この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この付録では、Cisco ONS 15454 SDH カード、ポート、クロスコネクトに関する管理状態とサービス状態について説明します。回線の状態については、 第 11 章「回線とトンネル」 を参照してください。ソフトウェア リリース 5.0 以降の管理状態とサービス状態は、Telcordia GR-1093-CORE, Issue 2 and ITU-T X.731 で定義されている一般的な状態モデルに基づいています。
• 「サービス状態」
• 「管理状態」
サービス状態には、Primary State(PST; 1 次状態)、Primary State Qualifier(PSTQ; 1 次状態修飾子)、1 つまたは複数の Secondary State(SST; 2 次状態)があります。 表B-1 に、ONS 15454 SDH がサポートするサービス状態 PST および PSTQ を示します。
|
|
---|---|
表B-2 は、ONS 15454 SDH がサポートする SST の定義です。
管理状態はサービス状態の管理に使用します。管理状態は、PST および SST で構成されます。 表B-3 に、ONS 15454 SDH がサポートする管理状態を示します。SST の定義については、 表B-2 を参照してください。
(注) エンティティが Locked,maintenance 管理状態になると、ONS 15454 SDH はそのエンティティに関するスタンディング アラームをすべて抑制します。すべてのアラームとイベントが Conditions タブに表示されます。LPBKFACILITY および LPBKTERMINAL アラームについては、この動作を変更できます。これらのアラームを Alarms タブで表示するには、NE Defaults タブで
NODE.general.ReportLoopbackConditionsOnUnlocked,MaintenancePorts を TRUE に設定します。
(注) エンティティの管理状態が変化しても、サポートするエンティティやサポートされるエンティティのサービス状態は変わりません。
|
|
---|---|
ここでは、カード、ポート、クロスコネクトの、サービス状態から次のサービス状態への移行について説明します。サービス状態の移行は、エンティティで実行される動作に基づいています。
表B-4 で、カードのサービス状態の移行について説明します。
|
|
|
---|---|---|
表B-5 に、ポートおよびクロスコネクトのサービス状態の移行を示します。ポートの状態は、1 つの例外を除いてクロスコネクトに影響を与えません。Unlocked-disabled,automaticInService サービス状態のクロスコネクトは、親ポートが Unlocked-enabled になるまで、自ら Unlocked-enabled サービス状態に移行できません。
次に示すポートは、 表B-5 のサービス状態をすべてサポートしているわけではありません。
• E シリーズのイーサネット ポート:サービス状態をサポートしません。これらのポートは、enabled または disabled になります。
• FC_MR-4 ポート:Unlocked-enabled、Locked-enabled,disabled、および Locked-enabled,maintenance サービス状態をサポートします。Unlocked-disabled,automaticInService サービス状態はサポートしません。
(注) ポートまたはクロスコネクトを削除すると、システムからエンティティが削除されます。削除されたエンティティは、別のサービス状態には移行しません。
|
|
|
---|---|---|
Unlocked-disabled,automaticInService1 |
||
Unlocked-disabled,automaticInService & failed Unlocked-disabled,automaticInService & failed & outOfGroup(VCAT メンバーの場合) |
||
Unlocked-disabled,automaticInService または Locked-enabled,maintenance • In Group メンバーが Unlocked-enabled または Unlocked-disabled,automaticInService の場合、メンバーが Unlocked-disabled,automaticInService に移行します。 • In Group メンバーが Locked-enabled,maintenance の場合、メンバーが Locked-enabled,maintenance に移行します。 |
||
Unlocked-enabled または Locked-enabled,maintenance • In Group メンバーが Unlocked-enabled または Unlocked-disabled,automaticInService の場合、メンバーが Unlocked-enabled に移行します。 • In Group メンバーが Locked-enabled,maintenance の場合、メンバーが Locked-enabled,maintenance に移行します。 |
||
Locked-disabled,failed & loopback & maintenance & outOfGroup |
||
(注) VCAT In Group メンバーは、Unlocked-disabled,failed または Unlocked-enabled のサービス状態にあります。 |
||
VCAT メンバーを Unlocked,automaticInService 管理状態にする (注) VCAT In Group メンバーは、Unlocked-disabled,automaticInService & failed または Unlocked-enabled のサービス状態にあります。 |
||
VCAT メンバーを Locked,maintenance 管理状態にする (注) VCAT In Group メンバーは、Locked-enabled,failed & maintenance のサービス状態にあります。 |
||
(注) Locked-enabled, loopback & maintenance のサービス状態の場合、Cisco Transport Controller(CTC)および Transaction Language One(TL1)によってクロスコネクトが削除されます。また、ループバックも削除されます。これはクロスコネクトには適用され、ポートには適用されません。 |
||
Locked-disabled,failed & loopback & maintenance Locked-disabled,failed & loopback & maintenance & outOfGroup(VCAT メンバーの場合) |
||
Locked-disabled,failed & loopback & maintenance & outOfGroup |
||
Locked-disabled,failed & maintenance Locked-disabled,failed & maintenance & outOfGroup(VCAT メンバーの場合) |
||
1.VCAT メンバーの場合、Unlocked-enabled から Unlocked-disabled,automaticInService への移行は、メンバーの Loss of Multiframe(LOM)や Sequence Mismatch(SQM)では発生しません。 |