AC電源Cisco 12410インターネット ルータ背面カバーの取り外しと取り付け
DC電源Cisco 12410インターネット ルータ背面カバーの取り外しと取り付け
製品番号:ACS-GSR10-REARCVR=
Customer Order Number:DOC-J-7813187=
このマニュアルでは、Cisco 12410インターネット ルータ背面カバーの取り外しおよび取り付け手順について説明します。
• 「必要な工具」
• 「AC電源Cisco 12410インターネット ルータ背面カバーの取り外しと取り付け」
• 「DC電源Cisco 12410インターネット ルータ背面カバーの取り外しと取り付け」
• 「CCO」
ルータおよびルータ上で実行するCisco IOSソフトウェアには、さまざまな機能が統合されています。これらの情報は、以下の資料に記載されています。
• Documentation CD-ROMパッケージ ― シスコ製品のマニュアルおよびその他の資料は、製品に付属のCD-ROMパッケージでご利用いただけます。Cisco Connection FamilyのDocumentation CD-ROMは毎月更新されるので、印刷資料よりも新しい情報が得られます。最新の
Documentation CD-ROMの入手方法については、製品を購入された代理店にお問い合わせください。このCD-ROMパッケージは単独または年間契約で入手することができます。
• WWW ― WWW上の次のサイトから、シスコ製品の最新資料を入手することができます。
http://www.cisco.com
http://www.cisco.com/jp
http://www-china.cisco.com
http://www-europe.cisco.com
• Cisco IOSソフトウェア マニュアル ― Cisco IOSソフトウェアの設定情報およびサポートについては、ご使用のシスコ ハードウェア製品にインストールされているCisco IOSソフトウェア リリースに対応したCisco IOSソフトウェア コンフィギュレーション マニュアル セットのモジュール式コンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンスを参照してください。また、ルータ上で使用しているCisco IOSソフトウェア バージョンに対応したCisco IOSソフトウェア リリース ノートも参照してください。
• Cisco 12000シリーズ インターネット ルータ ハードウェア マニュアル ― Cisco 12000シリーズ インターネット ルータのハードウェア インストレーションおよびメンテナンス情報については、Cisco 12000シリーズ インターネット ルータに対応するインストレーション コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
• 適合規格および安全性についての情報 ― 『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 12000 series Internet Router 』を参照してください。
Ciscoマニュアルを見る、またはマニュアルの統合情報を入手する場合は、以下を参照してください。
–CCO(CCOを参照)
背面カバーは、ほとんどのシャーシの背面に取り付けられている大型の金属薄板であり、16個のパネル ネジで固定されます(図 1参照)。背面パネルとも呼ばれるこの同じ背面カバーがAD電源またはDC電源Cisco 12410インターネット ルータで使用されています。
図 1 Cisco 12410インターネット ルータの背面図
交換作業を開始する前に、人身事故または機器の損傷を防ぐために、ここで説明する安全に関する注意事項を確認してください。
Cisco 12410インターネット ルータの取り付け、設定、または保守を行う前には、
『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 12000 series Internet Router』
(Text Part Number 78-4347-xx)に一覧表示されている安全に関する警告を確認してください。
誤って行うと危険が生じる可能性のある操作については、安全上の警告が記載されています。各警告文に、警告を表す記号が記されています。次に、安全に関する警告文の例を示します。警告を表す記号と、人身事故を引き起こす状況が記載されています。
警告 「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。機器の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止対策に留意してください。
次の注意事項に従って、身の安全を確保し、機器を保護してください。危険が生じる可能性は、これですべてというわけではありません。 注意を怠らないでください。
• システムを動かす前には、必ずすべての電源コードとインターフェイス ケーブルを外してください。
• 回路の電源が切断されていると思い込まず、必ず確認してください。
• 通路には工具やアセンブリ コンポーネントを置かないでください。
• 人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。
• 床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。
電気機器を取り扱う際には、次の基本的な注意事項に従ってください。
• ルータ内部の作業を行う前に、室内の緊急電源遮断スイッチがどこにあるかを確認しておきます。
• ルータの取り付けや取り外しを行う前に、すべての電源コードと外付けケーブルを取り外します。
• 回路の電源が切断されていると思い込まず、必ず確認してください。
• 人身事故や装置障害を引き起こす可能性のある作業は行わないでください。
• 床が濡れていないか、アースされていない電源延長コードや保護アースの不備などがないかどうか、作業場所の安全を十分に確認してください。
–医療援助を求める場合は、なるべく誰か他の人に呼んでもらうようにしてください。不可能な場合には、負傷者の容態を見極めた上で救助を求めに行ってください。
–負傷者に人工呼吸または心臓マッサージが必要かどうかを判断し、適切な処置を施してください。
また、電源は切断していても電話回線またはその他のネットワーク ケーブルに接続したままの機器を取り扱うときは、次の注意事項に従ってください。
• 雷が発生しているときは、電話回線の設置作業を行わないでください。
• 防水設計されていない電話ジャックは、濡れた場所に取り付けないでください。
• 電話回線がネットワーク インターフェイスから切り離されている場合以外、絶縁されていない電話線や端子には、触れないでください。
静電気によって損傷を受けるルータ コンポーネントが数多くあります。わずか30 Vの電圧でも損傷を受けるコンポーネントもありますし、プラスチックや発泡スチロールの梱包資材を触っただけで、またはアセンブリがプラスチックやカーペットの上をスライドするだけで、35,000 Vもの静電気が発生することがあります。適切なESD(静電気放電)防止策を講じなかった場合、コンポーネントが故障したり、断続的な障害が発生したりする可能性があります。次の注意事項に従って、静電破壊の可能性を最小限に抑えてください。
• 静電気防止用リストまたはアンクル ストラップを肌に密着させて着用してください。
• コンポーネントの取り外しまたは取り付けを行うときには、シャーシ前面のESD接続ソケットのうちの1つまたはシャーシの塗装されていない面に、静電気防止用ストラップの装置側を必ず接続します(図 2参照)。コンポーネントと衣服が接触しないように注意してください。静電気防止用リスト ストラップは身体の静電気からコンポーネントを保護するだけです。衣服の静電気が、コンポーネントの静電破壊の原因になることがあります。
• 必ず、カードのコンポーネント側を上向きにして、静電気防止シートに置くか、静電気防止カード ラックに入れるか、または静電気防止用袋に収めます。コンポーネントを返却する場合には、ただちに静電気防止用袋に入れてください。
• ライン カードまたはルート プロセッサ(RP)を取り付ける場合は、イジェクト レバーを使用して、カード コネクタをバックプレーンに装着し、カードの前面プレート上にある2つの非脱落型ネジを締めます。非脱落型ネジは偶発的な脱落を防ぐだけではなく、システムに適切なアースを提供し、バックプレーンにカード コネクタを確実に固定させるために必要です。
• ライン カード、クロック スケジューラ カード、スイッチ ファブリック カード、またはRPを取り外すときには、イジェクト レバーを使用してバックプレーンからカード コネクタを外します。金属製のカード フレームを静かに引き出し、片手をフレームの下に当てて、スロットからまっすぐ引き出します。
• ライン カード、クロック スケジューラ カード、スイッチ ファブリック カード、またはRPを取り扱うときは、必ず金属製カード フレームの端だけを持ってください。基盤またはコネクタ ピンには手を触れないようにしてください。
図 2 静電気防止用リスト ストラップのCisco 12410シャーシへの接続
図 3は、背面カバーがAC電源Cisco 12410インターネット ルータにどのように取り付けられているのかを示したものです。この図は、次の手順で参照されます。
図 3 AC電源Cisco 12410インターネット ルータの背面図
次の手順でACシステム背面カバーの取り外しと取り付けを行います。
b. (適切な場合には)ファシリティAC回路ブレーカをオフにします。
c. Cisco 12410インターネット ルータ上の2つのAC電源コネクタからAC電源コードを両方とも取り外します。
ステップ 2 図 3を参照して、AC水平トラフを固定しているパネル ネジを緩めて、これを取り外します。
ステップ 3 図 3を参照して、背面カバーをシャーシに固定している16個のパネル ネジを緩めて、これを取り外します。
ステップ 4 図 3を参照して、交換用背面カバーを取り付けます。
背面カバーの下端がAC水平トラフより上にはめこまれるようにしてください。
背面カバーをシャーシに合わせ、これを固定するパネル ネジを締めます。
ステップ 5 図 3を参照してAC水平トラフを取り付け、パネル ネジでシャーシに固定します。
ステップ 6 AC電源コードを再び接続します。AC電源を投入します。
図 4は、背面カバーがDC電源Cisco 12410インターネット ルータにどのように取り付けられているのかを示したものです。この図は、次の手順で参照されます。
警告 次の手順を実行する前に、Cisco 12410インターネット ルータのDC電源入力に電気を供給しているDC回路の電源を切断します。電源を確実に切断するには、DC回路に対応している回路ブレーカをOFFの位置に切り替え、回路ブレーカのスイッチ ハンドルをOFFの位置のままテープで固定します。
図 4 DC電源の背面図 Cisco 12410インターネット ルータ
次の手順でDCシステム背面カバーの取り外しと取り付けを行います。
a. 前面パネル スイッチでDCパワー エントリ モジュールをオフにします。
DC接続ポスト上の透明なプラスチック カバーを取り外します。ネジを緩め、カバーを持ち上げて外します。
ステップ 2 もう一つのDC PDUのDC電源コードについてもステップ1bを繰り返します。
ステップ 3 図 4を参照して、DC水平トラフをシャーシに固定しているパネル ネジを緩めて、これを取り外します。
ステップ 4 図 4を参照して、背面カバーをシャーシに固定している16個のパネル ネジを緩めて、これを取り外します。
ステップ 5 図 4を参照して、交換用背面カバーを取り付けます。
背面カバーの下端がDC水平トラフより上にはめこまれるようにしてください。
背面カバーをシャーシに合わせ、これを固定しているパネル ネジを締めます。
ステップ 6 図 4を参照して、DC水平トラフを再び取り付けます(この金属薄板には、DC PDU接続ポストを収容する穴が付いています)。
DC水平トラフをシャーシに取り付け、添付のパネル ネジでこれを固定します。
ステップ 8 透明なプラスチックの安全カバーをDC端子に再び取り付けます。
透明なプラスチックのカバーは、接続ポストにかぶさり、2つのネジとワッシャによりシャーシに固定されます。ワッシャをネジ頭の方向へ引き出すことができるよう、ネジがシャーシから十分に離れるように緩めます。
ステップ 9 もう一つの透明なプラスチック カバーについてもステップbを繰り返します。
b. 前面パネルのスイッチでDCパワー エントリ モジュールをオンにします。
Cisco 12410インターネット ルータの適合規格およびElectromagnetic Compatibility(EMC;電磁適合性)の情報については、『Cisco 12410 Internet Router Installation and Configuration Guide』(78-12242-xx)の付録A「Technical Specifications」を参照してください。Cisco CDROMおよびCCOでも、『Cisco 12410 Internet Router Installation and Configuration Guide』を参照することができます。
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