 ポートがあります。各ポートは、SMF スパン上で 622.08 Mbps で動作します。このカードは、VT、非連結(STS-1)、または連結(STS-1、STS-3c、STS-6c、または STS-12c)ペイロードをサポートしています。
図4-6 に、OC12 IR/STM4 SH 1310-4 カードの前面プレートとブロック図を示します。
図4-6 OC12 IR/STM4 SH 1310-4 カードの前面プレートとブロック図
OC12 IR/STM4 SH 1310-4 カードは、スロット 1~4 および 14~17 に装着できます。各インターフェイスは、1310 nm レーザーを使用します。カードの前面プレートに送受信用コネクタ(ラベル付き)があります。このカードは、SC コネクタを使用します。
OC12 IR/STM4 SH 1310-4 カードは、1+1 の単方向または双方向の保護スイッチングをサポートしています。保護は、ポート単位でプロビジョニングできます。
OC12 IR/STM4 SH 1310-4 カードは、LOS、LOF、LOP、MS-AIS、および MS-FERF 状態を検出します。これらの状態については、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』を参照してください。また、セクションとラインの BIP エラーもカウントします。
BLSR を有効にするため、OC12 IR/STM4 SH 1310-4 カードは SONET オーバーヘッドから K1 バイトと K2 バイトを抽出して、該当する切り替えを実行します。DCC/GCC バイトは、DCC/GCC を終端する TCC2/TCC2P カードに転送されます。
(注) OC-12/STM-4 リングをより高いビット レートにアップグレードする予定がある場合には、リングに OC12 IR/STM4 SH 1310-4 カードを含めないでください。4 ポート カードを、単一ポート カードにアップグレードすることはできません。4 つの異なるスパンは、通常、4 つの異なるノードに発信されるので、単一スパンとして統合できないからです。
表4-8 に、OC12 IR/STM4 SH 1310-4 カードの 3 つのカード レベルの LED を示します。
カードの 4 つのポートのステータスは、ONS 1545 ファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。ポートまたはカード スロットのステータスを確認するには、LCD を使用します。画面に、特定のポートまたはスロットの番号およびアラームの重大度が表示されます。
(注) ハードウェアの仕様については、「OC48 IR 1310 カードの仕様」を参照してください。光カードの互換性については、表4-2を参照してください。
(注) このソフトウェア リリースの一部として利用可能な新しい機能は、このカードには有効ではありません。
OC48 IR 1310 カードには、Telcordia GR-253-CORE に準拠する単一の中間レンジの SONET OC-48 ポートがあります。各ポートは、SMF スパン上で 2.49 Gbps で稼働します。このカードは、VT、非連結(STS-1)、または連結(STS-3c、STS-6c、STS-12c、または STS-48c)ペイロードをサポートしています。
図4-7 に、OC48 IR 1310 カードの前面プレートとブロック図を示します。
図4-7 OC48 IR 1310 カードの前面プレートとブロック図
OC48 IR 1310 カードはスロット 5、6、12、および 13 に装着し、2 ファイバまたは 4 ファイバの BLSR、UPSR、または ADM(線形)構成のドロップ カードまたはスパン カードとしてプロビジョニングできます。
OC-48 ポートは 1310 nm のレーザーを使用します。カードの前面プレートに送受信用コネクタ(ラベル付き)があります。OC48 IR 1310 は SC コネクタを使用します。このカードは、1+1 の単方向および双方向の保護スイッチングをサポートしています。
OC48 IR 1310 カードは、LOS、LOF、LOP、AIS-L、および RDI-L 状態を検出します。また、セクションとラインの BIP エラーもカウントします。
表4-9 に、OC48 IR 1310 カードの 3 つのカード レベルの LED を示します。
OC48 IR 1310 カードのポートのステータスは、ONS 15454 のファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。ポートまたはカード スロットのステータスを確認するには、LCD を使用します。画面に、特定のポートまたはスロットの番号およびアラームの重大度が表示されます。
(注) ハードウェアの仕様については、「OC48 LR 1550 カードの仕様」を参照してください。光カードの互換性については、表4-2を参照してください。
(注) このソフトウェア リリースの一部として利用可能な新しい機能は、このカードには有効ではありません。
OC48 LR 1550 カードには、Telcordia GR-253-CORE に準拠する単一のロングレンジ SONET OC-48 ポートがあります。各ポートは、SMF スパン上で 2.49 Gbps で稼働します。このカードは、VT、非連結(STS-1)、または連結(STS-3c、STS-6c、STS-12c、または STS-48c)ペイロードをサポートしています。
図4-8 に、OC48 LR 1550 カードの前面プレートとブロック図を示します。
図4-8 OC48 LR 1550 カードの前面プレートとブロック図
OC48 LR 1550 カードはスロット 5、6、12、および 13 に装着し、2 ファイバまたは 4 ファイバの BLSR、UPSR、または ADM(線形)構成のドロップ カードまたはスパン カードとしてプロビジョニングできます。
OC48 LR 1550 ポートは 1550 nm のレーザーを使用します。カードの前面プレートに送受信用コネクタ(ラベル付き)があります。このカードは SC コネクタを使用し、1+1 の単方向および双方向の保護スイッチングをサポートしています。
OC48 LR 1550 カードは LOS、LOF、LOP、AIS-L および RDI-L の状態を検出します。また、セクションとラインの BIP エラーもカウントします。
表4-10 に、OC48 LR 1550 カードの 3 つのカード レベルの LED を示します。
OC48 LR 1550 カードのポート ステータスは、ONS 15454 のファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。ポートまたはカード スロットのステータスを確認するには、LCD を使用します。画面に、特定のポートまたはスロットの番号およびアラームの重大度が表示されます。
(注) ハードウェアの仕様については、「OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードの仕様」を参照してください。光カードの互換性については、表4-2を参照してください。
OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードには、ITU-T G.707、ITU-T G.957、および Telcordia GR-253-CORE に準拠する単一の中間レンジ SONET/SDH OC-48 ポートがあります。このポートは、SMF スパン上で 2.49 Gbps で動作します。このカードは、VT、非連結(STS-1)、または連結(STS-3c、STS-6c、STS-12c、または STS-48c)ペイロードをサポートしています。図4-9 に、OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードの前面プレートおよびブロック図を示します。
図4-9 OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードの前面プレートとブロック図
OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードはスロット 1~6 および 12~17 に装着し、2 ファイバまたは 4 ファイバの BLSR、UPSR、または ADM(線形)構成のドロップ カードまたはスパン カードとしてプロビジョニングできます。
OC-48 ポートは 1310 nm のレーザーを使用します。カードの前面プレートに送受信用コネクタ(ラベル付き)があります。OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードは SC コネクタを使用します。このカードは、1+1 の単方向および双方向の保護スイッチングをサポートしています。
OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードは、LOS、LOF、LOP、AIS-L、および RDI-L 状態を検出します。また、セクションとラインの BIP エラーもカウントします。
表4-11 に、OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードの 3 つのカード レベルの LED を示します。
OC48 IR/STM16 SH AS 1310 カードのポート ステータスは、ONS 15454 のファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。ポートまたはカード スロットのステータスを確認するには、LCD を使用します。画面に、特定のポートまたはスロットの番号およびアラームの重大度が表示されます。
(注) ハードウェアの仕様については、「OC48 LR/STM16 LH AS 1550 カードの仕様」を参照してください。光カードの互換性については、表4-2を参照してください。
OC48 LR/STM16 LH AS 1550 カードには、ITU-T G.707、ITU-T G.957、および Telcordia GR-253-CORE に準拠する単一のロングレンジ SONET/SDH OC-48 ポートがあります。各ポートは、SMF スパン上で 2.49 Gbps で稼働します。このカードは、VT、非連結(STS-1)、または連結(STS-3c、STS-6c、STS-12c、または STS-48c)ペイロードをサポートしています。
図4-10 に、OC48 LR/STM16 LH AS 1550 カードの前面プレートとブロック図を示します。
図4-10 OC48 LR/STM16 LH AS 1550 カードの前面プレートとブロック図
OC48 LR/STM16 LH AS 1550 カードはスロット 1~6、および 12~17 に装着し、2 ファイバまたは 4 ファイバの BLSR、UPSR、または ADM(線形)構成のドロップ カードまたはスパン カードとしてプロビジョニングできます。
OC48 LR/STM16 LH AS 1550 ポートは 1550 nm のレーザーを使用します。カードの前面プレートに送受信用コネクタ(ラベル付き)があります。このカードは SC コネクタを使用し、1+1 の単方向および双方向の保護スイッチングをサポートしています。
OC48 LR/STM16 LH AS 1550 カードは、LOS、LOF、LOP、AIS-L、および RDI-L 状態を検出します。また、セクションとラインの BIP エラーもカウントします。
表4-12 に、OC48 LR/STM16 LH AS 1550 カードの 3 つのカード レベルの LED を示します。
OC48 LR/STM16 LH AS 1550 カードのポート ステータスは、ONS 15454 のファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。ポートまたはカード スロットのステータスを確認するには、LCD を使用します。画面に、特定のポートまたはスロットの番号およびアラームの重大度が表示されます。
(注) ハードウェアの仕様については、「OC48 ELR/STM 16 EH 100 GHz カードの仕様」を参照してください。光カードの互換性については、表4-2を参照してください。
ONS 15454 DWDM のチャネル プランは、37 の 異なる OC48 ELR/STM16 EH 100 GHz カードにより提供されます。各 OC48 ELR/STM16 EH 100 GHz カードには、Telcordia GR-253-CORE、ITU-T G.692、および ITU-T G.958 に準拠する単一の SONET OC-48/SDH STM-16 ポートがあります。
このポートは、SMF スパン上で 2.49 Gbps で動作します。このカードは、VT、非連結(STS-1)、および連結(STS-1、STS-3c、STS-6c、STS-12c、または STS-48c)ペイロードをサポートしています。
図4-11 に、OC48 ELR/STM16 EH 100 GHz カードの前面プレートとブロック図を示します。
図4-11 OC48 ELR/STM16 EH 100 GHz カードの前面プレートとブロック図
19 枚のカードは、100 GHz 間隔の ITU グリッドの青色帯域で動作します(1528.77 nm、1530.33 nm、1531.12 nm、1531.90 nm、1532.68 nm、1533.47 nm、1534.25 nm、1535.04 nm、1535.82 nm、1536.61 nm、1538.19 nm、1538.98 nm、1539.77 nm、1540.56 nm、1541.35 nm、1542.14 nm、1542.94 nm、1543.73 nm、および 1544.53 nm)。ITU 間隔は、ITU-T G.692 および Telcordia GR-2918-CORE, Issue 2 に準拠しています。
その他の 18 枚のカードは、100 GHz 間隔の ITU グリッドの赤色帯域で動作します(1546.12 nm、1546.92 nm、1547.72 nm、1548.51 nm、1549.32 nm、1550.12 nm、1550.92 nm、1551.72 nm、1552.52 nm、1554.13 nm、1554.94 nm、1555.75 nm、1556.55 nm、1557.36 nm、1558.17 nm、1558.98 nm、1559.79 nm、および 1560.61 nm)。これらのカードは、Cisco ONS 15216 DWDM ソリューションとも相互運用するように設計されています。
OC48 ELR/STM16 EH 100 GHz カードはスロット 5、6、12、および 13 に装着し、2 ファイバまたは 4 ファイバの BLSR、UPSR、または ADM(線形)構成のドロップ カードまたはスパン カードとしてプロビジョニングできます。各 OC48 ELR/STM16 EH 100 GHz カードは、ITU-T 100 GHz グリッド内で個別に動作する拡張長距離光ファイバを使用します。OC48 DWDM カードは、最長 186 マイル(300 km)(ミッド スパン増幅を含む)の長距離非再生スパンでの使用を想定しています。これらの伝送距離は、Cisco ONS 15216 Erbium-Doped Fiber Amplifiers(EDFA; エルビウム添加ファイバ増幅器)などの安価な光増幅器(フラット ゲイン増幅器)を使用することで実現されます。
光増幅器または再生器を使用しないフィルタレス アプリケーションの最大システム距離は、26 dB です。ただし、システム距離は、ファシリティの条件、スプライスやコネクタの数、およびその他のパフォーマンスに影響を与える要因によって異なります。ONS 15216 100-GHz フィルタと組み合わせて使用すると、フィルタの挿入損失に 2 dB のパワー ペナルティを加えた量だけ、リンク バジェットが減少します。OC48 ELR/STM16 EH 100 GHz カードは、カードの使用期間(寿命)中、動作温度の全範囲で、± 0.12 nm の波長の安定性があります。各インターフェイスには、トランスミッタとレシーバーが搭載されています。
OC48 ELR/STM16 EH 100 GHz カードは、LOS、LOF、LOP、および AIS-L 状態を検出します。また、セクションとラインの BIP エラーもカウントします。
表4-13 に、OC48 ELR/STM16 EH 100 GHz カードの 3 つのカード レベルの LED を示します。
OC48 ELR/STM16 EH 100 GHz カードのポート ステータスは、ONS 15454 のファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。ポートまたはカード スロットのステータスをすばやく確認するには、LCD を使用します。画面に、特定のポートまたはスロットの番号およびアラームの重大度が表示されます。
(注) ハードウェアの仕様については、「OC48 ELR 200 GHz カードの仕様」を参照してください。光カードの互換性については、表4-2を参照してください。
ONS 15454 DWDM のチャネル プランは、18 の 異なる OC48 ELR 200 GHz カードによって提供されます。各 OC48 ELR 200 GHz カードには、Telcordia GR-253-CORE に準拠する単一の SONET OC-48 ポートがあります。このポートは、SMF スパン上で 2.49 Gbps で動作します。このカードは、VT、連結(STS-1)、または非連結(STS-3c、STS-6c、STS-12c、または STS-48c)ペイロードをサポートしています。
図4-12 に、OC48 ELR 200 GHz カードの前面プレートとブロック図を示します。
図4-12 OC48 ELR 200 GHz カードの前面プレートとブロック図
9 枚のカードは、200 GHz 間隔の ITU グリッドの青色帯域で動作します(1530.33 nm、1531.90 nm、1533.47 nm、1535.04 nm、1536.61 nm、1538.19 nm、1539.77 nm、1541.35 nm、および 1542.94 nm)。
その他の 9 枚のカードは、200 GHz 間隔の ITU グリッドの赤色帯域で動作します(1547.72 nm、1549.32 nm、1550.92 nm、1552.52 nm、1554.13 nm、1555.75 nm、1557.36 nm、1558.98 nm、および 1560.61 nm)。これらのカードは、Cisco ONS 15216 DWDM ソリューションとも相互運用するように設計されています。
OC48 ELR 200 GHz カードはスロット 5、6、12、および 13 に装着し、2 ファイバまたは 4 ファイバの BLSR、UPSR、または ADM(線形)構成のドロップ カードまたはスパン カードとしてプロビジョニングできます。各 OC48 ELR 200 GHz カードは、ITU-T 200-GHz グリッド内で個別に動作する拡張長距離光ファイバを使用します。OC48 ELR 200 GHz カードは、最長 124 マイル(200 km)(ミッド スパン増幅を含む)の長距離非再生スパンで使用することを想定しています。これらの伝送距離は、EDFA などの安価な光増幅器(フラット ゲイン増幅器)を使用することで実現されます。増幅器を連結して使用すると、単一のチャネルで最長 124 マイル(200 km)、8 チャネルで最長 99 マイル(160 km)の距離を実現できます。
光増幅器または再生器を使用しないフィルタレス アプリケーションの最長システム距離は、24 dB、およそ 50 マイル(80 km)です。ただし、システム距離は、ファシリティの条件、スプライスやコネクタの数、およびその他のパフォーマンスに影響を与える要因によって異なります。OC48 ELR DWDM カードは、± 0.25 nm の波長安定性があります。各インターフェイスには、トランスミッタとレシーバーが搭載されています。
OC49 ELR 200 GHz カードと光増幅器を併用すると、拡張長距離をサポートできます。電界吸収技術を使用した場合、OC48 DWDMカードは、短い拡張長距離のソリューションを提供します。
OC48 ELR 200 GHz インターフェイスは 1550 nm のレーザーを使用します。カードの前面プレートに送受信用コネクタ(ラベル付き)があります。このカードは SC コネクタを使用し、1+1 の単方向および双方向の保護スイッチングをサポートしています。
OC48 ELR 200 GHz カードは LOS、LOF、LOP、AIS-L、および RDI-L 状態を検出します。また、セクションとラインの BIP エラーもカウントします。APS を有効するために、OC48 ELR 200 GHz カードは SONET オーバーヘッドから K1 バイトと K2 バイトを抽出します。DCC バイトは、DCC/GCC を終端する TCC2/TCC2P カードに転送されます。
表4-14 に、OC48 ELR 200 GHz カードの 3 つのカード レベルの LED を示します。
OC48 ELR 200 GHz カードのポート ステータスは、ONS 15454 のファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。ポートまたはカード スロットのステータスをすばやく確認するには、LCD を使用します。画面に、特定のポートまたはスロットの番号およびアラームの重大度が表示されます。
(注) ハードウェアの仕様については、「OC192 SR/STM64 IO 1310 カードの仕様」を参照してください。光カードの互換性については、表4-2を参照してください。
OC192 SR/STM64 IO 1310 カードには、ITU-T G.707、ITU-T G.691、ITU-T G.957、および Telcordia GR-253-CORE に準拠する、1310 nm 波長範囲の単一のオフィス内距離用 SONET/SDH OC-192 ポートがあります。このポートは、最長 1.24 マイル(2 km)の非増幅距離上で、9.95328 Gbps で動作します。このカードは、VT、非連結(STS-1)、または連結ペイロードをサポートしています。
図4-13 に、OC192 SR/STM64 IO 1310 カードの前面プレートとブロック図を示します。
図4-13 OC192 SR/STM64 IO 1310 カードの前面プレートとブロック図
OC192 SR/STM64 IO 1310 カードは、スロット 5、6、12、または 13 に装着し、BLSR、UPSR、線形構成の一部として、または長距離スパンの再生器としてプロビジョニングできます。
OC192 SR/STM64 IO 1310 ポートは、1310 nm のレーザーを使用します。カードの前面プレートに送受信用コネクタ(ラベル付き)があります。このカードは、光ケーブル終端にデュアル SC コネクタを使用します。このカードは、1+1 の単方向および双方向のファシリティ保護をサポートしています。また、スパン切り替えとリング切り替えの両方が発生する可能性のある 4 ファイバ BLSR アプリケーションでの 1:1 保護もサポートしています。
OC192 SR/STM64 IO 1310 カードは、光ファシリティの SF、LOS、または LOF 状態を検出します。これらの状態については、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』を参照してください。このカードは、セクションおよびライン オーバーヘッドの B1 および B2 バイトのレジスタからの、セクションおよびライン BIP エラーもカウントします。
表4-15 に、OC192 SR/STM64 IO 1310 カードの 3 つのカード レベルの LED を示します。
OC192 SR/STM64 IO 1310 カードのポート ステータスは、ONS 15454 のファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。ポートまたはカード スロットのステータスを確認するには、LCD を使用します。画面に、特定のポートまたはスロットの番号およびアラームの重大度が表示されます。アラーム メッセージの詳細な説明については、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』を参照してください。
(注) ハードウェアの仕様については、「OC192 IR/STM64 SH 1550 カードの仕様」を参照してください。光カードの互換性については、表4-2を参照してください。
OC192 IR/STM64 SH 1550 カードには、ITU-T G.707、ITU-T G.691、ITU-T G.957、および Telcordia GR-253-CORE に準拠する、1550 nm 波長範囲の単一の中距離 SONET/SDH OC-192 ポートがあります。このポートは、損失または分散により制限される SMF-28 ファイバを使用し、最長 25 マイル(40 km)の非増幅距離上で、9.95328 Gbps で動作します。このカードは、VT、非連結(STS-1)、または連結ペイロードをサポートしています。
図4-14 に、OC192 IR/STM64 SH 1550 カードの前面プレートとブロック図を示します。
図4-14 OC192 IR/STM64 SH 1550 カードの前面プレートとブロック図
(注) ループバックで OC192 IR/STM64 SH 1550 カードを使用するには、3~15 dB のファイバ減衰器(5 dB を推奨)を使用する必要があります。OC192 IR/STM64 SH 1550 カードでは、ファイバ ループバックを使用しないでください。ファイバ ループバックを使用すると、カードに修復不能な損傷が生じることがあります。
OC192 IR/STM64 SH 1550 カードは、スロット 5、6、12、または 13 に装着し、BLSR、UPSR、線形構成の一部として、または長距離スパンの再生器としてプロビジョニングできます。
OC192 IR/STM64 SH 1550 ポートは 1550 nm のレーザーを使用します。カードの前面プレートに送受信用コネクタ(ラベル付き)があります。このカードは、光ケーブル終端にデュアル SC コネクタを使用します。このカードは、1+1 の単方向および双方向のファシリティ保護をサポートしています。また、スパン切り替えとリング切り替えの両方が発生する可能性のある 4 ファイバ BLSR アプリケーションでの 1:1 保護もサポートしています。
OC192 IR/STM64 SH 1550 カードは、光ファシリティで SF、LOS、または LOF 状態を検出できます。これらの状態については、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』を参照してください。このカードは、セクションおよびライン オーバーヘッドの B1 および B2 バイトのレジスタからの、セクションおよびライン BIP エラーもカウントします。
表4-16 に、OC192 IR/STM64 SH 1550 カードの 3 つのカード レベルの LED を示します。
OC192 IR/STM64 SH 1550 カードのポート ステータスは、ONS 15454 のファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。ポートまたはカード スロットのステータスを確認するには、LCD を使用します。画面に、特定のポートまたはスロットの番号およびアラームの重大度が表示されます。アラーム メッセージの詳細な説明については、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』を参照してください。
(注) ハードウェアの仕様については、「OC192 LR/STM64 LH 1550 カードの仕様」を参照してください。光カードの互換性については、表4-2を参照してください。
(注) このソフトウェア リリースの一部として利用可能な新しい機能は、このカードには有効ではありません。
OC192 LR/STM64 LH 1550 カードには、ITU-T G.707、ITU-T G.691、ITU-T G.957、および Telcordia GR-253-CORE(最小/最大送信パワーおよび最小受信パワーを除く)に準拠する単一のロングレンジ SONET/SDH OC-192 ポートがあります。このカード ポートは、C-SMF、または損失や分散により制限される分散補償ファイバなどの各種ファイバを使用する最長50 マイル(80 km)の非増幅距離上で、9.95328 Gbps で動作します。このカードは、VT、非連結(STS-1)、または連結ペイロードをサポートしています。
OC192 LR/STM64 LH 1550 には 2 つのバージョンがあります。従来のバージョンの部品番号は 15454-OC192LR1550、最新カードの部品番号は 15454-OC192-LR2 です。これらのカードには、以降で説明するように、仕様に若干の相違があります。
(注) 新しい OC-192/STM-64 カード(15454-OC192-LR2、15454E-L64.2-1)と、製品番号 15454-OC192LR1550 の OC-192/STM-64 カードを見分けるには、前面プレートを確認します。新しいカードには、レーザーのオン/オフ スイッチが付いていません。
図4-15 に、OC192 LR/STM64 LH 1550(15454-OC192LR1550)カードの前面プレートとブロック図を示します。
図4-15 OC192 LR/STM64 LH 1550(15454-OC192LR1550)カードの前面プレートとブロック図
図4-16 に、15454-OC192LR1550カードの前面プレートに記載されている警告の拡大図を示します。
図4-16 OC192 LR/STM64 LH 1550(15454-OC192LR1550)前面プレートの拡大図
図4-17に、OC192 LR/STM64 LH 1550(15454-OC192-LR2)カードの前面プレートとブロック図を示します。
図4-17 OC192 LR/STM64 LH 1550(15454-OC192-LR2)カードの前面プレートとブロック図
図4-18 に、15454-OC192-LR2 カードの前面プレートに記載されている警告の拡大図を示します。
図4-18 OC192 LR/STM64 LH 1550(15454-OC192-LR2)前面プレートの拡大図
OC192 LR/STM64 LH 1550 カードはスロット 5、6、12、および 13 に装着し、2 ファイバまたは 4 ファイバの BLSR、UPSR、または ADM(線形)構成のドロップ カードまたはスパン カードとして、または長距離スパンの再生器としてプロビジョニングできます。
このカードのポートは 1550 nm のレーザーを使用し、カードの前面プレートに送受信用コネクタ(ラベル付き)があります。また、光ケーブル終端には、デュアル SC コネクタを使用します。このカードは、1+1 の単方向および双方向のファシリティ保護をサポートしています。また、スパン切り替えとリング切り替えの両方が発生する可能性のある 4 ファイバ BLSR アプリケーションでの 1:1 保護もサポートしています。
OC192 LR/STM64 LH 1550 カードは、光ファシリティで SF、LOS、または LOF 状態を検出できます。このカードは、セクションおよびライン オーバーヘッドの B1 および B2 バイト レジスタからの、セクションおよびライン BIT エラーもカウントします。
表4-17 に、OC192 LR/STM64 LH 1550 カードの 3 つのカード レベルの LED を示します。
OC192 LR/STM64 LH 1550 カードのポート ステータスは、ONS 15454 のファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。ポートまたはカード スロットのステータスを確認するには、LCD を使用します。画面に、特定ポートまたはスロットの番号とアラームの重大度が表示されます。
(注) OC192 LR/STM64 LH 1550 の光出力パワー(+4~+7 dBm)は、ITU-T G.691 の 10/2000 未修正バージョンの L-64.2b の値(+10~+13 dBm)よりも、6 dB 低くなっています。ただし、光経路の合計減衰範囲 22 ~ 16 dB は、OC192 LR/STM64 LH 1550 の光レシーバー感度範囲(-7~-24 dBm)により保持されています。この感度範囲は、ITU-T G.691 の 10/2000 未修正バージョンの L-64.2b 仕様よりも優れています。その結果、このカードのリンク バジェットは 26 dBm です。
(注) ハードウェアの仕様については、「OC192 LR/STM64 LH ITU 15xx.xx カードの仕様」を参照してください。光カードの互換性については、表4-2を参照してください。
ONS 15454 DWDM チャネルは、16 枚の OC-192/STM-64 ITU 100 GHz DWDM カードで構成されます。各OC192 LR/STM64 LH ITU 15xx.xx カードには、ITU-T G.707、ITU-T G.957、および Telcordia GR-253-CORE(最小/最大送信パワーおよび最小受信パワーを除く)に準拠する単一の長距離 STM-64/OC-192 ポートがあります。このポートは、C-SMF や、損失または分散により制限される分散補償ファイバなどの各種ファイバを使用する最大 37 マイル(60 km)の非増幅距離上で、9.95328 Gbps で動作します。
(注) 分散補償を使用する増幅システムでは、より長距離の伝送が実現されます。
このカードは、VT、非連結(STS-1)、または連結ペイロードをサポートします。図4-19 に、OC192 LR/STM64 LH ITU 15xx.xx カードの前面プレートを示します。
図4-19 OC192 LR/STM64 LH ITU 15xx.xx カードの前面プレート
図4-20 に、OC192 LR/STM64-LH ITU 15xx.xx カードのブロック図を示します。
図4-20 OC192 LR/STM64 LH ITU 15xx.xx カードのブロック図
(注) ループバックで OC192 LR/STM64 LH 15xx.xx カードを使用するには、20 dB のファイバ減衰器(15~25 dB)を使用する必要があります。OC192 LR/STM64 LH 15xx.xx カードではファイバ ループバックを使用しないでください。ファイバ ループバックを使用すると、このカードに修復不能な損傷を与えることになります。
8 枚のカードは、100 GHz 間隔の ITU グリッドの青色帯域で動作します(1534.25 nm、1535.04 nm、1535.82 nm、1536.61 nm、1538.19 nm、1538.98 nm、1539.77 nm、および 1540.56 nm)。その他の 8 枚のカードは、100 GHz 間隔の ITU グリッドの赤色帯域で動作します(1550.12 nm、1550.92 nm、1551.72 nm、1552.52 nm、1554.13 nm、1554.94 nm、1555.75 nm、および 1556.55 nm)。
OC192 LR/STM64 LH ITU 15xx.xx カードは、スロット 5、6、12、または 13 に装着できます。このカードは、BLSR、UPSR、線形構成の一部、または長距離スパンの再生器としてプロビジョニングできます。
OC192 LR/STM64 LH ITU 15xx.xx ポートは 1550 nm 範囲の特定波長のレーザーを使用します。カードの前面プレートに送受信用コネクタ(ラベル付き)があります。このカードは、光ケーブル終端にデュアル SC コネクタを使用します。このカードは、1+1 の単方向および双方向のファシリティ保護をサポートしています。また、スパン切り替えとリング切り替えの両方が発生する可能性のある 4 ファイバ BLSR アプリケーションでの 1:1 保護もサポートしています。
OC192 LR/STM64 LH ITU 15xx.xx カードは、光ファシリティで SF、LOS、または LOF 状態を検出できます。これらの状態については、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』を参照してください。このカードは、セクションおよびライン オーバーヘッドの B1 および B2 バイトのレジスタからの、セクションおよびライン BIP エラーもカウントします。
表4-18 に、OC192 LR/STM64 LH ITU 15xx.xx カードの 3 つのカード レベルの LED を示します。
OC192 LR/STM64 LH ITU 15xx.xx カードのポート ステータスは、ONS 15454 のファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。ポートまたはカード スロットのステータスを確認するには、LCD を使用します。画面に、特定のポートまたはスロットの番号およびアラームの重大度が表示されます。アラーム メッセージの詳細な説明については、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』を参照してください。
(注) ハードウェアの仕様については、「15454_MRC-12 カードの仕様」を参照してください。光カードの互換性については、表4-2を参照してください。
15454_MRC-12 マルチレート カードでは、Small Form-Factor Pluggable(SFP)を使用し、任意のライン レートの組み合わせで、最大 12 のOC-3/STM-1 ポート、12 の OC-12/STM-4 ポート、または 4 の OC-48/STM-16 ポートを使用できます。ポートはすべて、Telcordia GR-253 に準拠しています。SFP 光モジュールは、SR、IR、LR、Coarse Wavelength Division Multiplexing(CWDM; 低密度波長分割多重)、および DWDM を使用して、非再生スパンをサポートします。SFPの詳細については、「光カードの SFP および XFP」を参照してください。
このポートは、SMF 上で 2488.320 Mbps で動作します。15454_MRC-12 カードには 12 の物理コネクタ アダプタがあり、各コネクタ アダプタに 2 本のファイバ(Tx および Rx)を接続します。このカードは、VT ペイロード、STS-1 ペイロード、および STS-3c、STS-6c、STS-9c、STS-18c、STS-24c、STS-36c、または STS-48c 信号レベルの連結ペイロードをサポートします。また、ONS 15454 G シリーズのイーサネット カードとの完全な相互運用性を備えています。
15454_MRC-12 ポートは、カードの前面プレートに送受信コネクタ(ラベル付き)があります。このカードは、1+1 の単方向および双方向のファシリティ保護をサポートしています。また、スパン切り替えとリング切り替えの両方が発生する可能性のある 4 ファイバ BLSR アプリケーションでの 1:1 保護もサポートしています。このカードは、BLSR、UPSR、または 1+1 線形構成の一部としてプロビジョニングできます。
(注) 分散補償を使用する増幅システムでは、より長距離の伝送が実現されます。
図4-21 に、15454_MRC-12 カードの前面プレートとブロック図を示します。
図4-21 15454_MRC-12 カードの前面プレートとブロック図
15454_MRC-12 カードは、スロット 1~6 および 12~17 に装着でき、XCVT、XC10G、または XC-VXC-10G と併用できます。
(注) 15454_MRC-12 カードは、XC-VXC-10G および TCC2/TCC2P カードが搭載されたシェルフで使用した場合、エラーなしのソフトウェア起動クロスコネクト カードの切り換えをサポートします。
15454_MRC-12 カードの最大帯域幅は、 表4-19 に示すように、クロスコネクト カードによって判別されます。
|
|
最大帯域幅 |
---|---|---|
15454_MRC-12 カードの各ポートは、使用可能帯域幅およびプロビジョニングされた既存ポートにより、OC-3/STM-1、OC-12/STM-4、または OC-48/STM-16 として構成できます。 表4-19 に示したクロスコネクト カードとスロットの制限に基づいて、各種の Synchronous Transport Signal(STS)対応帯域に、次のルールが適用されます( 表4-20 に、同じ情報を表形式で示しています)。
–OC-12 として使用できるポートは、ポート 1 だけです。ポート 1 を OC-12 として使用した場合、他のポートはすべて無効になります。
–OC-3 として使用できるポートは、ポート 1、4、7、および 10 だけです。これらのいずれかのポートを OC-3 として使用した場合、ポート 2、3、5、6、8、9、11、および 12 は無効になります。
–OC-48 として使用できるポートは、ポート 1 だけです。ポート 1 を OC-48 として使用した場合、他のポートはすべて無効になります。
–OC-12 として使用できるポートは、ポート 1、4、7、および 10 だけです。
–ポート 4 を OC-12 として使用した場合、ポート 2 および 3 は無効になります。
–ポート 7 を OC-12 として使用した場合、ポート 5、6、および 8 は無効になります。
–ポート 10 を OC-12 として使用した場合、ポート 9、11、および 12 は無効になります。
–上記のルールに従っていれば、任意のポートを OC-3 として使用できます。
–OC-48 として使用できるポートは、ポート 1、4、7、および 10 だけです。
–ポート 4 を OC-48 として使用した場合、ポート 2 および 3 は無効になります。
–ポート 7 を OC-48 として使用した場合、ポート 5、6、および 8 は無効になります。
–ポート 10 を OC-48 として使用した場合、ポート 9、11、および 12 は無効になります。
–ポート 4 を OC-12 として使用した場合、ポート 2 および 3 を OC-12 または OC-3 として使用できます。
–ポート 7 を OC-12 として使用した場合、ポート 5、6、および 8 を OC-12 または OC-3 として使用できます。
–ポート 10 を OC-12 として使用した場合、ポート 9、11、および 12 を OC-12 または OC-3 として使用できます。
–ポート 4 を OC-3 として使用した場合、ポート 2 および 3 を OC-3 または OC-12 として使用できます。
–ポート 7 を OC-3 として使用した場合、ポート 5、6、および 8 を OC-3 または OC-12 として使用できます。
–ポート 10 を OC-3 として使用した場合、ポート 9、11、および 12 を OC-3 または OC-12 として使用できます。
–上記のルールに従っていれば、任意のポートを OC-12 または OC-3 として使用できます。
表4-20 に、15454_MRC-12 ポートのアベイラビリティ、および使用可能な合計帯域幅に基づく各ポートのライン レートを示します。 表4-19 に示した、使用可能帯域幅の行を参照してください。各行は、各ポート(MCR-12 のポート番号に対応)でプロビジョニングできるライン レートです。使用ポートの欄は、各帯域幅スキームで使用できる合計ポート数を示しています。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
||||||||||||||
(最上位ポートから最下位ポートの順序で追加 SFP を搭載した場合)6 |
||||||||||||||
STS-192 使用可能帯域幅(最下位ポートから最上位ポートの順序で追加 SFP を搭載した場合)1 |
||||||||||||||
6.MRC-12 カードの 12 のすべてのポートに OC-3/12 を初期設定した場合、以降で、最上位ポートから最下位ポートへ、または最下位ポートから最上位ポートへ、順番に OC-48 SFP を追加できます。どちらのポートから追加するかによって、使用可能な最大帯域幅が異なります。 |
表4-21 に、15454_MRC-12 カードの 3 つのカード レベルの LED を示します。
各ポートに、Tx/Rx インジケータがあります。ポートが信号を送信中の場合、Tx LED がグリーンで点滅します。ポートが信号を受信中の場合、Rx LED が点滅します。
また、15454_MRC-12 カードのポート ステータスは、ONS 15454 のファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認することもできます。ポートまたはカード スロットのステータスを確認するには、LCD を使用します。画面に、特定のポートまたはスロットの番号およびアラームの重大度が表示されます。アラーム メッセージの詳細な説明については、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』を参照してください。
(注) ハードウェアの仕様については、「OC192SR1/STM64IO Short Reach カードの仕様」および「OC192/STM64 Any Reach カードの仕様」を参照してください。光カードの互換性については、表4-2を参照してください。
OC192SR1/STM64IO Short Reach および OC191/STM64 Any Reach カードには、次のように、単一の OC-192/STM-64 インターフェイスがあります。
• OC192SR1/STM64IO Short Reach カード(SR-1)
• OC192/STM-64 Any Reach カード(SR-1、SR-2、および LR-2)
CTC では、これらのカードは「OC192-XFP」カードとして認識されます。
このインターフェイスは、SMF スパン上で 9.952 Gbps で動作し、STS-1/VC-4 単位で、連結ペイロードおよび非連結ペイロードの両方にプロビジョニングできます。OC-192/STM-64 インターフェイスの仕様は、ITU-T G.691、ITU-T G.693、ITU-T G.959.1、および Telcordia GR-253 で参照できます。
この光インターフェイスは、カードの前面にあるレセプタクルに、10 Gbps Form-Factor Pluggable(XFP)光トランシーバを接続します。OC192SR1/STM64IO Short Reach カードで使用できるモジュールは、SR-1 XFP だけです。OC192/STM-64 Any Reach カードは、SR-1、IR-2、または LR-2 XFP モジュール用にプロビジョニングできます。XFP SR、IR、および LR インターフェイスはそれぞれ、TIU-T G.91 に定義された推奨仕様に準拠する単一の双方向 OC192/STM64 インターフェイスです。SR-1 は ITU-T I-64.1 に準拠、IR-2 は ITU G.691 S-64.2b に準拠、LR-2 は ITU G.959.1 P1L1-2D2 に準拠しています。
これらのカードは、スロット 5、6、12、および 13 に装着でき、XC10G および XC-VXC-10G などの 10 Gbps クロスコネクト カードだけと併用できます。
(注) OC192SR1/STM63 IO Short Reach および OC192/STM64 Any Reach カードは、XC-VXC-10G および TCC2/TCC2P カードが搭載されたシェルフで使用した場合、エラーなしのソフトウェア起動クロスコネクト カードの切り換えをサポートします。
図4-22 に、2 種類の カードの前面プレートおよびブロック図を示します。
図4-22 OC192SR1/STM64IO Short Reach および OC192/STM64 Any Reach カードの前面プレートとブロック図
カードのスパンは、使用する XFP モジュールによって異なります。
• SR-1 XFP を搭載したカードは、最長 2.0 km の非再生スパンでの 10 Gbps 伝送を必要とする環境で使用します。
• IR-2 XFP を搭載したカードは、最長 40 km の非再生スパンでの 10 Gbps 伝送を必要とする環境で使用します。
• LR-2 XFP を搭載したカードは、最長 80 km の非再生スパンでの 10 Gbps 伝送を必要とする環境で使用します。
表4-22 に、OC192SR1/STM64IO Short Reach および OC192/STM64 Any Reach カードの 3 つのカード レベルの LED を示します。
OC192SR1/STM64IO Short Reach および OC192/STM64 Any Reach カードのポート ステータスは、ONS 15454 のファントレイ アセンブリの LCD 画面を使用して確認できます。ポートまたはカード スロットのステータスを確認するには、LCD を使用します。画面に、特定のポートまたはスロットの番号およびアラームの重大度が表示されます。アラーム メッセージの詳細な説明については、『 Cisco ONS 15454 Troubleshooting Guide 』を参照してください。
ONS 15454 光カードは、業界標準の SFP および XFP モジュラ レセプタクルを使用します。
現在、SFP および XFP を使用する光カードは、15454_MRC-12 カード、OC192SR1/STM64IO Short Reach カード、および OC192/STM64 Any Reach カードだけです。
どの光カードの場合にも、カードに搭載した SFP または XFP のタイプが CTC および TL1 に表示されます。SFP および XFP は別途発注する必要があります。
表4-23 に、Cisco ONS 15454 光カードと、各カードと互換性のある SFP および XFP を示します。
|
(シスコ部品番号) |
|
---|---|---|
ONS-SI-2G-S1 |
10-1992-01 |
|
OC192SR1/STM64IO Short Reach(ONS 15454 SONET/SDH)7 |
||
SFP は、ポートまたはスロットからネットワークまでの高速シリアル リンクを提供する統合光ファイバ トランシーバです。モジュール上で、各種のラッチング機構を使用できます。ラッチのタイプは、モデルのタイプ(SX または LX/LH など)またはテクノロジーのタイプ(ギガビット イーサネットなど)とは関連していません。テクノロジーのタイプおよびモデルは、SFP 上のラベルを参照してください。使用できるラッチのタイプは 3 種類で、マイラー(図4-23)、アクチュエータ/ボタン(図4-24)、およびベイル クラスプ(図4-25)です。
• COM ― 商業用温度範囲:23~158°F(-5~70°C)
10 Gbps 1310 nm および 1550 nm XFP トランシーバは、9.95 Gbps、10.31 Gbps、および 10.51 Gbps の信号レートで高速シリアル リンクを提供する統合光ファイバ トランシーバです。XFP は、レシーバーおよび伝送パスに統合されます。送信側は 10 Gbps シリアル データを再生し、タイムを変更して、レーザー ドライバに渡します。レーザー ドライバは、LC コネクタから SMF 上にデータを伝送できるように、1310 nm または 1550 nm Distributed Feedback(DFB)レーザーをバイアスし、変調します。受信側は、Positive Intrinsic Negative(PIN)フォト検出器、トランスインピーダンス増幅器からの 10 Gbps 光データ ストリームを再生し、タイム変更して、出力ドライバに渡します。
XFP モジュールは、ベイル クラスプ ラッチ機構を採用しています。図4-26 にラッチを解除した状態、図4-27 にラッチした状態を示します。テクノロジーのタイプおよびモデルは、XFP 上のラベルを参照してください。
図4-26 ベイル クラスプ XFP(ラッチを解除した状態)
• COM ― 商業用温度範囲:23~158°F(-5~70°C)
SFP および XFP は、CTC では Pluggable Port Module(PPM)として参照されます。CTC では、15454_MRC-12 カードの複数の PPM を異なるライン レートでプロビジョニングできます。PPM のプロビジョニングの詳細については、『 Cisco ONS 15454 Procedure Guide 』を参照してください。