レイヤ 2 イーサネットスイッチング インターフェイス BRIDGE-MIB は Cisco 887、880、および 890 プラットフォームでサポートされます。BRIDGE-MIB により、ユーザはイーサネット スイッチ モジュールのメディア アクセス コントロール(MAC)アドレスとスパニングツリー情報を把握することができます。ユーザは、SNMP プロトコルを使用して MIB エージェントを照会し、MAC アドレスなどのイーサネット スイッチ モジュールの詳細や、各インターフェイスおよびプロトコル情報に関する詳細を取得できます。
ブリッジ MIB はレイヤ 2 BRIDGE-MIB 情報を取得するために次のアプローチを使用します。
- コミュニティ ストリングに基づくアプローチ
- コンテキストに基づくアプローチ
コミュニティ ストリングに基づくアプローチでは、VLAN ごとに、1 個のコミュニティ ストリング作成されます。クエリに基づいて、各 VLAN MIB が表示されます。
BRIDGE-MIB の詳細情報を取得するには、コンフィギュレーション モードで snmp-server community public RW コマンドを使用します。
Router(config)# snmp-server community public RW
SNMP BRIDGE-MIB の詳細をクエリするには、次の構文を使用します。
snmpwalk -v2c <ip address of the ISR, ...> public .1.3.6.1.2.1.17
snmpwalk -v2c <ip address of the ISR, ...> public@2 .1.3.6.1.2.1.17
snmpwalk -v2c <ip address of the ISR, ...> public@3 .1.3.6.1.2.1.17
(注) |
VLAN「x」を作成すると、論理エンティティ public@x が追加されます。パブリック コミュニティについてクエリを実行すると、レイヤ 3 MIB が表示されます。public@x についてクエリを実行すると、VLAN「x」のレイヤ 2 MIB が表示されます。
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コンテキストに基づくアプローチでは、レイヤ 2 インターフェイスの値を表示するために、SNMP コンテキスト マッピング コマンド使用されます。各 VLAN はコンテキストにマッピングされます。ユーザがコンテキストを使用してクエリを実行すると、MIB は、コンテキストにマッピングされた特定の VLAN のデータを表示します。このアプローチでは、各 VLAN はコンテキストに手動でマッピングされます。
BRIDGE-MIB の詳細情報を取得するには、コンフィギュレーション モードで次のコマンドを使用します。
Router(config)# Routersnmp-server group public v2c context bridge-group
Router(config)# snmp-server community public RW
Router(config)# snmp-server community private RW
Router(config)# snmp-server context bridge-group
Router(config)# snmp mib community-map public context bridge-group
SNMP BRIDGE-MIB の詳細をクエリするには、次の構文を使用します。
snmpwalk -v2c <ip address of the ISR, ...> public@1 .1.3.6.1.2.1.17 ?L2-MIB
snmpwalk -v2c <ip address of the ISR, ...> private .1.3.6.1.2.1.17?L3-MIB
(注) |
パブリック コミュニティについてクエリすると、レイヤ 2 MIB が表示されます。レイヤ 3 MIB に対してプライベート グループを使用します。
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BRIDGE-MIB の詳細を設定および取得する方法の詳細については、次を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/tech/tk648/tk362/technologies_tech_note09186a0080094a9b. shtml#brgmib