Cisco Router and Security Device Manager を使用したルータの構成
ご購入頂いたハードウェアには特別な保証規定があります。保証期間中は、さまざまなサービスをご利用頂けます。シスコのソフトウェアに適用される保証とライセンス契約を含む正式な保証規定は、Cisco.com で入手できます。次の手順に従って、『Cisco Information Packet』 、保証書およびライセンス契約を Cisco.com からダウンロードしてください。
1. ブラウザを起動して、次の URL に移動してください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/es_inpck/cetrans.htm
Warranties and License Agreements ページが表示されます。
2. 『Cisco Information Packet』 を表示するには、次の手順を行います。
a. Information Packet Number フィールドをクリックして、製品番号 78-5235-03A0 が選択されていることを確認します。
『Information Packet』の Cisco Limited Warranty and Software Lisenseページが表示されます。
d. 文書をオンラインで読むか、PDF アイコンをクリックして文書を PDF 形式でダウンロードし、印刷してください。
(注) PDF ファイルを表示し、印刷するには、Adobe Acrobat Reader が必要です。これは、Adobe のWebサイト http://www.adobe.comからダウンロードできます。
3. お手持ちの製品について、翻訳またはローカライズされた保証規定を表示するには、次の手順を実行します。
a. Warranty Document Number フィールドに、次の製品番号を入力します。
d. 文書をオンラインで読むか、PDF アイコンをクリックして文書を PDF 形式でダウンロードし、印刷してください。
ご不明な点については、シスコのサービス窓口にお問い合わせ頂くか、サポート Web サイトをご覧ください。
http://www.cisco.com/public/Support_root.shtml
シスコ、またはその代理店では、Return Materials Authorization(RMA) 要求を受領してから 、10 営業日以内に交換部品を出荷するように商業上合理的な努力を致します。お届け先により、実際の配達所要日数は異なります。
シスコは購入代金を払い戻すことにより一切の保証責任とさせて頂く権利を留保します。
Return Materials Authorization(RMA) 番号の入手
製品を購入されたシスコの代理店にお問い合わせください。製品を直接シスコから購入された場合は、シスコの営業担当者にお問い合わせください。
本ガイドでは、Cisco 1812J セキュア アクセス ルータの設置手順を説明します。Cisco 1812J セキュア アクセス ルータは、構成が固定されたルータです。このルータは、組み込みの 8 ポート 10/100Mbps イーサネット スイッチ、2 つのオンボード ファースト イーサネット ポート 外部インターフェイス、および 2 つの USB 2.0 デュアル ポート を装備しています。スイッチ ポートとオンボードの 10/100 Mbps イーサネット ポートは、802.1Q 仮想 LAN(VLAN) カプセル化をサポートしており、VLAN と Cisco IOS ファイアウォール機能を使用して非武装地帯(DMZ) を構成できます。オプションでスイッチ ポートをアップグレードして、IP 電話用のインライン電源を搭載することもできます。
Cisco 1812J セキュア アクセス ルータは、セキュリティ保護されたインターネット接続を実現するだけでなく、主接続で障害が発生した場合の ISDN S/T ポートによるダイヤルアップが可能です。
Cisco 1812J ルータのシリアル番号を記載したラベルは、本体背面の電源スイッチの右上にあります。このシリアル番号は、シスコのサポートにお問い合わせの際に必要になります。各種 Cisco ルータのシリアル番号の記載場所については、以下を参照してください。
Cisco 1812J ルータの製品パッケージには、以下のものが含まれています(図1)。
図1 Cisco 1812J セキュア アクセス ルータ製品パッケージの内容
• Cisco 1812J セキュア アクセス ルータ 1 台
• コンソール ケーブル(水色、RJ-45 / DB-9) 1 本
• POE (Power over Ethernet) 電源装置 1 個(PoE オプション付きでルータをご購入の場合のみ)
• Cisco Router and Security Device Manager(SDM) が収録された CD-ROM 1 枚
ネットワーク環境によっては、本ルータを設置するために以下の機器をご用意頂く必要があります。
• ルータとブロードバンド モデム(xDSL モデムまたはケーブル モデム) およびハブかスイッチを接続するイーサネット ストレート ケーブル(RJ-45 / RJ-45)
• ルータをローカル ネットワークに接続するイーサネット ハブまたはスイッチ。あるいは、ルータをサービス プロバイダに接続する xDSL モデムかケーブル モデム。
• 組み込み 8 ポート 10/100Mbps イーサネット スイッチに接続する、ネットワーク インターフェイス カード(NIC) または他のネットワーク対応機器(ハブやスイッチ)を搭載したサーバまたはコンピュータ。
図2 に、Cisco 1812J セキュア アクセス ルータの典型的な接続方法を示します。
以下の手順に従って、電源、ローカル ネットワーク、サービス プロバイダ ネットワークにルータを接続してください。
ステップ1 電源をルータに接続します(図2)。
(注) POE オプション付きのルータの場合は、POE 電源装置をルータ背面の POE 差し込み口に接続し、POE 電源ケーブルのメス端子を POE 電源装置に、オス端子をコンセントに接続します。
c. ルータの電源をオンにします(電源スイッチを押してオン ( | ) の位置にします)。
d. 前面パネルの SYS OK LED をチェックしてルータに電源が投入されたことを確認してください。
ステップ2 ルータをネットワークに接続するには、イーサネット ケーブル (RJ-45) の一方の端をイーサネット スイッチ ポート(FE 2 - FE 9)に接続し、他方の端をハブまたはスイッチのポートに接続します(図2)。
(注) 図2 ではハブに接続しています。ルータの イーサネット スイッチ ポートは、スイッチ、または NIC を搭載したコンピュータなどのネットワーク対応機器にも接続できます。ルータのスイッチ ポートを別のスイッチに接続する場合は、クロスオーバ ケーブルを使用してください。ルータのスイッチ ポートにコンピュータを接続した場合は、接続が確立されるまでに 30 秒ほどかかります。
ステップ3 Cisco Router and Security Device Manager (SDM) を使用してルータを構成するには、PC をファースト イーサネット スイッチ ポートに接続する必要があります。イーサネット ケーブルの一方の端を FE2 というラベルの付いたスイッチ ポートに接続し、他方の端を PC のイーサネット ポートに接続します。
ステップ4 ルータをサービス プロバイダ ネットワークに接続するには、イーサネット ケーブルの一方の端を 10/100 ファースト イーサネット ポート (FE0、FE1 というラベルの付いたポート) に接続し、他方の端をサービス プロバイダのブロードバンド モデム (xDSL モデルまたはケーブル モデム) のネットワーク ポートに接続します(図2)。
ステップ5 (オプション)Cisco 1812J セキュア アクセス サービスルータでは、ISDN S/T ポートを介して、サービス プロバイダ ネットワークに 144kbps でダイヤルアップ接続することもできます。この接続は、主接続で障害が発生した場合に、サービス プロバイダに接続するためのバックアップ用として使用できます。サービス プロバイダ ネットワークへのバックアップ接続を確立するには、RJ-45 ストレート ケーブルの一方の端をルータの ISDN S/T ポートに接続し(図2)、他方の端を壁の電話用ジャックに接続してください。
(注) バックアップ ダイヤルアップ接続用にルータを構成するには、Cisco IOS のコマンドライン インターフェイス (CLI) を使用する必要があります。詳細については、『Cisco 1800 Series Integrated Services Routers (Fixed) Software Configuration Guide』を参照してください。
Cisco Router and Security Device Manager (SDM) は、LAN/WAN インターフェイス、ルーティング、ネットワーク アドレス トランスレーション (NAT)、ファイアウォール、VPN、およびその他の機能をルータ上に構成するための Web ベースの構成ツールです。SDM をルータにインストール場合は、『Cisco Router and Security Device Manager (SDM) Quick Start Guide』に記述されている手順に従ってルータを構成してください。このガイドが製品パッケージに同梱されていない場合は、SDM ソフトウェアとそのインストール手順を次の場所からダウンロードしてください。
http://www.cisco.com/pcgi-bin/tablebuild.pl/sdm
SDM のリリース ノートとマニュアルを入手するには、 http://www.cisco.com/go/sdm にアクセスし、Technical Documentation リンクをクリックしてください。
この手順は必須ではありません。SDM の代わりに Cisco IOS CLI を使用してルータの構成またはトラブルシューティングを行う場合だけ実行してください。Cisco IOS を使用するには、ルータをターミナルまたはターミナル エミュレータ ソフトウェアを実行している PC に接続する必要があります。ターミナル エミュレータ ソフトウェアは、次のように設定してください。
Cisco IOS ソフトウェアを使用してルータを構成する方法については、『 Cisco 1800 Series Integrated Services Routers (Fixed) Software Configuration Guide』 を参照してください。
ターミナルまたは PC をルータに接続するには、次の手順を実行します。
ステップ1 コンソール ケーブルの RJ-45 端子側をルータ背面のコンソール ポートに接続します(図3)。
ステップ2 コンソール ケーブルの DB-9 端子側を PC のコンソール ポート (シリアル ポートとも言う) に接続します。DB-9 端子 が PC のコンソール ポートに合わない場合は、アダプタを用意してください。
ルータを正しく接続できたかどうかを確認するには、表1 に挙げる各 LED をチェックします。
POE1 |
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シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は Cisco.com で入手することができます。テクニカル サポート、およびその他のリソースも、さまざまな方法で入手することができます。ここでは、シスコ製品に関する技術情報を入手する方法について説明します。
次のURLから、シスコ製品の最新資料を入手することができます。
http://www.cisco.com/univercd/home/home.htm
シスコの Web サイトには、次の URL からアクセスしてください。
シスコの Web サイト の各国語版へは、次の URLからアクセスできます。
http://www.cisco.com/public/countries_languages.shtml
マニュアルの発注方法については、以下のURLにアクセスしてください。
http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/es_inpck/pdi.htm
• Cisco.com に登録しているお客様 (Cisco Direct Cutomers) は、Ordering Tool からシスコ製品の英文マニュアルを発注できます。次のURLにアクセスしてください。
シスコシステムズ マニュアルセンターでは、シスコ製品の日本語マニュアルの最新版をPDF形式で公開しています。また、日本語マニュアル、および日本語マニュアルCD-ROMもオンラインで発注可能です。ご希望の方は、次の URL にアクセスしてください。
Cisco Technical Support では、シスコとサービス契約を結んでいるお客様、パートナー、リセラー、販売店を対象として、評価の高い24 時間体制のテクニカル サポートを提供しています。Cisco.com の Cisco Technical Support Web サイトでは、広範囲にわたるオンラインでのサポートリソースを提供しています。さらに、Cisco Technical Assistance Center(TAC) では、電話でのサポートも提供しています。シスコとサービス契約を結んでいない場合は、製品を購入された代理店にお問い合わせください。
Cisco Technical Support Web サイトでは、オンラインで資料やツールを利用して、トラブルシューティングやシスコ製品およびテクノロジーに関する技術上の問題の解決に役立てることができます。Cisco Technical Support Webサイトは、1年中いつでも利用することができます。次の URL にアクセスしてください。
http://www.cisco.com/techsupport
Cisco Technical Support Web サイト上のツールにアクセスする際は、いずれも Cisco.com のログイン ID およびパスワードが必要です。サービス契約を結んでいるお客様で、ログイン ID またはパスワードをお持ちでない方は、次のURLで登録手続を行ってください。
Japan TAC Webサイトでは、利用頻度の高い TAC Web サイト( http://www.cisco.com/tac )のドキュメントを日本語で提供しています。Japan TAC Web サイトには、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/jp/go/tac
サポート契約を結んでいない方は、「ゲスト」としてご登録いただくだけで、Japan TAC Web サイトのドキュメントにアクセスできます。
Japan TAC Web サイトにアクセスするには、Cisco.com のログイン ID とパスワードが必要です。ログイン ID とパスワードを取得していない場合は、次の URL にアクセスして登録手続を行ってください。
http://www.cisco.com/jp/register/
(注) Cisco Product Identification(CPI) ツールを使用して、お使いの製品のシリアル番号を確認してから、登録内容を送信するかサービス窓口までお電話ください。CPI ツールを利用するには、Japan TAC Web サイトで 、[ツール&リソース] セクションの [e-Support ツール] をクリックします。 次に、50 音/アルファベット順のドロップダウン リストから、[Cisco Product Identification Tool]を選択するか、SR(Service Request)、アラートに関連するツールやリソース の下にある [Cisco Product Identification Tool] リンクをクリックしてください。CPI ツールには、製品 ID、モデル名、ツリー ビューの 3 つの検索オプションが用意されています。特定の条件を満たす製品を知りたい場合は、show コマンドの出力をコピーして貼り付けることもできます。検索結果には、シリアル番号ラベルの場所が強調表示された製品のイラストが表示されます。お使いの製品のシリアル番号ラベルの場所が分かったら、それをメモしてからサービス窓口までお電話ください。
オンラインのTAC Service Request Tool を使用すると、S3 および S4 のサービス リクエストを、短時間で発行できます(S3およびS4のサービス リクエストとは、ネットワークに軽微な障害が発生した場合、および製品情報を必要とする場合を指します)。状況をご説明いただくと、TAC Service Request Tool が推奨される解決方法を自動的に提供します。これらの推奨リソースを使用しても問題が解決しない場合は、Cisco TAC エンジニアが対応します。TAC Service Request Tool は次のURLからアクセスできます。
http://www.cisco.com/techsupport/servicerequest
S1 または S2 のサービス リクエストの場合、またはインターネット接続環境がない場合は、Cisco TAC まで電話でご連絡ください(S1 および S2 のサービス リクエストとは、運用中のネットワークがダウンした場合、あるいは重大な障害が発生した場合を指します)。S1 および S2 のサービス リクエストには Cisco TAC エンジニアがすぐ対応し、業務を円滑に運営できるよう支援します。
サービス リクエストを電話で申し込むには、次のいずれかの番号におかけください。
アジア太平洋地域:+61 2 8446 7411(オーストラリア: +1 800 805 227)
USA: +1 800 553-2447(米国内フリーダイヤル)
シスコでは、すべてのサービス リクエストを標準のフォーマットで確実にレポートするために、次のように重大度を定義しています。
重大度 1 (S1)-ネットワークがダウンしたか、業務の運営に重大な影響がある。お客様とシスコのエンジニアがすべての必要な人員を 24 時間体制で投入して、問題の解決にあたります。
重大度 2 (S2)-既存のネットワークのパフォーマンスが著しく低下したか、シスコ製品のパフォーマンスが十分でないために、業務の重要な側面にマイナスの影響を被った。お客様とシスコのエンジニアが、通常の営業時間に専任の人員を投入して問題の解決にあたります。
重大度 3 (S3)-生産ネットワークで一部障害が発生したが、業務の運営に大きな支障はない。お客様とシスコのエンジニアが、通常の営業時間に人員を投入して、サービスを満足のいくレベルまで回復します。
重大度 4 (S4)-シスコ製品の機能、設置、構成に関して情報または支援を必要とする。業務の運営には、ほとんどあるいはまったく影響ありません。
シスコの製品、テクノロジー、およびネットワーク ソリューションに関する情報について、さまざまな資料をオンラインおよび印刷物で入手することができます。
• Cisco Marketplace では、さまざまなシスコの書籍、参考資料、およびロゴ入り商品を提供しています。以下のサイトをご覧ください。
http://www.cisco.com/go/marketplace/
• 『Cisco Product Catalog 』には、シスコが提供するネットワーキング製品のほか、発注方法やカスタマー サポート サービスについての情報が記載されています。『Cisco Product Catalog』 には、次のURL からアクセスしてください。
http://cisco.com/univercd/cc/td/doc/pcat/
• Cisco Press は、ネットワーク全般、トレーニング、認定関連の出版物を幅広く発行しています。初心者から上級者まで、さまざまな読者向けの出版物があります。Cisco Press の最新の出版情報などについては、次のURLからアクセスしてください。
• 『Packet』 は、シスコが発行するテクニカル ユーザ向けの季刊誌で、インターネットやネットワークへの投資を最大限に活用するのに役立ちます。『Packet』には、ネットワーク分野の最新動向、テクノロジーの進展、およびシスコの製品やソリューションに関する記事をはじめ、ネットワークの配置やトラブルシューティングのヒント、設定例、ケーススタディ、認定やトレーニングに関する情報、および詳細な内容のさまざまなオンライン リソースへのリンクを掲載しています。『Packet』には、次の URL からアクセスしてください。
• 『iQ Magazine』 は、シスコが発行する成長企業向けの季刊誌で、シスコのテクノロジーを使って、収益の増加、ビジネス効率の向上、およびサービスの拡大を図る方法を紹介しています。この季刊誌は、実際の事例研究や事業戦略を用いて、こうした企業が直面する様々な課題や、問題解決の糸口となるテクノロジーを明確化し、テクノロジーの投資に関して読者が正しい決断を行う手助けをします。『iQ Magazine』には、次の URL からアクセスしてください。
http://www.cisco.com/go/iqmagazine
• 『Internet Protocol Journal』 は、インターネットおよびイントラネットの設計、開発、運用を担当するエンジニア向けに、シスコが発行する季刊誌です。『Internet Protocol Journal』 は、次の URL からアクセスしてください。
• シスコは最高水準のネットワーク関連のトレーニングを実施しています。トレーニングの最新情報については、次の URL からアクセスしてください。