製品番号:GSR10-LUG-CVR=
Customer Order Number:DOC-J-7813184=
このマニュアルでは、Cisco 12410インターネット ルータDC端子のプラスチック製安全カバー(ラグ カバーとも言う)の取り外しおよび交換手順について説明します。
ルータ、およびこのルータ上で実行するCisco IOSソフトウェアには、さまざまな機能が統合されています。これらの情報は、以下の資料に記載されています。
• Cisco Documentation CD-ROMパッケージ ― シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は、製品に付属のCD-ROMパッケージでご利用いただけます。Cisco Connection FamilyのDocumentation CD-ROMは毎月更新されるので、印刷資料よりも新しい情報が得られます。最新の
Documentation CD-ROMの入手方法については、製品を購入された代理店にお問い合わせください。このCD-ROMパッケージは単独または年間契約で入手することができます。
• Cisco Web ― WWW上のURL、http://www.cisco.com、http://www.cisco.com/jp、
http://www-china.cisco.com、またはhttp://www-europe.cisco.comでもシスコの資料をご利用いただけます。
• Cisco IOSソフトウェア マニュアル ― Cisco IOSソフトウェアの設定情報およびサポートについては、ご使用のシスコ ハードウェア製品にインストールされているCisco IOSソフトウェア リリースに対応したCisco IOSソフトウェア コンフィギュレーション マニュアル セットの、モジュラ コンフィギュレーション ガイドおよびモジュラ コマンド リファレンスを参照してください。また、ルータ上で使用しているCisco IOSソフトウェア バージョンに対応したCisco IOSソフトウェア リリース ノートも参照してください。
• Cisco 12000シリーズ インターネット ルータのハードウェア マニュアル ― Cisco 12000シリーズ インターネット ルータのハードウェア インストレーションおよびメンテナンス情報については、ご使用のルータに対応するインストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
• 適合規格および安全性について ― 『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 12000 series Internet Router 』を参照してください。
シスコ マニュアルにアクセスする、またはマニュアルに関する情報を得る方法については、下記を参照してください。
–CCO(CCOを参照)
Cisco 12410インターネット ルータのDC端子は、透明なプラスチック製の安全カバーで覆われています。安全カバーは、DC入力端子1組につき1つずつ合計2つあります(図 1を参照)。DC端子安全カバーを紛失または損傷した場合は、ルータの設置場所で取り外しおよび交換することができます。透明なプラスチック製カバーの取り外しおよび交換は、シャーシの背面パネルから他の部品を取り外すことなく簡単に行うことができます。各カバーには、シャーシにカバーを固定するシャーシ背面パネルの2個1組のネジに合う、涙型の穴が2個所開いています。ネジを緩めて、安全カバーをDC端子ラグから持ち上げて外します。
交換作業を開始する前に、人身事故または機器の損傷を防ぐために、ここで説明する安全に関する注意事項を確認してください。
さらに、Cisco 12410インターネット ルータのインストレーション、コンフィギュレーション、またはメンテナンスを始める前に、『 Regulatory Compliance and Safety Information for the
Cisco 12000 series Internet Router』(Document Number: 78-4347-xx)に記載されている安全のための警告を参照してください。
誤って行うと危険が生じる可能性のある操作については、安全上の警告が記載されています。各警告文に、警告を表す記号が記されています。次に、安全に関する警告文の例を示します。警告を表す記号と、人身事故を引き起こす状況が記載されています。
警告 危険の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。
次の注意事項に従って、安全を確保し、機器を保護してください。このリストには、可能性のある危険な状況がすべて網羅されているわけではありません。常に 注意 が必要です。
• システムを移動するときは、事前にすべての電源コードおよびインターフェイス ケーブルを取り外してください。
• 回路の電源が切断されていると思い込まず、必ず確認してください。
• 他の人が通行する場所には、工具やアセンブリ コンポーネントを置かないでください。
• 人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。
• 床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。
電気機器を取り扱う際には、次の基本的な注意事項に従ってください。
• ルータ内部の作業を行う前に、室内の緊急電源遮断スイッチがどこにあるかを確認しておきます。
• ルータの取り付けや取り外しを行う前に、すべての電源コードおよび外付けケーブルを外してください。
• 回路の電源が切断されていると思い込まず、必ず確認してください。
• 人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。
• 床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。
–自分自身に被害が及ばないように注意してください。ルータの電源を切断してください。
–可能であれば、医療援助を求めるために誰か別の人を呼んでもらうようにしてください。それができない場合は、被害者の状況を見極めて救助を要請してください。
–被害者に人口呼吸または心臓マッサージが必要かどうかを判断し、適切な処置を施してください。
さらに、電源から切断されていても、電話線またはネットワーク配線に接続されている装置を扱う場合には、次の注意事項に従ってください。
• 雷が発生しているときには、電話線の取り付けを行わないでください。
• 防水設計されていない電話ジャックは、湿度の高い場所に取り付けないでください。
• 電話回線がネットワーク インターフェイスから切り離されている場合以外、絶縁されていない電話ケーブルや端子には、触れないでください。
ルータ コンポーネントの多くは、静電気によって損傷を受けることがあります。コンポーネントによっては、わずか30Vの電圧でも損傷を受けますが、プラスチックや発砲スチロールの梱包資材を扱っただけで、またはアセンブリをプラスチックやカーペットの上でスライドさせただけで、35,000Vもの静電圧が発生することがあります。適切なESD(静電気放電)防止策を講じなかった場合、コンポーネントに故障または間欠的な障害をもたらします。次の注意事項に従って、静電破壊の潜在的可能性を最小限に抑えてください。
• 静電気防止用リスト/アンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。
• コンポーネントの取り外しまたは取り付けを行うときには、シャーシ前面のESD接続ソケットの一方またはシャーシの塗装されていない金属面に、静電気防止用ストラップの装置側を必ず接続します(図 2を参照)。コンポーネントと衣服が接触しないように注意してください。リスト ストラップは身体の静電気からコンポーネントを保護するだけです。衣服の静電気が、コンポーネント損傷の原因になることがあります。
• 必ず、カードのコンポーネント側を上にして、静電気防止用シートの上に置くか、静電気防止カード ラックに入れるか、または静電気防止用袋に収めます。コンポーネントを返却する場合には、ただちに静電気防止用袋に保管してください。
• ライン カードまたはRoute Processor(RP)を取り付ける場合は、イジェクト レバーを使用して、カード コネクタをバックプレーンに装着し、カードの前面プレートの両側にある非脱落型ネジを締めます。非脱落型ネジはルータの脱落を防ぐだけではなく、ルータに適切なアースを提供し、バックプレーンにカード コネクタを確実に固定させるために必要です。
• ライン カード、Clock and Scheduler Card(CSC;クロック スケジューラ カード)、Switch Fabric Card(SFC;スイッチ ファブリック カード)、またはRPを取り外すときには、イジェクト レバーを使用してバックプレーンからカード コネクタを外します。金属製のカード フレームを静かに引き出し、片手をフレームの底面に添えて、スロットからまっすぐ取り出します。
• ライン カード、CSC、SFC、またはRPを扱う場合は、必ず金属製のカード フレームだけを持ちます。基板またはコネクタ ピンには触れないように注意してください。
図 2 静電気防止用リスト ストラップとCisco 12410シャーシの接続
次の手順で、DC端子プラスチック製カバーの取り外しおよび交換を行います。
警告 次の作業を実行する前に、Cisco 12410インターネット ルータのDC入力電源に電力を供給しているDC回路を切断します。すべての電源を確実に切断するには、DC回路に対応している回路ブレーカをOFFの位置に切り替え、回路ブレーカのスイッチ ハンドルをOFFの位置のままテープで固定します。
a. 前面パネルのスイッチでDC PEM(パワー エントリ モジュール)をオフにします。
ステップ 2 DC端子のプラスチック製安全カバーを固定している2個のネジを緩め、カバーを持ち上げて外します。
ステップ 3 交換用DC端子プラスチック製安全カバーをDC端子ラグに合わせて被せ、2個所の涙型の穴に2個1組のネジを合わせます。
ステップ 4 端子上のプラスチック製カバーを引き下げて、1対のネジが涙型の穴にある狭くなっている部分にきちんと合うようにします。
Cisco 12410インターネット ルータの適合規格および電磁適合性については、
『Cisco 12410 Internet Router Installation and Configuration Guide』(78-12242-xx)のAppendix A「Technical Specifications」に記載されています。『Cisco 12410 Internet Router Installation and Configuration Guide』は、Cisco CD-ROMおよびCCOでも入手することができます。
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